145 異世界の祭り
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あはははは!!
[ロケット花火作戦が何かのツボに入ったのか、爆笑していた。]
[彼女の言葉に小さく笑みを浮かべ、今は声も届かない相棒に意識を向ける。]
アンナさんは何を思って私にとり憑いたのでしょうね。
[自分は頭も固く、犯人向きではないと思う。
異世界であったらしい事を聞けば、狼狽し]
…そ、そんな事があったんですね。
私、その世界で生き残れる自信がありません。
[そもそも自分に戦うなど無理だ。
アンナがいなければトニーにあっさり殴られて気絶で終わっていただろうと思う。
楽しかったかもと思う事にする、という斉花の言葉には笑顔で頷いてみせ。]
少なくとも私にとっては、セイカさん達と出会えたこの時は楽しいものでしたよ。
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[3、2、1…]
…‥羽目を外すって、 こういう事だよね。
一緒にいこう?
[沙耶を抱き締め、チェシャ猫のように口元を緩ませて。 振りほどくには、75(0..100)x1以上の力か、吉が必要だろう。 そして、ロケット花火は、53(0..100)x1 偶数:空高く舞い上がる。 奇数:屋台の合間をびゅんびゅん飛び続け暴走。]
(70) 2013/09/23(Mon) 00時半頃
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え、そこ笑うところなんですか?
[文化の違いなのだろうか。
男は爆笑している斉花に困惑する。]
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 00時半頃
[アンナがディーンに取り憑いた理由……からかい甲斐があったからではないかと思ったが、言わぬが花だろう。]
……私もなんで生き延びたか不思議だわ。
そりゃ元の世界にいきなり戻ったって暫く馴染めないわよ……
[辛い現実を少し思い出しつつ、]
……貴方、結構トンでもない目に合ってると思うのだけど。
ドM? ドMなの?
[ディーンの素直な言葉には、照れを隠すようにそう言った。]
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にゅ …‥逃したか。
[腕の間から沙耶は零れて。 警棒が頭に触れバリリと電流が流れた。 ふにゃあ、と目を回しつつ花火にしがみつき、そして凄まじい速さで周囲の景色が流れる。]
たーまやー
[ぶばばばばばば。 色彩鮮やかな火花を後部から放出しながら、やや呂律の回ってない声が響く。辺りは、村人達が暴走ロケット花火を避けようと騒ぎになっているようだ。]
(75) 2013/09/23(Mon) 00時半頃
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ーー〜〜!!
[暴走してびゅんびゅん飛び回るロケットに、笑いの上限を超えてしまった。
お腹を抱え、膝をパンパン叩いている。]
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[やがて花火は空高く舞い上がり、 両手がぽろりとロケット花火の胴体から離れる。]
『ぴよぴよ。ぴぃぴぃ。』
[小さな体が落下する。 意識が途切れそうな為、落ちる先がどこかは知る由はなかった。**]
(78) 2013/09/23(Mon) 00時半頃
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―広場―
[実は射的屋前は事件現場でもあるっぽい。
なので、きっと諸々の騒動もそれなりに把握出来ている、多分。
こちらは射的屋の手前の台(進入禁止柵でもある)に
軽く凭れて周囲を見ている]
先祖は、退治出来てたらやってただろうな。
今も言ったけど、そいつは封印されていて手が出せない。
殺せるかどうかも解らないのに、檻から出す訳にもいかないのさ。
多分殺せないしね。人智を超えたモノの厄介なところだ。
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 00時半頃
[斉花が相棒に選ばれた理由について考えていたのは一般人の男には分からない。]
えぇ…、ギャップがあり過ぎですね…。
[戻った世界で暫く馴染めなかった、と言った彼女の言葉に大きく頷いた。
自分が斉花の立場でも暫く仕事が手に付かないだろう、と想像する。
照れを隠すために言われた自分への評価には]
…え?
ち、違います…!
[その意図には気付かず、おろおろとしながら否定した。]
にゃにゃ?
トニー君、どしたんだろ?
空中に氷を作って、それを足場にジャンプするのを繰り返して空を進むとかできないっぽい?
このままだと、危なくないのかな、かな?
あ、トニー君のパパさんが、ネット作ってるね。
ふぅ、一安心なんだよ。
そうか。
[耳敏く聞いた声にまろやかな声で応じた。
いつの間にか、本人も自覚なく途中から対子供仕様の声に
なっていたのだが、モニカは気付いていただろうか]
…………
[ならもうその事は何も言うまい。]
[暴走するロケットを男は青ざめながら見ていた。
幽体の身では何もできない。
グレッグやもう一人の男性が手を尽くそうとするが、それは功を奏するだろうか?
トニーの身体が花火から離れれば青灰を瞠目し。
どうか無事で、と男は指を組んで祈る。]
[因みに2枚取れてしまったスマイル券は、その場で渡したら
倍増しの笑顔でサムズアップされたことを記しておく。
残りの一つ、金平糖は土産が増えたと思うことにする]
― 回想: ―
[夢を見ていた、と思う。
桜舞う中での演奏《セッション》
あいつのギターと俺のドラム。
舞台《ステージ》の真ん中でマイクを握るのは――何故かキラキラした光に包まれて見えない。
見えないが、とてもいい声だった。観客も俺もテンションうなぎのぼり。
やっぱり、俺の耳は間違いじゃなかったろ?
演奏しながらあいつを見る。
あいつも、こちらを見て笑顔を浮かべた。
頷き合うと、俺達はクライマックスに向けて熱くそれぞれの楽器を奏で始める――]
― 村長の家 ―
う…ん…
[――随分長い間眠ってしまったようだ。
頭がズキズキと痛むような気がする。]
……本当にぱーんしそうになっているがアレは大丈夫なのか。
[トニーが引き起こした騒動を目に、額に指を添え
軽く嘆息した。]
あ、沙耶お姉様あぶない!
[とっさに叫ぶが、幽体の身では沙耶に声が届くはずもなく]
[幽体離脱状態なので、実際には痛みなど感じないはずではあるが]
トニーは、沙耶の一撃が原因で、意識はやがて暗闇に消えてしまいそうだった。**
2013/09/23(Mon) 01時頃
うへえ。随分寝てたみてぇだな。
確か俺はグレッグに殴られて……
……一体何が起きてんだ?
[ポーチュラカの声が聞こえた気がして、ふらりと立ち上がる。]
……そう言えば、仕事抜きで祭りに出たのなんて
初めてだったんだな、俺は。
[家を出て放浪に入ってからも、実質血筋の役だけは
いつも頭にあったから。]
あ、テッドさんおはよー。
んーと、トニー君がでっかいロケット花火で空に飛んでって、
トニー君のパパがそれをネットで受け止めようとしてる感じかな、かな?
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