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[消えているのは、ショッピングモールとバー。
バーは多分、フランシスカのホームだ。
最初に訪れた時に彼女がいたから。
ショッピングモールは、ミルフィのステージだった、はず]
……まずいところに飛んで行かせちゃったな……。
[移動した頃合いなら、丁度ミルフィが大変だった時なんじゃないかと思って、息を吐く]
さてと。手当たり次第、移動してみようか。
[そもそもエリアがいつも知るエリアではないのだから、違うところを見つけるのも難しそうだけど。
ステージ一覧を上から選んで移動する]
―→床彼サンタ・ワールド―
メモを貼った。
―床彼サンタ・ワールド―
[辿り着いたところは、紅のたまり場になっていた]
……なんでここで回復材貪ってるのこの人たち。
[サンタワールドの中、救護室まで行けば回復キットが散乱していた。
その救護室から出てきたダーラは今回始めてみる顔。
その動きや口調に中身は男だろうな、と考えて]
――にゃんこがいる。わんこもいる。
[いやいやそうじゃない。ついいつも通りに笑顔になりそうになったけれど、私を倒した黒豹だ]
[けれどその姿も突然消えて――恐らくはステージ移動――、肩を落とした。
どうせ今リベンジは無理なのだから、ここでがっかりしても仕方がない。
それよりも、決着がついてしまう前に何か糸口でも見つけないと、終わってしまってはまずい、気がしていた]
【人】 女主人 ダーラ……怪我の調子は? (163) 2013/07/09(Tue) 23時頃 |
[ナユタの謝罪にきょとりと瞬く。
約束していたわけでもないし、はぐれてしまったのはあの状況ではしかたないことで。
なによりどこにいるのかも分からなかったのだから――]
ナユタのせいじゃないから。
合流できなかったのは、私もいっしょ。
[ふる、と首を振って呟いた]
[
通常の、ゲームであれば観戦モードに移れば状態の変化は消えている。
ロクヨンのリアルさに、歪な感覚をしょい込むことはあれど微かなことらしい。
けれど通常の、がつく経験談がこの状況で
どれほど適用できるのか。
だからこそ、答えはない。
うまく出来ないのはいつものこと。
うまくできる兄の背中を追うのも常の事。
言葉へ否定を重ねることは出来ず、微かに生じた挙動も
強く瞼を降ろすことで気付かれないよう打ち消した。]
[そうしてクリスマスに伝言を頼んだ後の事。
クリスマス語
ほんのりと胸が暖かくなる。
――それがどこまで、通じるのか、分からないけど。
クリスマスにもホームがあることを、今更知って。
頼んでばかりだった一連を思い返し、
微かに、オスカーを思い起こしながら手を振る。]
ありがと、……
…… なにか、お返しできれば いいんだけど
[記憶の湧き上がった刹那のこと。
反応するのが遅れて。
そう返したのは、クリスマスが消えてしまった後になった。
金の名残か、夜空の中に煌めきの残滓を眺めながら口にし]
[公園へ残る面々を、見るとはなしに眺めた。
白いマスクの姿はどうにも不審者然としていて、
それでもナユタや沙耶と話す姿は、白らしくある。
結局、信じられないままだった。
浮かび上がる寺院での姿と音楽講堂での姿。
紅、白 両方の陣営を口にしたマスク姿を、
そのどちらであるとも判別し切れなかった。]
――……
[僅かに唇をとがらせて思考に陥りかけた時に
傍らより問いかけの言葉が聞こえて。
地面に座り込んだまま、瞬きを重ねた]
あ、
え、っと
これからの、こと よネ
[口調は意識して“ジャニス”的に。
黒目の小さな眼は、突然振られて彷徨った。
観戦モードで目覚めた時の自分とは
違う、その思いの発露を、]
―― ミルフィ、ちゃんは
どうしたら、いいと 思う ? ……かしら
思索は様々な方向に手を伸ばして、結局聞き返すような形に
[変わったところは、なさそうだと次のステージに移動しようとして]
……クリス。
[こちらへやってきたクリスマスに気付き手を止めた]
だめで元々か。
[ふよふよとやってきたクリスマスへ手を上げて]
ねえクリス、ステージに変わったところとか、ない?
ここだけの話じゃなくてね。
観戦モードって言っても、どうせ応援の声なんて届かないんだから、このおかしな状態の原因でも突き止めようと思って。
[ところどころ耳に入る、もう一人の脱落者の名。
恐らくミルフィと同じようなタイミングで落ちたのだろうと、
どこのステージが消えたのだろうか、と
思う一瞬、ぱちり――音が聞こえる。
蛍光灯の風前のともしびのような、最期の悲鳴のような、音が。
ぱちり、――もう一たび重なった灯は天瞬と同時に。
刹那の瞬きと共に消えて、掴みとるに能わない。]
[白いマスク姿の人ははじめてみる。
だから白かどうかはわからないまま]
――ん、どうしよう、かな。
こっちの声は、とどかない、し。
なにか、できることって、あるのかな……
[首をかしげて考える。
何もできずにただみているだけならここにいる意味なんてない。
なにかしていないと不安だと、どこか無意識で思っている]
……赤組の様子でも……見にいくぐらい?
[みたところでなににもならないかもしれないと、苦笑を零す]
― 床彼駅南口ロータリー ―
[揺れる視界を認めたくなくて、暫し瞼を閉じ、じっとしていた。静かにしていれば、流れていく命――減っていくHPの流れを感じ取れる気がした]
なんか なァんか
いっそ、気持ちいィかもしんね
[いつも熱く燃えるようだった命。
躍動する身体は、リアルの自分そのままのようで
本当は少しだけ、疲れていたのかもしれない。
アイテムバッグの奥に押し込んでいた、デフォルトの赤い花飾り。僅かに敏捷をあげるそれを水に浮かべ、揺らし、微かに震える手で黒髪に飾った]
………ンだよ
[つむじ風に黒髪が舞う。
赤い花びらははためいて、けれど黒に留まったまま。
薄く開いた瞳は気だるげで、そこに殺意はなく]
あー………
[伏せられる瞼。
やがて現れ、ヴェラに向けられた瞳は、常のよう――否、それ以上に煌き殺意に燃えていた]
いや むしろ殺すつもりだった てか
ンで生きてんだよクソ忍者
[気力は全身にまでは行き渡らないよう。
覚束ない足取りに、フランシスカは低く哂った]
死ね お前も―― ……死ね
[助走するなんて、わかりやすく向かってくるなんて親切なことだ。足はうまく動かないはずなのに、ステップを踏むと思えば、ヴェラの攻撃も身軽にかわせた。何処か掠った気もしたが、既に傷のない場所なんて探すのが大変なくらいだったから、よくわからなかった]
はっ 死ねっ!!
[止まれば、もう動けない。
避ける身体、返す足は蹴りを繰り出し、流れるようにヴェラを追い詰めようと前へ進む。
傷つけるよりも、美しさを。
散る赤に笑みが深くなる。
踊っている自分――フランシスカが美しいと感じたのは、初めてだった]
[ダンスにはリズムが重要だ。
同じくらい、呼吸が重要だ。
続かない息、止まりそうになる鼓動。
足があがらなくなりかけた、その時]
―――…ッ!
[切り裂かれる身体。
開かれる、引きずり出される赤。
まだこんなに残っていたのか。
衝撃に見開かれた瞳は、再びゆっくりと細められ]
………ぁ
[ぱしゃん、とやけに軽い音が耳元で響いた。
水面に向かう赤が、魚のように見えて]
うらや ま ……バカか
[溶ける赤、はためく赤。
散った花弁は噴水の外へ流れ、
光の粒子となって宙へ解けていった**]
この、状態で 出来ること って
……やっぱりそう、浮かばない わ よね
[視界では突如現れた明之進がものすごい勢いで
十面相のように表情を変えてるのを見
よくもこうまで素直に感情が出るものだと瞬きを重ねた。
少し思うところがあるかとは思ったけれど。
やっぱり、自身とは違いそう。]
うん、赤の様子と
アタシ――……オスカーくん、を、探してみようかな、て思うの
[少しく顰めた眉は自分の選択に自信のないことを表している]
オスカー、くん
不思議なこと、言ってたのやっぱり気になって
普通のCOM なら、観戦モードにもいない、だろうけど
……普通の、COMてわかるなら、それでも いい、 し
そっか。
うん、知らなきゃ良いんだ。
ただ、じっとしてたら色々思い出しそうだから動いてるだけ。
紅の妨害とか出来れば一番良いんだけど。
観戦モードなら無理だしね。
[肩を竦めて言うと、わかったら伝えるというクリスマスの言葉に]
うん、じゃあ、わかったらで良いから。
[とだけ口にした。
実のところあまり期待はしていないのだけど。
そもそも、違うところがあるのかも怪しい]
メモを貼った。
ほら、セシルくんが呼んでるよ。
[やってきたセシルの姿が見えて、クリスマスへと声をかけた。
黒いアーマーは一度見た時とは違う姿]
[思い浮かばない、とゆっくりと頷く。
明之進が突進するような勢いなのには一度瞬き。
つぎつぎと人が増えていく公園をただ眺めて]
……オスカー……?
あ、ホテル、の?
[名前を言われてもぴんと来なくて。
COMと曰われて最初になくなったステージを思い出す]
クリスマスもCOM、だよね……
でも、伝言する、とかやってるし……
オスカーも、どこかにいるのかな。
[よく分からなくて首をかしげて呟く]
……探しに行ってみる?
[赤がきた公園を見ながら問いかける]
あはは、出来ないのはわかってるよ。
でもログアウトできないんじゃこの中にいなきゃ行けないでしょ。
手持ち無沙汰なのよ。
[セシルの方へと歩いて行く姿を眺めて]
【人】 女主人 ダーラ[フランクがどこまで知ってるか、聞き出すのも面倒でわかる限り押し付けた。 (207) 2013/07/10(Wed) 00時頃 |
[COMのホームが会話に上がり、ゆっくり頷く。
幕開けとなったホテル乱戦の主役を務めた魔法執事を脳裏に描き]
本当に、……ほんとうに、
それで どうにかなるのかは 分からないけど
オスカーくんから仕掛けてきた時に、
――……死んじゃう、時もだけど
台詞がちょっと気に、なって
[望月の彩る城址公園で、ほんの少しだけ考えたこと。
それがオスカーの台詞と共に蘇る。]
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