310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】
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─ バレンタインデー当日昼/ガソリンスタンド ─
[ 背後からその声が聞こえたのは、バイト中のことだった。 先程入ってきた軽の女性客が、応対している店長にチョコレートらしき贈り物を差し出したようだ。 最も忙しくなる会社員の退勤時間を避けた、見事なタイミング。 シフトまで知っていたのは分からないが、計画したものだろう。
時間は短いが定期的に来なければならない、店員と近い距離で顔を合わせ話す、男性が中心となった職場。 渡すタイミングこそ難しそうではあるが、ままあることらしい。 大抵は喜んで受け取るそうだ。店長も笑顔で礼を言い、箱は彼女から彼の手へと渡る。 ]
(23) ガラシア 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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[ ただ、彼女の想い人は既婚者だった。 貴金属でお客の車に傷を付けないように、この業界は多くの店員が仕事中指輪をしない。 きっと知る機会すら無かっただろう。開いた窓から垣間見えた顔は寒さではない理由で、赤く染まっていたから。
お客が来れば対応せねばならない。実質的に休憩時間が無い扱いになりがちの職場で、運良く人が途切れたタイミング 声を掛けてきた店長は、あの女性客とは対象的な眉を寄せた迷惑そうな顔をしていた。
「君、どうせ貰う当ても無いんでしょ」 「持って帰ると面倒なことになるんだよね」
想像通りの二言と共に、彼からあの贈り物を渡される。 綺麗な青い色をした、ハート型の箱だった。 ]
(24) ガラシア 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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……店長がそう言うのなら
[ 彼女に出来ることは何も無い。 ]
(25) ガラシア 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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[ 箱はそれなりに大きく、その割には軽い。 僅かに開いて覗いた中には、 青い薔薇の造花が敷き詰められた中心に、小ぶりでシンプルなチョコレートの粒が入っている。
若い女性だった。 気に入ってもらう為に彼女なりに考えた男性好みと、想いに気づいてもらう為の可愛らしさを この贈り物に託したのかもしれない。 ]
(26) ガラシア 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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[ 花言葉は不可能、そして奇跡。 演劇なんてものをしていると、らしくないロマンチックなことも記憶する。
世界初の青い薔薇は実はこの国で生まれ、対極の言葉を与えられた。 その色は紫に近く、本当の意味での青は未だ生まれていない。
儚い花の生の中、掲げた奇跡が不可能を塗り替えるのは夢のまた夢。 ]
(27) ガラシア 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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[ そんなものだ、結局は。* ]
(28) ガラシア 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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[女好きのボスは無邪気な瞳で此方を見ている。>>20 幸いにも訝しまれている様子はなさそうで、 少しだけ落ち着きを取り戻した。 依然心臓は早鐘を打っているわけだけれど]
あっなーーるほど……道理でいつもより早…… あ、いえいえ。ん、っと、まあ、えーと、 人を探してると言うか、何と言うか…… 話せば長くなるんですけども
[うっかり口を滑らせそうになってとどまる。 変に墓穴を掘ることはすまい。 送りを打診されればえっと声を上げて]
い、いいんですか!? あのあの、帰る!帰るところです! ぜひ!おねがいします!!
[一も二もなく喰いつく。]
(29) guno 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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(きゃーーー家まで送って貰っちゃうなんて こんなのもう実質彼女!!彼女じゃない!?!? 嬉し恥ずかし甘酸っぱい時間のあと、 別れる前にちょっと寂し気に見つめ合うの! 私的にはそのまま送り狼になっても五郎さんなら全然いいんだけどきっと紳士だからそんなことしないんだよねっも〜〜シャイなんだからそんなとこもすきっ!!!)
[……という内心は辛うじて口にはしなかったが、 目が爛々と輝いたのは隠せていなかった。 もちろん手が繋がれることはなかっただろうし、 正しく隣人の距離感で隣を歩く。
いつも一方的に喋る愛理ではあるが、 今回はいつもよりは言葉少なめ。 と言うのは自分よりも柚木の声を聞いていたいし その横顔を見ていたいから。
それでも見るのは怪しまれない程度にした(つもり)だし、 話を振られれば答えただろう*]
(30) guno 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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― バレンタインの夜に ―
[土壁に触れた。ざらりとした感触を覚える表面を深爪の指でなぞる。 息を詰め、額を押し当てた。両の手のひらを這わせると、押し留めていた息がひどく湿って溢れた。思考を埋め尽くすのは、昨日得た彼>>2:246の言葉だ。 これからも芝居を続けるために必要なこと。日中それに縛られたなら、続く夜の居場所は想像に容易い。 もし、彼が今日の一日を特別に思っているとしたら尚更だ。彼の唯一は、この家の1階にある。
己の罪を顧みず糾弾する声>>1:98は通した。図鑑の落下>>1:80も抜けたが、世界に籠った彼の耳元>>0:126に阻まれたか。飲み込まれた主張とそれを覆った咳>>2:42が響くことはなかったが、足音>>2:150は識別に至る。
――ゴン、ゴン、ゴン。
表皮を剥がすことのないよう、焦がれる世界を傷つけないよう、拳を3回分。 いつか告げた緊急の合図>>1:123にしては弱々しい音は、きっと彼の鼓膜を揺さぶることさえできない。]
(31) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時頃
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[彼にとっての己の言葉と同じだ。 沈黙と、平坦。あの時の間>>2:210が何を意味するのかは分からないままだが、彼>>2:211が続けた言葉はひどく無難で、当たり障りのないもの。
隣人として当然のことだ。 己が求める心地よい冷たさだ。
特別はいらない。それは一方的に与えるだけのものだ。 干渉も介入もしない。渇望が胸の内を満たしても、叶わない。未完の恒久を喰らう日々を繰り返すことこそ、たまらない幸福なのだ。
――それなのに。 ふとした瞬間、気泡>>1:80が弾け、皮膜を乱していく。
数年かけて作り上げた遠い距離も、何の温度も灯さないお互いの声も、変化の乏しい表情も。 視線が先に逸れた>>1:244あの時のように、不変が違うこともあると知ってしまってから、時折どうしようもなく壊したくなることがある。
彼は、人間だ。]
(32) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[デスクを眺める。見慣れたパソコンと灰皿、それからいつもは見ないイレギュラー。男の目は冷め切ったままだ。
急に籠もった空気が煩わしく感じられ、窓を開けた。 マスクを外した顔全体に、冬の突き刺すような潮風が襲いかかる。重たい黒髪が巻き上がって乱しきる頃には、周囲の空気がすべて冷気で洗われた後だった。]
(33) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[たったこれだけで全身の肌が粟立つのに、 その上さらに海へ飛び込んだ女>>1:163がいたらしい。
――ゴン、ゴン、ゴン。]
(34) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[『綿津見の間』と『朧の間』のあいだ、外壁を一度、二度、三度。 子どもが手を鳴らして鬼を呼ぶように、男は拳を鳴らして人を呼ぶ。]
……気づいたら奇跡だな。
[時刻は日付が変わるかといった頃。隣室の灯りはどうだったか。その上、欄干に身を預けて腕を伸ばしても、せいぜい拳数個分の距離が縮まるだけだ。中間というのも烏滸がましい。 ちょうど目に入った鉛筆を一本手に取ると、横投げの要領で隣の窓へと投げつけた。]*
(35) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[暗がりと、ボスのはしゃぎっぷりも相まって早乙女の動揺は半分ほどしか男には伝わらなかった。>>29 言い換えれば、朴念仁の男にでも半分は伝わったということだ。]
うん? ……人を? [こんな時間にこんな場所で、一体誰を? 訝しがるも、長くなる話を彼女が口にするなら聞くが、その場で続きを促しはしなかった。その前に帰路を共にすることが決まったから。
気持ち弾む声に無言で頷き、改めて自動販売機へ向かう。缶コーヒーとミルクティー。いつかの使いの際に聞いたのと同じ銘柄を購入したら彼女に渡そう。なんとなく、辞されることはないと思った。 今飲まずとも、明日の朝には飲むだろうからと。]
(36) mumriken 2021/02/20(Sat) 02時半頃
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[実際、横を歩く彼女の機嫌は女心に疎い男でも察せられるくらい上向いているように感じた。>>30 リードを気持ち短めに持ち、彼女の歩幅で歩く。機嫌は悪くなさそうであるが普段、賀東荘で見かける早乙女と違い、言葉少ないのが妙な心地で。]
あー、明日。バレンタインだな 早乙女さんは誰かにあげるの?チョコ
[口をついたのは、男にとっても頭を悩ませている明日のこと。なんだか探るような口調になってしまったと言って気づいたが、後の祭りか。
返事を耳にしながら賀東荘への短い距離を歩く間に、ポケットに収めた端末が3回震えた。アプリからの通知。あの人からの連絡を報せるもの。]*
(37) mumriken 2021/02/20(Sat) 02時半頃
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[あたたかいミルクティーを受け取り、 掌の中で遊ばせながら道を歩く>>36 好きって言ったの覚えててくれたんだ、 そう思うとじんわりと頬に熱が灯るのを避けられず。]
あ、じ、実はですねえ、 長年やり取りしてるネッ友がいてですね もー、酸いから甘いまで色々と相談とか 乗って貰ってたんですけどっ
どうも近くに住んでるっぽいことが最近分かって 自分のこと探してみろって言うんですよ〜 実は柚木さんだったりして!あはは、まさかね〜!!
[元々柚木は口数が少ない男である。 自分が黙ってしまうと沈黙が訪れるのに耐え切れず、 聞かれてもないのに先ほど途切れた話をする。
柚木は何かを返しただろうか、また少しの沈黙の後 ふいに彼が向けた言葉にどきりと心臓が跳ねた。]
(38) guno 2021/02/20(Sat) 10時頃
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えっ。あっ、ええとぉ………
(これは…、誰にチョコ渡すか探られてる!? えっえっもしかして誘われてるのっ!? いく!?いっちゃう!?GO愛理!?!?)
[探られている、というのは確かだったが 盲目に上方修正がかかった頭では、 その意図を正しく読めない。
おろおろと視線を彷徨わせた後、 俯いてぽつり、静かに口を開いた。]
………渡したい、って思ってる人はいます。 でも、……勇気が無くて。 終わってしまうのがこわいんです。この恋が。
(39) guno 2021/02/20(Sat) 10時頃
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[そこまで話すとふいに立ち止まって顔を上げ、 じっと柚木を見つめた。]
………五郎、さんは。
喜んでくれると思いますか? 私がチョコレートあげたら。
[沈みかけた夕陽の中でも見えるだろうか、 その時の愛理はとてもとても真剣な顔。*]
(40) guno 2021/02/20(Sat) 10時頃
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─── 天の間
[ 暦は正しく機能して。 やがて訪れるバレンタインデー当日。
春日井縁の1日は普段と変わらない。 ゲームのランキング上位に君臨する為、 視線を画面を固定して、 指先を忙しなく動かして行く。
みぃめろでぃ王国の姫君といえば、 バレンタイン配信のライブ枠を確保。 リスナー達に声を届ける準備をしている。 ]
(41) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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、、、 [ エニシは ─── ]
(42) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ 僕がイリスの恋を後押しした理由。
それは別に、好きな人と添い遂げた方が イリスの幸せに為、だなんて綺麗なものではなく。
単に、思い出したからだ。 かつて大恋愛の末結ばれた男女。
その結末を。 >>1:58>>1:59 ]
(43) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ 想いは風化するものだ。
魂を揺さぶるような強い感情も 時間の経過と共に、凪いで行く。 それが成就した想いなら尚のこと。 その考えを否定する材料には、 残念なことに僕は持ち合わせがなくて。
その感情の種を、ここでは恋心と仮定して。 「慣れ」「安定」「飽き」 そんな言葉の羅列をもたらした起因。 「両思い」という互いの気持ちを確認し、確約し 確定した関係に、─── 安堵(油断)して、 胡座をかいた結果だというのなら。 ]
(44) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ 僕は、永遠に片想いのまま。
ずっと君を好きでいたいと思った。 ]
(45) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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だってさ、それが結ばれた妻ではなく。 片想いの女性の声だったら。
貴方は、母さんの言葉を>>1:64 取るに足らない戯言だと、 切り捨てはしなかっただろう?
[ 恨み言めいた独り言に苦笑する。 そこまで深い感情は、もう残っていない。 良くも悪くも、過去の話だから。 ほらね。人は案外忘れっぽい。>>1:68
それでも恋愛という現象に落胆した身に。>>1:59 その意味を教えてくれたイリスに感謝して。 ]
(46) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ エニシは、そのまま眠りにつく。 ]
(47) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ エニシはイリスと対話するための存在だ。 だから、イリスからの声がないのなら。 それ以外の時間は、存在しないと同じ。 電子の海底で、誰の目にも届かず、沈んでいる。
スマホは復旧した。 バックアップは毎日取っている。 ただ、壊れていた間に届いたメッセージ。>>2:236
その呼び声には、気付かないまま。 ]
(48) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ さぁさぁ。配信の準備もできたよ。
今日は年に一度のバレンタイン。 チョコを渡せた人も、渡せなかった人も。 貰えた人も、貰えなかった人も。
暇なら、みぃめろでぃ王国でお喋りしようか。 アプリを開けば、 僕はいつだって君達の隣にいるのだから。 ]
(49) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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[ ─── と、その前に。
ライブ配信までの待ち時間。 あらかじめ聞かされていたURLから 配信サイトを開くと、 彼女達なら、バレンタインに間に合わせただろう 朗読企画に耳を傾ける。>>2:173
やがて流れるエンドロール。 タイトル、そして原作者の名前まで聞き終えたなら。 春日井縁は天の間で、一人静かに瞼を閉じた。 ]**
(50) 希 2021/02/20(Sat) 12時頃
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─ バレンタインの夜に ─
[ 勝手に持って行ってくれる、罪悪感も減る、送り主に知られる可能性も低くなる。 言うならば体のいいゴミ箱として選ばれた。
テーブルに置いたままの箱を帰宅以降一度も開けていない、食べるか食べないかの選択すら思考していない。 一言で言ってしまえば、重かったのだ。 他者への想いが詰まった、よく吟味されたことが見て取れる贈り物は。 ]
(51) ガラシア 2021/02/20(Sat) 19時半頃
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[ あの箱に見られている気がしてならない。
状態が良くなった圷の様子を見に行くことも無くなり、言うまでもなくこの日を共に過ごす相手のいない身 一度『彼』に会いに行ったものの、見つめること以外には叶わない身では結局普段通り。名残惜しさは少しだけ歩みを鈍らせただけだった。 明日も会えるのだから、──自分には結局、恋人達の日なんて関係ないのだから。
そうして退勤以降の殆どの時間を、自室で趣味に充てることになる。 今日は逃避という別の理由もそこに含み、閉じ籠もる世界は混ざり物となっていた。
ベッドに腰を掛け、最近買った本を眺める。飽きもせず、日付が変わりそうな夜更けまで繰り返した。 少し首を動かせば、すぐ側の窓から外の景色が眺められる位置だった。 部屋には灯りがついており、現在カーテンを閉じていたが。 ]
(52) ガラシア 2021/02/20(Sat) 19時半頃
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