17 吸血鬼の城
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[リンダの呟きが届けば、 それはゆるやかに首を傾げて微笑み、 常と変わらぬ気配を繕う、薔薇の香もいまだかすか]
[>>63 婦人の問う声にはゆるやかに頷く]
あの方は、主様方の眷属ではありませんから。
――もっとも、自死であれば、 街でも正しき弔いは受けられませんでしょう。
[それは小さく、眉根を寄せる。 己とて幾度自死を思い、その罪深さに留まったことか]
(68) 2010/06/24(Thu) 01時半頃
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/*
ああ、そうでした。
後で、ヘクター様にお尋ねしてみたい事もあったのでした。
覚えていたら、それも明日にでも。
失礼しますね。
/*
はいよ。
おやすみー
落ちのかかった更新、お疲れさんでした。
おれは、自分の骸が掘り返されたりしないか、もうちょい見てるわw
/*
しかし、“葬列の乙女” “毒華”って二つ名、格好イイな。
誰がつけたんだっけか。
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>>71 この方は毒を飲んで亡くなられました。
旦那様には効かずとも、 私や黒薔薇は人間ですので、方法は如何様にでも。
[顔色一つ変えずに 人間 と嘘を紡ぎながら、 白薔薇自身、己を殺す方法とは如何様なものか考える]
いいえ、旦那様は、何も。 ―――そもそもそれほどまでに あなたを気にされてると思われますか?
[そして弱弱しい娘へと告げる言葉は]
しかし弱気なことですね。 あなたではかつてのヘクターのように、 ここを出ることなど出来ないかもしれません。
[それが意外と泣いていたことは、名誉のために伏せておいた]
(75) 2010/06/24(Thu) 02時頃
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[>>73 娘へ向けていた、 かすめる笑みを残したまま、婦人を見やる]
赦しとは、懐かしい言葉をきいたものですが。
申し訳ございませんが、 それは私の了見が及ぶ範囲ではございませんので。 ――そもそも、死者は言葉もたぬ者、 弔いなど生者への慰めに過ぎませんでしょう――…ッ
[不意にさしだれた掌、 傷ついたそれに血が滲んでいれば、ふと漂う薔薇の香気]
……ええ、それはもちろん。 これが終わりましたら、お部屋にお持ちいたしますよ。
[ふわりと、笑みを返した]
(77) 2010/06/24(Thu) 02時頃
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[>>78 白薔薇は小さく首を傾いだ。 いまだ銀の枷はそのままにある]
私が魔物になった と、 ……おかしなことを仰られますね?
でも、もしそうだとして、 私とあなたが同じなら――
あなたも、魔物になってしまうかも、しれませんね。
[両腕の亡骸を抱えなおせば、 白薔薇は弔いを果たすべく再び墓地へと、眼差しを滑らせる]
(81) 2010/06/24(Thu) 02時頃
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[>>84 一度彼方へ向けた眼差しをもう一度戻せば]
――ええ、私も ちょうど、それを疑問に感じていたところです。
[ふと眼差しを落とせば、表情は消えて。 嘆息する婦人へは、一言]
人の世の理など、 人ならざる者の領域で、通ずるはずもありませんでしょう。
(86) 2010/06/24(Thu) 02時半頃
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[>>87 人ならざる耳は その鼓動が少しだけ乱れるを聞く、一度目蓋を閉ざして
婦人が言葉にうすい笑みを返した]
ああ、知己……そうだったのですか。 貴女の慰めになるのでしたら、幸いです。
――…では、失礼いたします。
[そして、白薔薇が墓地へと歩みされば。 ――中庭からは薔薇の香気は消えるだろう]
(90) 2010/06/24(Thu) 02時半頃
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[>>91 聞こえた言葉に振り返る]
―――…、埋葬?
ああ、あれは……ああ、そうですか、 そういうことなのですね。
[廊下の痕、余り聞いていなかった黒薔薇の言葉 ―――繋がれば、ふと微笑う、青の和らぐ色]
それは、ありがとうございました。
[深く――適う限りに、 深く一礼をしてから背を向けた]
(93) 2010/06/24(Thu) 03時頃
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奏者 セシルは、立ち並ぶ墓標に彼方を見やる
2010/06/24(Thu) 03時頃
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―墓所― [立ち並ぶ墓標、墓穴と棺が用意は既にある。 漸くそれを棺におろせば、胸に挿す白薔薇を手に取り、]
……あなたには相応しくありませんね。
[手首を鋭い犬歯で噛み切る、 その傷は血を滴らせ、そしてすぐに塞がって。 ――黒赤く白薔薇は染まる]
私はあなたを憎んだのでしょうか、 ――――そして、あなたは……、
[人に聞こえぬその囁きの気配を思い出す。 花を手向けようとも死者は沈黙するばかり、 やがて棺の蓋が閉じられれば、白薔薇は手袋をはめた**]
(98) 2010/06/24(Thu) 03時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 03時半頃
もう赦されて、愛されていいんでしょうか。
そして私も赦し、愛してもいいんでしょうか。
――そして詩を―…‥、
――愛の詩を書いて―…‥
[の言葉を己の内に返す様に言葉を紡ぐ。
一番自分に枷をしていたのは己自身、そして自らを裁き罰していたのも己自身。
まだ全てを赦す事は出来ないけど―…‥、]
――赦し、愛する事をして逝きます。
逝って初めて気付くなんて遅いですが―…‥。
[ぎこちない泣き笑いの様な笑顔を浮かべる。
それはあの忌々しい事が起きた後に失った笑顔を取り戻した瞬間。]
/*
中発言解禁。
長々とするのも何だし、美しく無い上に、だらしなく微妙なので、唐突過ぎるけど、トラウマ克服フラグ。長年のトラウマをあっさり克服はご都合過ぎっぽいけど。
詩人の悩みを回すのが面倒になったとか言わないけどw
それでも面倒な性格は直ぐには直らないw
中の人は、愛したかったら愛せばいいし、許したかったら許せばいいのにとあっさりと。
/*
後、私のRPでラブラブやらコメディし難かったら、申し訳ない。
するなら、気にせずに。
煉獄にしたのは、今回の村の雰囲気が背徳と罪が漂うゴシックホラーだったので、墓下言うのも雰囲気無いし、地獄いく程罪な人いないから、この辺りでと言う着地点。
辺獄とも言うらしいけど、語感はこっちがいいかなと。
/*
おはよう。
「煉獄」はカソリックの教義のひとつなのか (Wikipedia調べてきた)
ダンテの『神曲』でくらいしか存在を知らんかった。
ちなみに、Wikipediaに、「煉獄」という字は機種依存文字っぽいコトが注意書きしてあった。
文字化けして読めない人用に、今さらだけど「れんごく」の話をしてるぞ、と説明しておこう。
/*
ところで、この村の設定だと、サイラスは今も赤ログ「読むだけ」はできるのか?
赤ログでも城主が暗躍してそうで、読むのが楽しみだぜw
/*
宗教学は、ゲームシナリオ書く為に勉強したレベルなので、詳しいレベル無いです。
聖歌もしかりです。
日本語訳出さないのは、1日目に言った通り、怖い組織のせいです。
/*
知ったかぶりするのは嫌なので、お断りしつつ、フォローして下さる方は宜しくです。
/*
しまった、時間ない、おはようございます。
赤ログは今もみれますよ。
じゃ、また夕方に。
/*
「ゲームシナリオ」> テーブルトークRPGとかのシナリオのことかい?
(中の人がバレる、というならエピに入ってからでもいいぜ)
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 14時頃
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ああ、つまらない……
[――――許しがたき負感情、 その対象が失われることの、空虚であること。
白薔薇は香気漂わせ、城内へと戻る。 かすかな血の渇き――それは婦人の血を見たせいか]
――…仕事を果たさねばなりませんね。
[求められた薬をと――廊下を歩く。 その足音が ひたり 音を捉えて止まった]
(106) 2010/06/24(Thu) 14時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 14時頃
奏者 セシルは、足を止めたは書庫の前
2010/06/24(Thu) 14時頃
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[人ならざる耳に届く紙を捲る音、 >>67 何かをたしかめるようなその呟き、 それは、あの深紅のドレスの少女のものであったか。
――彼女は果たして何をみたのか。 確かめるべく、書庫の扉を開ける]
―――……おや、 何をご覧になっていらした?
[深紅の花は書庫の奥、 戻されゆく書に、眼差しを向ける。 その所作と共にほのかな薔薇の香気]
(109) 2010/06/24(Thu) 14時頃
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[書庫の影が持ち上がった。 散った書物を即座にもとどうりに並べ、戻してゆく]
……なにも? いいえ、聞こえておりましたよ。
あなたがお嬢様の名を呟くのも、すべて。
[白薔薇は語る 人には聞こえるはずのない音を、聞いたと。
そしてゆるりと微笑めば]
(111) 2010/06/24(Thu) 14時半頃
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[問いに答える白薔薇は首を傾ぐ]
――……さあ、詳しくは存じ上げませんが、 ただ、余り宴を楽しまれておいでではないご様子。
あなたの兄君に心乱され、 同属の死もありましたゆえに 日々その憂いは増すばかりでございます。
[そして小さく呟くは、 「海の泡」などという単語、その意味は知れずともよい]
(114) 2010/06/24(Thu) 14時半頃
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[「どうして?」その問いには、いまだ答えず。 ただ視線は再び整頓された書棚へ一度、ちらと向かった。
背表紙と位置は覚えている。 あれは恐らく確かめる必要がある。
果たして 少女が見たものは、 ――――城の禁忌に触れるが否や]
(115) 2010/06/24(Thu) 14時半頃
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ええ、なかなか人の身では…… すぐに魔性にはなりきれぬもの、なのですね。 永の年月でも流れれば、少しは異なるのでしょうけれど。
[重ねる言葉に意図はあったか、 揺れる眼差しを捉えれば、目を細めた白薔薇はまた甘く香り]
人殺しの宴、などではありませんよ? ――我々には甘美なる食事、なのですから。
[そして白薔薇はゆっくりと手を伸ばす――]
[書棚との間に少女を挟むようにして、 手の伸ばされた先は書棚。 片手では少女の背を抱きすくめるようにして、書棚から離した。
きつくはない拘束、けれど 人ならざるその力に少女に抗う術があろうか]
(118) 2010/06/24(Thu) 15時頃
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[触れれば香る、乙女が赤き甘露 朝露に濡れる摘みたてのの野いちごを思わせる]
―――…ああ、
[湿った吐息は少女のうなじをくすぐって、 けれどゆるゆると首をふる――まずは、こちら、と]
しばらく大人しくしておいでなさい。 痛いのは、お嫌でしょう?
[もがく少女を宥めるような声を落として。 薔薇の蔦は一度だけ、きつくその身を抱けば]
(121) 2010/06/24(Thu) 15時半頃
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[触れた指先、日記帳―――はらりと捲れば見覚えのある書体、 そしてその描かれた内容、それが“彼女”の失われた断片であろうことは、察しが付いた。]
―――……これは、
[恐らくこれは、本来あってはならぬもの] [彼女にこれを見せることは、主が望まれぬだろうもの]
ああ あなたは これを
ご覧になって しまわれたのですね――……
[腕の中の少女を優しい青は見下ろして、 けれどその双眸は煌々と濡れた輝きを放つ]
(122) 2010/06/24(Thu) 15時半頃
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[はしばみ色の睨みあげる様、 か弱き乙女の抵抗のなんといとおしいこと。 白薔薇は優しく微笑む]
ひとつ、教えて差し上げましょう。
望まぬ私を「このように」為されたのは、
あの方 なのですよ?
[そして遺す言葉を問うように、 白薔薇の口唇は静寂を保ち、書を書棚に戻せば]
(125) 2010/06/24(Thu) 16時頃
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