人狼議事


52 薔薇恋獄

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 ばかやろうって、言われるかな。
 ――絶交かな。

[けれどそれも、あの瞬間まで。
日向が蛍紫に、失踪の真相を話せば、自分の挙動の意味と、謝罪の理由を察してしまうだろう。

そうなれば。

軽蔑、するだろうか。
嫌悪、するだろうか。
あるいは、呆れが憎しみに達するほど、恨まれるだろうか。

いつも、彼のほうが先に折れてくれて。
喧嘩が本気で長引いた事など無かったから。

想像も出来ない、彼の怒りに怯えることしか出来ない]


 ……っ、

[なんで、言ってしまったのだろう。
伝えなくてはならない事を、すこしでも伝えていくべきだと、分かっていたのに。

言っても、どうにもならないと。
良い結果など、あるわけが無いと、ほかならぬ自分が一番、分かっていたのに。

蘭香にも、気持ち悪いと思われたかもしれない。
大事な幼馴染を、もうひとりがそんな目で見ていたなんて。

此処が、予想通りの場なら。
早く、彼に会いたいと思った。
しあわせな所を邪魔するのは悪いけれど、早く、会って、彼の無事に安心して、謝りたい。
何もしてやれなかった全てを、許してくれないとしても、謝りたかった]


[けれど。

蛍紫には。

会いたくない。
会いたく、無い。


誰かと。……士朗と。
しあわせに、寄り添って。
これからを、見せつけるような、姿なんか。


見たくは、ない]


 …… 、だから、日向。

[助けなくて、いい。
助けて貰う資格なんか、ない。

この想いはきっと、恋獄にこそ相応しい。

聲は彼女へ届かなくても、そう、願い続ける]


[再び、ひとを見つける為に、歩き回る、足。

ぺたり、ひたり。
ぎぃ、ぎ。
ぱた、ぱたん。

不規則に鳴る、素足が床を擦る音。
止まぬ雨のせいか、ひどく不安定に響く、その音色]

 …――― 、

[ひとの声。男性の声だ。
ぎ、と音が一瞬止まり。ややあって、早まる。

そして]


―― 2階、階段 ――

[階下からは、くすんだ金髪より、白のシャツが視認されたか。

ふわり。

階上から見下ろすよう、俯きがちの人影から。
ひとすじの包帯が解けて、揺らめいた*]


メモを貼った。


【人】 道案内 ノックス

―1階廊下・自室前―

[幸い後輩>>139>>153とばったり出会うこともなく、階段を降りる。
中庭からの帰還組の世話は一区切りついた頃だったか。
廊下もいくらか静かになっていた]

……もう皆寝たのかな。

[途中、和室が並ぶ辺りを通る。

中で良数が寝ている>>138とも知らず、元々自室だったそこの前で、少し立ち止まってしまった]

…………。

[だけど、扉を開ける勇気はない]

(154) 2011/05/21(Sat) 19時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 20時頃


【人】 道案内 ノックス

―回想・調音の部屋―

[調音が崩折れた>>131とき、ごつっ、と音がして。だ、大丈夫かと縋りつく手を握り返しつつ問う]

一応、は。俺が確認できてないのはあとゆりしーだけ。今から見に行く。
……らんらんも、けーちんも、しろせんも戻ってきてる。

……皆、憔悴してるけど……。

[今風呂に入ったり色々しているところだから、一応は大丈夫だと告げる。
頷く成人の表情>>151が硬いのには気づいたが、きっと状況に動揺しているだけだろうと思い。
――それでも、調音よりは落ち着いているように見えたので調音のことを*頼んでおいた*]

(178) 2011/05/21(Sat) 21時半頃

―― 1階階段 ――

[ふ、と。人影が階上の方に見えた。
 居るのは暫く姿を見ていなかった誰かか、
 それとも、見知らぬ何者かか。

 …………

 近くで見れば判るだろうその髪色は、光の加減の所為かよく判らない。
 その面立ちも、はっきりと掴めないまま。
 判るのは白いシャツと、揺らめく白。

 ……見知らぬ何者か、の方に思考が傾いた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


―― 2階、階段 ――

 ……せんぱ い……?

[見間違うのは難しい長身と長髪
けれど、此処の現実味の無さが、断定を躊躇わせて。

ぼんやりした声音で、そのひとを見つめ]


メモを貼った。


【人】 道案内 ノックス

―自室前―

……あ、

[掛けられた声にはっとして振り向く。
驚きで咄嗟に泣き腫らした顔を隠すのも忘れていた]

用、って、わけじゃ……。

[また、視線をそらす。
だけど逃げるタイミングも見失った上に、行きたいのは丁度今寧人が出てきた風呂場の方向だ。
泣いて疲れきった頭では、一度引き返して寧人が去ってから向かう、という方法には思い至らない]

……逃げてばっかでもしょうがない、か。

ねいくん、ちょっと話があるんだ。……いいかな。

[頭の何処かで諦めながら、笑顔を作ってみせた]

(196) 2011/05/21(Sat) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

……ちょっと、変な質問するけどさ。

ねいくんって、よしやんのこと好きだよね?
友達とか、そういう意味じゃなくて。

[確認のような問いかけ。
中にいる良数に聞こえているとは思っていない]

(202) 2011/05/21(Sat) 22時頃

―大広間より―

まあ、俺たちが消えたのだって確定事項じゃねえけど、たぶん確定事項なんて、じっとしてても出てこねえだろうからな。

[だから、探す。足を止めても、解決はどこにもないと思った。
 繋いだ手は頼まれても離さない。存在を確かめるように指が絡み合ったまま。]


[近くから探す、という蓮端に頷いて、半歩後ろに控えるように歩む。
 足取り、手の引き、違和感はないか伺いながら。時折振り向く蓮端と、目が合えばどうかしたかと目線だけで聞いた。]

[異音を聞いたのは、ほぼ同時だったかもしれない。階段側、雨の音ではない不規則な音。]

……ああ。
誰か、いるな。

[上に、には同意を示して。こちらも立ち止まり、階上を伺う。]


[聞こえた、声は。
 どちらを示したかわからないが、せんぱい、と間違いなく言った。
 「この屋敷」の住人ではない、確かな証拠。]

誰だ?

[白いシャツ。白い揺らめき。
 はっきりとしない呼び声だけでは後輩の誰であるか断定できずに、問いを投げた。]


【人】 道案内 ノックス

性欲って。
……ねいくんの口からそんなストレートな言葉が聞けるとは思わなかった。

[突っ込むものの、いつものように下ネタで茶化す気はない]

気持ち悪いなんて思わない。
だって俺、そんなねいくんのことも好きだからさ。

[なるべく、さらっと聞こえるように言った。
でも実際、綺麗に笑って言えたかはわからない]

……ねいくん、いーこと教えてあげる。
よしやんも多分、ねいくんのこと気持ち悪いだなんて思ったりしない。

(208) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

―― 1階階段 ――

[聞き覚えのある声、のはずだった。
 けれどはっきり響いてこない声だったのと、何より一度、未知との遭遇の方に思考が寄ってしまったせいで……咄嗟に誰なのか判断ができなかった。]

 誰?

[恐れから、後ろの方に居る哲人と繋いでいる指に、力が籠った。
 けれど、聞こえたその言葉をよく振り返ってみれば、「せんぱい」、と呼んできていた訳で……]

 ……君は。


ノックスは、言葉を考えて選んだ末のyes、に、難しい質問してごめんね、と苦笑い。

2011/05/21(Sat) 22時半頃



 フーマ、くん?

[少し震えてはいたが、思い当ったその人の名を呼んでみた。]


 …… 、先輩だー!!

[哲人の声が加わって、セット認識しているふたりに、確信。
さらに名を呼ばれれば、こくっと大きく頷いて。

飛び降りんばかりの勢いで、階段をだだっと下り]

 オレですよオレ、哲人せんぱいは、記憶喪失とか言わないっすよね!?

[勢いのあまり、夕輝に抱きつきかけたところで、急ブレーキ。
両手を挙げて、踏みとどまり。

ふたりへ向けて、にへっと笑った]


[フーマくん、と蓮端が口にするのに、よく階上を注視したなら、ほんの僅かでも陽の色をした髪が見える、だろうか。
 それでも確信はなかった――のと、どういう条件で誰が、といったことに皆目見当もついていなかったから、悪い方向性の何かを危惧して、確認するように、問いを継ぐ。]

珀、なのか。

[そう言うのとどちらが早いか、階段を駆け下りる姿。
 ああ、珀で間違いないのだと、苦笑する。]


【人】 道案内 ノックス

……ううん、泣いたのはその。
俺がこう、色々弱かった、から。

ねいくんが好きだって気づいたのに。
なのによしやんから好きって言われてぐらついて。
どっちが好きかわからなくなって、どっちも同じくらい好きかもしれないって思って。
頭の中ぐしゃぐしゃになって……。

[またさらっと、今度は意識せずに余計なことを言った。
言ってしまったことには気づいていない]

(222) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

……いーんじゃないかな。
たぶん、ねいくんの気持ち、よしやんも気づいてるよ。
ていうか俺が言った。推測レベルだったけど。

[戻っておいで、という言葉に首を横に振る]

ううん、辛いとかそういうのじゃなくて。
今ゆりしーが一人だからさ。一人にさせちゃ危ないから一緒に寝ることにしたんだ。

……って、そういう書き置き残してたんだけど、見てない?

[部屋の机の上に、と言いつつ。
――良数が部屋の中にいる可能性とか色々と忘れて、扉に手を掛けて開こうとした]

(223) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

[さっきよりもはっきり聞こえてくる声。
 その声で、やっと確信が持てたところで……]

 っわ、ちょっ、やっ……!

[妙に高い声が出た。
 駆け寄ってくる楓馬に抱きつかれる……を越してなぎ倒される?のではないかと、一瞬仰け反ったりもした。
 結局そうはならず、寸前で止まった訳だけれど。
 哲人と繋いでいない方の手で、軽く胸を押さえて一息ついた。]

 良かった。フーマくん、だ。

 ……って、どうしたの、その……恰好。怪我。

[近くで見て、シャツの染みやら包帯やらに、漸く気づいた。]


記憶喪失?

[一瞬他に誰かがそうであるのかと、険しい顔を見せた。
 が、すぐに自分が珀へ、誰だと声をかけたせいなのだろうと思い至れば、軽く息をついて、]

馬鹿、あの位置からあの声だけで個人特定するの至難の業だぞ。
他に誰がいるのかもわかんねえわけだし。
こっから見えたもんなんて、その包帯とシャツくらいで――

[そこまで言ってから、包帯とシャツ、に違和感を感じた。]

……怪我、してんのか。

[そう窺う声音は、深い心配をにじませていただろう。]


ノックスは、開けようとした扉は先に開けられた。聞いてた?なんて問う余地もない。しっかり聞かれていたと悟る。

2011/05/21(Sat) 23時頃


 オレです。オレ以外の何者でもないっす。

[下ろし損ねた両手を上げたまま、苦笑する哲人に、うんうん頷き。
その言い分に、そういえばそうか、と]

 オレは、先輩たちと克希が居るだろうなって、分かってたから。まあ。
 ともかく、おふたりが無事なの、確認できて良かったっす。

 ……すみません。大丈夫です?

[一息つく夕輝に眉を下げ。
ついで、ふたりから心配げに問われれば、ゆるゆると手も下がって]

 んー…… せんぱいたちが居なくなってから、色々ありまして。

[ちょっと薔薇の茂みに突っ込んだもんで、と視線をふたりから落としつつ、比較的傷の無い左頬を掻き。
困ったように、苦く薄い笑いを浮かべた]


楓馬に心配そうに声を掛けた哲人の方を、自分でもまた心配の色の瞳で一瞥した。


【人】 道案内 ノックス

や、俺も……相当鈍いよ。

[そう言って、出てきた良数から差し出される手。
勿論、寧人に取らせるつもりでいた。寧人を見て、なのに]


……っ、ね、ねいくん!?

[背を押されて戸惑う。
更に一歩下がられて、待って、と口にした]

(234) 2011/05/21(Sat) 23時頃

分かってた?
何か知ってる、のか。

[今一番知りたい情報を、珀は持っているように聞こえた。
 ここがどこで、どうして誰が、ここにいるのか。]

一応まあこのとおり、無事だ。
お前も怪我、ひどいみたいだけど、無事でよかった。
そんだけ走り回れるんだから、十分だろ。

[処置はされているようだから、心配して治るものでもないし、からかうように笑って安堵を見せる。
 その笑みに隠して、そっと蓮端の手を自分のほうに引き寄せるのは、小さな嫉妬。]


【人】 道案内 ノックス

〜〜〜〜〜………。

[ぐぬぬ、と効果音がつきそうな表情をして]

……ずるい。

俺が、言っていい言葉じゃないけど。

[寧人が好きだと、一度は拒んだ手。そして今も取れない手。
今更、……手を取る資格などあるのだろうかと。
寧人の恋を応援したいのにと。
迷う心]

ずるい。
ほんと。

……だから嫌いになれない。ふたりとも。

(239) 2011/05/21(Sat) 23時頃

 ……信じてくれるか、わかん、 ……、…… 

[ぶんぶん、首を振った。
駄目だ。そうやって、逃げて、どうしようもない後悔を抱えたくせに。

ふるえる手を、ぐっと抑える。
今は痛むはずがないのに、じくじくと疼く胸元に、つよく押し当て]

 信じて もらえるまで、話します。
 聞いてくれますか?

[哲人を、まっすぐ見上げた。
からかうように笑ってみせてくれる先輩に、やっぱり気持ち悪いと思われてしまうかもしれないけれど、話そう。

そんな決意でいっぱいいっぱいだったから、さりげない手の仕草には気づいていないのだった]


【人】 道案内 ノックス

[寧人の言葉に、どきりとして顔をそちらに向ける。
とても単純だ。わかってた。自分がどんな人を好きになるか。

好きだと言ってくれた人を好きになる。
自分を理解してくれる人が好きだった。

だからこれまでずっと女の子の告白を受け入れ続けてきたのだ。
……中身までは中々理解されなかったけれど]

[伸ばされた手を振り払えるわけがない。
だけどその手は、良数の手の上に乗せられて]

……あ、……。

[さんざん泣いたはずなのに、また泣きそうな、……縋るような目をして、ゆっくりと良数を見る]

(252) 2011/05/21(Sat) 23時頃

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