64 色取月の神隠し
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あれもあやかしの一だけど、大人しい奴だよ。
怒らせなければ。
[ネズミに驚くゆりに笑って。]
……うん、ありがとうゆりさん。
ここまでしてもらって、どうしても伝わらないようなら、今度は拳骨だ。
[黒く焦げた掌は、うまく握れないが。
伝わるだろうと信じつつも、半分本気で宣言する。]
機もあるやろうからね。
……一平太さんが急に居なくなったことの動揺が大きいんやろうね。
[どうしてと呟きながら火を見つめる沙耶。握られる手を傷まぬよう柔らかく包み込む。同じような柔らかさで慰めるように語る。妖しの同胞として、此度の逢魔時でも誰よりも仲の良かった辰次の声すら届かないのだ。更に記憶の旅路を遡る“さよ”の存在を直視できなかったことは無理もない]
せやけど、ちゃんと届いてはおる思いますんよ。
今はちょっと意固地になってるだけ。
雪溶けて水が流れるように
季節が巡るように……ほんの少しあの子が心開いてくれたら
龍っつぁんや沙耶が届けようとした想い
あの子のここに届くんよ
[自らの心の蔵をとんとんと叩き、『大丈夫だから』と何度も繰り返した。
そして、視線は明之進と一平太へ向ける]**
[居なくなったという言葉にちくりと胸が痛む。事情はどうあれ、彼の前から姿を消したのだから。]
僕は、居なくなった。でも此処に居るよ。
僕を、一平太を見て。
僕は君と友達でずっと居たくて、一緒に居たくて―戻ってきたんだよ。
[それでも、彼に伝えたくて。]
そうなのですか。本当、あやかしにも色々な方がいらっしゃるのですね…。
[ 怒らせたらどうなるのだろう、と思いながら、続く辰次の言葉に恨めしげな目を向けて]
…もう。こんな手でまた無理をされるおつもりですか?
[ため息をひとつ付くと、くすりと笑って]
止めても無駄なのでしょうね。ならせめて…、傷の手当くらいは、させてくださいね?
[柔らかく微笑んでそう言うと、行く末を見守った**]
色々いるから、いちいち驚いてたら心臓が持たないぞ。
驚かせて遊ぶのが好きな奴も多いしなぁ。
[注意してくれな、と忠告し。
それから、理解を示してくれるゆりに、敵わないと言いたげに苦笑した。]
……見抜かれちまってるなぁ。
俺、生傷絶えないけど、よろしく。
[そうして、明之進たちを見守っていれば、前足で薬の壷を抱え、短い二本足で走ってくる白ネズミが現れただろうか。切り傷を一瞬で治すほど怪我に効く鎌鼬の薬を、沙耶の為に志乃に渡しただろう**]
[青白い炎が、美しく見えて。その炎に触れるように、手を伸ばす。
しかし多少なりは我慢しても―触れることは出来ないだろう。それが何分、悲しい表情を見せて。]
僕は明之進君がこのままでも全然いいんだけど―。
なんだか、きれいだから…。
でも、人の姿をした明之進も、毛玉の明之進も好きだよ。姿形なんて、関係ないよ。
[ふと、さよと呼ばれた人間のことを思い出す。かの者は、どのような形で明之進と別れたのかは分らない。裏切られたのか、はたまた自分と同じような別離だったのか。]
そう、この村では、僕はニンゲンというアヤカシ。
目が二つ有って、手と足が二つあって、二本足で立っていて、指が五本あって…。あ、姿を変えるのは出来ないかな―。
[ニンゲンというアヤカシの、身体的な特徴を連ねていく。]
ね、明之進君と一緒、同じアヤカシだよ。アヤカシの里にいるアヤカシの僕が、君と別れることなんて無いんだ。
[里への永住―即ち現世との決別、それが浮かびゆく。
その意味は考えぬようにしても、どうしても過ぎるような大きな重量。
たまこ姉さんは―どうだろうか。]
それに―明之進君の周りには、たくさんの友達が居る。
[とうとう流れた涙―それはそのままに、周囲をちらりと見る。どうも怪我の治療をしているようなのだが、潤んだ目ではそれを理解するだけの視界が足りなかった。]
ゆっくり見回してみて。僕も、辰次さんも、志乃さんも。明之進君のともだち。明之進君は、ひとりじゃないよ。
まあ、今は僕が一番のともだちだけどね。
[長年の付き合いの辰次を置いといて、一言付け加える。]
だから。
だからさ。
何時まで、ともだち、泣かせるんだ―!
[涙を流しすぎた眼を拭くため、手で覆うようにして。
明之進の姿が隠れた。]**
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