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お通夜状態になったとしても、ファンクラブの子達は白い子のお願いが叶えば良いと、思ってると良いな……。
[ほんわりとしていたが、
流石に頭痛を覚えた。]
なん、だって?
綺麗すっかり忘れるかと考えていた、けど……
[恋心だけは、そのままだって?]
[風に乱れる髪を押さえる。]
僕も楽器を習おうか……。
良い音が奏でられるかも知れない。
[誰への想いか忘れても。
きっと気付けると思おうとした。
自分を守るように、そうされたように、己の身を抱く。
叶わない、のに。
溜め息を飲み込み、友と玲の話に変えた。]
僕も、嫌われないように、しないとね。
玲らしい人は、いか焼きの屋台の近くで見たきり。
そうか……。
[いい男になった玲を想像しようとして、止めた。]
【人】 死ね死ね団 サミュエル[どうした、と、かかる声に唇はうっすらと開いたけど、 (25) 2014/10/09(Thu) 18時半頃 |
[1度は受け入れた。が。
大事にしたい、愛したい。
別の誰かから奪った想いで生き返らせて、どうなる?
夏祭りの夢の中、得たものと失ったものと。
開きかけた唇を閉じる。
鬼灯の明かりはひとつ消えてしまった。
中断させることが出来ないのなら。
まだ夢を見続けているのなら。]
……夢の終わりを、待つしかない、か。
【人】 死ね死ね団 サミュエル[気のすむまでこのままでも。 (26) 2014/10/09(Thu) 18時半頃 |
胸の苦しさに、視線を遠くへ、遠くへ。**
【人】 死ね死ね団 サミュエル[少しの間。 (27) 2014/10/09(Thu) 19時頃 |
【人】 死ね死ね団 サミュエル まあ、 (33) 2014/10/09(Thu) 19時半頃 |
【人】 死ね死ね団 サミュエル あは、 そーだな。 (37) 2014/10/09(Thu) 20時頃 |
【人】 死ね死ね団 サミュエル カミちゃんなー。 (43) 2014/10/09(Thu) 20時半頃 |
メモを貼った。
―港の見える―
………
[どれ程眺めて居たのだろう。
宝石箱をひっくり返したような、否、星の海を見下ろしているかのような錯覚。]
ボゥ―――――――――
[長い汽笛が夜空に響く。
あぁ、これは何処で見た気色だったか。]
カミジャーの頭を撫でた。
ありがとう。
大好き、だなんて……
そう言ってくれるのは、君だけだね。
[その事すら、忘れてしまう。]
聞きに――…どうやって?
15年前とは訳が違うだろう。
……あぁ、成程。
君との記憶も全て消え去るのかと思っていたけれど、違う……のか。
いや、ダメじゃない……けど。
[大きな黒目をうるうるさせるだなんて。
頷くしかない。]
もぅあげられる花はないよ。命の花ぐらい。
[あるとしたらの話だが。]
……君は、白い子の為に、僕達の事を見てきたのだろう?
[むしろ、良いのかい? と尋ね。]
[カミちゃん自身にも分からない事があるのかとふむり。]
あぁ、すぐに友達に、ね。
……襲われて、た、気がするけど、あれも友達扱い?
[櫓を見上げていた頃の事を指摘した。]
咲く花なら――あ、カミちゃん。
翔くんの華が咲いても、欲しがらないでくれるかい?
…………
[ふるると無言で首を振った。]
ちょっと……いや、かなり、違う……かな。
そういうご挨拶があったら、ご遠慮願いたい、なぁ……
[ははは、と、乾いた笑いしか上がらなかった。]
赤でも白でもなく……その華は、何色になるのだろう、ね。
[開いて咲くか、咲かぬまま蕾で枯れるか――…]
翔くん次第、だけど。
無くしてしまっては、だめだから……。ね?
それに、白い子の欲しがる花とは意味も形も違うものだろうから。
ぼ、木刀以外も、あるからね……
誰かを襲ってはいけないから、ね?
[しょげる背を撫でてあやす。
分かってくれればそれでヨシ。]
……夢から覚めた後でも、という心配でもあったのだけどね。杞憂なら、いいんだ。
そろそろ、降りようか?
[港の方を指差す。
ロープウェイに乗り込もうとすると、客船の停泊する港に―――居た。**]
メモを貼った。
【人】 死ね死ね団 サミュエル― 毒花の香りに包まれて ― (86) 2014/10/10(Fri) 07時半頃 |
【人】 死ね死ね団 サミュエル[いつから泣かなくなった? (87) 2014/10/10(Fri) 07時半頃 |
―太陽に吠えながら腹部を抑えて倒れこむ赤い獣に、青年は困惑と戸惑いを隠せなかった―
…………ほら、君がそんな事をする、から。
[港に突如鳴り響くトランペット。
ドラム隊は軽やかに、例のオープニング曲を演奏し始める。]
[白と赤の花以外。大事にしろというのなら。]
…………それは、いつか、いつかで良いよ。
翔くんに言ってあげて。
[港の鼓笛隊は、楽しそうに、誇らしげに演奏しているように見えるから。]
[橋梁の灯り、客船の灯り、観覧車の灯り、ホテルの灯り、港の灯り。
海は灯りを写して赤く染まる。
まるで曼珠沙華の花畑のように。赤く。]
………
[口には出さないけれど。
寂しさを感じていた。]
【人】 死ね死ね団 サミュエル[温度だけでも、その場しのぎの安堵は得られる。 (90) 2014/10/10(Fri) 08時半頃 |
[1人じゃないと言った。
孤独じゃないと言った。
―――好き、とも。]
……嘘。
[『ニコルが居るから』――…だなんて。
君の心の中に、
僕は、居ないじゃ ないか。]
………
[唇を結び、客船の方へと歩き出した。]
……カミちゃん。
船の中はさぞ豪華だろうね。
高い天井、ふかふかのカーペット、豪華な食事もあるだろう。
遊ぼっか?
―豪華客船内―
[いつの間にか青紫のスーツとリボンタイを着ていた。
船内で道を覚えているのは、主催団体から学校へと打診があり、サロンで演奏会を開催したからだ。
曽井は単なる引率者だった。
あの時はクラリネットの子がとても緊張していて――…]
と、も?
[楽器ケースを持って廊下を走る子が見えた。
今はもう見えない。ここも夢の中なのだから、あり得るのだろうと苦笑をもらす。
そういえば、まだクラリネットを吹いているのか聞いていなかった。大人になった友を――…余りにも、知らなすぎた。]
[船内に飾られている花は、白と赤の2色だけ。
もう選んだというのに。
渡したというのに。]
………大事にする気持ちの籠った白い椿か、愛しさの籠った赤い椿か。
自分が人形から人に変わったように、白い子にも生き返らせたい子が居る。
白い椿を渡せば、この夢の記憶を失う。
手元に赤い椿が残れば、対象者の分からぬ恋心だけが、残る……。
[そうだろうと確認するように]
ならば……**
[選曲は当然ではないかとばかりに曽井は見下ろす。]
間違いなく、僕が君の影響を受けているという証拠だね。
ほら……耳を澄ませてごらんよ。
[聴こえるかい? あのメロディが。
─赤い花ゆれる あのこの髪に
やさしい人の ほほえみにゆれる
白い花ゆれる あの人の胸に
いとしい人の 口づけにゆれる──……]
ねぇ、凄い……ね。
人食いって……、大丈夫。生きて帰ることが出来るから。
[カミちゃんが予想以上にはしゃいでみえるからこそ、少しばかり落ち着いて居られるのかも知れない。]
ありがとう。さっきの伝言の件だけど――…もぅ、大丈夫。
[顎に指を当て、暫く考えていた。]
ん………。
いや、これは未練じゃないよ。確認。
どんな仕組みなのか考えようとして、止めた。
……何せ、説明不足だからねぇ?
赤い椿を手元に残せばどうなるのか、僕は実際にそうなってから聞かされた訳だし。
赤い椿を渡していたら……
或いは、両方渡さずに他人の椿を差し出したら……とか、考えてみたら、ね。
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