158 雪の夜に
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
それなら、どうする?
[こてりと首を傾げた。 自分はもう言ったから。]
(81) 2013/12/27(Fri) 02時頃
|
|
[ハナが荒い息を吐いているのが、聞こえてくる。]
おまえは、悪くない。
[落ち着かせなければと思って言った言葉だったから、内容は、酷く単純だった。けれど、そうであって欲しいと、ずっと思っていた事でもある。 傷を見てしまったが最後、痛みがどんどん強くなってきているのがわかって、息を詰まらせた。 指が、奇妙に外れて、ぐらついているのが見えたので、大分、よくないと言えるだろう。]
(82) 2013/12/27(Fri) 02時頃
|
|
私も、行きます。診療所。
[祖父の事も気になるが、闇雲に探すよりは何かあれば診療所には早く連絡が来るだろう。]
ぁ…、早く戻らないと、風邪引いちゃいますね。
[ヤニクがひどく寒そうな格好をしている事にようやく気づいたらしい少女は慌てて言った。**]
(83) 2013/12/27(Fri) 02時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 02時頃
|
[くぐもった声で言われたそれを、ハナはぽかんとしながら聞いていました。 やがてその言葉を理解したのか、爆発したような声をあげます。]
う、うそだ!! うそだ! うそだうそだうそだ!!
わたしが襲ったんだ! わたしが、わたしがおかーさんを! きっと、きっとおとーさんだって!
[母親の言葉は、確かにハナを追い詰めていました。>>3:163 母のみならず、父すらも殺したのは自分だと、ハナはそう思っていたのです。]
あ、ああああああああ!!
[母の惨劇を思い出したのか、少女は悲痛な声を上げました。 それは高く長く、あたりに響いたのです。**]
(84) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
[ハナの獣の腕を押さえつけたまま聞こえてきた >>82ヒューの言葉に俯いて歯を食いしばった。 小さな子供を落ちつかせようとする友人の声、 獣のような小さな唸りを上げたのは誰でもない女で、]
―――…ごめん。
[零れた謝罪は、どちらに向けたものか。 だって、女が押さえている少女の腕の先は赤く染まっていて、 少女を押さえつけている友人の下の白い雪はどんどん赤く染まっていって、
このままでは、
だから、]
(85) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
―――――っ誰かあ!!!
怪我人がいる…!!! 早く来てくれ!!!誰か…!!!
[女は、あらん限りの声を上げて叫んだ。 少女の腕を押さえつけたまま。 少女をその場から逃がさないように手を離さないまま。**]
(86) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 02時半頃
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
うるせえよ。 ……セレスト、黙らせてくれ。
[ハナの大声をききながら、誰もきかないでくれと、祈る。 もう、残りの腕も使いきってしまったのだから、口を塞ぐこともかなわない。]
(87) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
[ハナの腕が、金色の毛並みに覆われている。 見覚えのある色だった。]
手、早く隠せよ。 違うんだろ。
[震える声で、そう頼む。 なんとか、隠さなければ。 余計なことをしなければよかった。 空回りばかりだ、と、わが身を呪う。 後悔しても、しても、したりない。]
(88) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
[隠さなければならないのは、自分の手も、また同じだ。 手のひらや指だけでなく、手の甲からも血が溢れているという事は、貫通している箇所があるのかもしれない。] はは。
[笑ってしまった。 鼻を、すする。]
なんだよ。どうにもできねえのかな。
[涙声になってしまった。 人狼をかばう、という事にそもそも無理があったとは、思いたくはなかった。 ハナの泣き声は、止まらない。]
(89) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
― 診療所へ ―
[雪道を急ぎ足で、ソフィアと共に戻る。 急いでいるのは薄着の所為もあるものの、怪我人の事を 心配しているだろうから、というのもあった。]
――っ
[途中で、はっと顔を上げ、それから反射的に髪を掻いた。 同行する娘が不思議そうな顔でこちらを見ている。 立ち止まり、顔を顰めた。]
あー……いや。
[こちらが言い淀んでいる間にも、彼女は歩を進めようと促す。 その時、恐らく雑貨屋の状況確認に行くつもりなのだろう、 自警団らしき数人の集団が遠目に見えた。]
……そうだな、急ぐか。
(90) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
[セレストが、謝った。 ヒューの頬がこわばる。]
――……
[次の瞬間、だれか、とセレストが大声をあげていた。 唖然として、その顔を見上げる。 腕が、ハナの胴から外れた。 雪のなかに、真っ赤に染まっている手を、力無くたらした。]
(91) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
|
|
あ、……あぁ……
[言葉を失って、意味を成さない掠れ声が、口から漏れていた。 失意。ハナに逃げろとは、言えなかった。 ヒューには、逃げたハナが人を襲わないとは思えなかった。]
……ごめんな。
[呆けたように、ハナに、謝った。 子供は、嘘では、納得してくれなかった。]
許してくれとは、いえねえな。
(92) 2013/12/27(Fri) 03時頃
|
|
[やがて悲鳴も、助けを求める声も、明瞭になる。>>84>>86 横のソフィアに強い声を向けた。]
……先に診療所行ってろ!
[怪我人がいる、という叫びに沿った形の指示を飛ばして、 旅人は声のする方に走って行く。 雪道の滑りすら、姿勢ひとつで推進力に変えてしまえば、 吐く息の白さを置き去りに、足は飛ぶように速い。]
(93) 2013/12/27(Fri) 03時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 03時頃
|
[そうして行き着いた先の光景に、小さく息を呑んで、 それから]
……、――――
[唇引き結んで近付く。**]
(94) 2013/12/27(Fri) 03時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 03時頃
─ 回想 ─
[翳した掌の下、確かに熱はないようだったから、
そうか。と短く置いて手を離した。目を細める]
…、
[ほんの少し、手を外すまでの間が長かったことはソフィアには気付かれてしまっただろうか。
一瞬、手を伸ばしかけた衝動を堪えるようにして手を引いた。
以前は、何も堪えることなどなかったのに]
すぐ帰って来るとは、思うけどな。
[案じ顔の彼女を安心させるように笑みを向けて、男もまた雑貨屋をあとにした。その後の予感など、あるはずもなかった]
[墓場近く、船乗りの男の遺体が発見された。───いや。
遺体ではない。船乗りの男は生きていた。
けれど発見者は、死んでいると思ったという。
当時、薄く降り積もった雪は踏み荒らされ、闇に鉄錆の匂いが立ち込めていた。
夜が明ければ、既にやや黒ずんだ血が石や土にこびりついているのが見て取れる。
冬の夜は冷える。
だから発見が遅れたなら、どのみち男は凍え死んでいただろう。
そうならなかったのは天恵か。それとも何かの作為だったか]
「… が、……」
「………て、いるのか…」
[ぼそぼそと聞き取りにくい声がする。
聞き取りにくいのは、雑音がひどいせいだ。
ざらざらと何かの流れる音と、何かを打ちつけるかの音。
それらに混じって遠く声が聞こえるような気がした。
良く知っている、懐かしい人たちの話し声だ。
叫び?泣き声…?
何を言っているのか良く分からない]
ハナがいねえだと?
[あの時、確か赤い旅人は、そういった。>>*2
人懐こい旅人に肩を竦めて、男もまた小さな子どもを捜すことにした。
いつしか短い陽は落ちて、人は影ばかりの姿となった]
おーい?いないなら置いて帰るぞー?
[やや間抜けな呼びかけをしたのは何度目か、物音に振り返る。
闇に、赤を見た気がした。夜の闇の中不思議なほど鮮やかに。
翻る。飛沫く己の血だと、男は思った───*]
|
[目の前で、怪我をした男が力を失う。 その表情が失意に満ちていくのを見ながら女はハナを押さえて獣のように唸り声を上げ続けていた。 まだ失われていない、けれども確かに今失った。 目の前の友人は、男は、獣の手を持つ小さな少女を庇おうとしていたのだ。ずっと、庇っていたのだ。辻褄の合わなくなっていく嘘をつき続けてでも。諦めずに。
打ち砕いたのは女だった。 諦めなければなんとかなると、ヒューに笑って告げた女自身がヒューの望みを壊してしまった。
俯いて、押さえるハナの銀毛の獣の手を見つめる。 唸り声は止まない。 ハナの、獣の腕がなければ女の方がよほど獣らしかった。]
(95) 2013/12/27(Fri) 21時半頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 21時半頃
|
[やがて人の近付いてくる気配、>>94 その人影を見上げて歯を食いしばりながら 唸っていた唇が解かれた。]
…ヤニク、 ヒューが怪我をした。 医者に診せないと。
[掠れた声だ。 息継ぎの間に零れる唸りの方がよほど大きい。]
…血が出てるんだ。 早く連れていかなきゃ。 医者に…。
[自分が押さえつけている、 少女の腕のことは口にはしなかった。]
(96) 2013/12/27(Fri) 22時頃
|
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 22時頃
|
[セレストがあらん限りの声を上げました。 広場から、診療所の中から。なんだなんだと人が徐々に集まってきます。 その中にはよく見知った顔もいくつも、いくつも。]
あ、あ、あ!
[ふたたび、少女は歯の根を鳴らしました。
人狼だ 人狼だ。 人狼だ!
ひとびとの声が、視線が、戸惑いが、恐怖が、悪意が突き刺さります。 ハナの中でいくつもの景色が弾けて消えました。
やがて母親の呪いと朽ちた首つり台がからだにとけて。
『ころされる!』]
あ、あ、ああああアアア!!
(97) 2013/12/27(Fri) 22時頃
|
|
るうううぅううう ァァアアアア!
(98) 2013/12/27(Fri) 22時頃
|
|
[ついには、牙をむき出しにして、暴れだしたのです。]
(99) 2013/12/27(Fri) 22時頃
|
|
おい! 大丈夫か……っ、
[最初に視界に飛び込んだのは目立つ色――赤だ。 そして大人が二人がかりで子供を押さえ付けているようにも。
だが良く見れば、ヒューは力なく項垂れており、 獣のように唸るセレストが捕えている子供の姿は。]
――危ないぞ、離れろ!!
(100) 2013/12/27(Fri) 22時頃
|
|
[銀色の幼い獣。 恐怖のなかにあっても、綺麗だと感じた。
大気は凍てつき、夜空には冴え冴えと月が浮かんでいた。 雪原に溶け込むような色の、狼。
夢か現実か、そこで、わからなくなった。 美しいと、圧倒されていた。
朝凪亭で、ハナを見つけた時は驚いた。 子供の一年での変化は大きい。 ハナは今よりも小さかった。]
(101) 2013/12/27(Fri) 22時半頃
|
|
[あの狼を、悪者だと考えようとしていた。 ……最初のうちは。 ヒューにはそれができなかった。 考えるうちに、虚しくなってしまった。
ただの子供を相手に、そいつが悪者だと考えていくほど、 まるで「その子供は生きていてはいけない」というような結論になっていった。 それに、納得ができなかった。]
(102) 2013/12/27(Fri) 22時半頃
|
|
[人々が、集まってくる。 人狼、人狼、人狼。 悪意の視線が、声が、向けられる。 向けられるのは女にではなくハナにだ。 ハナが叫んだ、牙が見える。人間にはない牙が。]
―――…嫌だ。
[首を振って呟いたのは牙に対してではなく、>>100聞こえてきた声に対してだった。 だって、ここで手を離してしまったら、 子供を逃がしてしまったら、]
だって今離したら… また誰か、襲うんだろ…?
[次にその牙に、爪に、襲われるのは誰だ。 目の前のヒューかもしれない。港にいる仲間かも。 かちかちと、歯の根が噛み合わないのは女もだった。 子供が1人で逃げていってしまわないように、ハナの腕にしがみつく。]
(103) 2013/12/27(Fri) 22時半頃
|
|
[その時、女が向かっていたのは自警団だ。
自分の自己満足な願いごとに、 彼の穏やかな時を奪う権利などない
終わりにしてしまえばいい、 人狼が捕まって処刑されれば全ては収束する。
狩りをしばらくは止めて貰う様に伝え、 それから自分が人狼だと名乗り出てしまえばいい。 教会の司祭はもういないのだから、 人と狼の見分けがつくものなどいないだろう]
(104) 2013/12/27(Fri) 23時頃
|
|
[セレストが、聞いた事もないような唸り声をあげ、ハナの腕を押さえつけている。 セレストやハナの大声を聞きつけて、人が集まってきていた。 ――人狼だ。人狼だ。 人狼だ!]
やめろよ
[手が痛む。 外れそうな指や、貫かれた手のひらが、悲鳴をあげている。 唇が戦慄く。]
こいつ、悪くねえんだよ、 やめてやれ……
[それは、いろんな者の怒声にかき消された。 獣の叫び声が聞こえた。 ハナは、牙を剥き出しにしていた。]
(105) 2013/12/27(Fri) 23時頃
|
|
[けれど、事態は単純ではなかった。 声の無い襲撃者の正体を女はたった今知った。
遠巻きの人々、 暴れる少女のうなり声と、 それを押さえ付ける人影と]
……、
[ゆっくりと近づきながら、 女の紅い口唇は音もなく何かを囁いて]
(106) 2013/12/27(Fri) 23時頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る