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…… っくしゅ。
[寒さで耳鳴りでもしたのかもしれない。
頭をふるふる、軽く振った。
そういえば夕輝が、風邪フラグとか自分を棚に上げたことを言っていたけれど…… まあ、彼の心配は自分がしなくとも良いハズ。
生来のお節介はどうしようもないから、広間の前でドスの利いた声を掛けられた時の二の舞は避けたいものだが、これからは大丈夫なんだろう。
大丈夫じゃないと困る。
シャツと包帯越しの腕を擦って、はあ、と両手に息を吐きかけ。
再び、床へ手を伸ばした*]
メモを貼った。
自分で言って、何照れてんだよ。
[普通でない方のホテル、実はそういう所を利用したことだってある。
甘い空気には慣れなくていつも通りツッコミを入れて、室内を見回った事、クローゼットの中に衣類が使えそうな事、風呂にはもう湯を張ってあることなんかを伝えたら驚くだろうか]
俺はいいよ、お前の方が、男とで大丈夫なのかなとは思うけど。流石に無いだろ?
[二年の頃に自暴自棄になっていた時期があって、女性だけでなく男性とも関係をもっていたりもした。恋人なんて甘い関係ではなく、互いの欲を発散させる為の都合の良い、なにか。
三年になってからは落ち着いて、最近では清く正しく麻雀ばかりしていたから気づかれる事は無かったと思う]
とりあえず、試してみよっか。
[挑発するようにちろりと唇を舐め、ベッドから降りてバスルームに向かう顔は学校では見せない種類*]
【人】 見習い医師 スティーブン─ 庭 ─ (83) 2011/05/23(Mon) 18時半頃 |
[呼ばれる、名前。
この身体で生まれてきてからずっと変わらない名前。
おれがおれなんだって意識できる、名前。
何度も、何度も、その名前を、哲人が呼んでくれた。]
てつ。……てつひと。
[多分、今初めて、この人のことをおれはそう呼んだ。
少しでも長い間、その響きの色を感じて居たくて……。
時間を掛けて、最後までその名前を呼んだ。]
[抱きしめられるがまま、哲人の腕の中に身体を預けて。
胸が苦しくなるくらい、ひたすらに抱き合った。
彼の体温と自分のそれが合わさって、温め合う。
……確かに彼はここに居て、そしておれも、ここに居る。]
哲人、てつひと……っ。
[俺の、と言ってくれた人。明るく笑ってくれた人。
だからおれも、屈託なく笑み返そうとした。
けれど胸の奥から、形にならない熱さがたくさん込み上げてきて……。
また涙が止まらなくなって、それでも、安堵に表情が緩んだ。
掛かる彼の重みが心地良かったり、くすぐったかったり……。
おれもそれがすごく嬉しくて、夢中になって、じゃれついた。
何もこわいものなんてなかった幼い子供の頃。
一度その時代を失くしてから、ずっと忘れていたように思う、その感覚。
まるでその時みたいに無邪気な心で、]
好き、大好きっ、哲人……!
[泣きながら、そう叫んだ。
今のおれは、他の誰でもない夕輝。
そしてそう認めてくれる哲人が今、ここに居る。
その人の存在を。彼を通して自分の存在をも。
もっともっと、確かめたくて。
小さく吐息を零しながら、額を寄せて。
それから唇をもまた、寄せた。]
【人】 見習い医師 スティーブン[手折った4本の薔薇を持ち、また別荘の中に戻る。 (84) 2011/05/23(Mon) 18時半頃 |
メモを貼った。
【人】 見習い医師 スティーブン─ 大広間 ─ (88) 2011/05/23(Mon) 19時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン はい。 (91) 2011/05/23(Mon) 19時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン 想いの残滓……そうですか。 (101) 2011/05/23(Mon) 20時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[言葉に悲観の色はない。 (102) 2011/05/23(Mon) 20時頃 |
だ……って、調子狂うんだよ!
[友達っぽく接するのも恋人っぽく接するのも恥ずかしいのだとぼやく。
室内の説明を聞いているうちに一度落ち着いたが、続いた言葉に]
え、……えー、あー、うん。無いな。
[一瞬何がないのか考えてしまった。
そして、あれ?と思う。――良数は、ある、のか?
でもそれを今問い直す勇気はなく]
……ん。
[試すって何を、と切り返そうとして見たのは挑発的な表情。
――そりゃあ、年上のお姉さんからそういう色っぽい表情を見せてもらったことだって一度や二度じゃなくあるけれど。それとはまた違う。
――緊張を気取られないように表情を繕うのに集中していたから、結局声に出せた返事は、ただの肯定の音]
メモを貼った。
【人】 見習い医師 スティーブン ええ、そうですよ。 (109) 2011/05/23(Mon) 20時半頃 |
俺だって、彼氏が出来たのは初めてだっつの。
[緊張するのはどちらも似たようなものかと、バスルームまで歩いた後、躊躇わず服を脱いでタイルの上へ。
女性としかしてこなかった道也が、いきなり同性と、というのにはとてもハードルが高いのだろう。
露骨に萎えられたら、どうしよう]
怖いのは、お互いさま。
メモを貼った。
[躊躇わずに服を脱ぐ姿を見て、ああもうなるようになれとこちらも服を脱いだ。
鏡を見るのは照れ臭かったので、やはり未だに首の花には気づかないまま]
……だよなあ。
…………っていうか、まずは普通に身体洗おうぜ。
[流石にシャワーは1つしかない。シャワーヘッドを持って、先、使う?と尋ねた]
脱いだとは言っても大事なところは一応タオル巻いてる。
まずはってか、ふつーに風呂入りに来たんだし。
ね?
[道也の身体を直視してしまうと、いろいろと反応してしまいそうなので視線を流し]
先どーぞ?昨日入ってないっしょ。
なんなら、洗いましょうか王子。なんつて。
[ボディソープを手に泡を作る、もこもこもこもこ]
タオルをひんむいてやろうか、とか。
【人】 見習い医師 スティーブン 暴走? (118) 2011/05/23(Mon) 21時頃 |
……そうだった。
[本当に調子が狂う。
甘い空気を作る、いつもの"王子様"にはなれそうにない]
んじゃお言葉に甘えて。
……背中流してくれる?
[もこもこ泡を奪ってやろうかとも思ったけれど。
まあおとなしく甘えておくことにした]
[王子の顔を作られたらひどく複雑な気分になっていた、俺は今までの女の子たちとは、違うから]
はーい、なんだろ。俺昨日から人の身体洗ってばっか。
[あの時とはまた話が違うが、二度連続でこうなるとは流石に思っていなかった。
あわあわを背中へ滑らす、首筋から肩、背中を経て腰。
タオルが、邪魔だ]
[てつひと、と、四つの音で名前を呼ばれる。
耳に触れる長さが、くすぐったい。
きっとそれにも、夕輝、と呼び返した。
身体を預けられれば、苦しくなるまで抱き締める。]
[涙に呼び声が揺らぐなら、その手を少しゆるめて。
そうっと、そうっと、シャツ越しに背をなでた。
時折、二度三度また抱き寄せながら、何度も、ゆっくりと背のラインを上下する。]
なんだよ、泣くなよ。
[今は躊躇わず、言える。
じゃれるように触れあえば、あたたかい気持ちが胸を満たして。
穏やかな想いで、目の前の蓮端を包み込む。
お互い子供みたいに、笑ったり、泣いたり、していた。]
ん、俺も。俺も好き。
[肩に雫が落ちる。叫ぶ声に、こちらは静かに、返す。
好きだ。好きだ。心のなかは騒がしかったけれど。
背をなでる手を止めないまま、耳元に唇寄せて、囁いた。
こんなに好きなのに。こんなに傍にいるのに。
三年間も、ここにいる間も、はじめて好き、と言った気がした。
照れる暇もないほど、近すぎる距離になってから、はじめてようやく告白して。
寄り合う額、近づく唇。みんな、みんな受け入れる。]
[深いところまで、口づけで求めあう。
夢中すぎて呼吸が苦しくなって、離して。
それから、しあわせを隠せない笑顔のままで、またじゃれるように寄り添って、色の濃い瞳を、見上げる。]
な、でも、俺さ。
お前から呼ばれんの、テツのほうがいい。
哲人、のほうがお前の声、少しでも長く聞けるけど。
テツ、のほうが、お前との距離が短くなる。
[それはたった音二つ分の距離。それでも、近くて遠い距離。
その距離をもっと縮めようと、くちづけの続きをもう一度、ねだる。]
昨日? 洗ったってー……
[誰を?って聞こうとして口を閉ざした。
つまんない嫉妬だ。聞かなかったことにしよう]
んー気持ちいい。
なんかこう、自分でできることを人にしてもらうのっていいよね。
贅沢してるって感じがする。
[そんな理由で美容院とかで髪を洗ってもらうのとか肩揉んでもらうのとか結構好きなのだ――と思っていたところで、はたと気づく]
ん、いや、そこは流石に自分でやる。よ?
[あわあわ貸して?と手を差し出した]
【人】 見習い医師 スティーブン[甲斐の答えは先程と同じ。 (127) 2011/05/23(Mon) 21時半頃 |
メモを貼った。
あー、耀を。
お前あんとき居なかったもんな、結構大変なんだぞ。意識無い人間を洗うのって。
[誰も手伝ってくれなかったしー、とぼやいておく。
その後織部に見られてはいるのだが、それは言わない]
俺は結構する方が、好きかな?ゴホーシいたします。
……ちっ。
[舌打ちを隠さず、あわあわを手に。
そうして、泡まみれの道也の背中に胸をくっつけて、泡の残った手を前に回そうと]
メモを貼った。
【人】 見習い医師 スティーブン[暫し、顎先に手を宛って考え込む。 (134) 2011/05/23(Mon) 22時頃 |
あ、ああ。そっか。
ごめんなー2階の様子見に行ってたから、さ。
[それは、仲良さげな二人を見ていたくなかったから逃げただけだったのだが。
……それを思えば、今こうしていることはなんだか不思議に思える。
それと同時、寧人のことを思い胸が痛んだ]
うむ、くるしゅーない。
――って! こら、自分でやるって、言ってっ
[背中に触れる温もりに一瞬動きが止まる。
前に回される手に抵抗はしてみるものの、……多分、負ける]
もしかしたら、心のどこかでは負けていいと思っていたからかもしれない。
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 見習い医師 スティーブン[甲斐の視線につられるように、浜那須の方を見る。 (138) 2011/05/23(Mon) 22時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[大広間を出る直前、足を止め、甲斐の方を振り返り] (139) 2011/05/23(Mon) 22時頃 |
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