202 月刊少女忍崎くん
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―第二体育館 書道部パフォーマンス終盤―
[これは筋トレ、必要だよな。
俺のお勧めが効果あったらよかったけど。
と伸び伸びと紙面を跳ね、墨を落す書道部員たちを眺める。
黒と白だけではない。
文字だけではない書道があるとは思いもよらなかった。
それぞれの動きが重なって作品となるのを最後の「大漁」まで楽しんだ後。
終了の声と共に拍手に包まれる書道部に向かって、駿も拍手を贈った。]
[拍手の向かう先、友人らに囲まれる
書道部の中にいる保や栗栖と目が合えば
邪魔にならないように、片手を軽くあげるだけにとどめる。]
ん?おお。行ってらっしゃい。
[忍崎の手の先に鷹野を見つければ
平均台へと向かう背中を見送ったのだった。**]
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