44 【game〜ドコカノ町】
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[部屋に入ると、同時に赤い鳥の大群の黒い眼がぎょろりとこちらを見る。]
――…ッ
な、なんなんだ!!ここは!!
[でもその中央。寝台に座る髪の長い女。]
おいッ!!お前!!
セシルか?!
[その声は届かないかもしれないけど。]
[部屋に入ると、同時に赤い鳥の大群の黒い眼がぎょろりとこちらを見る。]
――…ッ
な、なんなんだ!!ここは!!
[でもその中央。寝台に座る髪の長い女。]
おいッ!!お前!!
セシルか?!
[その声は届かないかもしれないけど。]
あ、はじめまして。
えっとね、中身こんなんだけどリンダです。
[カミジャーにはじめましてと言われても特に疑問には思わなかった。
自分が既にキャラの格好ではないから。
まさか、相手がゲーム中のことを覚えていないだなんて思っていない]
まあ、見ての通り佳境だけど。
カミジャーもその格好なら戦えるのかな?
― 19階 ―
[蹴りあげられる扉に目が行く]
[えーと、カミジャーじゃなければなんていう名前なんだい? と、エレベーター内でカミジャーに問いかけていた。
名を教えて貰えればその名前で。でなければカミジャーと。そう呼んで扉へと向かう]
ヨーランダ!
[あぁ、見つけた! 嬉しい顔、すぐさま表情を曇らせて。困ったような泣いているような、何とも情け無い表情になる]
|
痛てて…っ、
[ アシモフのハンカチで止血されていた首の傷に、ふたたび血が滲む。 ぎりっと歯を食いしばって、剣を両手で握り直した。 その瞬間――――― ふっ、と室内の灯火が消えた。ように感じた。>>@41 ]
な、なん……だ?
(66) 2011/02/25(Fri) 21時半頃
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[突然、激しい光が起きて目の前が真っ白になった。
光が収まり、ようやく目が慣れてくれば、1901号室のドアが見えた。]
あ―――…
[赤いフードも、見えたような気がした。]
[カミジャーやリンダにも。
それからまだ言葉を交わしていなかった人にも挨拶はしたけれど。
光のせいで途中で途切れて]
――っ!
や、やだっ、なにこれ?!
[耳をつんざく激しい音に眉を寄せて耳を押さえる。
鳥が視界をさえぎるのに、しゃがみこんで]
――っ!!!
[あたり一面真っ暗になったことに、
声をださずに悲鳴を上げた]
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[ キィィン!!という音が走って、赤い鳥の群れが飛び立った。 全ての鳥が消えさり目を凝らすと、そこは、真っ暗な空間―――
闇のあちこちに、ドナルド、レティーシャ、アシモフの姿が点在しているのが見える。 ]
アシモフっ! それにレティーシャ、ドナルド…
[ セシルは、モナリザは居ただろうか。 ]
ここは……、一体誰の……
(69) 2011/02/25(Fri) 21時半頃
|
[現れた宇宙空間に、驚いて、
手がもがく…が、そこにキャラクターたちは浮いているような形になるだろうか。]
こ、これはッ
[宇宙空間の中、セシルのいるベッドが、
遠い……。]
ポプラッ!大丈夫か!
[セシルを確認してから、振り返り、ポプラを呼ぶ。]
何でそんな顔…するの?
[ヤニクに名前を呼ばれ、ヤニクの顔が目に入ったけれども、彼の表情を見て、聞いてしまった。
けれども、彼女自身もどんな顔をしていいのかわからなくて―――…。
嬉しいような、困ったような、変な表情になっていただろう。]
――っうわ!!
[と、のんびり挨拶をしている場合ではなかったようだ。
一斉に飛ぶ赤い鳥に、腕で顔をガードして眼を閉じる。
劈く音は歯を食いしばって耐えた]
……っ、な、に……。
[収まったところでそろそろっと目を開いて、辺りを見た]
びっくりして慌てて黒い鴉を召喚し、その背に乗った。別に乗らずとも"落ちない"と気づくのはもう少し後。
―屋上―
リュヌド様は……行かれないのですか?
[エレベータの前。残るフード姿を振り返る。
「会ってみたかった」、それがリュヌドの言葉なら、
志乃に聞こえたかどうかは解らない。]
ふええっ、もうやだーっ!
[ナユタ+85の声は聞こえるけれど。
不意に切り替わった景色や、
宇宙に投げ出されたように見える空間が恐くて。
その場を動く事ができなかった]
[このカミジャーのように、彼女にもきっと触れる事が出来るのだろう。
けれども、答えられず、足が動けず、腕も伸ばせず…。そうこうしているうちに――]
ぅわああぁぁあ!
[真っ赤に染まる視界。亀裂音。そして黒…。
身近に居たカミジャーの頭をぎゅぅと抱きかかえ、突然の変化にたじろいだ]
…なにここ…うちゅ、う……?
[よくわからないなりに巻き込まれて、気がつけばこんなところ。]
えっと、これ…どゆこと…???
― 屋上 ―
うん。行かない。
[振り返る志乃に、頷く]
プレゼントが1箇所に集まる。
その時が来れば、俺は用済み。
俺がヤニクを捨てたように、俺も捨てられる。それだけのことなんだよ。
ねぇ。志乃ちゃん。…楽しかったよ。
[最後まで見届けたかった。『セシル』の姿ではないあの子に会いたかった。
けれども、この世界はもうすぐ終わるだろうから…。尾の半分はノイズに消えた。次は、どこが消えるのだろう…]
ふぇぇぇぇっ!?
[突如景色が切り替わり、宇宙空間のような場所に放り出され、彼女は間抜けな声をあげた。]
な、何なのこの場所!?
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[ 闇の中、ふわふわと、天使―セシル―が浮かんでいる。 遠いのかそれとも近いのか。
セシルの傍に、何やら時折ちらちらと光るもの。 糸?
いや、髪の毛だ。 長い髪の毛が――――― ]
(何か……セシルの周りに、いる!)
[ 騎士は、黙ってセシルを目で追っている。 ]
(72) 2011/02/25(Fri) 22時頃
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[目の前の男はまともそうだった---のに挨拶に驚いた]
お名前---リンダさんです…か そうなんですね。
[それに戦うとか、そのカッコとか]
…あの やっぱりここコスプレパーティですか?
ああ、なにかのイベントなんですよね。
[本気で困った]
きゃっ!?
[突然襲い掛かってくる赤い鳥を小太刀で斬りおとした。]
―――…すごい数。
[余りの多さに、僅かに身じろぎした。
範囲攻撃はあまり、得意ではないから……。]
[頭をがっしりつかまれて]
…えっと 大丈夫ですか?!
なんか大きな地震みたいです
き、気をつけて!
[いいながらヤニクの腕にしっかとつかまる]
―屋上―
[エレベータの到着を待つ間も、彼の笑みは止まない。
用済み。捨てられる。――それは、志乃の胸にも、刺さる。
訳も解らず、刺さった]
……まだ、『ゲーム』は終わっていません。
私達が負けても。
私も、きっと楽しかった。
ふざけた事ばかり言っていたパーティチャットも。
……ですが、私は待ちます。皆を、貴方も、最後まで。
また後でお会いしましょう、リュヌド様。
[ぽーん]
[到着した箱に吸い込まれるように消える]
|
――――電光雷鳴!
[ 赤い鳥の大群が飛び立った瞬間、握りしめていた剣を大きく振って 辺り一面に雷を落とした。 雷鳴に触れた鳥は一瞬にして黒い塵になり、宇宙空間に消えた。 ]
セシルじゃない誰か……、 何処に居るっ!
[ 一匹だけ突っ込んできた赤い鳥を、ばっさりと切り落とした。それは二つに裂けて闇に溶ける ]
(78) 2011/02/25(Fri) 22時頃
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やっぱりな、これは無限に……ってなんだこれ!!!
[和図が何か合点がいったかのように呟くと何やら違和感を感じる。
一瞬目の前が暗くなり――]
きゃああっ!
[しゃがみこんで目を瞑っていたから。
襲い掛かってくる鳥に反応するのが遅れて。
ぱたぱたと薔薇の杖をふって、
周囲から遠ざけようとするのが精一杯。
混乱してなみだ目になっているから、
とてもじゃないけど、技をつかうとか無理だった]
|
[ 闇に溶けた鳥の間から、セシルの姿が浮かび上がる。 そのセシルの傍に… 白く無機質な顔にぽっかり開いた、一つ目――――― ]
……!!!あれは…
(80) 2011/02/25(Fri) 22時頃
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― 屋上 ―
あはは。
そぅ、ゲームは終わっては居ない、よね。
誰か一人、勝つまでがゲーム。
ドナ兄なら大丈夫じゃない?
ん、待ってくれるの。ドナ兄も、カミジャーも喜ぶねっ
―― うん、また、後でね。
[にこにこと無邪気な笑顔を見せて、手を振った]
あ、ああ。そういえばカミジャーは何処行ったんだろう?
[コスプレパーティーか、と言っていたカミジャーに結局返事ができないままここまで来てしまった。
……もしかして、ちょっと記憶飛んでるのかな……?だったら、こう、説明してあげなきゃいけない気がするんだけど!]
――って、うげっ!!
[こちらに向かってくる赤い鳥。すごい数だ、と思ったのも束の間。
一つ目の鳥に思わず声を上げた。
人間サイズの鴉の背から飛び降りると、鴉はすかさず羽をはばたかせ、赤い鳥を力任せに打ち落とそうとする! 35(0..100)x1/素数で回避]
―19階 宇宙空間―
[ぽーん]
ふわあぁっ!?
[扉が開いた途端、空気が抜けるのと一緒に投げ出された。
姿勢を立て直すのに少々手間取る]
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