人狼議事


47 Gambit on board

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 犠牲は、犠牲です。

 ……―――。

[平和がなんなのか。
第二皇子への答えは持ち合わせては居なかったけれど、それだけは呟いて。]

 なんですか?

[キリシマに睨まれたのに、ゆるく首を*傾げた。*]


[ ラルフの言葉に、ふ、と笑みを零す]

 ……ヴェスパタイン殿下は、公になるなら良いという意味でおっしゃってるのではないと思いますよ。
 少数の犠牲が和平の元では秘されることが多いのを懸念してらっしゃるようです。

 もし和平が成るのならば。
 国民に、国の礎となり尽力する者のことを、知らせていくべきだとは…私も、思いますよ。
 外交上、そうもいかないことは重々承知しておりますから、難しいこととは存じますが。

[どちらの皇子が即位するのか。
己には解らなかったが、もし第一皇子が即位するのならば、心に留め置いて欲しいと思い、そう告げた。
いきなり起きあがって呻くヘクターには、手を肩に移してもう少しだけ治癒を贈った]


メモを貼った。


サイラスに、バーンフィールド師団長に毛布を上げてくださいと言って、考え込むよう目を閉ざす。**


メモを貼った。


[あいにくナユタの声は壁ごしで治療を行っている己には聞こえていない。

戦場にでるべきではない。
何度もそう思っても、軍の設備でしか制御装置を保てぬナユタに、それを言うことは躊躇われた。
制御装置があれば、軍人として戦う代わりに能力に振りまわされぬ生活ができるのではないかと思ったからだ。

だが、そうはならなかった。戦争の道具を自称する姿は周囲の願いを虚しくするものでしかなく。
早々に制御することに見切りをつけて、金属の少ない山の中にでも行って農業と畜産業でもやって暮らしていけばいいとでも言えばよかったのかもしれない。

ゆっくりでいい、と周囲が言っているのや、『今すぐ』変われと望まれていると本人が言ったのを仮に聞いたならば、何年も何年もナユタに言い続けてきた身は、無力感に溜息を零すだろう。**]


あぁ。

[ヨーランダの小声には緩く笑って頷く。
流れ込む力で身体が温かくなって、癒えているのがわかる]

さすが、師団長だけあって効くな…ありがとう。

[ゲイルへ治療の礼を言いながら、次はちゃんと治療を受けようと思った]

ええ、模擬戦です。
少々熱が入ってしまいましたが。

[ベネットのことは許せない部分はある。
しかし、その本当の志すところが見えていないのもあって
彼が襲撃者であると告げることはしなかった。

彼が沙汰を受けるつもりならば自分から申し出るのかもと
そう感じたからもあったけれど]


メモを貼った。


[ 礼に笑む]

 どういたしまして。
 模擬戦ですか。
 防御創が多いようにお見受けしましたが、一体何をなさったのですか?

[そうといかけた**]


貴方こそ……
どうか、ゆっくり休んで下さい。

[周囲の者を気に掛けるヘクターに、静かに、だがはっきりと聞かせるように言った。顛末を模擬戦と称するのには、その傷と先に伝え聞いた光景を思い、少々複雑な表情をしてしまいながらも。
 心配と懸念は孕みながらも落ち着いて、男は辺りの様子を眺め、交わされる声を聞いていた*だろう*]


メモを貼った。


[笑みが見られ、回復の兆しがわかればこちらも安堵したように笑んで、頷く。]

グレイヴ師団長……このような場所でお会いすること、口惜しく思います。

[彼は自分を信じてくれた。自分も、彼のことは信用しているつもりで。
彼の期待に答えることも出来ずにここにいる自分を悔い、そして信じていた彼もこうして傷ついていることに、憤りに近い口惜しさを覚える。]

……熱、入れすぎですよ。

[何をしていたのか視てはいたものの、口にしようとはせず。]


 
 瞼を開け、ちら、とサイラスにも視線を遣る。
 
 首を傾ぐナユタの姿は視界に入れども、無視を返す。
 
 
 イアンの様子には僅かに顔を歪めるけれど
 この身では何も出来ぬと、ただ瞼を伏せる。
 
 
 
 投げ掛けられる言葉は、その意味を考えるよりも、
 ――否、意味は考える必要も無かった。――
 こいつらは何者なのだろう、と、心の内で首を傾ぐ。
 
 場所が場所なだけあってか、名を聞いてなお、
 
 その正体には気づかぬままであった。**
 


皇子の呟きははっきりとは聞き取れず、疑問を浮かべた視線で見やる。


[耳を澄ますと救護室にいない者の声も聞こえる気がした。
どうしてだろうと部屋を見回して壁の上の鉄格子に気付く。
なるほど、そういうことかと部屋の相関を理解した]

防御創…?
そんなことまでわかるのか…

[ゲイルの言葉に苦笑しながら否定はしない]

いつもと違う戦い方を試していたんだ。

[男の剣はきっと中庭に置き去りで。
ならば剣から刃が削がれていることは知らないだろう。
だからそんな風に濁して伝えた]


―――…、元より。平和は何の犠牲も無しに成り立つものではない…とは、

[誰の言だったか、と。ぽつり呟く言葉は独り言の様に。
其れが何処まで届くかは知らないが。]

…ならば、その尊い犠牲の上で成り立った其れを
本来あってはならぬ事だったと学び、ただ忌避するのではなく
忘却せぬ様、凄惨な事実をそのまま未来へ語り継ぐのが

――その上に立つ者の使命でしょう。

[何の犠牲も無しに平和を築けると思わないと、言外に肯定を返し。
平和が、何かと。その言葉に僅かに沈黙を落として――口を開く。
…勿論、其れが正解だとは、…思わないが。]

未来に生きるものが過去を学び、犠牲を知った上で
真の過ちを過ちだと、正しく語り継げる環境こそが、
…平和ではないかと。    俺は――思います。

[勿論、ランドルフ皇子のも、一つの例ですねと。薄い笑みのまま、告げて。]


メモを貼った。


ランドルフの呟きが聞こえれば、瞬間だけ、身に痛みを覚えたかのような表情を*浮かべて*


[ふと、意識が薄れたらしいイアンに気付いて立ち上がると、
傾ぐ身体を支える様に手を伸ばす。

さて、受け止めたまでは良かったが――鍛えている身ならばいざ知らず、
この腕の細さではこのまま支え続ける訳には残念ながらいかない。
…かといって、個室まで運ぶ事も出来るかは正直怪しい。

少しだけ思案して、――行儀悪くも先程まで座っていた椅子を足で引き寄せると、
背凭れの方をイアンの前へ向けて、寄り掛れるよう位置を変える。
…此れで彼が起きるまで、己が椅子の上に座っていればまぁ、
床に転がしてしまうよりは恐らくマシだろう。 ――恐らく。
ナユタの言葉に頷き、そのまま手に抱えていた毛布を肩から掛けやった。
暫くの後やはり不都合なようなら、手数を掛けてはしまうが、チャールズ殿の手を借りてでも個室へ運ぼうとは決意して。

キリシマから向けられた視線に気付くならば、何か用かと首を傾ぎながら
どうにかして理解しようとはしただろう。――聞き取れるかは、解らないが**]


メモを貼った。


今回ばかりは、そうさせてもらうよ。

[ズリエルの声がして、そちらに視線をやる。
わかったわかったと苦笑しながら頷いた]

そうだな…己もだ。
あの時己がハッセ殿の護衛を代わっていれば
あんなことには…。

[口惜しい、というヨーランダにすまないと詫びる。
信の置ける者を襲わせてしまった後悔はいまだ強かった]

………そう、だったかもしれんな。

[熱を入れすぎだと言われれば、”視て”いたのか、と視線で問いかけ、
かなわん、降参だと両手を小さく上げた。]


あの時、私には疑いもゼロではなかった。あそこで無理に代われば、貴方も危ない。
ただせめて、貴方には無事でいて欲しかったのですが。

[それでも、今悔いることが何も産みはしないとゆるく首を振る。
問うような視線を受ければ、意図は読み取る。]

……どうでしょうね。

[その答えは、くすり、誤魔化すように笑っただけ。]


[皇子の語る平和像は、何を言うでもなく耳に入れる。
成されれば、よいだろうと、思う。]

……。

[遠い、先の、話だろう。]

――お進みください。
貴方は、貴方の信じる道をお行きください。

どちらが皇帝となろうとも。
私は未来を楽しみにしています。

[そう言って、目を伏せる。]


[思案する。
皇子たちを前にして、この先のこと、未来のこと。

和平が成されよ、とも、大戦が起これよ、とも、強くは望まない。
和平の道を進んで大戦にならぬとも限らない。
大戦の道を進むが故歯向かう国が無くならぬとも限らない。

その行く末が平和なのかどうかも、その瞬間に生きる者が決めるべきだと、そう、思案する。]


メモを貼った。


ランドルフ殿?

[呟く声が聞こえてはっとしてランドルフを見上げる。
平和の形を思えば自分もはっきりと答えが出ないのが本当のところだが、
続く言葉にはふ、と笑みを見せた。
自分の考えは間違ってはいなかった、と]

だが、国防のための軍隊は抑止力としては必要です。
侵略行為に及ばぬと前提を設けた上で
ヴェスパタイン殿に国軍の頂点をおまかせするというのは
不可能でしょうか・・・?

[二人の皇子がバランスを取ってこそ、この国は
変わることが出来るのでは、と思っていた]


……15人の師団長がそれぞれの理由で国の未来を見ています。
共通のビジョンを抱けないままでは、師団長の足並みも揃いません。
大役を担っている者がその程度の判断しかできぬのは
大変申し訳ないと思っています。

[眸を伏せて俯く。
一度だけヨーランダに視線を向け、壁の上の鉄格子を見る]

あちらの部屋に、すでに拘束されている者もいるようですが。

[先に拘束され、或いは救護兵に運び込まれて来た者からは
何も聞いていないのだろうか、と首を傾げた**]


メモを貼った。


[首をかしげた後、もう一度格子の方を見上げた。

許さざるは罪であり、人ではない。
眩しい光の中で聞こえた言葉が蘇った
「過去を悔いる気持ちがあるなら、贖うつもりで帝国の為に死力を尽くせ」
そう、恩師から背を叩かれた。

浅く息をついて目を閉じる。
僅かに顰めた表情なればまだ不調なのだと見えるだろう。

自分の罪を許せずにいるから、他人をも許せぬ―それは違う。
わかっている。わかっているのだ。
だがそれでもやはり、憤りは収められぬ部分もあり]

―……。

[状況をよく聞いていないというランドルフの声も、
目を閉じたま聞いて、思案する]


己が把握している襲撃者は、グレイシア殿とバーンフィールド殿。
彼らがなぜ他の師団長たちを一方的に試すようなことをしたのか…
その行為の向こうに何を思って、そして、何を得たのかはわかりません。

己には自分の考えをうまく伝える言葉も、
相手の言葉を正面から受け取る冷静さもない。

[目を開いて、拘束室の方を見ているランドルフを見上げる]

もし、バーンフィールド殿が隣にいるようなら、
己の代わりに聞いていただけませんか。
彼がどんな未来を描いているのか―…。

[サイラスも疑わしいと思うが確証はない。
男がはっきりと判別しているのは、イアンとベネットだけだったし、
ベネットも―…やはり、最終的に何を見据えて模擬戦を仕掛けたかは謎のままだったが]


[見上げているランドルフの表情には、
小さいころに怯えてこちらを見ていた面影は薄いだろうか。

でかくなったなァ…、とと時間の流れを噛み締めて
男は*小さく笑んだ*]


 ……第三者に、害になるとは思われてなくても。
 実際に人も傷つけ、物も壊す――ボクの能力は変わらない。

 自分の害を、自覚できないものは危険です。

[一度は思案に閉ざした蒼灰を開き。
サイラスの心外だとでも言いたげな声に厳しく答える。]

 ……うん、"人"だと言い続けられてきた。
 "兵器"だと言うと泣きもするらしい。
 だから、泣かせたくないとは思う。

 自分を止められるなら"兵器"じゃないらしいから、この力を止めたい、ちゃんと制御できるようにもなりたい、とも思う。

[自分が手を出しては共に転びそうなので。
サイラスが眠ってしまったイアンを支える様子を見ながら、努力はする気はあるのだと語るが、溜息となる。]


― 拘束室:大部屋 ―
[常日頃ならば、戦闘の後は諸事務、片付け等
 作業を行うことで、
 戦闘終了後緩む気持ちを押さえるのだが
 如何せん、場が場なだけに、
 気持ちや神経を維持するものもなく。
 負傷した身体に引きづられるように浅く眠る。

 意識が滑り落ち傾ぐ身体を誰かに支えてもらった。
 聞こえる何かを引きずる音。
 何かが背に宛がわれ、毛布がかけられる。]

[方々から声が、聞こえる。
 その中の一つ、が引っかかった。
 引っかかったまま意識は沈む……]


 でも、それだけじゃ許してくれないんだ…。
 自由に生きろといいながら、ボクの言動全てダメだと決め付ける。

 ボクの現実は変わらない。
 せめて、それを分かって欲しかったのだけど。
 ボクは怒らせるしか出来ないみたい、です。

[努力する気も変わる気も無いのだと、断ずられるのだろう。
結局、互いの妥協点が遠すぎる。

刀で食材を切ることは出来ても、刀は包丁にはなれない。
同じ刃物だからとなれとどう言われてもできない。
別の使い道を考える事は出来ても刀である事は変われない。

そんな例えや、説明をうまく出来た試しは無い。]


 ―――………

[意識が落ちていたのは少しの時間。
 戦闘後の副交感神経が強かった時間が終われば
 直ぐに意識は覚醒して。

 ただ寝入りばな、聞こえた言葉。
 椅子の背面にもたれながら
 引っかかって、緩く頭を振った。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 
 サイラスがこちらへ気づいたのには、なんでもないと首を振った。
 
 
 
 
 
 ≪ ……だから、嫌いなんだ。 ≫
 
 
 伝える気のなかったそれは、今度こそ言葉になって落ちたか。
 


[己は帝都が苦手だ。
 
 戦場とは別の騒がしさ。
 生きるに満ち足りた環境なのに不平を零す人。
 賑やかで、無為にも見える幾つかの行為。
 彼らの常識、善悪から外れれば
 容易く指差し差別する様子。]

[帝都にいなければ、
 帝都や前線にいないものも
 それぞれの役割の下、それぞれの戦いを
 してくれているのだと、”思い込める”]



[例え、物資や補給が遅れても。
 届いた物資が腐っていても、壊れていても。
 援軍が来なくても。]
[きっと、向こうも何かあるのだと、思い込める。]

[けれど、帝都にいると、見えてくる。聞こえて……]

 …………ん?

[意識落ちる中、聞こえた声が切欠で
 ネガティブなことを考えていた時。
 己が今零しかけそうな言葉が聞こえて
 鳶色は、瞬き一つ、周囲を見渡した]


メモを貼った。


メモを貼った。


[各々が平和について語る言葉。
それに耳を傾ける。

平和が何なのか、言葉を持たない。
けれど、ワットに教えられて畑を耕したり、鷹の世話をしたりしていた時の事なんだろうかとなんとなく思う。
それは足りない補給にやむにやまれぬ理由ではじめたものあったり、常に緊張と隣り合わせたりすのもので、ほのぼののどかとは到底言えるものではなかったが。
それでも、ワットが望んだのはそれが続く事なのではと思う。]

 ………嫌い?

[ふと聞こえた言葉に、なにがだろうとそちらを見る。]


エンライが聞こえた言葉と同じ言の葉口にするのを見目を瞬かせる。


メモを貼った。


 
 ≪ べつに。 ≫
 
 
 さすがに、面と向かって「お前だよ」などという気はない。
 それだけ伝え、こちらを見る瞳へと首を振る。
 


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