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[うまい酒は進むもので。
その間、ちらりと
忙しく働くマスターや>>*31トレイルをはじめとした店員の働きぶりを見た。てきぱきしてる。すごい。]
メモを貼った。
【人】 酒屋 ゴドウィン― バー ファミリア ― (122) 2015/08/08(Sat) 19時頃 |
【人】 酒屋 ゴドウィン[聞けば恋人だった男に別れを告げられたと。 (123) 2015/08/08(Sat) 19時半頃 |
【人】 酒屋 ゴドウィン『………俺を捨てたあいつなんて、とびきり不幸になっちまえばいい。』 (124) 2015/08/08(Sat) 19時半頃 |
【人】 酒屋 ゴドウィン[そんな青年の後ろ姿と昨夜の心から不幸を願う怨嗟の言葉をきっかけに、数日前に投げかけられた言葉を思い出す。] (125) 2015/08/08(Sat) 19時半頃 |
【人】 酒屋 ゴドウィン……… (126) 2015/08/08(Sat) 19時半頃 |
メモを貼った。
―まだあんまり酔ってないとき>>*37>>*38―
[ なんの肉が分からないけど
食べたことないくらい美味いチーズ焼きをつついていたところ。覚えのある声が俺の名を呼んだ ]
――ケイ?
[ うん、そのはずだ。
厨房担当だと話していたし。
でも。そこに居たのは。 ]
――、――
[ フォークをくわえたまま、
驚き、思考、しばし停止 ]
――、……
――、――、――、ぇっ
[ へび。 ]
[ 驚くと思考が本当に停止して、
つなぎ合わせるのに時間がかかる。
蛇を凝視して、
助けを求めるようにエフを見て
もう一回蛇を見て ]
ケイ?
[ 驚きすぎて、俺は、斜め上のことばを口走った]
手、ない のに
料理、どうやって……
[ちがう、そうじゃない]
メモを貼った。
アシカは、ヒレが、ある、し
[ ちがう、そうじゃない。
二度目の脳内会議指摘。>>*40
ぴろりと舌が赤くて、ほんと蛇。]
――ぁ、え、うわ
[ 驚きの声も出るってものだ。
あっという間に、知ってる姿。 ]
……まじか……
[ 働け言語中枢。
驚きすぎてハングアップ気味。
いや、なんというか、こわいとかじゃないんだけど、なんていうんだ、これ ]
[尋ね返すおと
やはり掬うように眺めてしまって
指を離した表情が、まだ、苦し気な、ような。
肘を突き、手の甲に頬を乗せて
んん、と、唸るのは、思考を捻るおとだ。]
あんたが、どんな風にしてても
好きだな。 ………ッて、意味だが、うん。
[苦い表情でも、笑う表情でも、恥ずかしがる表情でも。
これなら伝わるか、と、首を傾ぐ角度を深めた。
――― それから、眉の角度を心持ち上げて
何で、の、意味も、自分から探し出す。
おれの口は、今日随分と働いていると、思う。]
……いっぱい……
[ 俺の見ていた現実は
ほんの一面だったってこと、か。
本当に、いるんだ。
本の中だけじゃ、なく。 ]
ふ、不穏なこと言うな
それに、……
[ 攫うのは、エフなのだ。
そう、俺は了承したし、つまり、約束。]
……… そういう表情させてるのは
俺じゃないしな。
[探り出した結論。
眉が、妙に、神妙に、うねっているのが自分でも分かる。
こういう表情ばかりしたいわけでも、ないんだが。]
うん。 納得するのか、そうか。
ひとのなりは出来ている心算なんだが
眠いのだけは、如何にもならなくてねえ。
……… はは。
[リツ
覚えていてほしいと、改めて欲を覚えて
笑うおとが殊更甘くなってしまった。]
人間じゃない。
…… いつか、直接聞けば、良い。
拒まないとは、思う。 うん。
[改めた自己紹介の機会を奪うのも本望ではなくて
おれの口は、それを促すことばを吐いてから
辛口の酒
眠気を帯びない、ぱち、ぱち、半目の瞬き。]
飲む。
[飲める、では、なくて。
コーヒーをベースにしたカクテル>>*32は
店長の趣向と蛇の趣向を、凝らしたもの。
ひどく濃いコーヒーが混ざった酒は、辛い、苦い。
一口飲んで、瞬いて、二口飲んで、飲み干した。]
…… 苦いな。
[美味いな、と、同義だ。
咽喉を焼くアルコールに、砂糖の甘さはなかった。
クリームの白が混ざり合う層ですら。
それから、配膳を自らこなす厨房の蛇>>*38
文字通り、蛇、手も足もない、蛇。]
楽しんでる。
…… のは、いつもだけどねえ、今日は特に。
ケイも、有難う、料理が美味い。
[運ばれたグラタンは、ところで
熱くないのか――― と、獏ですら、思う。
苦い酒に、人間の舌にも馴染むグラタン。
夏の暑さも忘れられる熱に、一通り、舌鼓を打った。]
道案内か、任せろ。
[攫うでも、導くでも、手荒な真似をしなければ
ほぼ同じ意味だと、おれは片付けた。
蛇に頷き、店長に目配せ
アマノに手を挙げ、トレイルに礼を。
顎を引き、何時でもポケットに納めている財布から
酒と、料理と、サービス分……… も込みで。
昼代はわりと店長にまけられている現在。
他称大目に、カウンターに添えても罰は当たらない。
服を引く指
昼間のおれみたいな顔をしているリツに。]
送る。
[席を、立つ。]
メモを貼った。
[
爆弾発言が、多、すぎる。]
――っ、……す 、
[か、と顔が熱くなった。
待て、待て、本当に、それは。
この上なく、伝わったけど、
俺が無事じゃない。]
――、……
[
あれ、それ、なんか、こう、
自分がさせるなら、いいってことなのか、
なんか、独占、みたいな、――違う?
ぐるぐる思考は、
眉を寄せるエフに、少しとまる]
――わるい、そんな顔、させたかった、わけ、じゃ…
[そろり、指先を伸ばしかけて、
まだためらいが、ある。
甘い笑い声に、
く、と胸が詰まってしまったが。]
行き倒れさえしなきゃ、いい。
そうする
[
こういうのは直接、ちゃんと
聞くべきだろう。]
――、
[飲む、と、言ってくれたはいいが。
全然口に合わなかったらどうしようか、と、見守って]
――苦い。飲める?
……そか。よか、った。
一緒に、飲めたら、いいかなと、思って。
[自覚して、爆弾をばら撒くような
高等手段など、獏に備わっていない。
薄明りに赤く染まった顔色
伝わったか。
[すっ呆けているわけではない。
至極、真面目に、
伝わったならこの言葉が正解なのだ、と、学習した。]
……… 百面相。
[寄せていた眉間と、眉尻の角度が緩む。
ぐるぐる、カフェ・コレットが描いた渦みたいに
表情を変化させる横顔を眺めて、指摘した。
―――この表情をさせているのは、自分。
自意識過剰でも、流石になく、自覚して
ふ、と、鼻先から洩れる笑みも、甘いので。]
あんたが謝るのは、違う。
俺が勝手に、狡いと思っただけだからなあ。
[伸ばされかけた、指先
視線を伸ばしてから、手を差し伸べた。攫う心算だ。]
……ん。任せ た
[
代金、……
[おぼつかない指先で、
財布を取り出して、
ちゃんと、札を出せたかわからない。]
……ん。
[送る。何だか、嬉しい。
足が少しふらついた、けど。だいじょうぶ。]
[
俺がいくら鈍いって言われてても
勘違いのしようも、ない。
本当に、エフの言うとおりに見えてるに違いない
表情が多少緩んだのは、
よかった、と思った。
甘い
甘い、わらい。
もっと、聞いてみたくなる。]
でも、……原因は、俺なのに …?
[さらわれる。指先が熱い]
[ケイが店長を促したので
会計は、店長の住まうカウンター。
客の出入りは、その間も続いていて
本日も夜の営業は盛況しているようだった。
払う金額は、昼の分、コーヒーを一杯含めた分。
サービス分とか、お礼とか、昼時のツケとか
おれが口にしなければ如何とでも伝わりかねない。
―― 多い、と拒まれさえしなければ
その金額を支払ってしまって、席を離れた。]
隠しているのも
楽なことばかりじゃあ、ないからな。
[多分、きっと、喜ぶ
勝手ながら、おれはそう、頷いた。]
うん。
…… 気、使ってくれたのか?
[舌の嗜好。
苦味とアルコールの熱は
口の中に、心地よく残っている。
一緒に飲めたら
指先を攫い、引き寄せがてら、尋ねた。
―――しかしながら、財布を出す指
おれの指で制すのだ。
覚束ない指を、空いた、もう片方の指で。]
今日は、おれが払うから。
また、来たときに、あんたが払えば良いな。
……… これからも、また、来るんだから。
[これからも、また>>*42
蛇のことばを借りて
リツが口にした、二杯か、それ以上の
アルコールの仕方を利用して、有耶無耶を、求めた。
彼の、頷く仕草まで覚束ないから
おれはまた、昼間のように
眠気を湛えたみたいな足取りを、合わせて。]
ご馳走様。
……… また、来る。
[店の、店員に、店長に、告げてから
約束通りに、家まで攫うから、店を出た。]
[
あんたも、…隠すの、たいへん?
[ちょっと、気になったのだ。
心臓を宥めながら――]
飲 むなら、好きなもののほうが
いいだろうと、思っ …て。
[財布を出すのは、制された。
なんで、と疑問符浮かた。]
――ぁ、……
うん、……じゃあ、そのとき、払う。
今日は、ありがとう、で
[ふわふわした意識で、ああ、また、来る、これる、一緒に、と。つい、頬が緩む]
[からん、と、ドアベルは昼と同じ、響き。
夜風は夏の空気を含んでいて
頬を撫でるそれが、心地よかった。
店の前はまだ、相変わらず、世界から隔絶された空気。
ぽつ、ぽつ、点る明かりを頼りに
繋いだ、リツの指を引き寄せながら、送り獏。]
原因が、あんたでも。
おれにこういう顔をさせたいわけじゃあ……
ふああ、 無い、んだよな?
[紛れた空腹感が、リツ
外に出た途端に欠伸を漏らすのだ。おれは。]
ごちそう、さま
[エフに倣う。
歩いてくれるのが、ありがたい
ぬるい夏の風に目を細める。
手を、離したら
迷ってそのまま、夢の中みたいにひとりになりそうで、引かれるままに身を寄せる]
――、
[心音、あがる。]
ん、――させたいわけじゃ、ない。
……わらってたり、とか
そういうほうが、……いい
[酒は、少しだけ俺の言葉を流れ出やすくする、らしい。
道を行く、俺の家、あっち、とさすがに足が覚えている]
―ほろ酔いのころ>>*45―
[酒もほどほど進んだころ、
コテツ店員にぽつり、とたずねられた。
――?と疑問符ふわり。それから]
おどろきは、してるけど
こわく、 ない。
[ほんとうのことだ。]
――いい、店だな って
おもってる
[いつもより、ちょっとだけ、口数多め。]
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