88 吸血鬼の城 殲滅篇
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 20時半頃
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狙えるかじゃない。 ……狙うしかないな。
[身体をぶつけた余波をまだ若干感じながら、 手をつき壁に凭れかかったまま、ムパムピス>>41にそう答えた]
(76) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
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待て!
[階段を昇ろうとするレオナルド>>50を 引きとめようと叫んだ]
我々は……。 君が、堕ちようとしているのを、黙って見逃すわけにはいかない。 だが、人間である君を殺したくもない。 ――ならば、この城内の吸血鬼を全員倒すしかない。
[静かにそう言い切った]
(77) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
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[ムパムピスに視線を合わせると、彼に語りかけた]
……ムパムピス。 私の意志は今の通りだ。 そして、残念だが、君の言うことは正しい。 私一人では到底あの男に太刀打ちできないだろう。
(78) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
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[一度言葉を切って、大きく息を吸い込むと]
――私には君が必要なんだ。 私が必ず君を護ってみせるから。
私が生きて。 ジェフリー・ハリソンでいられる限り。
ムパムピス。 私と共に……在って欲しい。
(80) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
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[ようやく、吹き飛ばされた時の衝撃から立ち直りつつあった。 凭れていた身体を起こすと、足元まで投げられた剣を手にとった。
ヘクターとレオナルドが消えた大階段は 騎士が護るように立ちふさがっている]
……そこをどいてもらおうか。
[そう告げたところで、彼はどきはしないだろう。
目覚めた彼の動き>>56は目で追っていた。 クラリッサを護っていた時は怪我をしていたこともあるのだろうが、 その時とは比べ物にならない、軽やかな身のこなし
さらにレオナルドからの情報もある>>68 一筋縄ではいかないのは明らかだった。 慎重に間合いを詰めながら、隙を伺う]
(81) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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[ヒューの身体から流れ出す血が、 彼の剣になり、彼を護る紅き軍隊になる。 素早く目視して軍隊の数を確認した。
5体――1体1体まともに相手をしたら取り囲まれる数だ]
厄介だな。
[そこへ聞こえるのはムパムピスの言葉>>94 了解したというように頷くと]
ラルフに掛けているテーブルクロス。 あれに火をつければ一気に……
[そう耳打ちして]
(96) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
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私が食い止めてるうちに頼む!
[そう声を掛けると、竜牙兵の群れに飛び込む。
使役された竜牙兵を飛び越して、ヒューに肉薄することは 可能かもしれない。 だが、人形がどう動くかなどわからないのだ。 最悪の場合ヒューと竜牙兵に挟み撃ちにされることも考えられる以上、 先に倒したほうが得策だと判断した]
(101) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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[勢い良く飛び込んだが、一体づつ斬り結ぶような真似はしない。 ただ時間を稼ぐように、小刻みなステップを繰り返し、 竜牙兵の振るうサーベルを受け流し、盾での打撃を避ける。
ムパムピスが自分の提案を使うか、 それとも自分の術を使うか。
それまで保たせるために]
(111) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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[ムパムピスの聖句が聞こえはじめるやいなや>>110 竜牙兵から距離をとるように、大きく後ろに飛び退る。
その目の前で、飛来してきたものが光ると、 ヘクターが聖別された剣を掴んだ時と同じように、 骸骨から煙が吹き出した]
(116) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[ムパムピスの投げた木片で 竜牙兵は、消滅こそしないものの、 その動きは明らかに鈍い。
これではムパムピスを追うことは出来ないだろう。 彼の走る気配を後ろに聞きながら、十分な距離を取って待った]
(124) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[ヒューが下段の構えをしたのを見て取ると>>120 竜牙兵はムパムピスに任せ、彼の前に立ち、剣を構え直す。
剣を造り出した経緯。脅威の身体能力を見ると、 彼ももう魔物の領域に入っているのだろう。
ならばヘクターと同じように首を狙う――。 足を踏み出した]
(132) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[女は魔法に長けていた。
元々そのような力を有する家系だった。
占いをし、薬草を扱い、魔法を扱い怪我や病を癒す。
ヒューが白い魔法と称したように白魔女とも呼ばれる系譜。
魔女狩りにあわずに済んでいたのは
必要とされた時にしかその力を使わなかったから。
もう一つの理由は害無き白魔女よりも
この地の民は吸血鬼と噂される領主の方をおそれたから]
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はっ!
[動きを止められることなく間合いに潜り込むと、 ムパムピスにより聖別された白刃>>94を ヒューの首めがけて、水平に振った>>135 その勢いは風の唸りがあがるほどに]
(138) 2012/05/02(Wed) 23時頃
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[常に身につけていた紅玉も
占いに使う道具のひとつで。
師ともいえる祖母から譲り受けたもの。
今は手元に無き品。
ずっと大事にしてきたものなのに
手の届く場所になく
何処にあるかも知れない。
触れられぬことを少しだけ心細く思う]
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[男の身体能力なら、ここからでもまだ跳躍して下がれるかもしれない。 そう予測して、外した場合にすぐに剣を構え直すつもりでいたが。
そのまま篭手で受け止められると>>143 聖なる力で腕を焼き尽くせんとした。
――不意に男の身体が沈むと、すぐに肩に激痛が走る]
……つっ……!
[そのまま勢いで後ろへ跳ね飛ばされる。 肩はズキズキ痛み、骨にヒビが入ったか、最悪砕けたか。
それでもかろうじて取り落とさなかった剣を手に、 素早く立ち上がった]
(148) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
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[肩を庇いながら改めてヒューの力の強さ。 そして恐らく血を分け与えたのだろうと推測されるヘクターの強さを 今の一撃で感じ取った。
食らえば、大ダメージに繋がるかもしれない。 ならばなるべく隙を見せないようにコンパクトに。
手近にあった、先程ムパムピスが術に向かった木片を拾うと 投げつけて。 その間に再び間合いを詰める]
(154) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
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ちっ。 ちょこまかと……
[小刻みにステップを繰り返して刃を避けるヒューに 珍しく舌打ちが出る
もう自分の剣が早ければ、首が落とせるのに。 その思いで、ヒューを追うのを諦めることが出来ない。
それが彼の策だともわからずに――]
(165) 2012/05/03(Thu) 00時頃
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