25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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天満月。わたしが憎いか? そなたを守ろうとした者を、無惨に殺したわたしが憎いか?
憎まれようと、恨まれようと、わたしはわたしの道を行くのみ。
(81) 2010/08/09(Mon) 14時頃
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常ならば、殺し喰らった報いとして討たれることも構わぬが… 今は、私を待つものが居る。
そこを退け、天満月。 それとも…そなたもあの夜光の元へと逝きたいか?
[血濡れの懐剣を逆手に構え、乱れ髪の下から獣の目は見据える。 退かぬならば、斬り捨てると。]
(84) 2010/08/09(Mon) 14時頃
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[蓮咲くは、地獄の底の血の池かもしれぬが、 それもまた血塗られ罪に穢れた我らには相応しいかと。]
…かりょう!! [絶え絶えに切なげに届く戀歌のしらべ。 愛しくて、いとしくて、焔の向こうへと叫ぶ。]
(86) 2010/08/09(Mon) 14時頃
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[天満月を突き飛ばすようにして脇を抜ける。 その一瞬後、彼が立っていた位置へ燃え落ちた梁が崩れ落ちるか。]
ならば生きよ!いつか我許へ仇を討ちに来る為に!!
[身を焦がす焔の中を素足で走る。 熱気に喉が焼け、咳き込みながらも。 かかる焔に肌が焼けようとも。
燃え上がる鳥籠まではあと少し…!]
(89) 2010/08/09(Mon) 14時半頃
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[この手にあった鳥篭に、今は迦陵頻伽の姿無く
冬に咲いた櫻は、月のしたで花弁を落とし
変わってしまった友ふたり
冷たい冬の空の色した瞳で、また追いかける
視界が朱に染まっていく**]
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[火の手の勢いは止むことがなく。 煙を吸った為かクラクラと痛む頭。]
…かりょ…う…… [見えた金糸の髪。こちらを見つめる紅石榴の瞳。 血塗られた手を、彼へとそっと差し伸べる。]
約束通り、迎えに……
(91) 2010/08/09(Mon) 14時半頃
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[崩れ落ちる廊下の梁。もはや逃げ場はほとんど無いか。
手を取る愛しい子を、腕の中へ強く抱き寄せて。]
…我侭な主で済まぬ。 行く道が地獄の底であろうと、共に付いてきてくれるか?
[微笑浮かべるその唇にくちづけを。]
願い叶うならば、次の生にはそなたと番の鳥に。 共に愛しき卵を育み、巣立ちの日まで見守れる鳥に…
(93) 2010/08/09(Mon) 14時半頃
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[燃える色のべべ着た童の姿は朧に霞み。
輪郭も今に消え入りそうな儚き型は記憶の残滓。
傍に添う、黒の獣の気。一度だけ、いぬ、と呼んで。
啜り泣く幻影は何も言わず、狼が傍に在ることを許す。]
[朧と名前を呼ばれ、上がる童の顔は涙で泣き濡れて。
はたはたと、雫を零すは黒檀の瞳。
糸繋がる先、童が大事に抱く二つの花。
其れと同じ色の双花を見上げ]
[幼い声。願うは、誰に―――…
花を抱きしめた童の姿は、炎の中に溶けるように消える。
糸が断ち切れたわけではないことは、花達には解かるだろう。*]
[遠くなっていく足音。
遠ざかっていく姿。
炎の勢いが強くなっていくのが良く見える。
冬の残したもの。
霞が残そうとしているもの]
…遠いな。
[小さく呟く。
気づいて、そんな言葉になった。
自分はそういえば、何も残してこなかったのだと]
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あぁ、愛しているよ…かりょう。
[その声が呼ぶ己の名。 愛惜しくその背を抱き、その唇を重ねて。
いくら愛したとて、わたしは獣。 今生で結ばれることの許されぬ仲ならば。
その小さな手に握らせるのは、月に叢雲紋の懐剣。 それは護身の為ではなく、気高く生きるそのために、自害のために持ち歩くもの。]
(95) 2010/08/09(Mon) 15時頃
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───霞。
[生きていれば、その選択をとめることはできただろうか。
止めても、変わらなかったように思う。
ため息だけが落ちる。
手が視界を覆う。一瞬だけ。
目を逸らすのは、好きではないから]
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[抜かれる刀身。その華奢な手には重いかもしれぬが。
いつかまた巡り逢うことを夢見て、少年の前へとひざまづき、 祈るようにその目を閉じた。]
(97) 2010/08/09(Mon) 15時半頃
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…、―― な、
[狼から、人間へ。
目に映るその光景に、紫苑色を見開いた。
意地の悪い表情に
今一度瞬いて胡蝶を見る。
その間に、本郷の視線はこどもへと向かい。
焔は燃え上がり、
その横顔を白く浮き上がらせた。]
[焔の嵐に紛れてしまいそうな
ちいさなこどもは朧と揺れる。
泣き濡れた眼は黒檀で、
嗚呼
紛れもなく
と、腑に落ちる。
きらり、糸は確かに繋がり
見上げる眸を見下ろす二色]
…、おぼろ、――
[在りたい、と
願いを口にし消える黒檀のこども。
空いた方の手を伸ばす。
――りん
と、鈴が鳴って。
白鷺の花は揺れ。
指先は空を切る。
されど、確かにつながる絡めた指先の糸。]
――――…迦陵
[折り重なる身を、ただ見ていた
唇から音が毀れた]
初めから、鵠の為の花やった……ってことやろか?
[瞬く紫苑色に苔色は微笑み、相手の視線の動きをなどるよう。
意地の悪い貌を浮かべる狼を見遣る。]
わて、頭ようない、いうとりますやん。
[聊か拗ねたように、唇を尖らせて文句を謂うも、
苔色は穏やかなままだ。
紫苑色を追って鉄色を見た苔色は、
次はその苔色を追って黒檀を見詰めた。]
[朧に霞む黒檀から露。開いた唇から零れた願い。
嗚呼――と、花の一つは息を吐いた。
絆、断ち切れたわけでなく、消える姿を見送る。
―――りん。
鈴がなれば、胡蝶の唇が開く。]
共に在りたいんは……―――
[霞む月だろうと、呑みこむ言の葉。
「生きろ」――謂った言葉に嘘はなかったろう。
でも、真実でもなかったのだろうと。
――……人は、矛盾を孕みあるものであるから。
願いの一つの形は、朧の双花に垣間見れた。]
…――…共に、か…
[手につながる糸を
眼を伏せるようにして見ながら]
…霞の月は、
迦陵頻伽と旅立って、しまった。
……
迦陵と?
[二つの花が交わす言葉
ふ、と笑み零し]
……あの方は随分と欲張りで
欲しいものは総て浚って行きましたよ
月はひとつに。
其処におさまっているでしょう
[崩れ重なる身体を指す]
…――、
[ぱちり
と、瞬くひとつ]
…嗚呼、
…そう、なのか?
[燃え盛る、焔。
それは、壮絶なまでにうつくしい]
……欲深い、ことだ。
言いながら それはせめる風でもなく。静かに、静かに。
なぁ……―――
[華月――朧の双花の片割れより、胡蝶強くなる存在が、
繋いだ手の先に願いを紡ぐ。]
花やのうて、共に空をかける存在であるときは
『白鷺』って呼んでもええやろか?
[鵠という名が花の名であるのなら
共に飛ぶ時は別の名を欲するのは、嫉妬であろうか。
けれど……―――
胡蝶であっても、華月であることは忘れていない。
白鷺という名、鷺草に添えられた伝承もまた、主を忘れない為にある。
―――『夢でもあなたを想う』]
[鷺草に添えられた花言葉。
胡蝶の夢――胡蝶である時が夢であるとしても
紫苑色と黒檀を夢でも想うための呼び名。]
[ロビンと花の片割れの会話に唯、微笑む。
欲深いのは、花でありたく蝶でもありたい自分も同じことと。]
朧様の望みが叶っとるんやったらええ。
[ロビンの謂うが真実か否か。
今はわからねど、
せめる風でなく静かに聴こえる声の後に、そう重ねた。]
[主の傍に咲く人食いの花がうたう]
願いをひとつ
望みをひとつ
……私は花故に
願いは叶うか
望みは絶たれ
貴方さまは花主を辞めたから
願いは総て
望みも総て
彼は……どちらでもあったから
[秋の心を胸に懐いて]
…――何だ…?
[呼びかけられ、紫苑色を向ける。
ひとつ瞬き、苔色を見つめた。]
…「白鷺」?
[名を繰り返し、
鵠は、柔く笑んだ。]
……良いよ。
嗚呼、…おまえと居るときだけの名、だな。
[思うのは、双つ花と、主。
「夢でも想う」と、
常世から現世を見ているとき、
花に込められた思いを聞いた。]
───。
[頬に映る炎の色は少しだけ血の光にも似て。
蝶と鳥と。空をゆく者たちを余所に、ただそこにある。
炎は空を舐めるように燃え上がる。
きらきらと、空に舞い上がる光はとても美しかった]
───時か。
[ごく微かな呟きは爆ぜる木材の音に消えて
男は静かに目を瞑った。
願いが叶わない事は知っている。逝かなくては]
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