198 かるらさんのうなじ争奪村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
僕は―――…忘れて、しまうのに。
君を遠ざける僕に、……戻るのに。
[1人残された部屋で、真実を呟く。]
[ボゥ――――――…
汽笛が鳴る。
忘れてなんて、言わなければ良かったのか。
早く本を受け取って、終わりにすれば良かったのか。
卓上に肘を置く。組んだ指の上に額を乗せて、強く目を瞑った。]
………友。とも、話を 聞いて。
[意を決して立ち上がる。]
……?
[その身がぐらりと揺れた。
椅子に寄りかかって身を支える。
ぐらり。揺れているのはシャンデリアも同じ。
ぱちと火花が散り、一瞬で部屋は真暗になった。]
い!!!
[急な停電。灯りは全て消えた。
祭りの時のように、周囲を照らすものは何もない。
そぅ、何もない、闇のなか。]
[波に船体が揺れる。
揺れて、曽井は支えを無くして床に転がった。]
うっ あ
[額に浮かぶ冷や汗。
焼き付いて離れないのは15年前に見た――…。
此処は夢の中だからか。
本の中から呻き声まで聴こえてくるかのように。]
[夏祭りの会場では、鬼灯のあかりがあった。
お化けであっても、愛嬌のある姿ばかりで気持ち悪くはなかった。
けれど。]
………っ
[胸に膝を寄せて小さくなる。
両耳を塞いで、何も聴こえない、何も。
怖くて怖くて、助けて――…。]
[深呼吸を繰り返す。
大丈夫。今回だって、大丈夫……。
いつもそうやって、収めてきたじゃないか。]
…………、………は、ぁ…。
[鼻筋を通り、落ちる汗の粒。
現実世界ではない夢の中、復旧するのは暫く後の、こと。*]
[甲板に出て、暫く物思いにふけり中。
ニコの言葉は半分聞こえていたけれど]
…忘れろって、ここに来る前のことは勘定外なら
今更忘れられるかよ。
[盛大に溜息ついた時、船が大きく揺れた
床に投げ出されて思わず呻く]
いってぇ……
ニコ?
[彼は大丈夫だろうか、
暗くなった船の中、壁伝いに先程の部屋に。
さっきの今で躊躇しない訳ではなかったのだけど]
ニコ
[扉は重い。片手がしびれで上手く開けられない
声だけは届くだろうか
自分が害されることがないとしっている夢の中。
けれど彼のトラウマは知らない]
[そう、ここは夢の中。
だから、何に怯えて何から耳を塞ごうとしているのか、友にも分かるだろう。
下足室で見たのは、僅かの時間。僅かの1ページ。
けれど、その1ページが、1シーンが現実感を伴い、苛む。
聴こえるのは何の音だろう。
罪人の悲鳴か、懇願か、それとも――…]
……っ
[耳を塞いで居ても、名前を呼ぶ声だけは鮮明で。
だからこそ首を振る。唇を噛む。
早く――悪夢が過ぎ去るのを、待つ。]
ニコ
[船内の様子が変わる。覚えがあると思ったら。
あの本の、一部だ。自分は面白がって見ていた…
というより現実味のない「絵」として見ていたから
怖さは、彼ほどでなくて。
あの年齢で手に入れられる本の描写ということもあって。
きっとこれは彼の記憶なのだろうか
扉は拒否されているように開けられない。
彼のトラウマの程度を知らない自分は
この悪夢が過ぎ去るまでどうすればいいのか
わからない。
まるで「忘れるな」と突きつけられているようにも
感じてしまって*]
[耳から下ろして両肩を抱く。
声はするのに、遠いまま。
助けて――…。そんなこと、言えない。
大丈夫だと、言って欲しい? ―――分からない。望めない。
あやすように触れて欲しい? ――分からない。望めない。]
………っ
[いつもの通り、やり過ごすだけ。
急な明かりの眩しさに両目を瞑り、憔悴で床に倒れ込んだ。
友が居るなら、また此方に来るなら……と、椅子に伸ばした手はそのままに。**]
―――っ
[伸ばした手は、座面を掴んだ。
肘を乗せて体を支える。
ニコ。
名を呼ぶ声が、した気がして。]
……………何だい、友。
[しばらく所在なさ気にそうしていれば、
中から反応がかえってくる。
気づけば船の中も明るさを取り戻していたようで]
ニコ、えぇと…その…大丈夫か。
[扉の向こう、返る声。
しっかりしなくては。
額に張り付いた前髪を払う。]
あぁ、大丈夫……。怪我とか、ないし。
友は無事、かい?
[扉をあければ憔悴したニコの姿、
眉をしかめて彼の近くに寄り]
…お前、忘れてほしいとかうそだろ。
本当でも、お前が覚えてるなら俺が忘れても意味ねぇじゃんよ。
さっきの、あの本の中身だろ?
[ぐい、とその肩抱き寄せて]
……少し、隣にいさせとけよ。
どうせ目が覚めたらお互いどうなるかわかんないんだし。
忘れるなら忘れるでいいし。
[自分のせい。嫌というほどつきつけられて、
きっとニコが望むこととはほど遠い]
[さっきは背を向けていた。
けれど今は正面から歩いてくる。
見上げて居られなくて、俯きがちに友の足元を見ていた。]
……とも?
やっぱり、脚、怪我とか……
[視線が、合う。合ってしまった。
抱き寄せられて、嘘をついた居心地の悪さを感じる。]
[知られてしまったことに、顔を覆う。]
……そう、だよ。大人になればなる程、そういうのを知れば知る程、酷くなっていった……。
これでも、落ち着いてきた方、だよ。
[拷問椅子に座るのが曽井ではないから。]
………意味は、あるよ。
友にごめんって、言って貰えたから……。
好きな方だったって、聞けた、から。
[浮かぶ苦味を押さえようと、笑う。]
…足は事故った後遺症。時々痛むくらい。
ついでに手も。だから楽器やめた。
でももうずっと前のことだし。
さっきの、ずっと前から?
あんな夢、見てたわけ?
……とな、り。
[友の隣には、親しい誰かが居た。
曽井の立つのは、前か、正面か。]
……いい、の?
[そんな近い場所で。
恐る恐る見上げて、肩から力を抜く。
傍にある肩に頬を寄せた。]
………そう、残念。友のクラリネットの音は、好きだったのに。
………………
[肩を強張らせる。
なんて答えれば友を傷付けないか、言葉を選ぶ間に黙りこむ。]
たまに、 ………だ、よ。
なんでそこで俺の許可がいるのさ。
音が好き、ね。残念。口説くなら楽器もってお前んとこいけばよかったのかな。
たまに?酷くなって、やっとおちついたって割には「たまに」なわけ。
お前ウソ着くの下手だろ。でもって……や、いいや。
[多分、花についても嘘をつかれているのではないだろうか。
でも、彼にとってより価値があると判断した結果なら、
嘘だと追求しても詮無いこと
元来猜疑心は強いほうだ。結構いい割合で悪い方に考えるが
大抵あたる]
どうせ忘れるんだろうし。
あぁ、手は流石に出さないから安心してればいいと思う。多分。
許可とか、そういうところ、友は煩かったじゃないか……。
[昔の話。]
……口説くつもりなんてないんだから、そんな冗談言わないの。
[何だかむかっときたので、軽口に膝を叩いたが、図星をつかれて口ごもる。]
………な、に?
忘れないから、気になるよ。
[手を出すのは誰に?
呆けて瞬き、馬鹿と漏らす。]
そうだっけ?
ん?許してくれるなら口説くよ。気が晴れるなら喜んで。
[何をいっても、きっと忘れてしまうんだろう。
なら、今だけ許せと思うのは誰に対してか]
俺が馬鹿ですか。そうですか。
今更何いってんの。知らなかったの?お前。
手ぇ出されたいなら出されたいって言えばいいのに。
[さらりと性癖のCOだがまぁいいだろう
もし玲とのことがなかったら結構普通に手を出してた自信は、ある]
……待っ
[雲行きが怪しい。
離れようとして友の肩を押した。]
おかしいでしょう、どうしてそれで僕の気が晴れるっていうの?
ば………馬鹿、だよ。大馬鹿っ
手を出してくれって言われたら、君は誰にだって……その、抱いた……り、する、 の
[想像しかけて首まで赤くなった。]
[押されればあっさり手は離す]
さぁ。どうせ忘れるやつには何言ってもしょうがないだろ。
…つーか何想像してんの、お前。何、手だして欲しい訳?
そしたら今度毎夜俺の夢でうなされる訳か。
そりゃ見ものかもな。
[ふむ。悪くないかも。と真顔で考える(振り)]
さっきから忘れる忘れるって――…
友は、忘れることにしてくれた、わけ?
[それとも、それとも。気付いてしまった、とか?]
……僕がして欲しいとか、そういうことじゃなくて、友!
[想像したことのあれそれを放り置き、友の服を掴み上げる。変なことを考え出したと焦り、ぐっと引き寄せた。]
俺?無理。
[引き寄せられて、おや、という顔をしてから
間髪おかずに]
ん。
[同じく後頭部引き寄せて薄い唇にくちづけた]
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る