103 善と悪の果実
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[オスカーの、寒気がするような凄まじいいろを湛えた笑みに、不快感を露にきつく眉を寄せた。]
――――、……
[相手が銃では部が悪い。 体術に秀でているわけでもなし。]
……ハ、なるほど そちらの方が余程“らしい”……。
……なに、少々聞きたいことがあるだけだ。 ……手癖の悪い鼠について、な。
[紙片は無論、気になるところだ。 撃てと命じたものの、 警官は従う義理などない、が。]
(38) 2012/09/29(Sat) 20時頃
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[白を咥えた黒い影が、扉の方に向けて身体を傾がせる。
この男が、犯人だろうか? 銃を持つ俺がいるのを知りながら、わざわざ手にしようとしているその紙切れは、一体──。
痛みと目眩で混乱する頭に浮かぶ問いは錯綜し。 銃口は、青年の顔と何もない壁の前をさまよう。
引き金に掛けられた指はおそらく、次に青年が動いた瞬間に引かれる。]
(39) 2012/09/29(Sat) 20時頃
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ヴェスパタインは、警官の片目が血に塞がれているのに、内心舌打ちする
2012/09/29(Sat) 20時頃
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[案の定、警官から返ったのは 拒否と反発の混じる言葉。 もとより立場的にも水と油な関係だ。
しかし対抗できる得物を持っているのは彼だけ、と今は見える。 うまく、つかわなければ。
>>37怒鳴り散らす声。 苛立ちは伝染する。横目に警官を見る目線は睨みに近い]
(40) 2012/09/29(Sat) 20時半頃
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手癖の悪い鼠……。 ああ、鼠ってどこへでも入ってくるよな。
[揶揄するかのような口吻。 きつく眉を寄せる夕闇伯を瞳の端で流し見て、嘯く。 仕方ない、なにせ育ちの悪さには自信があるし]
果実なんて、濁った鼠に食い散らかされるモンだろ。 それが禁断の果実でも。 それが……アンタの様な紫水晶で出来た果実だとしても。
[にっこりと邪気の無い笑みを、満面に浮かべて、 芳醇な果実を齧るように犬歯を剥き出し肯定してみせた]
だって、死人に金はいらねえだろ? 折角だから、頂いておこうと思ってね。
[あの時の、紫水晶で出来た盃みたいに。 貴族の持ち物を奪う愉悦に、口角を吊り上げた]
(41) 2012/09/29(Sat) 21時頃
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怖い怖い、善良な市民に銃を向けないで、お巡りさん。
[怒声に応える声には、怪しげな昂揚が含まれている。 崩壊し始めた砂の城のように、少しずつ歪み始める日常。
喉の奥を鳴らし、器用に嗤うと、 額に流れる血潮を舐め取るかのように視線を這わせた]
そうだ、アンタにも元をつけてやろう。 “元”法の番人。黙れば、いいのかな?
[蛇が手招きするような、舌なめずりするような挑発の囁き。 裏腹に、銃口を向けられた自分は、身動きが取れない。 自らの顔と壁の間で揺れる銃口を眺め、初動の隙を窺う。 が、五分五分の確率へベットするには、自分の命は惜しすぎる]
(42) 2012/09/29(Sat) 21時頃
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[壊れたようにわらう少年の声が遠く聞こえる。
再び相見えるは、生前の少年と同じ聡明な姿。
――痛いのは、何処?
既に離れた肉体は、ただ、硝子によって与えられた熱を伴う痛みと、ぞっとする感触の残滓を覚えている。
もう生きて喉を震わせることはない。
感触の無い首筋に、そっと手を伸ばす。
困ったような様子の少年に、苦笑して軽く首を振る。
体温の無いこの姿では、自分の感情を把握する事すら難しい。
少年が『生きている間に』と言えば
既にどちらも器を無くしていることに妙な感慨を覚えた。]
[答える言葉も見つけられないまま、歩き出す少年の後に続こうとする。
……少し進んでから振り向いて、自分が殺した、自分を殺した草臥れた姿を見た。
憐れに怯えて佇むその影を一瞥してから、その場を後にする。
確認しなければ。
皆の魂が捉えられている牢獄。
仮初の楽園。
原罪の象徴の下へ。]
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……早くしろよ。ペラジー。
[思いついた随分と分の悪い賭け。合理性の欠片も無い。 初めての約束に縋る様な、そんな声が出せるだろうか。
反応が無くても、意外と銃口に隙を作れるのか。 もしかすると、かえって自分の首を絞めるのか。
彼女を信じているのだろうか、彼を信じていないのだろうか。
馬鹿馬鹿しい、姿がどう変わろうが、俺は彼を知らない。
そして、彼女でも裏切られるのが当たり前だし そんなのはお互い気にしないのが、俺たちの流儀の筈だ。
ただ、紙片を咥え微かに湿った声で、優しげに名前を呼んだ]
(43) 2012/09/29(Sat) 21時半頃
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[懐の剣を意識しつつ 眇めた濃紫の眼は挑発的な物言いに危うく揺らめく。]
嗚呼、……そうか、 似ている、ではなく本人か……。
[合点がいった。 かつて夕闇伯に献上される前に失われた紫水晶の杯の件もまた、こいつの仕業なのだ。]
穢らわしい溝鼠め。
[嫌悪を隠さず吐き捨てる。]
返してもらうぞ。 その上で粉々に叩き割ってくれる。
[溝鼠の触れたものなぞ要らぬが渡すのは我慢がならない、と暴君じみた物言いである。]
(44) 2012/09/29(Sat) 21時半頃
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ヴェスパタインは、オスカーが口にした名に、協力者かと視線が動く。
2012/09/29(Sat) 21時半頃
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本人ですよ、夕闇伯。
[道化じみた仕草で両手を広げようとして、 銃口を思い出し、さらなる挑発は思いとどまった]
しかし、溝鼠とは手厳しいね。 まあ……似たようなもんだけど。
[貴族の吐き捨てる嫌悪感が心地良く耳に響けば ゲラゲラと笑い出したいような、そんな清々しい気分。 そして、視線の先で危うく揺らめく濃紫の瞳は 極上の紫水晶よりも、美しさで勝っているだろう]
面倒くせぇなぁ。 いいじゃねーか、たけーもんわざわざ壊さなくてもさ。
[暴君じみた物言いに、溜息をついて。 もう少し距離が近ければ、あと二つ、宝石が手に入ったのにと]
(45) 2012/09/29(Sat) 22時頃
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[再度鳴り響く銃声。侵入者の足音。 蛇はただ室内の様子を静かに観察していた。 騒動の真っただ中にいるにもかかわらず、ただ笑顔で。
やがて青年は白い紙きれを手にして、そして…。
不意に呼ばれた名前]
(46) 2012/09/29(Sat) 22時頃
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[夕闇と青年のやりとり。 嘲笑う青年に、夕闇の気色ばむ声。
続け様自分にも向けられた言葉には、男は反応を返さなかった。 “元”と揶揄するには、こちらの身の上は知っているようだが。
だが、挑発も嘲りも届かなくなるほど男の思考の混濁は深くなっていく。 呼吸は、浅く、速くなっていた。
── 撃て。
先程聞いた、夕闇のものとは別の声が胸に繰り返す。
だが、外した瞬間には、次は無いかも知れない。 先を危ぶむ思考が、引き金にかけた指を辛うじて止める。]
(47) 2012/09/29(Sat) 22時頃
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――――――…、I see, Darling ?
[当然のようにそう返し、肩を揺らして。
懐から取り出し、 彼と警官の間に割っているように放り投げたのは革袋。 彼に渡したのと同じもの。 けれど、中身は違うことに、気づけるだろうか。 するりと口の空いた其処からは白い粉が舞って。
毒ではない。ただの、目くらましにすぎぬ]
(48) 2012/09/29(Sat) 22時頃
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[その時、黒の青年が呼んだ名前。 男は、短く切るように息を吐いた後、白を纏う女の影を視界の端に捉える。]
やっぱり…、仲間だったか。
[自嘲の混じる笑みが僅か、口元に浮かび、消えた。]
(49) 2012/09/29(Sat) 22時頃
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― 惨劇の瞬間 ―
[銃弾は、狙ったかのように男の心臓を貫いた。 硝子の欠片もまた、女の声を的確に奪う。
場に満ちたのは、銃声の残響と、血管から溢れる空気と血の音だけ。 流れていく命の、音だけ]
(50) 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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[夕闇伯は眸をつり上げ、 そのまま剣を引き抜き飛び掛かり兼ねない程である。]
……――黙れ溝鼠。 その口を切り刻んでやる。
[低く這うような声。 苛立ちは燃え上がり、]
――――撃て、警官!
[またも高圧的に鋭く言い放ったのと粉塵が撒き散らされたのは重なったか]
(51) 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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[唐突に投げ込まれた小さな物に男の目が見開かれる。 だが、それが煙幕だと気付いた時には遅く。
白い粉塵に視界を遮られた刹那。
夕闇の声が響き。 見えない相手に向けて、引き金は引かれた。]
(52) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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[耳朶を擽るペラジーの声に、全身の力を抜いた。 抜きながら、首筋を伸ばし、あごを引き 背筋を伸ばしてから、重心を少しだけ前に]
(53) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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[少女の振り下ろしたナイフは、 既に命を失っていた抜け殻を悪戯に傷つけただけだった]
……私 私
[走りこんできたのが誰だったか、 少女は視線を赤から逃すことなく、その手からはナイフが滑り落ちる]
私…
[続いて響く銃声に、ようやく顔をあげ 糸がきれたようにその場に座り込んだ]
(54) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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――――――My precious darling !
[大気にばら撒かれる白い粉塵。 顔に刻まれる艶笑。その瞬間、弾かれるように走り出す。
扉へ、ただ一歩、二歩、導かれるように踏み込んで]
あ?
[響く銃声。舞い落ちる白い粉塵。 左手に衝撃。一拍遅れて鈍痛。噴き出る鮮血。
ジェフの放った銃弾は薬指と小指を吹き飛ばしていた。 もんどり打って倒れ伏すと、地面に咥えた紙片を吐き]
(55) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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[顔をあげれば、銃声にも動じることのない、ペラジーの笑みが一番に目に入り
少女はゆっくりと、笑みを作った。
夕闇伯の問いに答えた声はなくとも、取り落としたナイフについた赤が、直接ではないにしろ、少女がなんらかの害意をもってそれを振るったことは明らかで――]
(56) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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っ痛――――――…
[呻き声。まるで本物の、溝鼠のようだ。 絨毯を掻き毟るように、這いずるのは止めなかった]
……指足んねぇじゃねーかクソ。 信じられねえ、あの野郎!
[左手を翳して、苛立ちを絨毯に叩きつける]
(57) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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嫌ね 何故こう…
[主人の居室故の広さがあだになったか 少女の目には数え切れないほどの"死"が映っていた]
邪魔ばかりするのかしら
[呟きは少しずつ、少しずつ大きくなっていく。 何が始まりだったろう。 底をついた財産か 首を振った栄光か
握り締めた蝶の輝きか]
(58) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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[放たれた銃弾。 ただでさえ赤の滲む部屋に、再び鮮血が舞う。
学者の笑みに動揺の色はない。 ただ、反射的に一歩、二歩と踏み出した足は、 駆けるように青年の元へと近づいて]
(59) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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[地面に散らばったのは、懐中時計、弾の入っていない燧銃。 水晶のカフス釦と、暗く輝くエメラルド。それに紙片。 蓄えた財貨を吐き出した男の懐に残ったものと言えば……]
おいおい、冗談じゃないぜ……。
[先ほど受け取った、革袋だけだった]
やばいやばいやばい。
[本当に口を引き裂かれては堪らない。 粉塵が消える前に、何とかこの部屋から出なければ]
(60) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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止めて―――!!!!
[赤も黒も、全てを覆い隠す白。 その手には今、美しい翅はない。
しゃがみこみ、ようやく夕闇伯の願いの通り震えだした少女は ただ、ただ この部屋を守りたかっただけなのに、と。 自分でも忘れてしまった行動の理由を頭をよぎった願いに刷り返る。 全部いなくなれば、と。 "何か"を求めて手を伸ばす]
(61) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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――――…ご苦労様でした。
[瞳に深い闇色を湛えながら微笑みかけると、 彼が床へ吐き捨てた紙切れを拾い上げて、 そのまま扉の外へと駆けだしていく]
(62) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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