276 ─五月、薔薇の木の下で。
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……は? え?
[連れてきたのかと聞いた相手は、予想外の反応を返した。
今、何て言った。]
夢の、中、って。
[ぐるり、見渡す。
明るい医務室。そばにいる二人とは普通に話も出来るし、意思の疎通に問題はない。
夢の中などという言葉のほうが信じがたい。
外はどうなっているかと窓の側を見た時、先ほどまではいなかった人物がそこから中を覗いていてびくりと肩を揺らした。]
[ 二人の可愛らしいやりとりを
知れたら、
割って入らないよう口を噤んだもの。
生憎と空気を読まず吸いながら
のほほんとしているものだから、
どちらともつかない挨拶に
ゆるりと口角を上げたまで。 ]
……ん。おはよう。
おやすみしたいけど、起きとく。
[ ちらりと右手を見やるがそこは無事。
しかし左手は違うのだから眉を下げて ]
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─廊下、医務室付近─
[ マークがついてきたかどうかは、定かではない。 何故なら、こんな風でも少しばかり焦っていたから。 ことの終息を知りながら、マークに伝える余裕もなかったわけだ。 ]
あ、なんとかなったぽい? おやすみ…??
[ オスカーとはすれ違う形になったかもしれない。 何を知っているのか、そんな挨拶をひとつ落として。 足が動くのは、拒絶された人のところ。 ]
(94) 2018/05/23(Wed) 23時半頃
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― いつかの屋上 ―
[夜でもなく真昼でもない茜色の時。
こっそり教えてもらった秘密の場所に
わくわくが我慢出来ずに、すぐに一人で訪れた。
背後で開いた扉。
此処を知る人は少ないだろう、とそのまま叫んだ]
先輩、 ここ、すっげー綺麗な!
[笑って、振り返ると
屋上にやってきた人の顔は、夕日のせいで見えなかった]
ヒュー。
君こそ怪我をしているんだし
あんまり無理しちゃだめだよ。
君が大変そうなら助けてあげるけど
でも痛々しそうな君の姿を長くは見たくないから。
[ そんな小言をモリスを倣って告げたのだった。 ]
[ 話が移ろえばモリスの返答を待つように瞬き。
マークの事情が分かれば分かりやすく肩を落とした。 ]
…………全然、気づかなかった。
見てるようで俺、全然見てなかったんだなぁ。
大丈夫だとは、思うよ。
俺がマークを見つけた時、オスカーもその場にいたから。
[ いつもより体は気怠く思えるが、果たして
この世界がどのような造りなのか知らず。
一層高熱ならモリスの作る紅茶をみんなで
楽しむ事が出来たのだろうかと暢気な思考。
撫でられる手に気分が良くなり目を細めるあたり、
いたって単純な思考回路をしていた。 ]
[ それでも思わぬところから出た否定に
はたりと目が丸くなる。 ]
…………。
俺、少し話した時、なんだか一人で
落ち込んでるように見えたから。
詳しい話は分からないけど、モリスと
イアン先輩仲良かったでしょう?
また会えたら励ましてあげて。
[ 要らぬお節介を焼いている自覚はあった。
ただ、モリスの予想通り
様子がおかしいリストにその名を連ねる。
伸ばした腕は彼の頭に向かおう。
さっきされたお返しに撫でようと思ったのだ。 ]
…………別に言わなくてもいいけど。
でも君も我慢ばかりしちゃだめだよ。
[ 気休め程度のものだろうが、言い残した。
そんな時、医務室の窓に気配を感じたような気がしたが、
衝撃的な言葉に体を硬直させた。 ]
…………へ、夢の中……?
[ どういう事なのだろう、と。
思い込みは恐ろしいもので、
夢の中である概念がすっぽ抜けた思考は
漠然と夢の中である感覚を否定していた。 ]
夢の中……ならどうして、
俺たちは話せているんだろう?
[ これさえも自分の夢なのだろうか。
戸惑うあまり首を傾げて思案顔。
戸惑うモリスの態度に親近感を
抱きながらも窓を覗き見るせんぱいに
思わずシーツを抱き寄せて肩を跳ねさせた。 ]*
[両手でしっかり握った手すりの向こうは、
明るくて、どこまでも続いているようだった。
あれから、また二人で屋上で話す機会はなかったけれど
(当たり前だ。むしろ入学してひと月足らずで、沢山のことがあった)
もし、また話せたら。
そうしたら、 何て言おう。
何を、話そう]
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───いっちゃん。
[ 耐えて、堪えて、怯えるように震えている。 そんな《花》を一人にしておけるわけ、ないじゃないか。 殴られても罵られてもいい。 蹲るその体に、傷だらけの手をまた伸ばす── ]**
(98) 2018/05/23(Wed) 23時半頃
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― 目覚め……というより寝言 ―
[現実の医務室が、また穏やかな寝息に満ちた頃。
巻き直された包帯を左手で撫ぜ、固く目を瞑ったまま、溜息を落とす]
……ありがとー
[先輩、と呼びかけそこねたとしても、そこにはもう目覚めている人はいなかったから。
―――夢の囁きが聞こえる彼なら、夢も、現も。あるいは違いなどなかったかもしれない*]
― そして、夢の中 ―
[「おやすみ」を言ったのは、ここが夢の中だから。
だから、眠った彼らにおはようを言うのはおかしいような気がしたのだけれど、どうやら、それに気づいていたのは一人だけ。右手を見下ろせば、さもありなん]
うん、 夢だからほら
[と無事な右手をひらひらり]
ここなら、フェルゼ先輩も心配させずにすむ
……あ、勿論目覚めても、うん。
いい加減、早く治したいし
[包帯の下を、彼らは勿論知らないけれど
到底短期間で治るものではないのだ]
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[ 顛末がどうあれ、あと少し先でマークは知ることになる。 触れた汚い指先から、俺という色を。 それは何色に映るんだろう。 見られないのは残念だけど、この瞳の色なんかじゃなければいいのに。 ]*
(104) 2018/05/24(Thu) 00時頃
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[膝上にあった小さな細工をまたポケットにしまい込んで、ベッドを降りた。
何故か裸の足は、床の冷たさを心地よく踏みしめる。
明るい中庭に続く、大きな窓]
おはよう、 ……それともおやすみ?
パン先輩
[細く開いて、小さく呼びかける。
あんまり大きな声だと、誰かを目覚めさせてしまうかもしれないから]
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俺はさよならなんていってないよ。
[ 珍しく、その声は強く。 ]**
(106) 2018/05/24(Thu) 00時頃
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