人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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[トレイルが――、と聴いて。
ナナオは、ほろりと涙を流した。
嬉しかったのか、哀しかったのか――何故だろう。]


……うん。
僕も、ね。ケイトには気づかれてたし、ナナオも、気づいてたかも、しれないけど。
最後にちょっと未練があって、さ。
[包帯の解く音だけが、室内に響いているようだった。
 元気で、明るかったナナオ。本当に病気の進行だけだろうか。]

…僕も、体がだるいんだけど…ね
どうも、筋弛緩剤みたいなの…投与されてるみたいなんだけど…

ナナオも、そういうのあるかもしれない…けど、さすがに器械も点滴もわからない、か。

[包帯を解ききった彼が手にしていたのは仕込んでいた。
ピンセットと紙やすり。上着だけを羽織って、包帯を椅子の上に置きナナオの方へと向く。]


[顔を背けていための涙には気づかない。僅かな沈黙の意味も、今までの中での当て推量でしかない。

ただ近づいて。どうしても。一言だけ告げたくて仕方がないことがあった。]

ナナオ…余り僕こんなこと言いたくないんだけど
――趣味悪くないかい…?

[ケイトに聞こえないように、小声でぼそりと呟く。昨日の会話の応酬の名残があった。


苛立ちはほとんど自分に向けられているのだが、どうしても言いたくて留まれなかった*]


[ナナオは、その言葉を聴いて。
きょとんとした――意外な言葉だったのだろう。
不思議そうに、どうして?というように首を傾げた。]

・・・?

[一つだけ、思い至ることがあって――。
そっか。
あたしのことを、忘れたのか――と。

――少しだけ、眼に生気が戻った。]


・・・そんなこと、ないよ。

[震える声で、ナナオは言い返した。
約束。――それは、何の為にしたものか。
あたしの方こそ、忘れかけていたじゃないか。
涙が、また落ちる。・・・そうだ。

忘れられたく、なかったんじゃないか。

その想いが、消えかけた蝋燭の火を少しだけ大きくさせた。]

メルヤ。
・・・その辺に落ちてる、ペンをとって貰っていいかな。


そう……
未練、は寂しい、わね

[しゅるり、しゅるりと響く音
筋弛緩剤の存在や手錠、脚の鎖
――嗚呼その存在を感じるだけで嫌になる、と思った

まるで牢獄、まるで煉獄
囚われてしまった終末病棟の様ねなんて

...は振り向けば――メルヤの持つモノに眉をひそめる
なんだ それは
というか貴方何で其れをもってるわけなの?
まさか、この様な事態を察していた?

言葉にならず...は唯無表情に彼を見る
――思う事は唯1つ]


[貴方って後何を隠し持っているのかしら

完全にナナオとメルヤのターン!お話になっているのは感じたから
...は思うだけで、口には乗せないでおいたのだった]


[ナナオは、メルヤが何をしようとしているのか――。
ぼんやりと見つつも、見当がつかなかった。

背中の鱗は、きれいだな――と思ったけれど。

――しかし、それが何の為か。
ピンセットや紙やすり。筋弛緩剤や手錠――。
その意味を分からないまま、見つめている。]


【人】 トレーサー キルロイ

―シーシャの部屋―

[シーシャは魘されているように見えた。
静かな室内に軋むような音が響き、彼の角が成長する。
その苦しそうな姿を男の黒い瞳は、
じっと人形のような無表情で見つめている。

痛いのだろう。辛いのだろう。
果たして彼は眠りの中で、何を見て何を想っているのか。

そっと伸びた黒い翼。
鴉のようなその羽色は、
院内では不吉だと忌避されることもあった。
其れに覆われた殆ど動かぬ指先が、微かに相手の額に、
撫でるように慰めるように、触れた]

(63) 2015/06/12(Fri) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[相手が目を覚ませば、
まるでスイッチが入ったように男はにこりと微笑んだ]

 良かった、シー兄ちゃん。
 何か、具合悪そうに、見えたから。

[なんで此処にいるんだと言われて、
説明になっているような、いないような言葉を返し。
無理やり点滴を引き抜く姿に、苦笑する]

 ……あー、駄目だよ。そんな乱暴な。
 また先生に怒られるぜ。

 慣れっこかもしれないけどさ。

[抜かれた針の先から、点々と薬液が零れ出る。
止めようにも腕が動かないから、ただ静かに眺めているだけ]

(64) 2015/06/12(Fri) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[躊躇うような一拍の間]


 ――――…大丈夫? 何か、あったの。


[声色は穏やかなまま、問いかける言葉は短い*]

(65) 2015/06/12(Fri) 00時頃

(あ。ダメだ。完全にトレイルに夢見てるよね)

[の不思議そうな顔で察する。恋は盲目とはよく言ったもの。
彼から見れば、ナナオにはトレイルは勿体ない、が。野暮な口を挟むまい。

の言葉には心の中でだけ、ひっそりと返した。
(いやいやいや。あいつ、何だかんだで自分本位だし、拾った子犬みたいに構われるこっちの気にもなれっていうか。……いや、ナナオは悪くないから、やめておこう。)

[つらつらと並べ立てられた悪態は、ここにはいないトレイルという名の男に投げつけた。
ペンを、と頼まれれば僅かに床の上を探す。少し変わった形のペンを見つけ、ナナオの黒い小手にしっかりと渡した。]


……ナナオ。ピンセットと紙やすりで、僕、たぶんピッキング出来るよ

鍵開けマジックは得意でね。昔、色んな人の部屋開けて怒られたんだよね。
…手品辞めた頃にはナナオいなかったから、知らなかったかも、だけど。

で。…ちょっと時間掛かるかもだけど、拘束解いて大丈夫そうなところ解いてもいいかな?

[念のための確認。生きる力を見せて欲しいという願望まじりであったかもしれない。

なお。ピンセットと紙やすりは本当に簡易のピッキングツールです、良い大人は真似をしないようにしましょう。]


[に向かっては、げんなりとした顔を(気怠いのもあって)隠そうともせずに。]

辛いのかなあ。どうだろう、ね。

[小さく零す、彼自身。昨日気づいてまだ持て余している部分だった。
は何を想っているのか、気づきようもなかった。]


・・・ねぇ、メルヤ。
メルヤから見たトレイルの話、聴かせて?

[と、ペンを受け取って――そう訊ねた。

――そう。あたしは、きっとメルヤよりもトレイルを知らない。
惹かれてはいても、そんなに話をしたことはない。
助けにきてくれたから。
遠くから眺めていたから――。
だとしても、きっと、全部を知っているわけじゃあない。
どんな人だったのだろう。
もっと知りたかった。もっと――。

少しづつ、だけれど。
ナナオは、もっと――生きたくなってきていた。
あの人のことを――もっと、知りたい。
そう。この気持ちは、きっと恋だ。]


――あら、辛くないの?
そうだとするなら心がなんとも強い、ものだわ

[私は、キルロイの事を考えるだけでああ、未練が鎌首もたげる
とはいえ何故か何時もの傍観者が、この時だけは動揺しているように見えて

あなたも、未練があるのかもしれないわね

なんて思った
しかしこの道化師さん、ピッキングまで完備しているなんて
――彼の、多芸ぶりに思わず目を見張ったのだった]


・・・でも。
それ、せんせーが動かないようにって固定してるものだから・・・。

[ピンセットで外せるよ、と言われれば少しナナオは渋った。
ナナオから見たせんせーは、医者としては信頼している。
嘘は、よくつくけれど・・・。
この固定が無ければ、ナナオは暴れ落ちていたかもしれない。]

・・・でも。
また、ペンが落ちたら拾うくらいは自分でしたいな。
本当に、外せるの・・・?

[と不思議そうに。
メルヤの手品を見ていないので、半信半疑・・・といった感じのようだ。]


[ナナオが尋ねる、メルヤから見たトレイルの事
其れを見ればなんとなく、ぴんときて

ああ、あなた″も″恋をしているのか

と]

……恋とは偉大ね


[小さく呟き、生気が戻った彼女を見つめる
ピッキングか何かで彼女の固定を外そうとしているのを見れば
できる事はない私は唯、2人を眺めるだけ]


え゛っ

[を聞いてトレイル本人に遭遇した時のような頓狂な声が出た。
 実際に純粋に訊ねて来るのはキルロイや、ナナオといった面子ぐらいだろう]

ケ、ケイトはどうかな?
ケイトからみたトレイルってどう?
ていうかケイトとキルロイってやっぱりそうなの?

[戦略的逃避を計ったのもいつもの癖である。]


…固定されてるとしても絶対どこかに鍵穴か、ボルトみたいだったらその辺の器具拝借して道具作るかな?

[話半分は実際見ていないナナオには仕方ない。メルヤは気にせずに、右腕の辺りを固定している部分を眺める。
後者だったら更に時間が掛かると思っていたがどうやら前者の鍵穴の方だった。]

ちょっと時間掛かるかもだけど、たぶん、外せるよっと

女子ふたりで、ゆったりと楽しい談笑してて。

[そう言いつつ床に座り込んで、固定されているキーポイントである鍵穴にピンセットを通す。感触を確かめながら、紙ヤスリでピンセットを削る。]


辛い、のかなあ。辛いというか
…ひとつぐらい、望みが叶ってもいいのになってとこかな?

何も叶ってないのを見てる、とね。

[僕にもよくわからない。ピンセットを弄りながら肩を竦めた。
ケイトの未練は、聞いている。

少しでも、長く、一緒に居て欲しいと願ったことも虚しく滑り落ちたことを思い起こす。

なお、メルヤが知りようもないが。多芸っぷりなら勝手に父親のように思っているピエロが多芸というより常軌を逸していたため、メルヤ自身は大したことないと思っているのは余談である

ついでにながら作業で話してるので、話しすぎてる感もあった*]


――――其処で私に振るの?

[メルヤの問いに僅かに片眉をあげる
貴方の方がよく知ってるじゃないと暗に伝えながらも
...はトレイルの事を思い出す
ああ、あの人は――]

私から見れば一線を引いている人ね
誰とでも親しくするけど最後の一線を越えさせない人
メルヤとは仲が良かったように見えたわ
後はお人好し?かしら。それと……
ナナオが歌ってる姿を遠目から眺めてるのを見た覚えがあるかな

後――あのひと、視線を合わせないから
感情が読みにくかったのよね

[自分の″紫″に何か思う所があったのかという事までは察せない
...から見たトレイルとは、そんなヒトなのだ]


望みね
望み……叶う望みなら願う前に行動に移している、気がするけれどね

[呟けば小さく息を吐く
彼はどんな望みを抱いていたのだろう
どこか肩をすくめる姿を見れば...はそう思った

嗚呼、未練が心にのしかかる
あいたいってねがってもあえない
でもねがうということは彼の病状が進行するということで
だからこんな事を願ってはいけないってわかっている


それは、″望み″なの、だろうか

多芸な彼を見ながら、外されていく拘束具を眺め]

……本当に器用よね貴方

[呟きぽつりと]


[2人の様子を見て、くすくす、とナナオは笑った。
そして。]

・・・あはは。分かるよ、もう。2人ともひどいなぁ。

[なんて、話し出した。ナナオもまさか、面と向かって趣味が悪いと言われるとは思ってもみなかったのだ。ケイトリンさんの話を聴いて。]

トレイルって、結構可愛い所もあるじゃない?
食堂でデザート欲しそうな所とか、意外と子供っぽかったりするしさ。
大人びていて、格好いいところもあるよ。
それに、格好つけてるなーって所もあるけど。分かりやすいよね。
でも、忘れてることを結構気にしてたり――。結構、あたしのことも――まぁ、妹みたいな扱いとして、なんだろうけれど。気遣ってくれるんだよ。それに・・・、助けにきてくれたんだ。・・・たぶん、忘れているけど。最初に助けてくれた時のことも――きっと。

あたしは、好きだよ。
・・・もっと、話したかったな。自覚するのが、遅かったかも。

[なんて。――話している様子は、少し楽しそうだ。]


お人好しぃ?!トレイルの話だよね?!


[の言葉に大袈裟に驚いた。紙ヤスリで弄っていたピンセットを取りこぼしそうになって空中で拾う。]

ケイトとは視線合わせなかったんだ。
 へえ…案外聞かないとわからないもんだね

あと、仲良しはどうだろうねえ。あっちは僕のこと、どう思ってるか知らないしね。
距離感はそこそこあったよ。

[本人のいない間の話題だったが、ナナオの前でやや失言しているが気にしない
周りから見て仲良く見えるというのが、メルヤ的には心外だった。どこをどう見たらそう見えるのだろう。]


ナナオにはもっと…いいひといそうだけどね
[あくまでもメルヤはそう思った。ナナオにはトレイルは勿体ない。けれど、トレイルへの気持ちが、生きる気力になるなら、水を差すのも野暮というもの。]

ナナオは、やっぱりトレイルのことよく見てるよね。
[よく知ってるという裏付けになっている墓穴になっていることには、普段よりもずっと壁を作らずに話し込んでいたので、当人が気づいていない。]

まあ、良いところもあるよ…ね。
面倒見は良いのは認める。勝手にだけど、踏み込んでくるしね。僕には出来ないし

ナナオは本当に素直だね…
僕も別に嫌いなわけじゃない、なんか苦手なだけで。

[楽しそうな、声になっているような気がして話を続けた。
それがトレイルの話題なのは、メルヤの思惑通りであったが。あの格好つけ男め、とか頭の中で罵倒はしておく。そも、昔からモテるのだ、あの男。何故かは知らないけど。]


……そう、なの?

[私は其処まで、彼を観察していなかった
ナナオの話を聞けば、嗚呼、トレイルとはそんなヒトなんだと
――彼女の瞳から見たトレイルを聞いて
私は記憶をまた1つ仕舞いこむ]

そっか、そっか……
でも私思うわ。好きという気持ちを知った事って尊いんじゃないかって
知らぬままよりもずっと

それに。まだ話せなくなったと決まったわけではないわよ
私達が生き抜けば。何時かまた再会できるかもしれない
この病が治らないと決まったわけでもない


ねぇナナオ
貴方、その気持ちを再会したら伝えるつもり?

[恋の話とはどうして角も素敵な宝石のようなきらめきを放つのだろうか
...は声に楽しげな様子を浮かべながら尋ねる。
だって、貴女がたのしそう、だから
そんな様子、見ているだけで私も楽しくなるわ]


あたしからも、メルヤとは仲良さそうに見えたな。
・・・だってさ。

トレイルって、素直じゃないから。

つい意地悪したりさ。
素直じゃないなりに、かまけていたように見えたよ?

[ トレイルの話は、面白くて――ナナオは笑っていた。
失言というより、メルヤから見るとそう見えたんだって。]


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