25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[幼い声。願うは、誰に―――…
花を抱きしめた童の姿は、炎の中に溶けるように消える。
糸が断ち切れたわけではないことは、花達には解かるだろう。*]
[遠くなっていく足音。
遠ざかっていく姿。
炎の勢いが強くなっていくのが良く見える。
冬の残したもの。
霞が残そうとしているもの]
…遠いな。
[小さく呟く。
気づいて、そんな言葉になった。
自分はそういえば、何も残してこなかったのだと]
───霞。
[生きていれば、その選択をとめることはできただろうか。
止めても、変わらなかったように思う。
ため息だけが落ちる。
手が視界を覆う。一瞬だけ。
目を逸らすのは、好きではないから]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 15時半頃
…、―― な、
[狼から、人間へ。
目に映るその光景に、紫苑色を見開いた。
意地の悪い表情に
今一度瞬いて胡蝶を見る。
その間に、本郷の視線はこどもへと向かい。
焔は燃え上がり、
その横顔を白く浮き上がらせた。]
[焔の嵐に紛れてしまいそうな
ちいさなこどもは朧と揺れる。
泣き濡れた眼は黒檀で、
嗚呼
紛れもなく
と、腑に落ちる。
きらり、糸は確かに繋がり
見上げる眸を見下ろす二色]
…、おぼろ、――
[在りたい、と
願いを口にし消える黒檀のこども。
空いた方の手を伸ばす。
――りん
と、鈴が鳴って。
白鷺の花は揺れ。
指先は空を切る。
されど、確かにつながる絡めた指先の糸。]
――――…迦陵
[折り重なる身を、ただ見ていた
唇から音が毀れた]
初めから、鵠の為の花やった……ってことやろか?
[瞬く紫苑色に苔色は微笑み、相手の視線の動きをなどるよう。
意地の悪い貌を浮かべる狼を見遣る。]
わて、頭ようない、いうとりますやん。
[聊か拗ねたように、唇を尖らせて文句を謂うも、
苔色は穏やかなままだ。
紫苑色を追って鉄色を見た苔色は、
次はその苔色を追って黒檀を見詰めた。]
[朧に霞む黒檀から露。開いた唇から零れた願い。
嗚呼――と、花の一つは息を吐いた。
絆、断ち切れたわけでなく、消える姿を見送る。
―――りん。
鈴がなれば、胡蝶の唇が開く。]
共に在りたいんは……―――
[霞む月だろうと、呑みこむ言の葉。
「生きろ」――謂った言葉に嘘はなかったろう。
でも、真実でもなかったのだろうと。
――……人は、矛盾を孕みあるものであるから。
願いの一つの形は、朧の双花に垣間見れた。]
…――…共に、か…
[手につながる糸を
眼を伏せるようにして見ながら]
…霞の月は、
迦陵頻伽と旅立って、しまった。
……
迦陵と?
[二つの花が交わす言葉
ふ、と笑み零し]
……あの方は随分と欲張りで
欲しいものは総て浚って行きましたよ
月はひとつに。
其処におさまっているでしょう
[崩れ重なる身体を指す]
…――、
[ぱちり
と、瞬くひとつ]
…嗚呼、
…そう、なのか?
[燃え盛る、焔。
それは、壮絶なまでにうつくしい]
……欲深い、ことだ。
言いながら それはせめる風でもなく。静かに、静かに。
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 16時半頃
|
[――――ふわり、と、 燃え盛る焔の中に白拍子。 紅蓮を映す、瞳は静か――血に塗れた獣を見つめる。 紅に染まる霞月、それはまさしく己を喰らうたその姿]
喰らうて、 喰らうて、
――小鳥が翼も 血に染めて、連れて逝くのですか。
どこまでも、業の深い。
[これは友を喰らい、己を喰らったもの。 たとえ、獣の憐れを知ったとて、 虚ろの消えることはなく]
(@12) 2010/08/09(Mon) 16時半頃
|
なぁ……―――
[華月――朧の双花の片割れより、胡蝶強くなる存在が、
繋いだ手の先に願いを紡ぐ。]
花やのうて、共に空をかける存在であるときは
『白鷺』って呼んでもええやろか?
[鵠という名が花の名であるのなら
共に飛ぶ時は別の名を欲するのは、嫉妬であろうか。
けれど……―――
胡蝶であっても、華月であることは忘れていない。
白鷺という名、鷺草に添えられた伝承もまた、主を忘れない為にある。
―――『夢でもあなたを想う』]
[鷺草に添えられた花言葉。
胡蝶の夢――胡蝶である時が夢であるとしても
紫苑色と黒檀を夢でも想うための呼び名。]
[ロビンと花の片割れの会話に唯、微笑む。
欲深いのは、花でありたく蝶でもありたい自分も同じことと。]
朧様の望みが叶っとるんやったらええ。
[ロビンの謂うが真実か否か。
今はわからねど、
せめる風でなく静かに聴こえる声の後に、そう重ねた。]
[主の傍に咲く人食いの花がうたう]
願いをひとつ
望みをひとつ
……私は花故に
願いは叶うか
望みは絶たれ
貴方さまは花主を辞めたから
願いは総て
望みも総て
彼は……どちらでもあったから
[秋の心を胸に懐いて]
…――何だ…?
[呼びかけられ、紫苑色を向ける。
ひとつ瞬き、苔色を見つめた。]
…「白鷺」?
[名を繰り返し、
鵠は、柔く笑んだ。]
……良いよ。
嗚呼、…おまえと居るときだけの名、だな。
[思うのは、双つ花と、主。
「夢でも想う」と、
常世から現世を見ているとき、
花に込められた思いを聞いた。]
|
[歌の途切れた小鳥を見やれば、 紅染まる唇を、月に寄せて微笑むよう。
地獄が池に咲く蓮は、 血飛沫染まる赤芙蓉
獣に憐れは抱かずとても、 うたわぬ小鳥の、あわれなる。]
―――……、
[業火のかいなに抱かれて、 鳥籠はただ燃え上がる]
(@13) 2010/08/09(Mon) 17時頃
|
───。
[頬に映る炎の色は少しだけ血の光にも似て。
蝶と鳥と。空をゆく者たちを余所に、ただそこにある。
炎は空を舐めるように燃え上がる。
きらきらと、空に舞い上がる光はとても美しかった]
───時か。
[ごく微かな呟きは爆ぜる木材の音に消えて
男は静かに目を瞑った。
願いが叶わない事は知っている。逝かなくては]
もう少し
あと少し
紅い、あかい
ひが消えたなら
[囁くように言葉を紡ぐ]
ひとはひと
けものはけもの
彼岸のむこうへ、ゆかなくては
───。
何だ、お前来るのか?
[目を細める冬の花の言葉。
首を傾げた。ちらりと横の姿を見て]
あちらへ行けばよいだろう。
[人の一人も食えていない花が何を言うのかと
意地悪く獣は笑う]
……いけませんか
[首を傾ぐ]
いけるでしょうか
[見上げ]
喰らう事こそ出来なかったけれど
私は、人に非ず
貴方さまは、どちらへ?
其処で即答できないということは、
迷っているに他ならんだろうが。
お前のような根性の座っとらん奴を連れていくのはお断わりだ。
[軽く肩を竦め、手は行ってしまえとばかりひらひらと揺れる。
乾のほうへと追い立てるように]
それに、私の行く先はお前の気にする事ではない。
[いつかと同じような言葉を一つ]
咲き逝く道が見えぬ故
迷いもするでしょう
この手繋いだ方が連れて行ってくださると謂うけれど
[揺れる手見遣り、唇を尖らせた。
子供の仕草
主と繋いだ片手は、そのまま]
……どこまでゆけるでしょう
どこまでゆくのでしょう
気にせずとも
気にかかったので
己の望むように選べばよい。
[それは間違っていることだろうかと、
問いかけるように首を傾げる。
口を尖らせた様を見て、ただ男は笑った]
ゆきつくとこまでゆけばいい。
どこまでもゆきたいと願えばどこまでもゆける。
気にかかるとは随分大きく出るようになったな。
ではこう答えよう。気になどかけるな。
人の心配をする前にまず己の心配をしろ。
それに、お前がまず気に欠けるべきは主だろうに。
望みはひとつ
願いはひとつ
死んで……新たに望むのも可笑しな話ですね、本郷さま?
[己を皮肉るような口調
笑う相手に、眉を下げる]
矢張り、意地の悪いひと
ひとときでも脳裏交わったお二人のこと
気にすらかけるなと謂うならば
心に留めて置きましょう
私が消えてなくなるまで。
それに
主さまを心配する必要は無いんですよ。
だって今はボクが主さまを満たしてるんだから。
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 18時半頃
白鷺……―――
[柔く笑む人の名を呼ぶ。]
胡蝶の名も白鷺に捧げるで。
[舐めるような焔の中で、その身を抱き寄せた。
暫し触れ合う唇と唇。それは契約のように。]
さて、もう暫し
現世の行く末を見よやないか。
[獣と謂われた2人の会話を後で聴きながら、現世を見る。
迷うロビンとは真反対に、
片翼と片翼、結んで双翼となった者
――苔色の眸は、先を惑うことはない。
どこまでも、蒼穹を飛ぼう。
呼ばれるなら、花ともなろう。 ]
|
[狭間のこえのする、 現世のこえもまた――己呼ぶ声、主呼ぶ声]
[この燃え盛る業の火の消えれば、 夢とうつつのまじわりも 夏の宵の幻 ゆくべき道の別たれる。
ひとはひと けものはけもの
現世にあらざる者もまた常世へ、と]
天の火とても、 私の逝く道は焼けませぬゆえ
―――未練が増えるのは、困ります。
[呼ぶ声を見やれば、 熱風に煽られて、黒髪は乱れ、爆ぜる火の粉は瞳に映る]
(@14) 2010/08/09(Mon) 19時頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 19時頃
…、――
[新しい名を呼ばれ、
何処かくすぐったそうにした。]
…――ありがとう…胡蝶 …
[捧げられた名を、
抱きしめるように繰り返す。
焔を背にし、触れ合う唇に結ばれる契約。
長い睫を震わせる。]
ああ。
そう、だな。
…彼らは、生きて――
[子を宿した子も、
目隠しの花も、誰も彼も。
口を挟まぬが、狼の会話は歌うようで、哀しく、うつくしい。]
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