44 【game〜ドコカノ町】
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― 19階・無限病棟 ―
[ 目の前が真っ赤に染まって、意識を失っていた。 どこか遠くで、声がする。 ]
”……馬鹿ッ”
(あ……また怒られてる…俺)
[ 鳥の羽ばたく音が、する。>>@6
首から、血が流れている。血って、熱いんだな。 俺は人間がどのくらい血を噴きだせば死ぬか、知ってる。 目の前で、見たことが、ある ]
(54) 2011/02/25(Fri) 20時半頃
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[ポプラの言葉に、その姿を見る。
ポプラとは違う、女の子の姿。
だけど、それはなんとなく、ポプラっぽかった。]
うん
どうなってるんだろうか。
見てない。
それを考えると、
なにか、辛い
[仲良しだったには、仲良しというには、とも考えたけど]
― 7階 ―
[自分の顔を覗きこむ影に気付いた。カミジャーが大きな目でじぃと見ている]
ぅ、わっ!
えぇと……。あはは…
[現状把握に困り、力無く笑った]
[ログアウトしていないのならば、とステージマップを呼び出す。19階と屋上に分かれているようだ。
多くの人数が居る19階に]
ねぇ、カミジャー。良く分からないけども、とりあえず19階に向かおう…か?
[ロビーの時とは違い、今度はヤニクの方からカミジャーの手を取って。エレベーターで19階に向かった]
ナユタは優しい、ね。
[辛い、というナユタに小さく笑う]
いま、できることはしているんだから……
それ以上はどうしようもないし。
きっと、セシルもがんばってるんじゃないかな。
[どうなんだろうと首をかしげる。
あのイメージがほんとうなら。
夢を見続けるのを選ぶ可能性も、あるんじゃないかな、とは思って。
そんな話をしてる間に、ヤニクたちはきただろうか]
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(これ、俺、死ぬんじゃない? いや……リアルじゃないから……死なないのかな)
[ 切り裂かれる瞬間、意外と気持ちは安らかだった。 あの時、自分は植え込みに突き飛ばされて、自分だけ助かってしまった。目の前で親が友達が×××××ていたのに。 今、彼らと同じくらいの量の血を流して。
――ここで死んじゃいけない――と、強く思った。 ]
”貴方の名前、何ていうの? 私の名前は――…… ”
……、 冬……
(57) 2011/02/25(Fri) 21時頃
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……アシモフ!
[ はっ、と目を覚ますと、血だまりの中で倒れ込んでいた。 首のところに、止血のためか。ハンカチが当ててある。 少し震える手で、それを掴んで見た。花柄のハンカチ… ]
アシモ…フ、行った……のか。 セシ…のとこに…?
[ 震えながら深く息を吐いて、回復ポーションを使用した。10 ]
(58) 2011/02/25(Fri) 21時頃
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待ってって、これ以上何を待てと言うのですか!
……離して下さい。
[リュヌドは言っても聞かないか。
ならばと懐剣に手を伸ばし掛けるも、
内に巣食って蠢くものが、従えと命じて来る]
ぐぅっ……
[じりじりと、紅と瑠璃紺の間で目の色が明滅し、
動けなくなる。
ドナルドが連れて行かれるのも、どうする事も出来ず]
優しい?
何いってる。違う。
でも、
だって、
あいつ淋しいんだろ?
だから、こんな世界で、オレたち呼んで…
じゃないかと思ったんだ。
[ポプラにそう話すうちにヤニクの姿も確認するが、声をこちらからかけることはない。]
― 19階・無限病棟 ―
[エレベーターが開き、フロアに集まる姿に驚きを隠せない]
……えぇと、こんにち、わ…?
[話を聞けば、リアルの姿に戻った事に首を傾げつつも納得しようとする]
ポプラ……
セシルは女の子だと、なんか、思う。
そんな女の子が、
こんな病院にずうっと…。
しかも、世界をみおろして……。
[考えた。やはり、何か、辛い。
どこかが、すごく、すうっとする。
悲しい?淋しい?そんなものじゃない?
ああ]
うぅん、離せない。というか離れたら、ちゅーしちゃうよ?
[叱られるかもと思いながらも軽口を叩く]
うん、いい子。
[ドナルドが繭に包まれ、一つ目と共に消えた]
あぁ、志乃ちゃん。俺たちも行こう、か?
[否定するナユタにはそれ以上言わずに。
続く言葉に耳を傾け]
セシルが呼んだ、のかな。
そうなの、かな……
[狭い世界。
遠くから見ているだけの。
触れ合っていても気持ちの悪い人たちに囲まれた生活。
そんなイメージを思い出して、よくわからない、と首をふった]
うん、セシルは、なんかそんな感じがするね……
[女の子、には否定はせずに。
ただ、小さく頷いて]
[ヤニクに声をかけられて小さく瞬いた]
あ、ヤニクっ。
こっちにきたんだ……
ああ、うん、わたしは、ポプラだよ。
なんだか元に戻ってる、けど……
[不思議そうな様子に簡単に説明した]
きゃあっ?!
[いつ、皆そろったのかわからない。
ただふいに光が廊下をはしっていくのに、
とっさに瞳をかばった]
な、なに?!
[光にくらんだ瞳を瞬かせて、おびえたように周囲を見た]
―19階どこか―
[どうやら1901を開けても誰もいないらしい。それどころか皆同じ扉がどこまでもどこまでも続いていると。
……ということを扉を開けているナユタ達を見て悟った。開けてそこにセシルがいるなら、彼らがいつまでも廊下に立っているはずがないのだ]
――皆、キャラの格好のまんまだね。
[やはり思い入れの差なのかと考えたけれど。アイリスの中の人――和図の姿を見れば、あれは誰の中身なのかなと軽く思ったりしつつ]
[ライトニングの傍で微笑む"リンダ"を見れば、すごく嫌そうな顔をした]
…………。悪趣味。
[そして視線をそらした。そらした先のエレベーターが白く光っているのが、見えた]
[大丈夫かとジッと様子をみていると男の目がパッチリ開くとほっとして嬉しそうに声をかける]
あぁ よかった 気がついたんですね!
血だらけだしもしかしたらもうダメかと…おもって
[力がぬけてペたりと床に座り込みそうになる]
えーっ カミジャー?さっきもそうよばれたけど
この被り物…なんか新しい子供向けヒーローとか?
えっ?
[突然てをとられてエレベーターへと引っ張られて]
えっと…大学生ですし
ひとりでも大丈夫…
[いいかけて]
えっと、何か こんなこと 前に ありましたっけ?
[ぎゅっと繋ぎ合った手を何故か思い出した]
やっと、開くのかな。
[待ちくたびれた、とでも言うように呟く。
なんだかんだでリンダだったときより、今の姿のままこの世界にいる時間のほうが長いのではないだろうか?なんて思いながら]
この先がボスなんでしょ。
そして今までの傾向を考えると多分僕らも襲われる。
入る時十分気をつけてね。
[と、ナユタがいればそちらに声を掛ける]
― 19階:無限病棟 少し前の話 ―
(ヤニク、消えちゃったの――…?)
[アシモフとレティーシャの様子を見ながらも、考えずにはいられなかった。
ふと、白の中の抜けるような青に目が行った。
窓に顔を近づけると、其の目は僅かに吊りあがったこげ茶色の目をしていた。]
え―――…
[少し身を引いて身体全体を窓に映してみた。
肩よりも少し長い栗色の癖っ毛。
ヨーランダの其れよりも少し大きい猫目。
大きな牡丹が袖にあしらわれた橙色の着物。
ばん、と音を立てて彼女は窓硝子を叩いた。]
まだ、奈々には戻れないの―――…
[自分はヨーランダ、ヨーランダ、と彼女は自分に念じた。
まだ、戦わなくちゃいけない時が、あるかもしれないし。
それに――――…
手をどけると、そこにはアイスブルーの瞳が戻っていた。
記憶を取り戻した今、保つのが難しくなってきているのは明白だった。
顔を悲しそうに、歪めた。
ヤニクが19階に着いたのはそのしばらく後だったかもしれない。]
何?!
[光の乱舞、そして、その瞬きがぐるり終わったあと、
現れるドア]
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[ その時、エレベーターの到着音がして、鏡合わせに並んでいた扉の全てが光の束になり視界を襲った。 ]
……!? な、なんだ…っ
[ 眩しさに、ヘルメットの下で薄目を開けて 壁にもたれかかりながら、立ち上がる。 大丈夫だ。ダメージは、大した事ない。
途端、光の奥にあった扉を蹴りあげる音――――>>61 ]
(63) 2011/02/25(Fri) 21時半頃
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[ここにヨーランダも、居るのだろうか…]
[大きいポプラとナユタが話をしていた。説明を聞いていると…光に目を瞑る]
何、ごと!?
……ご冗談も、大概になさいませ。
[軽口に返す。いつかも言った言葉だ、これは。
いい子と言われれば、どこか悔しげで]
離して下さい……己の足で歩けます。
[ドナルドやアシモフを包んだ繭を追って行こうと。
19階に向かうだろうと言うのは、想像に易い]
あそこか!?
[一つしかない扉、確認すれば、リンダの忠告もはんばに駆けていく。]
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[ 開いた扉の向こうには、何故か、見慣れた室内があった。 無遠慮に流れて来た、あのイメージの中の―――― ]
セシル……?
[ ベッドの上に黙って座っている天使の、名前を呼んだ ]
(64) 2011/02/25(Fri) 21時半頃
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[どこかで扉を蹴り開ける音がする。
ナユタが駆け出したのを見て、おろおろと周囲を見やり。
開かれた扉の向こう。
部屋の中、埋め尽くすような鳥の目と視線が合ってしまった]
ひっ
[とてもじゃないけど、部屋に近寄るなんて、出来ない]
― 屋上 ―
あははー。やっぱり、叱られちゃった。
[両手を離し、志乃を解放する]
うん、行ってらっしゃい。
[にこり笑顔を向けて。リュヌドは動かない。エレベーターに向かう志乃を、黙って見送る]
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