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うん。我ながら素晴らしい出来。
[どう見ても動物ではないそれをルーカスに押し付け、
真っ赤な爆弾食品を美味しそうに口に運ぶソフィアを見たり。
ご機嫌な彼女は可愛らしくて、思わず頭を撫でる]
わたしもひとつ、貰ってみよう。
[ぱくり。しばらくは平気な顔をしていたが、次第に笑みに。
いつかのハバネロアイスと同じ感じになりながら、ふと。
いない誰かを探すように、部屋の端の椅子へと視線を彷徨わせた]
[心の隙間に開いた、空白のような違和感]
[窓の外には、やはりペンキの青をひっくり返したような空。
耳に届くのは夏を忘れるなと訴える蝉の声。
何かを掛け間違えれば壊れてしまうような不安定さに、
ずっとここに浸っていたいと求める心と、
ここは本当ではない幻想の世界なのだという感覚が交わる]
[屋上へ行くというアイリス
誰かいるの? うん、行ってらっしゃい。
[胸が痛むのを誤魔化すように微笑を浮かべ、手を振る。
耳ではなく心の奥、誰かが泣いている声が聞こえる気がして。
そのひとを抱きしめたいのに、そのひとはいない]
…………っ。
[きっとその場にはソフィアもルーカスもいただろう。
それでも震えを堪える事が出来なかった。
置いてきてしまった誰か。一緒に、――星を、見ようと]
……やくそく、した。
[生徒会室の窓に映る、青い月光の差す屋上。
そこにあの少女と金髪の彼の姿が一緒に見えれば、息をつき、
まるで気を失うように静かに、ソファで眠りにつく**]
―屋上―
[フェンスに背を預けると、カシャリと金網が鳴る。
アイリスの姿が見えたら、首を傾げた]
……ん。どうしたの、血相変えて。女の子?
[右側を眺めるかのように、一度視線を外す]
……いや、見てないよ。
アイリスまで霊感身に着けちゃった?
[確かソフィアが、いつだったか、そんな話をしていたような。
柔く微笑んで、肩を竦める]
やだ、変な事言わないでよ。
‥‥‥でも、そういう怖いものじゃないように思ったんだけど‥‥‥。
よくわかんない。
[ラルフの顔を見て息をつきそっと彼の側に寄る、辺りを見回せばやっぱりそこには誰も居なくて]
なんだか寂しい。
さっきの女の子だって、知ってるはずなのに思い出せないの。
ねぇ、ラルフ。
今私たちが居る『今』って本物なのかな?
[ラルフの瞳をじっと見つめて、真剣な声色で尋ねる]
‥‥‥なんて、ごめんね変な事言っちゃって。
偽物の今なんてあるはずがないよね。
受験生になってナイーブにでもなったかなあ。
[すぐにその表情を笑みに変えてもう一度辺りを見回す、空に浮かぶ太陽以外は誰も居ない、それを確認してからラルフの頬にキスを落として強く抱きつく]
【人】 小僧 カルヴィン銀の人がいっていたよね。 (53) 2010/08/10(Tue) 20時半頃 |
―屋上―
そっちの方が余程変じゃない。
[幽霊かも知れない女子を、知ってる筈なのに思い出せない。
大筋ではそう言っている彼女に苦笑を返す]
『今が本物』?
[問いに笑みは消える。答えるには少し、思考が要った。
けれど、アイリスの方が問いを打ち消し、触れて来るから。
ぽふりと、肩を抱き返す]
……案外、解らないかもよ。だって、
『今』の『本物』って、どう言う事か解らないじゃない。
ほにゃ? 辛いですよぅ。
[けろっと答えて
9倍って何から9倍したんだろ、なんて首を傾げながら、さくさくさく]
えー、良いんですか? 先輩が買って来たのに。
良いなら食べちゃいますよー?
[喉に悪いのは、やっぱり食べないほうが良いってことなのかな、と懲りた意味は完全に分かっていない。
ホリーに撫でられ
笑顔になっていけば、分からないながら、にへら、と自分も笑っていたりする。
ついで、ルーカスに戻された絵を見て]
……スプー?
[何か、ぽつりと呟いた]
[ラルフとアイリスが部屋を後にすれば、はーい、とひらひら手を振り。
メールでも見よっかな、と携帯を取り出したとこで]
……ホリー、先輩……?
[震える細い肩に気づく。
体調が悪くなったのかと、慌てて覗き込むも、彼女は気を失うように眠りに落ちてしまって。
困ったように、ルーカスを見遣ってから。
もそりと自分も、ソファに上がりこみ。
寄り添うように抱きしめながら、ぼんやり、手の中の携帯を見つめていた]
メモを貼った。
メモを貼った。
[
渡されたアイスはとても別の意味で辛かった。溶け出したアイスから普通の部分が滴り落ちていく。
購買に飲み物を買うついでに更に{6}人分の飯を買い込んで食べ始めた。]
― 2-C教室 ―
[ジュースを買うときにさっき使った札が財布に戻ったような妙な感覚を受けた。そういえば、何人分食べたかわからない気がする。
きっとそんなに食べてないだろう。とりあえず暑い中で食べたせいにしておいた。]
【人】 小僧 カルヴィンテッド…あの子に、メアリーちゃんに気をつけて…。 (58) 2010/08/10(Tue) 21時半頃 |
……はじまりがあれば、おわりがあるんだって。
だから大切なものに、気づけるんだって
[眠るホリーの妨げにならぬよう、囁く程度の声で、歌う。
自分じゃなくて、アネットか誰かが、カラオケで歌ってた曲。
バラードとかより、ハウスやヒップホップが好きだから、借りたCDもあんまり、真剣に聞かなかったけど。
ついと口から零れたのは、その柔らかなメロディー。
おとが、足りなかった。
吹奏楽より、もっと強くて、激しくて、アップテンポで何処かへ連れて行ってくれる、音が。
風に吹かれてあっという間に見えなくなってしまう綿毛のような、こえ。
代わりに飛んでいかせて欲しいと、願うような微かさで]
生きること 逝きること
あなたのために できることは?
[足りない]
あなたがいない世界なら いらない
[足りない]
約束なんて なくてもいい
[足りない]
ただ ただ 手を繋いで いたいんだ
【人】 小僧 カルヴィンうん…そう。 (63) 2010/08/10(Tue) 21時半頃 |
[たりない。
サッカーに興味を持った理由。
隣のクラスに顔を出した切欠。
ずっと前に新調した筈の携帯]
ここに いて
[たりない。
何が足りないのか。どうして足りないのか。
上手く考えられなくて余計、飢えに似た空虚さが収まらない]
永遠なんて なくてもいい …… …っ
[たりない。
永遠なんて望まない。
むしろ、永遠なんて、ぞっとする。
このままずっと じゃなくて。
一瞬でいいから。それで終わりで、いいから。
そのひとの、顔を見て。
名を呼んで。
手を繋げたら、それだけでいい]
……っ、ぅ……
[でも、そのひとの、顔も名前も、手の温度も。
上手く思い出せない今が、歯痒くて。悲しくて。
ホリーに縋るように抱きついたまま。ソファの背に顔を埋めた]
メモを貼った。
[ソフィアは自分がいない間放送がつまらないと言った。確かにこの学校には熱狂的なロック系のファンが放送部員にいたと思ったのだが。
さっき聞いたらんなこたーねーと言っていた。誰かと間違えたんだろうか。]
【人】 小僧 カルヴィン…やっぱり本気だったんだな (70) 2010/08/10(Tue) 22時頃 |
―生徒会室に着く少し前―
いえいえ、フィーリングじゃなくて、この順番で単語が並んだらこういう意味。という理屈を徹底するという事ですよ。それを繰り返せば、そのうち、理屈なしで出来るようになるというだけです。
[
……え?
[振り返る事はなく、ただ目でソフィアを見た。思わず耳に手を当てる。]
[すん、と鼻を鳴らす。
いつまでもこんな調子じゃ、ホリーが起きた時に驚かせてしまうし、ルーカスが居るなら既に困らせている気がする。
ぐしぐし、ソファで拭いた顔を上げ]
『to:サイモン
title:てきとーに
message:
すっきりする音楽ぷりーず』
[ぽちり。無茶ぶっておいた]
―生徒会室―
[
おや、アイリスさん。
[
ははは、たいして辛くないですね。しょせん市販です。
[言っていたら辛くなって麦茶をがぶ飲みした。なんだかんだでおいしかったようで、満足げ。
……ん?
[麦茶の水面にふと、誰かをひっぱたく、誰かの姿が映った。]
ありー……さ。
うう、変じゃないもん。
単に物忘れしてるだけだもん。
[抱きついたまま苦笑するラルフの背をぽかぽかと叩いた]
この間読んだ本でね、並行世界って言うのがあって、そこには私とまったく同じ私がいるんだけど微妙に違う世界なの。
きっと、さっき見えた女の子はそっちの世界のお友達なのよ。
[夢みたいな事を言っているのは分かっている、けれど幽霊などとは違う、血の通った相手だという感覚はなぜか凄く強くて]
ふーん、じゃあここに居るラルフも偽物?
ラルフの目の前に居る私も、偽物なのかな?
ねえ、確かめてみてよ、王子様。
[くすりと笑って多少芝居がかった台詞を吐きながら唇を指差す所作、いつものおねだり]
アリーって誰だ?と、呟きかけて、首をかしげた。
メモを貼った。
―屋上―
[ふ、と。
空気の感じが変わった事に顔を上げた。
もしかしたら何か、天気の変わり目が近いのかも知れない]
……困ったね。
[アイリスを抱き留めるのは変わらないままだけど]
アリサって誰? と首を傾げた
[
ジュースでもおごりますよ、と振り払うように言って。]
これは素晴らしい。
[ついでにスナック菓子の赤唐辛子をぺたぺたとつけて、色鮮やかにして、表に張っておいた。]
メモを貼った。
[
上の階段を見つめ、首を振って下に下りる。どうも上に上がりたくないと、自身が警告しているようだった。]
アリサさんは……。何かのお話の、強い女性でしたでしょうか?
[ソフィアの問い返しに、首をかしげながら。]
……おや。
[急に眠ってしまったホリー。冷房が入っていれば、薄い毛布をかけて。呟かれた言葉に、毛布越しに、そっと抱きしめた。
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