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メモを貼った。
メモを貼った。
『 エリア◆ドコカノ町ステージ一覧◆
1:床彼サンタ・ワールド
2:床彼3丁目児童公園
3:公営床彼競馬場
4:発電所跡地(廃工場)
5:床彼城址公園
6:床彼駅南口ロータリー 』
んー。
俺がわかる範囲で残ってるのがジェームス、沙耶、ナユタ、
ヴェスパタイン……、あと一人は誰だろう。
ヴェスパタインはおそらく、紅だと思う。
ナユタや明之進と戦闘していたからな。
とすると残1名が紅であれば、ジェームズ撃破で
ドローになる可能性はあるのか。
しかし。
誰かが倒されるのを願うのは嫌な感じだな。
JMSは俺にとっては一応、紅の仲間でもあるし。
まぁ俺も芙蓉もあいつにやられたんだけどさ。
……今回のことに巻き込まれた仲間でもあると、思うし。
[ 慎重に言葉を紡いだが。
本当にこれは、ひどい条件だなと
また眉毛をハの字にした。つもりだった。 ]
でも。
……人数比をつけられたら白が圧倒的に不利だけどね。
64まで上げたキャラに勝てるなんて事、そうそうないんだから。
にゃんこが撃破されるまでに、白の人数が減ってる可能性も高かったし。
[実際に覚醒イベントがなければナユタはもうこちら側にいた。ミルフィもデフォで、紅には回復キャラもいる。
白から見れば、今同数なのは奇跡に近いかも知れない、とも。
それらは飲み込んで]
タイムアップの条件はそれこそ白には関係ないことだし。こっちが決めたわけでもないんだから怒りは決めた奴に向けて欲しいけど。
でも、だから、ドローを狙う意味は、あると思う。
…もし、もしもドローになったとして、
結局帰れなかったらどうなるんだろうな。
俺たち。
[ 既に何日もこの身体を使っていて
すっかり掃除屋ラルフに慣れつつある。
このままゲームキャラクターとして
閉じ込められて、NPCになったりして。
などと洒落にならない冗談を言って苦笑した。 ]
うん、ヴェスは話を聞いた限りだと紅、だね。
だから、今は3-2かな。
わんこも紅だし、白は沙耶ちゃんとナユタくんだけだから。
人数考えると白の勝てる隙間なさそうだけど。
[結局、紅の残り二人はどんな決断をしたのだろう。
少なくとも、最初にデフォナユタだったナユタと沙耶二人だけでジェームスに勝てるとは思えない]
タイムアップの条件は、だから白と紅、両方考えられる人に聞いて欲しかったんだけど……。
結局残り全員に知らせることになったみたい。
[なんだか頭を撫でられた。ラルフの表情は変わらなかったけど、慰めようとしてくれるのがわかったから]
……もう少し別の条件なら、もっと気持ちよく出来たんだろうけどね。
全員帰れない……か。
ここに残されたら、どんなふうになるんだろうって考えるけど。
残ることよりも、忘れられてしまうことの方が、やだな。
だって、表の世界には、「私」じゃない「私」がいることになるんだもん。
メモを貼った。
[記憶はまだ混乱中―
誰からも見つからないようにかくれていたら
どこからか細い猫の鳴き声が聞こえた]
ねこ…こねこ?
[泣き声のする辺りを探してみた]
黒いにゃんこ こんな処でなにしてるの?
[手を伸ばそうとしてふと手をとめる]
そうか…、
そうなるとぶっちゃけ、残っている紅のメンツの
考え方次第ってことになってしまうな。
ドローを望むならJMSを落としに行くだろう。
紅の勝利を望むならそのまま白どちらかを撃破、か。
[ 自分がジェームスの立場だったら一体どうしただろう。
…とてもじゃないが考えたくない。
ただ、向かってくるものあればJMSは戦う、気がした。 ]
忘れられること、か。
芙蓉には、忘れてほしくない人がいるんだな。
俺は……もうそういう相手はいない、けど……
[ 中身の話はしない、というマイルールがあった筈だが。
ついぽつりと、メリーゴーランドの音楽につられて、漏らした。 ]
……帰って、も一度、ピアノ弾きたいなぁ…。
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忘れて欲しくないっていうか、だって、生きてる人たちには「私」は生きてることになるんだもん。
ここに本当の「私」がいることも忘れられるなんて、やだなって言う話。
……ピアノ、弾いてたんだ。
ああ、だから、ホームが音楽講堂?
「ラルフ」と関係なさそうなステージだったけど、中の人も関係してるのかなぁ。
それとも、床彼の色んな場所から本人の意思が反映されているとか。
―― 床彼3丁目児童公園 ――
[しとしとと降り注いだ雨は
夜明けの光に消えるように止んでいった。
草露のように遊具を湿らせる水滴が、冷えた空気の中で煌めき、
緑下の落涙も最後の一つが落ちる。]
なゆ 、たくん
[しゅばっと現れた人影を、見上げた。
土管を覗き込む姿は何かを探しているようで、けれど探しものは窺えない。
頬に触れた水を拭いながら、その様子をそっと見]
[土管の中に潜り込んでいくナユタの、背を送る。
不思議な光景だ。夜明けの公園がそう見せるのか、
アストロノートが地を這う姿は不思議と、頑是ない子供の様子を思わせた。
地面に座り込んだまま動かずに、
少しくぼやけた視界でナユタの挙動を見守る。
小さな隠れ家の中で呟いたその声は、うわんと反響を伴い
澄んだ空気の中で鼓膜を震わせた。]
[何を言うこともないのは、何も知らないからだ。
言うだけの資格も、責任すらもないのなら
嘘に、してしまう可能性があるのなら喋ってはいけない。
言葉には責任がある。
だから彼女は、そぐう言葉を使いもし、かつ一方で口を噤む。
言葉を届かせられるわけでもないのに、唇を引き結び。
そうして彼女が作った沈黙も、長くは続かなかった。
(華麗に、とはいえ少しかっこ悪かった)ナユタの会話を下から聞く。]
[結論として。
クリスマスより、引き分けの条件も終了条件も、
この二人には伝わっているらしかった。
そして「パンサー」「ソウルメイト」「ヒー」は、拗ね た?]
J MSのこと よね
[何やらJMSと親交のありそうなナユタの台詞
会話の途切れと同時に次々に消えていく人影を目で追って]
……、 うさぎちゃん
今度は、泣かずに、 済む といい わ
[もうアタシには抱きしめられないしね。]
──クリスマス発見前くらい──
[頭ガシガシ掻きながら、サンタ・ワールドを歩く。]
こんな場合じゃなかったら、ああいうのも乗りたいんだけどな……
って誰かいた!
[数々のアトラクション。
いいなーって目をやると、そのうちの一つに人影があった。
片方は芙蓉で、もう片方は、]
ラルフ……
[思い込みで襲っちゃった相手だ。
話し中っぽいし、どうしようかと様子を見る。]
メモを貼った。
…そうだな。
ここに閉じ込められるくらいなら、死んだ方がまだいいな。
忘れ去られることと、いなくなった と認識してもらうのは
全然違うことだよなぁ……
あぁ、
[ うっかり中身情報を漏らしたことに気付いて ]
……うん。
あの講堂で弾いたことは何度か、ある。
どうもここにいるのは、床彼住民ばかりみたいだな。
最初は床彼町と公式コラボしたのかと思ってたぜ…。
[ そんなローカルなコラボ…と自分で突っ込みつつ。 ]
あ。
[ 芙蓉と話している時にふと、メリーゴーランド向こうの
通路を見やると。
見覚えのあるキャラクターの姿が、あった ]
……ダーラ様?
[ つい、様をつけるのは中の人のいつもの癖である ]
[そうして一人に戻った公園で
固めたままだった拳を、ゆっくりと解いていった。
思い切り握りしめていた手は自身の制御から離れてしまったかのように
動かないままで、もう片方の手で広げていくしかなく。
広げても、微かに痙攣の走る様だった。]
―― 会えた、かしら
伝え られた かな
[翠緑の瞼の下で朝露の名残を差し込む光に煌めかせ
浮かべるのは マスクのあの姿。
誰かに伝えようと、また会おうと思ったまま、
システムの壁が隔てたこの場へ転がり込んでしまったことを思う。
中途半端に、すぎた。]
大学の講堂で引いてたって事は、ラルフくんも大学生とか、OBとか?
確かに、ここの住人みたいだね。
ということは、やっぱり運営絡んでないんだろうなぁ。
無事に出られたら、――――ロクヨン置いてあるところであったりして、とか。
[ダーラの名前に顔を向けると、そこにダーラの姿があった。
発電所での言葉を思い出して表情は曇る]
ちょっと、今戦ってるみんながどこにいるのか見てくる。
[宙に迷うのはゲームの中だけではなかったけれど。
伝えない言葉は期限を過ぎれば意味もなく
ただ抱えたままにして。
一指ずつ開いた手を、片手で包んだ。
おそらく、そろそろなのだろう。と思う。
面を上げた先の朝の陽ざしは、どこまでも刺すようだった。
と思ったら]
……
[
夜明けが夜に戻ったような色した装備品が逆にまばゆい。
たとえ少しかっこ悪い登場の仕方だとしても。]
[
戻す。 うん、意味なかったね。]
あー…… どう も。
[片手を上げる。
さっきもこういうことなかったっけデジャブ。]
芙蓉、 あー……
ちょ、まった。
[何処かへ行こうとしているのが見えて、声をかける。]
[怪我した子猫に手を伸ばそうとして
ひっかかれた
「あぁ…その猫もうだめだよ
猫は死ぬときは姿を隠そうってするんだってさ」
泣きべそをかいて猫を追いかけていたら
誰か大人に声を掛けられた]
クリスマスから聞いたんだけど。
オスカーたちの話、白にだけ話すようにっつったんだって?
[切り出し方はわからなくて、うー、とか言いながら]
……四面楚歌がどうとか、クリスマス、よくわかってないっぽくて、状況わかんなかったから。
ホントは、なんつってたの。
[想像だけで補えることでもない。
本人の口から聞くのが、一番早い。]
と、ラルフ。
えーっと……
[ようやく、ちゃんと見た、気がするキャラ。
あの時はほんと、動転してたから。
申し訳ない気持ちで視線がうろうろして]
…………………… あの。
あのとき、いきなり攻撃して、 ごめん……
紅だっつってたの に その あんま信じてなくて……
[うろうろして、最終的に下を向く。]
[ミューズホールの消滅は知っていても、
そこが彼のホームだとは知らない ので。
もしかしてナユタくんたちに会いに来たのだろうか。
そうだとしたらやっぱりタイミングの悪いヒトだなあ。
オスカーに最後まで会えなかった自分の事は棚に上げ、
セシルを見上げながら思っていた。
聞こえない、だろうとは思いつつも]
…… 、 ナユタくん、なら 行っちゃった わ、よ
[一言、送った]
メモを貼った。
あー、うん。まぁ……そんなとこ。
[ 大学生か、という芙蓉の問いには曖昧な答えをして。
ダーラに挨拶?をされれば、片手を挙げて応えたが。
続く言葉には。
え?
……あぁ……、
[ 言われてから、ようやく当時の状況を思い出した。
ひどく取り乱していたダーラに攻撃されたこと。
そういえば、まともに話すのは初めてになるのか ]
…いや、あれはまぁ…
俺もずっと白組として行動してたからなあ。
信じられなくても無理はないさ。
[ステージ一覧から、戦っていそうな場所を考える。
さっき紅の面子が集まっていたのは発電所跡地だったから、そこが誰かのホームである可能性は高い]
じゃあ、又後で――。
[移動しようとして、ダーラに呼び止められる。
問われたことに一度俯いてから顔を上げて]
……。
白に話すのは、白が紅の誰かと戦うのは当然の流れだったから。
話さないという選択肢もあったけど、それだとまずはヴェスからって事になるだろうし。
本当は、最初は両方冷静に人に話すって案を出したんだよ。
でも、もしかしたらそれを聞いて紅がにゃんこを狙うかも知れない。
それだといくらにゃんこが64だっていってもかわいそうかなって。
でも、結局白と赤と両方考えてくれそうな沙耶ちゃんとわんこ、フランクの事ね。の二人に話したらどうかなっていったんだ。二人は仲が良かったから。
ちがうよ…ちがう。
まだ手当してあげたら…
きっとだいじょうぶだもん
元気なるもん
[だけどちっとも私にはなつかない
手を伸ばしても逃げるばかりだから]
まー、気にするな。
[ 何か申し訳なさそうな女帝の肩をぽむりする ]
それより紅だったのに足並み揃えてなかった俺も
悪かったな、とも思うが……、
どっちの組にいても俺、戦わなかったかもしれないなー。
黒豹は、どうするんだろうな……
[ ぽつり。今気になるのは、黒豹の心理。
もし、紅にも白にも標的にされたら――。 ]
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