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[それから。
切れ長の瞳の上を緑に、目元を赤く彩ったジャニスが
ぱちりと手を打つのはミルフィの言葉がすべて終わってから。]
あたし だけが 泣いてちゃダメ ね
あの ね
クリスマスちゃん、なら、観戦モードの人の言葉、
まだ戦ってる人に 伝えることが、出来るの
だから――何か、言っておく、ことがあったら
[ミルフィに伝えたかったと口にした前提情報も、これで明け渡せるか。
夜の中でほのかな金色に光るクリスマスへ視線を向け
頼めるかと問うように 首をかしげた**]
メモを貼った。
[ミューズホールでは堪えたものが
ぽろぽろと零れ落ちてしまったことの言い訳か
含羞の色を頬に浮かべた。]
アタマが、本当のことだって判断したら
―――― そのまま、死んじゃう て、聞いたことあって
もし、 もしかしたら って……怖かったの
…… 痛みも あるくらいだった、し
[観戦モードとなった姿では涙に緑色が攫われることなく。
仮想の死を現実に置換する、そんな話が頭にあったことを、零し。
目元をぬぐうと同時に、加えての言い訳は止めた。
もし、ミルフィが観戦モードの事を知らないようであれば
そこで補足し。]
[そしてクリスマスを見やる。
彼女の置いた回復薬も、彼女が少しく置いた距離も、
――それから、彼女がゆるく否定を重ねた動作も、
よっぽど、人間らしく見えた。]
―― ねえ、クリスマスちゃん
本当に、本当に、 頼み通しになっちゃうけど
公園にいる人たちに……伝言、頼める か しら
あの――……
[
または誰か減っているかもしれない。]
白 の、力になれなかった、ごめんなさい って
それ から、
[持ち上がりきらない眼差しは
地面を斑に染めた赤から赤へと移るように這い]
……観戦モードで、も 力に、なれることを探す、わ
戦ってた時、は、イベントに、引きずられてばかり、だったけど
いま、は 違うもの
陣営 ―― ごとじゃなく、て
みんな帰れるようなもの ないかって 探してみる
……うまく、いくか、そんなものあるのか、判らないけど
[言葉を言いきれないのは、表層化したプレイヤ自身だ。
捕食者の顔、なんてものはとうに消え失せ言葉でさえもジャニスとプレイヤの間を彷徨う。
自身に言い聞かすように言葉を紡ぎ、それをもって伝言に出来ないか、と視線を向けた**]
メモを貼った。
[体育館の跳び箱の上に、ごろりと寝転んで。
これからどうしようかと考えていた。
まだ、誰かが減っていることには気づかず。
倒されてしまったら、なにも出来ることはないのかな、とか]
こんな時、「芙蓉」なら、どうするんだろう。
[性格設定まではされているけれど、具体的な公式見解はない]
一人で、解決しそうなのに、私は一人じゃなにも出来ないんだ。
[素が漏れる。どうせ誰にも聞こえないのだから良いか、と思って。
強いと言われたけれど、本当の私は強くなんてない。
強いのは芙蓉で、私はそれを演じているだけだ]
白が負けたら、どうなるんだろう。
[このままここに置き去りなんだろうか。
この姿のまま。そうしたら、「私」はどこに行くのだろう]
……やだな。
[負けるのは。でも白が勝ってもそれは紅を閉じこめるってことで。
それもやっぱりいやだった。
ラルフが死んで欲しくないと言ってくれたように]
……何とか、出来ないのかなぁ。
運営がやってるならただのサプライズイベントだろうけど、そうじゃないよね。
そうじゃないなら、ハッキングとか受けてこうなったなら、入り込んでるノイズって見つけられないのかな。
[考えながら身体を起こして、ステージ移動をしようとする。
ステージが消えているのに、漸く*気づいた*]
― 児童公園 ―
[腕の中ですっぽり収まってしまうのは体格差でしかたがない。
逃げなかった理由は特にない、しいて言えば本当にいるのか確かめるようなものだ。
ジャニスが告げる言葉
じゃあ……痛みがあるのは、気のせい……?
[首を傾げつつ呟き]
[ジャニスが紡ぐ言葉を腕の中でただ静かに聴いていた。
彼女か彼か、そんなことは気にしないまま、ただジャニスとしてみるようになっていて]
あたしも、ジャニスに生きてて欲しかったよ。
……ジャニスのせいじゃないし……
[なるべく生き残るつもりはあっても、力量が追いつかない。
これはそういうゲームだった。
あやまるジャニスの言葉にふるふると首を振った]
ジャニスがあやまることじゃない。
――しかたない、よ。
あとは、皆が勝ってくれることを願うだけ……
[離れたジャニスを見上げて苦笑を浮かべた]
さいごまで役に立たなかったから、せめてなにか、できてたらよかったのに……
[ぽつりと呟き。
クリスマスに伝言を頼めると聞いて、彼女へと視線を向ける]
伝言、たのめる?
じゃあ沙耶に伝えてくれるかな。
ちゃんと手伝えなくて、ごめんね。って。
あたしのことは気にせず、がんばって、って。
[意識が途絶える前に聞こえた沙耶の言葉を思い返してクリスマスに頼む。
それがいつ彼女に伝わるかは気にしないまま]
観戦モード?
[ジャニス
観戦モードについて詳しく聞いて納得した]
そっか、どおりで初期状態なんだ……
負けたときはほんとに死んだって思ったから……そういう気持ちはわかる。
[まだ切られたところがいたい気がする。
気のせいだとわかっていても、つい]
[ジャニスがクリスマスへと伝言を頼むときには、一二歩はなれたところで様子をみていた。
みんな、全員が無事に帰れる方法。
それがあればたしかにいいな、と思う。
――どこから探せばいいのか見当もつかないけれど。
公園に出入りする人たちを見ながら、ナユタがまだいれば彼へと視線を向けた]
……なんにも、できないままだったなあ……
[小さく、ため息をつく**]
メモを貼った。
【人】 保安技師 ナユタ[>>43 告げられた言葉で状況はおおよそ纏まった。 (96) 2013/07/09(Tue) 19時半頃 |
【人】 保安技師 ナユタ[誰にも届かないような声を聞くための、 (97) 2013/07/09(Tue) 19時半頃 |
【人】 保安技師 ナユタ
(98) 2013/07/09(Tue) 19時半頃 |
メモを貼った。
【人】 保安技師 ナユタ[>>109 どこか苦い響きの呟きに沈黙が落ちる。 (129) 2013/07/09(Tue) 22時頃 |
[クリスマス
うん、ありがとう。
なにかあったらそっちにいくね。
[ホームに戻ると言うクリスマスに頷いて。
沙耶
うん、全部終ったら、一緒にお茶しよう。
[クリスマスがまだいれば伝えてもらうし、そうでないならないでただの自己満足。
隣にいるジャニスに視線を向けて]
……どうする?
[首を傾げて問いかけた]
【人】 保安技師 ナユタ[回復飲んだフィリップには合掌したが、 (137) 2013/07/09(Tue) 22時半頃 |
メモを貼った。
メモを貼った。
[消えているのは、ショッピングモールとバー。
バーは多分、フランシスカのホームだ。
最初に訪れた時に彼女がいたから。
ショッピングモールは、ミルフィのステージだった、はず]
……まずいところに飛んで行かせちゃったな……。
[移動した頃合いなら、丁度ミルフィが大変だった時なんじゃないかと思って、息を吐く]
さてと。手当たり次第、移動してみようか。
[そもそもエリアがいつも知るエリアではないのだから、違うところを見つけるのも難しそうだけど。
ステージ一覧を上から選んで移動する]
―→床彼サンタ・ワールド―
メモを貼った。
―床彼サンタ・ワールド―
[辿り着いたところは、紅のたまり場になっていた]
……なんでここで回復材貪ってるのこの人たち。
[サンタワールドの中、救護室まで行けば回復キットが散乱していた。
その救護室から出てきたダーラは今回始めてみる顔。
その動きや口調に中身は男だろうな、と考えて]
――にゃんこがいる。わんこもいる。
[いやいやそうじゃない。ついいつも通りに笑顔になりそうになったけれど、私を倒した黒豹だ]
[けれどその姿も突然消えて――恐らくはステージ移動――、肩を落とした。
どうせ今リベンジは無理なのだから、ここでがっかりしても仕方がない。
それよりも、決着がついてしまう前に何か糸口でも見つけないと、終わってしまってはまずい、気がしていた]
[ナユタの謝罪にきょとりと瞬く。
約束していたわけでもないし、はぐれてしまったのはあの状況ではしかたないことで。
なによりどこにいるのかも分からなかったのだから――]
ナユタのせいじゃないから。
合流できなかったのは、私もいっしょ。
[ふる、と首を振って呟いた]
【人】 保安技師 ナユタ
(164) 2013/07/09(Tue) 23時頃 |
[
通常の、ゲームであれば観戦モードに移れば状態の変化は消えている。
ロクヨンのリアルさに、歪な感覚をしょい込むことはあれど微かなことらしい。
けれど通常の、がつく経験談がこの状況で
どれほど適用できるのか。
だからこそ、答えはない。
うまく出来ないのはいつものこと。
うまくできる兄の背中を追うのも常の事。
言葉へ否定を重ねることは出来ず、微かに生じた挙動も
強く瞼を降ろすことで気付かれないよう打ち消した。]
[そうしてクリスマスに伝言を頼んだ後の事。
クリスマス語
ほんのりと胸が暖かくなる。
――それがどこまで、通じるのか、分からないけど。
クリスマスにもホームがあることを、今更知って。
頼んでばかりだった一連を思い返し、
微かに、オスカーを思い起こしながら手を振る。]
ありがと、……
…… なにか、お返しできれば いいんだけど
[記憶の湧き上がった刹那のこと。
反応するのが遅れて。
そう返したのは、クリスマスが消えてしまった後になった。
金の名残か、夜空の中に煌めきの残滓を眺めながら口にし]
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