114 bloody's evil Kingdom
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[少し意外そうな声色が返ってくれば]
うん、聞こえる。 前からちょいちょい聞こえてたんだ。
[声しか聞こえないのが悔しいけれど 何故だろう、彼女の声だけでも安堵する。]
逃げる……つまりこの国からか……
[ぼうちゅうじゅつ?と問うているところで 唐突に意識の退化が訪れる]
ぁ……、
(169) 2013/02/24(Sun) 23時頃
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[どうもこの意識、王女とドナルドという存在にのみ干渉され女の其れに戻るようで、パピヨンと会話が出来ていたのはドナルドから逃げてきた名残。]
おかあ――
[つぶやきの途中、かけられた声にはきょとんとした様子で振り返り>>156]
おにいちゃん、だれ? わたしのこと、しってるの?
(170) 2013/02/24(Sun) 23時半頃
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こりーん?うつくしい? どんなひとかな。
こっけい コッケー コケコッコー! [無邪気な意識は、フィリップに"聲"が聞こえることを隠すでもなく、中空の声を拾っている。気でも狂った少女のような様子だ]
(171) 2013/02/24(Sun) 23時半頃
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成る程。
まぁそういう資質を持つ人間はいるというしな。
[魔法の存在を考えたら不思議ではあるまい。
フィリップの方を睨みつつ。]
……あんた一人でどうにかなる問題を
とうの昔に過ぎているよ。
其処の目の前の男も……な。
[房中術について説明しようかと口を開いた矢先。
言動が急に幼くなる。]
―――…あー。
なんというか、やはり中途半端に成功した感か。
[どうなっているのだろうな、としきりに首を捻る。]
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[目の前の男、という聲が聞こえた。 その前後の言葉からパピヨンが彼をどう評価しているのか 幼い意識には理解出来ない]
おかあさん、このおにいちゃんはわるいひとなの? ついてっちゃだめ?
[小首を傾いで問いかける。]
(174) 2013/02/24(Sun) 23時半頃
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そうか…ピッパ、君は此処と其処を繋ぐ少女となったか。
胎内に還り、世界を視、産まれに戻るか。
[彼。自身の永きに渡った独白。果てなく届かぬ声が届いている様子に、少し口元を緩めた。楽しかったのかも知れず、嬉しかったのかも知れない。あれが一部の者が知る、国を騒がせた錬金術師の遺作となったか。子として母を頼る姿もなお可笑しい]
(嘗ての三十路の処女が――か)
[そう思うととても可笑しい。あの彼女が、と嘗ての頃を思い出せば身を捩って身体が震える。嬉しさとおかしさに暫し、視る事を忘れて肩を震わせ、声を殺して笑い続ける]
[その呼称には色々言いたいことはあったが、
とりあえずぐっと飲み込んだ。]
……だめだ。
そのお兄さんはお前をさらって食べてしまうんだ。
[だからついていくなよ、と。]
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[ぅ?と首を傾げた後、話している相手を聞かれると]
んとね よく知らないおじさんのこえと お話してるのは、おかあさん!
[嬉しそうに告げるが、聞こえた聲に、 びくり、と怯えた顔をして]
おにいちゃんについていっちゃだめだっておかあさんが言ってる。さらって食べられちゃうって。
こわい。
[とてて、と少し距離を置いて 悪いお兄ちゃんに向けていつの間にか――意識が女である時から――持っていた盾を掲げて]
わるいおにいちゃんは わるいおじさん―――ドナルドのなかまなのかな?
[ドナルドのことを意識すると、幼い意識はぷうっと頬をふくらませた]
(179) 2013/02/25(Mon) 00時頃
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