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[1度は受け入れた。が。
大事にしたい、愛したい。
別の誰かから奪った想いで生き返らせて、どうなる?
夏祭りの夢の中、得たものと失ったものと。
開きかけた唇を閉じる。
鬼灯の明かりはひとつ消えてしまった。
中断させることが出来ないのなら。
まだ夢を見続けているのなら。]
……夢の終わりを、待つしかない、か。
胸の苦しさに、視線を遠くへ、遠くへ。**
【人】 さすらい人 ヤニク[翔と別れてから。 (47) 2014/10/09(Thu) 20時半頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[何故だろう。ニコが居ない。何故かそれがわかった] (50) 2014/10/09(Thu) 21時頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク....ゴロー。 (52) 2014/10/09(Thu) 21時頃 |
メモを貼った。
―港の見える―
………
[どれ程眺めて居たのだろう。
宝石箱をひっくり返したような、否、星の海を見下ろしているかのような錯覚。]
ボゥ―――――――――
[長い汽笛が夜空に響く。
あぁ、これは何処で見た気色だったか。]
カミジャーの頭を撫でた。
【人】 さすらい人 ヤニク[探している時間が伸びると共に、 (67) 2014/10/09(Thu) 23時頃 |
ありがとう。
大好き、だなんて……
そう言ってくれるのは、君だけだね。
[その事すら、忘れてしまう。]
聞きに――…どうやって?
15年前とは訳が違うだろう。
……あぁ、成程。
君との記憶も全て消え去るのかと思っていたけれど、違う……のか。
いや、ダメじゃない……けど。
[大きな黒目をうるうるさせるだなんて。
頷くしかない。]
もぅあげられる花はないよ。命の花ぐらい。
[あるとしたらの話だが。]
……君は、白い子の為に、僕達の事を見てきたのだろう?
[むしろ、良いのかい? と尋ね。]
[カミちゃん自身にも分からない事があるのかとふむり。]
あぁ、すぐに友達に、ね。
……襲われて、た、気がするけど、あれも友達扱い?
[櫓を見上げていた頃の事を指摘した。]
咲く花なら――あ、カミちゃん。
翔くんの華が咲いても、欲しがらないでくれるかい?
【人】 さすらい人 ヤニク[勝丸もゴローも、あの頃は背丈もそう変わらない筈だったのに (73) 2014/10/10(Fri) 00時頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[暫く彼と一緒に言葉交わしてからまた腰を上げる。 (74) 2014/10/10(Fri) 00時頃 |
…………
[ふるると無言で首を振った。]
ちょっと……いや、かなり、違う……かな。
そういうご挨拶があったら、ご遠慮願いたい、なぁ……
[ははは、と、乾いた笑いしか上がらなかった。]
赤でも白でもなく……その華は、何色になるのだろう、ね。
[開いて咲くか、咲かぬまま蕾で枯れるか――…]
翔くん次第、だけど。
無くしてしまっては、だめだから……。ね?
それに、白い子の欲しがる花とは意味も形も違うものだろうから。
ぼ、木刀以外も、あるからね……
誰かを襲ってはいけないから、ね?
[しょげる背を撫でてあやす。
分かってくれればそれでヨシ。]
……夢から覚めた後でも、という心配でもあったのだけどね。杞憂なら、いいんだ。
そろそろ、降りようか?
[港の方を指差す。
ロープウェイに乗り込もうとすると、客船の停泊する港に―――居た。**]
【人】 さすらい人 ヤニク[古傷がずきりといたむ。…秋の今頃はいつもこうだ (77) 2014/10/10(Fri) 00時半頃 |
メモを貼った。
【人】 さすらい人 ヤニクゴロー探してた。 (79) 2014/10/10(Fri) 01時頃 |
―太陽に吠えながら腹部を抑えて倒れこむ赤い獣に、青年は困惑と戸惑いを隠せなかった―
…………ほら、君がそんな事をする、から。
[港に突如鳴り響くトランペット。
ドラム隊は軽やかに、例のオープニング曲を演奏し始める。]
[白と赤の花以外。大事にしろというのなら。]
…………それは、いつか、いつかで良いよ。
翔くんに言ってあげて。
[港の鼓笛隊は、楽しそうに、誇らしげに演奏しているように見えるから。]
[橋梁の灯り、客船の灯り、観覧車の灯り、ホテルの灯り、港の灯り。
海は灯りを写して赤く染まる。
まるで曼珠沙華の花畑のように。赤く。]
………
[口には出さないけれど。
寂しさを感じていた。]
【人】 さすらい人 ヤニク俺のは…多分、咲いてると思うよ。 (91) 2014/10/10(Fri) 09時頃 |
[1人じゃないと言った。
孤独じゃないと言った。
―――好き、とも。]
……嘘。
[『ニコルが居るから』――…だなんて。
君の心の中に、
僕は、居ないじゃ ないか。]
………
[唇を結び、客船の方へと歩き出した。]
【人】 さすらい人 ヤニク忘れたくないのは…どっちだろう。 (93) 2014/10/10(Fri) 09時半頃 |
……カミちゃん。
船の中はさぞ豪華だろうね。
高い天井、ふかふかのカーペット、豪華な食事もあるだろう。
遊ぼっか?
【人】 さすらい人 ヤニクさばさばって、いうのかわかんないけどね。 (95) 2014/10/10(Fri) 10時頃 |
―豪華客船内―
[いつの間にか青紫のスーツとリボンタイを着ていた。
船内で道を覚えているのは、主催団体から学校へと打診があり、サロンで演奏会を開催したからだ。
曽井は単なる引率者だった。
あの時はクラリネットの子がとても緊張していて――…]
と、も?
[楽器ケースを持って廊下を走る子が見えた。
今はもう見えない。ここも夢の中なのだから、あり得るのだろうと苦笑をもらす。
そういえば、まだクラリネットを吹いているのか聞いていなかった。大人になった友を――…余りにも、知らなすぎた。]
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