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[自分から重ねた指先は、ぎこちなく頼りないもの]
ペラジーくんが嬉しいって思ってくれるなら、私も嬉しい。
[やがて絡まる指の感触に、身体が震える。
けれど其れは畏れからでは無くて、小さな囁きに胸が暖かくなる]
……ありがとう。
[未だ「大好き」と返すのは恥ずかしくて。
繋いでいない方の掌に包んだ貝殻のブレスレットを、胸に抱いた]
【人】 執事見習い ロビン[その夜は、枕元のケータイを握り締めたまま、眠りの淵に落ちていた。 (13) 2010/06/22(Tue) 01時頃 |
[大好きだよと謂う言葉に、危うくお皿を落としてしまう所でした。
見られていなくてよかったと、こっそりと安堵の息を洩らします]
慣れてるから、大丈夫よ。
でも、ありがとう。
[包むような真似をするのを見て、微笑みを浮かべました]
フィリップくんのギター、素敵だったものね。
聴けなくなると、寂しくなるの。
【人】 博徒 プリシラ― 玄関口→風呂→蓮華の間 ― (14) 2010/06/22(Tue) 01時頃 |
でも人から暖められたりはしてないだろ?
遠慮するなって。
[「恥ずかしいなら良いけどな?」と笑う。
指を器用に動かして]
ま、手がダメでもまだ喉が有るさ。
人並みに弾けるのはピアノにギター、それにドラムかな。
管楽器やるなら、トロンボーンが良いな。
何か格好良くてさ。
人からって……慣れてる人の方が少ないと思うの、よ。
[恥ずかしそうにしつつも、手を出し手と謂われれば差し出す心算で]
ピアノだったら小さい頃に少しだけ習ってたの。
もう指が動かないけど。
トロンボーンってトランペットが大きくなったみたいな楽器だよね?
……うん、きっと似合うの。
【人】 さすらい人 ヤニク[打ち終わり、PCを閉じる。 (15) 2010/06/22(Tue) 01時頃 |
[洗い物を終えた頃合い。
最後の食器を受け取って、水気を拭き取って台に置く。「ほら」と促した。
出してもらった自分の物よりは小さな手を両手で包んで、緩く息を吹きかけた]
冬とか大変だろ? お湯が出るならいいけどさ。
お疲れ様。 さっき買ったの、飲む?
[要るというなら冷蔵庫から出してやる。
自分はアップルジュースの飲み残しが有る]
そっか。 なら、料理のお返しに俺が教えてやるよ。
ローズが弾いて、俺が歌って…とか出来たらいいじゃん?
逆だっていいしさ。
そうそう、そんな感じ。 こう、伸ばしたり縮めたりして音を変える奴さ。
[それから玄関先で、服と足の砂を落として。
ペラジーが膝を診ようとしたなら、「膝下丈のパンツだから大丈夫!」と裾を押さえて首を横に振る]
治療はね、フランに責任持ってしてもらうから。
[湯上がりの治療を申し出られたなら、それも断る。
先程の玄関先での彼女との問答の内容は、女同士の秘密]
じゃあ、また明日。
……おやすみなさい。
[蓮華の間の前で、小さく手を振り別れる]
[両手を包んでもらうと、少しだけ気恥ずかしくて。
でも嬉しいって気持ちで胸がいっぱいになります。
息を吹きかけて貰うとその優しさに、
気持ちが溢れて思わずぎゅっと抱きついてしまうでしょうか]
ううん。今、はいらない。
少しだけぎゅっと、してほしいな。
[緩く首を振って、フィリップくんの腕の中で甘えます]
私のピアノでフィリップくんが歌うの……?
じゃあ、また練習頑張ろうかな。
金管楽器もできるなんて、フィリップくん凄いの。
[着替を手に浴場へと向かって、昼とはまた違った趣きを見せる眺めに笑みを浮かべ。
湯浴みをするプリシラ
……いたた。
[擦れた肌が少し湯に染みて。
玄関での事をふいに思い出して紅くなったけれど、きっと湯に当たった風に見えるだけ]
[夜着に着替え布団に潜り込んで。
まだもう少しだけ合宿気分で居たかったから――何せ、居残り前提な気分で居た訳で――ブレスレットは胸ポケットの中]
【人】 墓荒らし へクター[ケイトから先よい返事がもらえたかは分からない。 (16) 2010/06/22(Tue) 01時半頃 |
お安い御用さ。 んー…。
[背中を、あやす様にゆっくり叩いて]
ローズ、良い香りだな…。
[目を閉じてそんな事を言う。その体制のまま]
ああ、良いだろ、そう言うの。
一緒に好きな歌練習したりさ、歌作ってみたり…。
はは、出来ない出来ない。 練習したらそりゃ人並みくらいには出来ると思うけどさ。
【人】 薬屋 サイラス −男子部屋− (17) 2010/06/22(Tue) 01時半頃 |
[あやす様に背を撫でる手に、うっとりと身を任せます]
そうかな……?
香水とか何もつけてない、けど。
[はにかみながらそう呟いて、きゅっと。
腕をフィリップくんの背中に回しました]
うん……すごく、素敵。
合宿終わったら、ピアノ教えてね。
私、頑張るから。
フィリップくんならきっと、人並み以上にできる様になると思うの。
【人】 さすらい人 ヤニク[戻ってきたらしいサイラスの声] (18) 2010/06/22(Tue) 01時半頃 |
[――翌朝。
ブレスレットの贈り手に出会う頃には、白い貝殻達は本来収まるべき場所で自己主張をしていた]
[合宿所の皆へ手を振って別れを惜しみ、ケイトには耳打ちで何事か伝えて。
来た時と同じく大荷物を抱え、合宿所を後にする]
……これから、どうしようか。
[暫くして、横を歩く少年に行き先を尋ねる。
そうして答えを待ち、じ、と瞳だけで*見上げた*]
香水じゃないのは分かってるさ。
でも良い香りだ。
[頬をくっつけて言う。]
ああ、電子だけど一つ家に有るから、持ってってくれたっていいぜ。
俺にはギターが有るし、自分の家の方が気楽に練習できるだろうし…。
[少し離れて、顔を見詰める。「ローズ。」と名前を呼んだ。]
……恥ずかしいな。
多分シャンプーとかの匂いだと思うけど。
[頬を寄せられると、瞳を閉じて。
背中に回した腕に、力が入ります]
アップライトなら、お家にあるの。
昔練習用に買ってもらったから……。
な、ぁに…?
[頬が離れると名残惜しそうにしながら。
じっと見詰める瞳を受け止めて、緩く首を傾げました]
俺は? 変な匂い、しないかい?
[「そっか」とピアノの話に頷いて。
抱きしめたまま、唇を寄せた]
ん…。
[裾を押さえて首を振るホリーの様子に、きょとり]
それならいいけど……。
治療する時に、ちゃんとフランシスカに見てもらってね?
[気づかぬうちに作った傷、というのは案外厄介なもので。心配に眉をひそめるが、フランシスカが手当てしてくれるなら大丈夫かと、先ほどの様子を思い返す。二人がどのような会話を交わしていたのかは、全く想像できないままに]
おやすみ、また明日。
[ひらり、手を振って。蓮華の間の扉が閉まるのを見届けてから、踵を返す。
また明日。胸にブレスレットを抱いて、「ありがとう」と言ったホリーの表情がフラッシュバックする。明日も、彼女と共にいられるという喜びを噛み締めて、自分も部屋に戻った]
メモを貼った。
―翌朝―
[その後、風呂に入ったりスタッフの部屋に寄ったりしていたため、男子部屋に戻ったのは深夜。部屋で行われていたらしいぶっちゃけトークには参加できずにそして翌朝]
……ぁふ。
[ボストンバッグの上に座って、パーカーのフードを被ったままあくびをひとつ。
番組の都合上らしいが、朝早くの時間帯の出立になり、他の男子メンバーにロクな挨拶もできないままホリーの到着を待っていた]
おはよ。
[ホリーと、彼女の腕にあるブレスレットを見て、笑みをひとつ]
……フィリップくんはお日様の香りが、するの。
ふかふかで暖かい、香り。
[ふわりと微笑んで。
寄せられる唇に、そっと。瞳を閉じました]
[ローズの言葉に微笑む。
口付けて、もう少しだけ抱き寄せる。
『壊してしまいそうな』とはよく言ったものだと思う。
優しく、けれど強く抱きしめた。
触れるか触れないか、曖昧な距離まで唇を離して]
ほんと。 大好きだよ。
[そう囁いてローズの下唇を、唇で食んだ。少し吸うようにして。]
[じ、と見上げられただけで心臓をくすぐられてしまうのは結構重傷かもしれない]
んー、どうしようか。
とりあえず当面の落ち着き先を決めないとね。みんなの合宿が終わるまではこの町で過ごすわけだし。
[フィリップたちみたいに餞別どうこうは言われなかったが、領収書は番組名義で切っていいと、スタッフから言質は取っていた]
リクエストある?
[スタッフからもらった宿泊場所カタログを取り出しつつ、ホリーに尋ねる。
パーカーはいつもの白パーカーではなく、ネイビーと白のマリンスタイルなメンズブランドのもので。フードの下から覗く前髪やサイドの髪はいつもよりはるかに短い]
[唇が触れると、一瞬だけ身体が震えてしまいます。
だけど、今は。
強く抱きしめてくれるとフィリップくんへの想いだけが溢れて]
私も、す…き……。
[小さく囁くとお酒に酔ったみたいに、甘い口付けに心まで蕩けてしまいました]
[柔らかな唇を啄むようにキスを繰り返す。
幾分紅くなった顔をようやく離して微笑むと]
…可愛いなほんとに。 この。
[また、頬ずりするように抱きしめた。ふと、ローズの首に軽くキスをしてみる。]
[何度も繰り返されるキスに、着いて行くのがやっとという様に。
呼吸はいつの間にか乱れてしまいます]
――――……はぁっ、はあ……。
やっ、だ、め……。
[首筋に柔らかな温もりを感じて、
ぎゅっと思わず背中に爪を立ててしがみ付いて。
悲鳴に似た声を上げてしまいました]
[髪は昨日、スタッフに頼んで切ってもらった。
バリカンで五分刈りでもいい、とこちらは言ったのだが、スタッフの頑張りにより、最終的にはロビンくらいの長さの髪をワックスで遊ばせるスタイルに落ち着いた]
んー、いろいろあって迷うね。
[カタログ
メモを貼った。
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