25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 00時頃
[薄れていく椿の姿。
どうせあの研師は生きるだろう。
どんなに死に急いでも生き残るものというものはいるものだ]
───時間か。
[がら、と遠くで崩れる音がした。
廊下の美しかった色硝子は熱と煤で見る影もなく]
[倒れ伏せる同じ顔の月に話しかけることもない。
花達が弟弟子の姿の元へと行くのを見届け、
―――…業火の中、静かに佇む。
焔が二つの姿を包んでいく…
溶けて、白から赤へ…赤から…ひとつに。]
[焔の向こう側、離れた廊下に佇む背が見えた。]
―――…本郷、
[一瞬脳裏に浮かぶ、不思議な記憶。
童の傍に添う、獣の姿。]
[一際大きく聞こえる、崩壊の音
冬色の瞳を静かに閉じる]
現し世のゆくさきに
ひととけものの交わる道はなけれども――
[視界は紅い あかい]
逝く先に
みちは……
[翳んで]
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[屈み込んだ迷い子の前に差し出されるのは、狭間に咲く双花の優しい手。]
もう、赦して下さるだろうか…。
[ぽつ、と呟いて見上げた顔は不安に満ちた顔。 けれど、双花の顔をじっと見詰めればもう一度俯いて。]
…でも、華月と鵠が一緒なら。 見つかる気がする。
……有難う。
[照れくさそうに礼を言って見上げた顔には、少しばかり幼い笑顔があった。 そして、そっと優しい手を取る。
手と手が触れたとき。 ふと、思い出したのは。
主の綺麗な―――優しい鉄色の、瞳。**]
(@40) 2010/08/10(Tue) 00時半頃
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執事見習い ロビンの手を離す事なく、寄り添うように引いて
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