25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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私はイビセラ、ロビン
ひとつ目論見叶ったと謂うてみよう
主さま居らねば
喰らうは高嶺の華ひとつと
……そう謂う案もあった故
現世に残すもの…
残さずとも良いと、思っていたから。
何も。
背など、横になれば関係ないように思うのですが。
[花を見下ろして、少しばかり考える。
肩に置いた手で、首筋へと触れる。
目論見を語る言葉に触れた指に少し力が篭る]
その案が通らず、良かったと。
――ロビン。
[欲しているのは自分かと、裡に篭る思いに片方の手を自身の胸に当てた]
…――――白鳥は、
伝承から
逃れられなかった、らしい。
[さらり、と
黒髪が流れ俯いた。
言葉少なだった鵠はしかし
――イビセラの言葉に目を見開き、紫苑色で、睨む]
そう、――睨まれますな。
それが病からか本心ゆえかは別として。
いま現には高嶺様は生きていらっしゃるのだから。
それよりも。
いまだ残る獣にかからぬかの方が心配でしょう。
記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの口上を聞き、屋敷のものに茶を頼んだ
2010/08/07(Sat) 12時半頃
|
…確か…ロビンが法泉殿が 「喰おうとするなら報いを」と言っていたと ……それが獣祓いの…か。
[霞の話に思い当たることがあり口にして]
……法泉殿こそ既にないが 見取りと、見極め。二家がこのように 揃ったことはきっと吉兆
……二人に改めて協力をお願いしたい
(148) 2010/08/07(Sat) 12時半頃
|
記者 イアンは、さすらい人 ヤニクの現に「隔世遺伝のさらに間隔が広いこともあるのかもしれん」と
2010/08/07(Sat) 13時頃
何も……?
血の繋がりもあったでしょうに
……背は、そうやもしれません
実の所
唆しも後押ししていましたが。
[首筋触れた指、促されたように顔を上げた。
それから、白い鳥に視線を流し]
案はどの道先送り
先ずは忌わしき使者の片割れをと
……謂うてあったのを
二人に独断で
私が主さまを。
記者 イアンは、さすらい人 ヤニクのそうなのかなと言う声に、そうなのだよ、きっと、と笑って
2010/08/07(Sat) 13時頃
高嶺さまには、
選んだ花の一輪散ったさまを
見せ付けて
そう煽ったのはかの人
私は其れに乗っただけ
其の後どうする気かまでは知らねども
嗚呼、元は花故に
人を誘い捕らえる術は
芽吹いたばかりの私とは、比べようも無い
今も
……声が
…―――――
[睨んでいた眼が、
一瞬、揺れた]
霞月夜
か
それは……―――
[りん、と鈴が鳴る]
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 13時頃
……髪を同じに結えば良いと
かの人に。
[鈴の音にそうと取れる答え]
ボクの、巣箱から
雛鳥を浚っていった月は
私の花開くを待っていてくれたひと
真意は知らぬが
彼も、彼も
望みは望んだ数だけ
願いは願った数だけ
手に入れる
血など。
今の世にはさほど重要ではありはせぬ。
それに、どちらにしても残せなかったのですから。
[父はどうであろうか。
自分が亡くなれば、又新しい子を作るのかも知れずと]
元は花、霞の方か。
あの方は――。
[夢で契った相手。夢と思えばこそ。あれはただ一度だけのもの]
|
[霞と邦夜二人の返事を聞けば また一つ、嬉しそうに笑んで]
……今のところ…邦夜殿のお力で 夜光が人ということだそうです ……それと、これは… ここだけの話にして欲しいのですが… ロビンが月瀬と床を共にしたとの情報も… ロビンが獣でしたので…獣は人から孕み、孕ませる。 そこから、月瀬も獣ではないと…なります。
[霞に”このように情報があれば主の力も他を生かす” と、真剣な面持ちでつげて]
……華月、迦陵、高嶺殿、本郷殿、 情報をあわせますとここまで絞れました
(161) 2010/08/07(Sat) 13時頃
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記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの気がかりには、「その者達は大丈夫、かと」と
2010/08/07(Sat) 13時半頃
嗚呼、そうだ
ひとはもう
血を受け継ぐものでは、ありませんでしたね。
今の世ならばこそ
私の血は必ず、後へ残さねば
[霞の。
主の口から出た言葉に、淡い笑みを浮かべた。
冷たい色の瞳が見上げる]
……その霞の方が
良い体つきと、褒めていらっしゃいましたよ?
[そう謂って、視線を外す]
知って、いらしましたか。
褒めてくださったのならそれは嬉しいことでしょう。
花は花主だけのものですが、花主は、一人の花のものではなく。
けれど今は。
私にはお前しか映らぬと言うのに。
[はずされた視線を追う]
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 13時半頃
何故、…そんなことを。
[怪訝そうに
ロビン、を、イビセラを、見た。
髪結いを叱られた、なのに]
もう
届かない
[唇を噛んで、俯いた。]
――――、朧様…
…かげつ…
[自分を抱くようにしながら、俯いた。]
誑かしてはと、煽ってくれたものですから。
ただ
私は未だ、人食いの花としては未熟もの
すっかり主さまのもと根付いてしまいました。
……花主は一人の花のものでなく
けれど今は、主さまには私だけ
[外した視線は白い鳥に]
もう、届かない?
これまでも
届いていたとでも、思うの?
さあ……何故そんな事をしたのか
総てはあの方の手の内やも
|
……霞殿に縁がある人物が多く 霞殿は辛いかと思いますが…… 故に霞殿には身の回り、 何かわかることがあったら連絡いただければ
では、私は昨晩から徹夜ですので 一度仮眠をいただきとうございます。 何かありましたら、自室や 屋敷の者を使って捕まえて下さい。
[そう言って青年は頭を下げると その場から立ち上がって]
[学び舎と聖職者の花主、そして今と狭い世界で たかが18の青年はただ咲き誇ることしかしらず あまりに世間に疎く諸々を信じたまま その場を後にし*部屋へと戻った*]
(169) 2010/08/07(Sat) 14時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 14時頃
[風が運ぶ囀り]
ボクは、
[戀は糸と言うと心で出来ているのだと
柔らかくも切ないその言葉に
憧れていた遠い記憶]
失せもの探して
声を裂く
いとしや、いとし
我が吾子は
――…そら、其処にいるよ。
[登る声は拾えども
冬の声は届かない]
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 14時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 14時頃
[――――りん。
微かな鈴の音を立てて
顔を上げる。]
…―――届いていたなどと
思っては、いない。
死しては
手、伸ばすも 叶わぬ …
執事見習い ロビンのただ傍に立ち、あちらを*見やる*
望みはひとつ
願いはひとつ
二つ心抱いたなら――
[薄い唇から、うたを零すは主持つ花]
ふぅん
飛ぶ白鳥すら
あの高い嶺には届かないんだ。
[複雑な色帯びて呟くのは冬の蕾]
誰なら、届いたんだろうね。
[傍らにある法泉の
手を取り指を絡めて寄り添う。
遠く、現世を見遣る瞳は雪空の色
何時しか、気付けば其処にあるべきレンズが無かった**]
……わからない。
……死者にはもう、遠いことだ。
[俯いて、思うは何か。]
――――― …
[言葉は、少なく。
もののためしか、
高い位置で自分の髪を結い上げる。
鈴が、鳴る]
似ないね。
……そうしても、白い鳥は変わらない
[鈴の音に、思うた事そのままひとつ。
見遣る先
広がる不信]
…―――― そうか
[手を話せば、
まとめていただけの髪は
するりとほどけた。]
…そう、変わるはずも
ない な
変わりたかった?
[僅かに、首を傾ぐ。
レンズ無くとも、瞳は焦点を定めて]
……―――
…己は、己であろうと。
[一度だけ視線を合わせる。
それから、誰かを探すようにさまよう]
|
― 自室 ― [表座敷での去り際>>170霞の言葉には 人狼病の元の原因が不明な突発的なものだったことから 血の繋がりが確かに病を約束するものでもなく 病を約束しないものでもないことを口にして。
獣同士の契りについては「その可能性はあるが…」 と、口にしながらも、いまいちピンときていない様子で
>>171で髪を取りだす邦夜には、発作時間前には又 と、約束していたことを果たせるよう口にする]
[そして一人、今は自室で寝台に潜るが ……寝つけず、まんじりとただ横になっていた]
(196) 2010/08/07(Sat) 17時頃
|
死してなお?
己とは存外にあやふやなものだよ。
……死者の先輩として言っておくけど。
[硬質な声音。
冬の蕾は咲かぬまま、一夜先に此処にあり]
ふたつ心生まれれば
身はひとつ
引き裂かれ
望み叶わず、破れ散る
[散った花が詠う]
|
― 自室 ― [ただ、まんじりとしていた青年が飛び起きる]
………っ また……幻聴?
[辺りを見渡す。ここは自室。人の姿があるはずない。 覆った耳を覆いの上から掻き毟り。 覆いからはみ出た部分に爪が引っかかり血が滲む
青年は頭から掛布を被ると強く掛布を握って] [血塗れた己があの人に逢うことは出来ない。 それに、早くも無辜の者が二人死んだ今……]
(199) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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