54 CERが降り続く戦場
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ポーチュラカは、自分は座り込んだまま、痛みなく立ち上がるドナルドを見上げ、ほっとしたような顔をした。
2011/06/03(Fri) 23時頃
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[ぽつり ぽつり 雫が地面に色をつける。]
……、え…
[自分の怪我、それは 糸を伝う赤だったか、 落ちた時の傷だったか。]
…… そ、そうはいっても あなたのほうが 痛そうだった、わ
[ばつが悪そうに謂ってから小さく頷いた。 糸が軋む。 此処には繋がるものが酷く多い。 ツェツィーリヤの声がすれば其方を向いた>>344]
(359) 2011/06/03(Fri) 23時半頃
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―校門近く― ……、あ、
[>>349大きな眸が印象的な少女。 糸を引く感覚が数多、ぽたり、雨に紛れて 桜色の雫が地面に落ちる。]
これは、怪我というか……いえ、いいわ。
[《耐えられなく》なってきているのだろうか。 第七天国、支える柱、《栄光》に繋がる糸。 きつく、白い膚を締め付けていた。]
…時間がない 、…
[数える糸は17。 そのうちのひとつ、魔女の近づく感覚。 優雅なる登場に、エフィ、と名前を呼んで>>345]
(378) 2011/06/03(Fri) 23時半頃
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[指先をシフォンの袖奥に隠すようにして。 ツェツーリヤに頷いた>>375 淡く光る枷のいろはやわらかなあたたかみ。
彼女が声をかける少女へ、 顔を向ける。>>377]
おねがい、して いい?
[《雨》が、降る。 >>385タバサにも、少し申し訳なさそうに頷く。 傷は塞がらないだろう、《過去》は 繋ぎとめるために此処に居るのだから]
(400) 2011/06/04(Sat) 00時頃
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[名を尋ねられて>>383]
わたし、は ポーチュラカ。 あのひとは ドナルドと、いうの。
[要塞に入る前に、 一度ドナルドの方を振り返って。 気さくにも聞える男性の声が、インカムから漏れ聞えているようだった>>399]
→要塞へ
(404) 2011/06/04(Sat) 00時頃
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―要塞― [ぽたり
ぽたり
雫は桜色。
白いドレスはまだ汚れない。 絡んだ糸は解けない。 繋がって、宿命を知らせる。
少女は祈るように両の手指を絡ませる。]
(421) 2011/06/04(Sat) 00時頃
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…… この世界の…… 《演説》 を 行っていた――
[酒場で見た、水面に映る宣言の様子。 タバサはじめ、見たものは多いだろう。 ツェツーリヤが指摘したことに>>426頷いて]
あなたの ちから?
[それは。《秩序》たりえるものだろうか。 瞬きをせぬ蒼い宝石の眸は思案する]
(434) 2011/06/04(Sat) 00時頃
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―要塞― [大統領との会話はタバサが一度 主導権を握る。>>428
少年の問いかけに、 曖昧に頷きともとれぬ動きを見せた>>242 長い金髪が白の上に流れ落ちる]
…これはわたしの役目なの 《私》はもう、動けないから。
[アキラ、と名乗った少年へ貌を向け]
――呼んでたわ。…呼んでるの。 嘆きの、《雨》が降るわ。 《混沌》 が 《秩序》 を突き崩してしまう。
(441) 2011/06/04(Sat) 00時半頃
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―要塞WEST-VIRGINIA内部―
…あ。
[つい、癖のように祈るかたちの手を作る。 >>433大きな眸の少女、アリス。 彼女に少し、申し訳なさそうに眼を伏せて。]
傷は。 塞がらないと思うから。
[と、それはそれは、静かな声で。 糸は何処へと繋がるのか、 其処だけ法則を何もかも無視したよう。]
(456) 2011/06/04(Sat) 00時半頃
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ポーチュラカは、タバサの魔力が弾け、新たな人影に《糸》が軋むのを聞く。
2011/06/04(Sat) 00時半頃
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―要塞― [>>454アリスに頷き。 >>455少年の口から紡がれる その一節に少女は真剣な表情で]
…それ、…喪われた伝承のひとつね? あなたは 《なにもの》なの、かしら
[《過去》は万能たりえない。 女神は最早動けない。支えるために。 真実は彼の中に。]
…――指す言葉は様々。 けれど、ひとつに集約される。
エルダーロード… 来ているの。
[僅かに、眉を寄せた]
(470) 2011/06/04(Sat) 01時頃
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―要塞―
[>>464大統領へと己も頭を下げながら。 アリスの言葉に自分の指先を見る]
……ありがとう。
[染みるだろうか、糸の軋みゆえだろうか。 ほんの少し眉を寄せた、]
心配…。
[戸惑ったようにぽつり、一言。 少女はアリスを真っ直ぐ見つめる。]
… 救うことに、 なるわ。
[そうなると、信じている。 黄金の誓約のもと、糸に導かれて 《秩序》を願うものが、集えば――]
(480) 2011/06/04(Sat) 01時頃
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[そこに。たとえわたしがいなくても。]
(482) 2011/06/04(Sat) 01時頃
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―要塞―
[>>471 要塞に、新たに踏み込む影二つ。 一人は赤、もう一人は。]
…――
[瞬きせぬ蒼い眸が《法》をつかさどるものを映す]
《私》が わたしを必要としたから。
(483) 2011/06/04(Sat) 01時頃
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―要塞>>495― [アリスに治療を受けていたとき。 心配そうな声に、ほんの少し首を横に振った。]
……いえ、だいじょうぶ。
[指先は白い包帯に包まれていく。 奇妙なことに、糸は物理法則を無視して 布に押さえつけられることはない。
きらり。光る。]
……。そ、っか。 そういうの、久しぶり、すぎて。
[結晶してしまうほど悠久の時の中に在った 《過去》は、まだ少しだけぎこちない。]
(572) 2011/06/04(Sat) 06時頃
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[不意にふわり、包まれる手に 眼を瞬かす。泣きそうな顔が見えて、 すこし、うろたえた様に。 アリス、おとぎ話の少女の名前。]
……。
…ありがとう。アリス。
[糸を伝う雫は、《雨》か。 此処は屋根の下なのに。]
(575) 2011/06/04(Sat) 06時頃
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……
[綺麗に包帯を巻かれた手、 巻いてくれた人のこころのようにあたたかく。 そっと自分の胸にあてがう。
ふと、名前を呼ばれて>>501 ドナルドの方を見る。 漆黒の隻眼。]
……、な に…?
[ほんの僅か、首を傾けるようなしぐさ。 眉を寄せた男の表情に、 ポーチュラカはどこか、 困ったような、顔をして。
それはなぜか 儚くも、ある。 エルダーロードの声、 聞えるまではそのまま、彼を見ていて――答えは、あったろうか]
(579) 2011/06/04(Sat) 06時半頃
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… …!
[“超上位種”エルダーロード。 高慢にして傲慢な声は 雨の学園に高らかに響き渡った。]
やっかいな、こと。
[呟く表情に先ほどの困ったような色は 見えない。少なくとも、今は。
>>507「行って来る」と、言い残し 魔女はその場から姿を消した。
ポーチュラカは、小さく頷いた。]
(580) 2011/06/04(Sat) 06時半頃
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「神殺し」?
[眼鏡の少年から聞えた言葉。 黄金にして純白の少女はそれに反応する。 ――無理もない。 ポーチュラカは《栄光》 ――女“神”の封じた《過去》 同一存在なのだ。《過去》ゆえに 戦う強大な力に欠けていたとしても。
ただ。それだけではなく。]
神殺しの 能力を“手に入れた”なんて。 誰かに、そんなことが できるのは
ネル…―――ネルフェリウス…?
[小さく囁くような声は かすかに震えた。]
いるの、あのこが。
(581) 2011/06/04(Sat) 06時半頃
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[遠い記憶。
悠久の時間が結晶するよりまだ前の。
つたない手つきで 花冠を作って差し出すような 無邪気なとき。 幼い時間。 ――引き裂かれるまでは。
《 何処にも属せない者はここには居られない 》
《絶対の法》によって 第七天国、黄昏と蒼のせかいから 追放された子。 小さな羽。暁色の眸。 ネルフェリウス。]
(583) 2011/06/04(Sat) 06時半頃
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知ってる。 ……知ってるわ。 貴方のいう、ネルが“あの子”なら
[眉を、少しだけ寄せた。]
……、
…そう
貴方は「どの神」を殺そうとしたのかしらね。
[苦笑する少年とは対照的に ポーチュラカの表情はごく、真面目なもの。]
先の、《大戦》かしら――
(584) 2011/06/04(Sat) 06時半頃
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[それでも。《栄光》ほど しっかりとした記憶があるわけでもない。 黄金にして純白の少女は《栄光》の《過去》だからだ。 冷たい。絡む糸が、痛い。]
気をつけて
強大な力は――代償を伴うわ
[そのときであったか。 扉、蹴り開けた星流と共に入ってきた “見覚えの無い”幼い少年と、“眼が合った”のは>>570]
(585) 2011/06/04(Sat) 07時頃
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†黄昏は迫る†
軋む。軋む。 世界が軋む音が聞える。
薄く眼を開いた《栄光》は空《くう》を睨むように見る。 色彩。壮絶な蒼。 白い真珠のかんばせを伝う緋色。 ひび割れる音は続く。続く。
厳しい色を宿していた眸が 不意に 複雑そうな色を、宿した
《過去》と繋がる深紅の糸 同一故の運命共同のしるしから伝わる
漆黒との《邂逅》
(587) 2011/06/04(Sat) 07時頃
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あなたは“だれ”?
(588) 2011/06/04(Sat) 07時頃
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――あ、
[蒼と紅玉の視線が絡んだのは一瞬だった。 少年はもう、駆け出してしまったから。>>570>>571
感じたのは“熾気” ならばきっと、彼がヒイラギ、なのだろう。]
… …だれ?
[呟いた。その呟きを向けたのは漆黒へ。 きちり、と包帯の下絡んだ糸が 意志を持ったように軋む。
遠い問いかけが、眼鏡の少年への問いと 受け取られたと気づくのには 数瞬の間を要した。]
(591) 2011/06/04(Sat) 07時頃
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――、
[何故、誰、などと呟いたのか。 問われたのに気づき。意識は其方へ向く。]
…わたし。
わたしのことは、ポーチュラカと呼んで*
(592) 2011/06/04(Sat) 07時頃
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ポーチュラカは、ハグされてとてもびっくりしたように蒼い眼をまるくまるくした。こういう挨拶には慣なれて居ないらしい。
2011/06/04(Sat) 07時半頃
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―要塞―
な、…な な、 なに。 びっくり、した。
[とと、と2歩だけ下がる。 其処だけは見た目相応の反応。
>>586 100万の嘆きのかわりに ネルへ“別の”代償を渡すと謂った彼は 酷く心配そうに、忠告をしてくる。 多分、とても人が好いのだろうと思いながら]
…、エイユウ、くん?名前、いっぱいあるのね…?
[首を傾げ「エイユウ」と呼ばれた彼が出て行った扉へ視線を向ける。知らないのに知っているような、奇妙な感覚が残る。]
(596) 2011/06/04(Sat) 07時半頃
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[ディーンがエルダーロードについて、語る。 ポーチュラカは、難しい貌に、なって]
……――そうね
[糸の繋がる手へと視線を落とす。 >>526彼は、多くを知っている。聡明だ。]
――《私》の 望みは、 《過去》に、戻すのとは少し、違う。
[何故ならば。 恐らくはもう《栄光》には「後が無い」から。 《救って》と、糸の先に可能性を願う。 彼の問いかけの先、まだ聞くことは無く]
(597) 2011/06/04(Sat) 07時半頃
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な、なによ…
[>>599 笑う様子には眉を寄せる。 後に。ふるりと首を横に振り 事態を。この糸の先に繋がるものたちへ、 ――せかいへ。 己の出来ることを考える。
アーディアスなら。 こんなとき、なんて謂っただろうか。
>>601 例えばアキラの言い分は。 「普通の人間」だった。家に伝わるという伝承。 天にたどり着くための《予言》であり《預言》]
……「定義」なんて。 いくらでも、書き換えられてしまうものよ。
(617) 2011/06/04(Sat) 08時半頃
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…おおばかとか。
[ドナルドの声に思う。 なんだかその口調どこかで聞いたことがある。 やっぱり似てる、と。 《栄光》が女神になるため 封じた弱さと《過去》に残る記憶。
アーディアス。 彼は、秩序であったか。混沌であったか。 判然としない。 ドナルドの問いかけに彼のほうを見、少し歩み寄る。]
(621) 2011/06/04(Sat) 08時半頃
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この、惑星《ほし》を 壊したくないことは、確か。
[蒼は一度伏せられ、 それから必死さを滲ませる色合いで ドナルドに向けられる]
けれど…… 《救って》と…願ったのは もっと、もっと、“恐ろしいこと”から。
裏も、表も。天上も。魔界も。 何もかもを巻き込む大きな戦い――
《混沌》と《秩序》の
(622) 2011/06/04(Sat) 08時半頃
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――それを 止めるためにこ の「惑星《ほし》」は無くてはならないの…。
(624) 2011/06/04(Sat) 08時半頃
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