17 吸血鬼の城
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>>44
――……どうも
[様子を窺おうとするも、それは許されないらしく、 先客の相手をしていただろう気配が扉によると、それはすうっと開かれた。]
ここに居るということは、招待を受けた。それでよろしいのですな?
[姿、暴かれれば、とくに慌てる様子もなく、 ゆっくりと館内に足を踏み入れる。 履物は薄手の干した植物を編んだものゆえ、足音は鳴らず……されど長めの衣服の衣擦れは響いた。]
ほほう、棘のある花ですか。 棘があるゆえ、誇らしげですな。
[飾る薔薇を褒め、招き入れた者を見た。]
(48) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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― 森の道 ―
[青毛の馬が引く、小さな黒い馬車。 城へと続く森の道を、人目を憚るようにひっそりと抜けていく。
からから。ころころ。 車軸の回る音と、石を跳ねる音が響き、 馬の吐く息が、白く闇に溶けていく。
やがて、馬車は森の中、煉瓦の城壁へとたどり着く。 蔦が絡んだ、暗く不気味な高い壁。 青毛の馬が、怯えて高く嘶いた。]
(49) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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[御者が馬を宥めて進むこと暫し。 赤錆びた門を前にして、とうとう馬は足踏みをするばかりとなった。 馬と同じほどに怯えた御者が、いくら鞭を入れようとも、 白い息を噴き出して、しきりに首を巡らそうとする。]
――構いません。 ここからは…わたくし一人で参ります。
[透明な声が、馬車の内側から投げかけられた。 御者が慌てて踏み台を用意し、扉を開く。
中から足を下ろしたのは、全身を黒で装った女。 幅広の帽子から黒いヴェールを垂らし その表情はうかがい知る事も出来ぬ。]
(50) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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記者 イアンは、薄闇漂う廊下の中、一歩一歩ゆっくりと足を進めている。
2010/06/18(Fri) 22時半頃
記者 イアンは、薄闇漂う廊下の中、一歩一歩ゆっくりと足を進めている。
2010/06/18(Fri) 22時半頃
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お父様や…街の皆様にお伝えください。 わたくしは、必ず―― 勤めを果たします、と。
[声を掛けられた御者が深く頭を下げる。 その様に頷いて、女は落ち着いた足取りで鉄の門に向かう。
ギ…ィ――…
重々しくも密やかな音と共に、門が独りでに開き―― 女を呑み込んで、再び閉まる。
残された御者は、急いで馬車に乗り込み、 馬に鞭をくれて、跳ぶように元来た道を去っていった。]
(51) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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[漂う葡萄の香りに身を委ね、懐から取り出すは懐中時計。 上蓋を開けると文字盤の部分は硝子を用いて、精巧な内部の機械をさらけ出している。 その機械のゼンマイと歯車の動きに目をやりながら、鼓動と同じリズムを刻む音に耳を澄ませる。]
私は何を寛いでいるんでしょうね。 見ず知らずの場所でゆっくりと紅茶を口にしている。 招かれたと言う謎の言葉―…‥
言葉を忘れた詩人に何をさせようとしているんでしょうか。
[感情の揺れを感じとった様に胸の銀のロザリオが小さな音を立てて揺れる。]
(52) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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[街道を駆け抜けてゆく馬車が弾いた小石にぶつかりそうになった。]
あっ…ぶねぇなぁ!
…御者め、居眠りしてんのか。 あるいは…もう魔力に絡めとられているのか。
[追おうにも馬車の後ろ姿はすぐさま見えなくなって。]
覚えてやがれー
[三下っぽい台詞を口にしながら、ふたたび歩き出す。]
(53) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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―1F廊下― [ざわ、と空気が震える。 突如現れた霧は人の形を取り、城主の姿に変わる]
この辺りだと思ったがな。
[集中し場所を特定すれば霧の姿で場を移る事も出来る。 とはいえ、多少の時間がかかる事 咄嗟には不可能であるが]
――…嗚呼
[見付けた。 裏口付近の、明かりの少ない廊下を歩む記者の足音。 獲物を捕らえる前の猫のように、瞳がすぅっとほそまった]
(54) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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― 森の中 ―
[霧の中を全力疾走する男が一人――赤い髪に左目を覆う黒い眼帯、人柄にしても身分にしてもよくは見えない相好。 息切れしつつも、後ろを気にするように振り返った。霧の中、何も見えずも――音は聞こえる。]
まーだ、追いかけてくるのかよ……暇な奴らー。 [軽口をこぼしても、町から走り続けた疲れは隠せない。あかんよー、目の前がくらくなってます。きっともうすぐ死ぬ絶対死ぬほら死ぬってば。もー疲れた。酒飲みたい。ビールかっ食らいたい。
そんな愚痴を頭にいっぱい思い浮かべて走った結果。 前方に城が見えてきたとき、 男は ナチュラルハイになっていた。]
(55) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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[たどり着いた先、立ちふさがるような塀に向かって人の悪い笑みを浮かべた男は同じ高さまで木によじ登った。 そのまま塀に飛びついて足をかける。後は向こう側に飛び下りれば、町からご一緒した追手ともバイバイさよならまた今度。余裕たっぷりに振り返って、追いついてきた追手に笑いかける。人の悪い笑みで。]
ふ、ふははははは!!ざまーみろや、ウスノロども! 家に帰ってボスに泣きついとけ、女に手ぇだした刺青小僧を逃がしちまいましたってな。しゃぶって親父のご機嫌でもとっとけ。
(56) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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―1F廊下―
……朽ちた城……
[廃墟、と断じてしまうのは簡単だが、とこつりと壁を叩いてみる。 石造りの壁は、存外にしっかり作られているような印象を受けた]
吸血鬼が本当に棲んでいるとして――
[彼――または彼女?――は、どのようにこの城の中で暮らしているというのだろう。どのように眠り、どのように獲物をむさぼるというのだろう。 全てを記すために、己はここにやって来たのだ。早速手帳を開き、廊下の薄暗さ、壁の感触。手元のメモに、走り書いていく]
……
[『ここは単なる廃墟だ』との思い込み。捨て切れていないと言えば、嘘になる。 覚悟はしていたつもりでも、青年は不用心だ。『そこ』に吸血鬼が居るとも知らず、周囲を見回しながら、足音を立てている]
(57) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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…おい、そりゃねーだろ。そういう飛び道具反則だって、ちょい待てタンマァっ!!! [追手がとりだしたのは最新鋭の銃。男が相手にしていたのは町のいたずら坊主ではなくマフィア。それを考えれば今まで打たれていなかった方が幸運だった。 男は今こそ塀の内側へ飛び降りるべきと、焦りつつも体勢を変えた。 その焦りが一瞬の遅れを呼び寄せ 男が塀から飛び立つと同時に左肩に痛みを植えつけた。
音はなかったので、弾丸ではない。 そう気付いたのは男が無様に着地してからだった。着地と言うより地面と抱擁、の方が似合う落ち方だったが。]
(58) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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[霧を抜ければ辺りをつつんでいるのは黄昏時の光。噂は本当かもしれない。]
……姉さんの、敵を討つんだ。 ……怖くなんか……ない。
[胸元の鳥の翼をかたどった銀細工をぎゅっと握りしめる。姉からの最後の贈り物。恐る恐る錆びの浮いた門を押そうとして――勝手に開いたのに驚いて後ずさりする]
(59) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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―1F 廊下― [低い声が闇の中から記者へと声をかける。 甘く毒を孕んだ声]
……迷い子か? このような場所で何をしている。
[咎める風ではない。 黒いローブに身を包んだ城主は足音も立てずに記者へゆっくりと近づいた]
(60) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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― 玄関前 ―
[朽ちて荒れた庭園の道を歩み、 枯れて久しい噴水の脇をすり抜けて、 城の入り口にたどり着く。
白い手が伸びて、扉に下げられた金具を握った。
こつ こつ
重厚な扉を叩く音が、静寂の中に響く。]
(61) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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[白磁を思わせる女の手が胸元でぎゅっと握り締められる。 窓辺に佇むその姿は恋に焦がれる娘にも似て――。 けれど焦がれ酔わせるのは郷愁かそれとも人間の血か。
圧倒的な力を有する城主とは違い女は力を分け与えられた者。 吸血鬼の中では亜麻色の髪を持つ女は脆弱な部類にある。 内に流れる吸血鬼の血が城主に逆らう気など起こさせない。 目覚めて初めて目にした彼を雛のようにただ慕う。
血を喰らう鬼となってからは人間の血も欲するようになった。 ただ当人は血を必要としなかった過去さえ覚えてはいないのだが。]
少しだけ……、咽喉が渇いたわね。
[ふっくらとした赤い自らの唇をぺろりと舐めて 蠱惑的な笑みを浮かべた。]
(62) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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[詩人の言葉にまぎれた笑えぬ冗談、 悼むような困惑したような微笑みは去り際に残されて、 新たな来客を出迎えるにもその微笑を浮かべたまま――]
……理をよく存じていらっしゃるのですね。
[確かめるような言葉には、静かに肯定を示し、深く礼を。 見慣れぬその装束には、少しばかり目をやってしまったけれど]
薔薇を好ましく思われますか? しかしそれは人を傷つけますので、 ――…決して、お手は触れぬよう。
[先ほど抱いた白薔薇は、自身の身からもわずかに香った。 忠言と共に眼差しをあげれば、こちらへ目を向ける来客、 ――妙なる蒼穹は沈黙の重みと共に伏せられる]
(63) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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―1F廊下―
……っ!?
[一歩踏み出した足音の残響が、完全に消えた、その時。 闇の中から、己のものではない声が聞こえた。反射的に振り返る。
黒いローブに身を包んだ、『男』。 分からない。まだ、断じてはいけない]
あ……えっと。 すみません。――……
[胸元に手帳を滑り込ませながら、必死で言葉を探した]
吸血鬼の言い伝えが残っている、との噂を聞きまして…… その、この辺り一帯を取材させていただいていたのですが、少し迷ってしまいまして、その……
[苦しい言い訳だった]
(64) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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……っ。
[ぎゅ、と拳を握り、門をくぐる。無理やり押し込めても行動にちらほらと本来の臆病さが現れてしまう。そんなことではいけない。弱いところを見せたらあっというまに。]
――それも姉さんに聞いた話だっけ。
[その姉も、この城に消えて行方知れずになり、もう何年がたったか]
(65) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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――森の中――
[時折吹く生ぬるい風が梢を陰鬱にさざめかせ、頬をしとどに濡らす霧の中。 曲がりくねった木立の中をとぼとぼと歩くのは、ぼろぼろの衣服に身を包んだちっぽけな姿。
頭上から零れる微かな光は陽光の残滓か、それとも銀色の月明かりか。 この森に迷って、どれだけの時間が過ぎたのだろう。 今が昼なのか、夜なのかすら分からない。
迷い込んだ森はどこまでも深く昏く、この世ならざる場所に踏み込んでしまったような錯覚すら胸の裡に呼び起こされて、俯いた黒い瞳が不安げに小さく揺れた]
(66) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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[今すぐ引き返して、この森を抜けることが出来ればどれだけ安堵することだろう。もはや、来た道すら定かではなく。それに引き返したところで帰る場所は、もうない]
――……わっ!?
[びゅう、と一際強い風が吹いた。 飛ばされそうになる帽子を、痩せて薄汚れた手が慌てて押さえ、小さく魔除けの文言を口ずさむ]
(67) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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大丈夫――きっと、大丈夫。
[狼の毛皮の帽子を身につけていれば、悪いものは寄り付かないと爺様が言っていた。 それに帽子を裏返して被るのだって、昔から伝わる魔除けのまじないだ。
不安に押しつぶされそうになる胸をぎゅっと押さる。 俯いていた顔を上げれば、影のような木立の重なる向こうに、ぼんやりと明かりが見えた気がして目を凝らした]
――……あれ? 何だろ、誰かいるのかな。
[じっと様子を伺った]
(68) 2010/06/18(Fri) 23時頃
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―1F廊下― [黒い衣を引き摺り、記者の傍へ寄る。 胸元へと滑り込ませる紙を一瞥したが、特に咎める事をしない。 代わりに、浮べる密やかな笑み]
吸血鬼を探して……我が城へ迷い込んだと?
[気だるげに壁に身を預け、首を傾いでみせる]
それで――…吸血鬼と言うのは、何だ。
[自ら城主である事だけを明かし、苦し紛れの言い訳を考える記者へとぼけた問いを投げた]
(69) 2010/06/18(Fri) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/18(Fri) 23時半頃
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>>63
[丁寧に対応してくるは、首に枷をつけた青年。 それを気にするように見やり、されど、それに対して、青年自身が臆するような素振りが見られないのを感じると、彼は、「ここ」の住人なのだと悟る。]
白薔薇はとくに香りはよく、東方の奥方も好まれますが……触れると、それは痛い。 そう、それは好む者自身を表しているが如く。
で、ここは、 薄闇に白薔薇を飾る「ところ」なのですかな?
[薄闇に白薔薇、それは、美しいが、同時に……とある地方では、死者の霊魂をいつまでも射止めるものだと訊いたこともある。]
(70) 2010/06/18(Fri) 23時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/18(Fri) 23時半頃
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[蒼い瞳の従者が去って、入れ違いに入って来た男(>>48)に、視線をゆっくりとやりながら、]
ええ、美しい薔薇ですよね。 私は、この白薔薇の花言葉に相応しい客なのか、それとも招かざる異なる客なのかもしれませんが―…‥ ところで、貴方も今宵の夜会と言うので正しいかは分かりませんが、誘われた方でしょうか? この集まりの意味もよく分かって無い私がこう言う事を聞くのも変ですが。
[カップを片手に、立ち上がると、香りを楽しむ為に白薔薇の元へ。 再び白い花弁の柔らかな感覚を楽しむ様に、薔薇の上に指を滑らせる。]
(71) 2010/06/18(Fri) 23時半頃
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>>71
[奥の男が白薔薇を弄り始めている。 その棘が遠目にも鮮やかに見えた。]
――夜会に誘われ、ですか。 ………招待状を受け取った覚えはないのですが。 どうも、こちらの方が言うのを訊けば……
[そして、首に枷をつけた青年の蒼穹の眸を確認したあと…]
――……どうやら、そのようで。
[そして、微かに指をたららっと順に折り曲げると、腰にある護身武具の位置だけ確かめた。]
(72) 2010/06/18(Fri) 23時半頃
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[どこからか視線を感じて立ち止まる。]
狩人なら、大声たてて邪魔しちゃ悪いが、おれを熊と間違えられても困るからなぁ。
[見通しのいい場所に立って、獣らしからぬ仕草を――すなわち、スキットルをあけて酒を飲む。]
(73) 2010/06/18(Fri) 23時半頃
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