283 突然キャラソンを歌い出す村2
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[目を反らしたのは実質秒も満たなかったろう。
視線をナツミとユカリに戻すの、
丁度ユカリがナツミの頬にキスをする瞬間だった。
()()
意識誘導。よくある手だが、大体なやつだ。
と感心するのも、つかの間。
ユカリの身体が、宙を舞った。()()
ナツミの鉄拳炸裂。
あのナツミの鉄拳が、怪異にモロに炸裂したのだ。]
んんんんんん…………まずい。
[うなじをガリガリと掻いた。
あの拳は、怪異にも痛い。
無事だろうか?痛くないだろうか?
手当てしてやったほうがいいだろうか?
こうなってはナツミやエニシよりも、
ユカリの方が心配だ。**]
―お神輿騎馬戦―
♪
ワッショイワッショイ!(ワッショイワッショイ!)
ソ〜レソレソレ! (ソ〜レソレソレ!) ♪
[ヨスガとナツミの騎馬戦の戦いに流れる音楽。
風はイイ感じにノリノリでひゅんひゅん鳴らしていた。
問題のシーンで聞こえた悲鳴…]
あのような場所で堂々と…
[若干古い人間のような怪異のライは驚いて言葉に詰まった。
が―――宙に舞ったヨスガ(ゆかり?)の後、
会場内が一気に冷え切り…なんかすごいこと起きた。]
[そしてとんでもない曲が聞こえた。
応援していた軽音部の音楽にノッていたのに
これはまさに冷えからのヒエッ…]
…、ん
[風の揺れを感じて上空に意識を飛ばせば、
親方!空から…みたいな…お約束っぽい言葉が聞こえた。]
あンの…女!
[一度救った命、まさかまた屋上からセイカが降ってくるのを目撃するとは…。
しかも今は実体のない怪異。風の力は人を持ち上げるには弱すぎて、]
――!
[だめか、と思ったら盾が出てきてセイカを助けていた。
思わず、ほ、と胸を撫でおろす。
なんとも怪異が姿を隠さず大暴れ上等だゴルァ!
な状況が体育祭で繰り広げられまくっていて]
もうちょっとみんなと遊べたら
楽しかったろうになぁ
[かか、と笑うけれど、ちょっと羨ましそうに言った。]
♪
乾坤一擲! ダブルサマー
♪
[女子生徒によるデュエットが聞こえれば、それに合わせてぴゅうぴゅうと風が鳴り遊ぶ。]
()
…………痛そ
[人混みを掻き分けて、着地したユカリの元へ急いだ。
なんにせよ話は聞かないといけない。
更なる異変が起きたのは、丁度そのとき──]
歌に合わせて遊んでいたので、ゆかりは風でのサポートをすっかり忘れた。
|
――ッッ!!
[ブリザードに吹き飛ばされ>>323、麗亜の氷の眼差しが 突き刺されば、かくん、と膝が折れそうになる。]
……くっ、
(335) 2018/09/17(Mon) 23時頃
|
|
[麗亜が放つその圧に、セイカは氷柱をかわしながら 彼女のバックコーラスとなることしかできない!!]
♪ Ah... 懺悔します(反省しかない半生) Huh... 焦がせない溶かせない(あなたを)
Ah... お許しください(貴女こそが女王) Huh... 奏でましょう(この鳴き声で)
( ah-ha- tutu lulu lala ) ( ah-ha- tutu lulu lala ) ( ah-ha- tutu lulu lala ...) ♪
(337) 2018/09/17(Mon) 23時頃
|
♪
氷姫をオトす勇者は誰Da!
(Da Da Da Da…☆Yeah!!)
突然☆豹変の令嬢
氷上の女王に転身!(転身!)(天使!?)
氷柱☆つる つらら
グラウンドは戦場化!(戦場!)(扇情??)
奇襲も〜(KISSも?) 無効化〜(向こうから!?)
大パニックだよ ワーキャーヒャー!
(私の歌を聞けぇー!!)
弱点はなんぞ(炎属性では?)
攻略Wikiはよ(はよ!はよ!!!)
古事オタク「雪女の弱点は異性と聞くぞ」
百合オタク「百合展開は無いのでござるか…アガらぬのう」
NLオタク「ちょっと男子ィー!早くフラグ立てなさいよぉ!!」
( ah-ha- tutu lulu lala )
( ah-ha- tutu lulu lala )
( ah-ha- tutu lulu lala ...)
♪
[突如として錬成された氷柱によって、
会場は大混乱に陥った() 。
マイクを手にした麗亜の言葉は、
あの夜、裏山で踊った上品なお嬢様とは
思えないほど挑発的だ。 () ]
テンテンテケテン テンテケテン
ベベンベンベン ベベベベベン
テッテレ テケテン テケテケテン
[胡坐をかいて宙に浮いたまま、
三味線を弾きながらコブシをきかせて歌いだす。]
[午前の競技で目にしてから、
彼女のことも気になっていた。
元気な姿を見れたのはいい。
だが、これは元気すぎないか?]
んんんん……最高にハイってやつ?
[“戻り”が悪かったのか、揺り戻しがきたのか。
そしてトロフィーを餌にするってことは、
九尾の首についても知っているかもしれない。
こちらとも話をする必要がありそうだ。
なにより、人を脅かす彼女は──見たくない。]
♪
人ぉも あやかしもぉ〜
皆 皆 身体をぶつけあぁいぃ〜
狙うはァ 勇者のォ 証かぁなぁ
嵐の 後に 来るものはぁ
凍る 台地の 冷えた風ぇ〜
(は〜〜ぁ ひっぇひっぇ よぉ〜)
[どこからともなく聞こえる女性によるバックコーラス]
氷 ふる ふ〜るぅ
冬はぁ まぁだぁ〜
天気ぃ 予報はぁ あてにぃなぁらん
冷めた 女の心はぁ ふくざぁつぅ
溶かすにゃ 男のぉ いじみせろぉ〜
(いやぁ〜〜ん♡
わっくわくぅ〜 わっくわくぅ〜♡)
♪
(は〜〜ぁ ひっぇひっぇ よぉ〜)
(いやぁ〜〜ん♡
わっくわくぅ〜 わっくわくぅ〜♡)(裏声)
♪
氷姫をオトす勇者は誰?
氷姫をオトす勇者は誰?
氷姫をオトす勇者は誰?
Da!(Da Da Da Da…☆Foooo!!)
[顔に刻まれた呪詛が、ひときわ青白く光った。]
……ん。視える。
[氷柱が錬成される位置が、事前に視える。
これなら、ユカリの保護し、
氷の女王のもとへいける!
成功を確信し、走り出そうとした、その瞬間。
心ちゃんの足元で、氷柱が錬成される兆しが視えた。
()]
いけめんたちー がんばえー
[渦中のヒロインが許鼓や花咲で無いだけ、CP的にまだ良いか…と思いつつ、観客席から呑気な応援をしている。
(真面目な葛籠との寒暖差は申し訳無く思っている)]
[結論から言うと、心ちゃんの服は無事だ。
氷柱がその衣服を引き裂く寸前で、間に割ってはいり、
文字どおり身体をはって心ちゃんを庇った。
そして、葛籠の身体もまた無傷だった。
あらゆる怪異の攻撃でも、この身体は傷つかない。
それが、大百足という古の怪異の特性だからだ。
そして、すでに呪いを受けている身なので、
他の呪いを受けることはない。
怪異相手なら、一方的なアドバンテージとれる。
それが、葛籠の強みだった。
だが、無敵なのは生身の肉体だけ。
つまり、着ていたジャージは………]
……ふわ〜おッ (重低音)
[ズタズタに引き裂かれたジャージからは、
黒いブラとショーツが顔を覗かせていた。]
\こんにちわ!/
♪
(は〜〜ぁ ひっぇひっぇ よぉ〜)
ヘックシ!!
(いやぁ〜〜ん♡
わっくわくぅ〜 わっくわくぅ〜♡)(裏声)
イッキシ!!
♪
うォ わ!?
[乳パッドの衝撃もさることながら
ツヅラの姿がチラ見して、
三味線の弦を思わず一本ぶっ切ってしまった。]
おなごがそのようなッ…かっこうをっ
[直視できないのでしどろもどろだ。]
お、おう…
[で録音したSEが葛籠自前の重低音ボイスと重なる。ジャージの中から刺激的なこんにちわ!をしているのに、”妨知の呪”の所為か花咲は気づかない。見えているのはモブ一同ぐらいだ。]
この氷漬けバトルフィールドでは
凍えると思うぞ…だ、大丈夫か?
[流石に見かねて声をかける。ジャージの上に羽織っていたカーディガンが必要であれば手渡そうと。お色気シーンも真顔で見るオタク故に動揺は少ない。]
|
♪
( Wow wow Wow wow ) ( ah-ha- tutu lulu lala )
♪
[ナツミと二人、バックコーラスとなりながら隙をうかがう。 ちょっと離れた位置では、男子たちが何か話しているようだ。]
(よく聞こえないけど…… え、ちゅー? こんな時に何の話してんの? そりゃ真堂先輩美人だけど、この状況で?)
[ほらあ…… ナツミ先輩がさっきの事思い出して顔赤くしてるじゃん。 後で殴られても知らないんだからね…… などと思いながら氷柱の回避に努める。]
(359) 2018/09/18(Tue) 00時頃
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