3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
探すの?
[どこからか聞こえてくる自分と同じ亡霊の声に問う]
さがしてどうするの?
ディーさん、ディーさん!
[名前を呼びながら、闇雲に走る。
強く蹴りだした拍子にまた、転んだ。
足がじっとりと闇色に濡れる。]
あは、痛くないや。
[幾度となく助けてくれた人は今、近くにいない。]
何を探す?
分からない。
[見つめるはケイト・グリフィズ]
がう?
[舞う蝶には手を伸ばし、
だけど、すり抜けた。]
[探す声が聞こえるから。
まだ、つながっているから。
必死で手を伸ばす。赤い糸の先へと。]
やめろぉーーーーー!!
[それを叫ばせたのは何かは分からない]
よ、っとと
[まだ走れる。
ずぶりと闇に埋もれた足を引っ張りあげ、顔を上げれば
糸の先に手が見えて]
……ディーさん!
[駆け寄り、その手を握り締める。
闇に飲み込まれたその先に居るのがディーンだとはわからない。
それでも必死に闇から助けようと]
[指先が触れる。しっかりと握りしめる。
闇が牙を剝く。
絆を食いちぎり、2人を引き離してしまおうと。
幾本もの腕が、メアリーに向かっても伸びた。]
鬼なんて。誰が決めたのでしょう。
望んで、なはずもない。 セシルはそれで苦しんでいたのに。
けれど、鬼を送らねば自分達が死ぬのなら、鬼として送るしかないのでしょうね。
[呟く声は虚空に響く]
[握り返された手を離さぬように力を込める。]
だめ、やめて!ディーさん連れてかないでよ!!
[闇色が己の身体に伸びる。
肩に、腰に巻きついて握った手を離そうと蠢く。]
だめだ、ってば!
[おぞましい感触に涙が出そうになるのを堪えて
力いっぱい手を引いた。]
鬼からすれば理不尽。
けれどそれは人にとっても同じ。
殺した側が傷付いていないはずもない。
いえ。生き残ればそれは一生苛むことになるでしょう。
殺したくて殺すわけではない。
生きるために。
だから私は。
ドナルド・バルビエーリの願を、許すことは。
[少し冷たい口調]
[巻き込んではいけないと思う。
この手を離せばきっと、メアリーは逃げられる。
けれど…たとえ闇に呑まれても共に居られるのならば幸せなのだろうか?]
……く……っ。
[握った手が滑りそうになる。]
[目が霞む。
いくら引いても闇は彼を放してはくれない。]
やめ、て、よ……
[両手で包んだディーンの手を、祈るように己の額に当てる。
滑りそうになる手を握り返そうとして、足がもつれた。]
っやぁ!
[背中が闇色の底に叩きつけられ、意識が刹那飛ぶ。
それでも離さないと握った手が、微かに震えた**]
[記憶。呑まれた、流れ出たはずの]
……。
もう私には関係のないことですが。
[闇から聞こえる他の声。
知っている。けれど心はもう震えない。
闇が魂と同化していく。
――傍に。
願ったこと。口にはしなかったもの。
「彼」の傍に。
消えかけそうになるのを留める。
そのたびに一つ一つ何かが壊れていく]
がぅ………
[グロリアとフィリップの横で心配そうにしている。]
[誰に、何か対しての叫び声
魂が砕けた空ろな体を動かしたのは何か
また表示は硬くなり沈黙]
暗い、寒い、そして寂しい。
ケイト・グリフィズこちらに―。
ああ、眠いな。
[ヘクターは再び暗い闇の中]
[最初の記憶の映像が 止まっていた扉が、ゆっくりと動き始める
冷たい金属の箱
ゆっくりゆっくりとと四角い扉が閉じていく]
つめたい ここは つめたい
暗くて
おいていかないで
[細くなって消えていく光のイメージ]
おねがい
[昏い世界の中にひとりっきり残されていくイメージ]
|
― 北棟1F廊下 ―
[キャロライナの影の一件で、マーゴが会議室に辿り着いたその後を、追う形になってしまっていただろうか。]
「先輩達、手繋いで仲いいんですかぁっ?」
[組み合わせの妙か、男同士だからか、すっとんきょうな声を上げたのは、>>160 マーゴに声をかけた生徒だったのかもしれない。 マーゴと同じく、声かけることなく過ぎ去って、やがて会議室の前に差し掛かるか。]
(166) 2010/03/07(Sun) 12時頃
|
……ピッパが、謝る必要なんてないんだ。
[先刻、とても近くで聞こえた囁き。
どうしようもなくて、ただ首を横に振った]
いるよ。
まだここに、いる。
[異形の、鬼の声はもう聞こえない。
多分もう聞く必要がないからなのだと思う]
[遠くで聞こえる、獣の唸り声。ひらひらと舞う蝶。
それらを無感動に見つめていたところ、ピッパの声が聞こえた。
彼女に向かって手を伸ばす。そっと彼女の髪に触れる]
[自分の存在を教えるように]
―― 大丈夫。
寂しい、寂しいで隙間を埋め、混ざり合い一つ闇になる。
[闇からゆっくりと実体化
頭のノイズが時折、ヘクターだったものを動かす]
かくれんぼ、鬼ごっこ。
自分が必要と確認する為の遊び。
[ヘクターは坦々と呟く]
俺のビー玉とピアスはどこになくしたんだ?
[自ら渡した事も思い出さないまま]
[手を取り合い 互いに求め合う二人の姿が 闇色の虚ろには ただ妬ましく]
寂しい
どうして、あいつだけ
あんなに優しいキスをくれたのに
寂しい
どうして、私には
何もないの? 誰もいないの?
寂しい
誰か私を求めてよ
私の手を取ってよ
寂しい 寂しい――寂しいよ――さみしい――
[濃紺と薄紫に振り切られてしまったのならば
虚ろな少女は何処へ向かうのだろうか]
[金色の髪の 或いは黒い髪の友人のところにか
――それとも 少女を狩った 闇にすら救いの手を求めるか]
寂しい
――寂しい
――寂しいよ
――さみしい――
[慟哭が闇の中に響いた]
[執着はいずれ落ち着きを取り戻し、いずこかへと行くだろう。
主たる者が目覚めたから。]
[闇の中でケイトが見せた記憶の破片
それは意外な崩落の顛末
望んでない歪んだ思いの果て]
この顛末は―
――がないじゃないか。
[魂がない空ろな体
言葉を語らすは漂うヘクターの残滓]
(ケイトが忘れた
温もりを思い出させようと、
ケイトが愛し、愛された世界に戻そうと
―――を渡したのは無駄?)
[希薄な残滓
ケイトに渡した大地色のビー玉の温もりは弱々しく
闇が哄笑する]
…そう、だから逆効果だと言ったんだ。
[愚かだと、ヘクターに向かって闇は囁く。
手を伸ばし、抱きしめて、愛せば愛すほど傷口を抉ってしまうのだと、当の昔に気づいていたから。]
君の身勝手な自己満足の愛も、
一緒だよ、あの男と。
戻れるはずが無いだろう?
ゆがんだ愛に壊された、絶望しかない世界になんて。
俺は正義の味方になりたかっただけさ。
自分より弱きものを、悪から、受けとめて守りたい。
それが自己満足の愛というものなのか?
言われても俺はそれしかやり方が分からん。
[語るたびにヘクターの残滓は薄くなる]
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る