48 追試と戦う村
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あの時の貴女様は何を仰っていたか覚えていらっしゃいますか? 補習からの解放の阻止(>>3:89)、でしたわ。
[意味もなくパラパラと頁を捲って見せつつ]
この場所、この時間、これを今の貴女様はとても大事に思っていたのですわ。 補習がお好きで? ここにいる皆様だけがお好きで? 本当に?
[パタンと本を閉じる]
それだけでしたのかしら?
(83) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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でも、いいですわ。 わたくし、人を虐めるようにはできておりませんの。 そして人を歪めることも。
ですが一つだけ、お聞きしても宜しいかしら?
[本を鞄にしまうと、その全ての表情を消して尋ねた]
リンダ様。 わたくし達、御友達ですか?
(84) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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残っているメンツ、ほとんど特進科組の連中だな。
それってどうよ?「特進」というアイデンティティ崩壊じゃねえ。
[ピッパの口から出た名前に顔を顰めた。
先生たちもさぞかし頭が痛いことだろうと内心同情した]
そうだな。桜が満開になるころには追試も終わってるだろ。
「追試合格おめでとう花見」とかすればいい。
各自で酒やつまみ持ち寄ってさ。
[桜を見上げるピッパを目を細めてみた]
ポーチュラカは、アイリスの視線には背を向けたまま。
2011/04/10(Sun) 23時頃
酒はあかんやろ、酒は!!
[すかさず突っ込んだ]
せっかく追試受かって進級できるのに、お酒で停学とか、下手したら退学とか勘弁やで。
それより紙飛行機やろ、紙飛行機!!
ここ、紙飛行機飛ばすのにも良さそうやない?
[上機嫌でぐるりと河原を見回した。ずうっと教室で缶詰だったので、開放感が半端ない]
せやねえ……けど、特進科には、うちらにはわからへん苦労があるんやない?
[なんとなく、赤点の守護者だったリンダを思い出した。あの時のリンダはとても楽しそうだった。
いつものリンダより、ずっと]
さり気なく言ったのに、耳ざといな。
しかたねーな。そこまで言うんだったら今回は酒抜きで我慢してやる。
[と言いつつ、そこまで残念そうな顔はしていない]
まあ、紙飛行機飛ばすのには最適だな。
遠くまで飛ぶだろうし。
でも、お前紙飛行機なんて持ってるん?
[追試会場にはプリントと言う名の紙飛行機の材料は大量にあったけれど、流石に追試が終わった今となっては何も持ってない]
じゃーん!!
[そう言ってポケットから取り出したのは、紙飛行機。追試のプリントで作った紙飛行機第一号である。
保健室でサボっていたテッドの頭に刺さった、思い出深い一品]
この紙飛行機はうちの原点やからな。持ってきた。
[そんな大層なものではないが、この紙飛行機をきっかけに同好会にまで話が膨らんだのだから、原点といえば原点かもしれない]
酒抜きで健全でもきっと楽しいって!
追試終了祝いやしな!
[そう言って、紙飛行機をひょいっと飛ばしてみた。
飛距離44(0..100)x1メートル]
持ってんのかよ!
お前、どこまで紙飛行機好きなんだよ。
[誇らしげに紙飛行機を出すピッパに突っ込まざるを得なかった]
まあ、酒がなければ楽しめないって言うのは全くねーけども。
お前、あの紙飛行機大事なモノじゃねーのか?
向こう岸まで飛んでいったけど。
[「ピッパの原点」が遠くまで飛ぶ様子に尋ねた]
うわ!!
[思った以上に紙飛行機は良く飛んだ。壊すのが嫌で、新しくプリントをもらいなおしたほどの、自分の原点であるはずの紙飛行機は、向こう岸にまで行ってしまった]
ど、どないしよ。
ここから一番近い橋って……4キロ先ちゃうん!?
紙飛行機を1:拾いにいく 2:諦める2ことにした。
……4キロ先か。無理やな……。
[がっくり。しょんぼりと向こう岸を見つめた]
……けど。あの紙飛行機は追試のプリント。
追試をクリアした今、うちの手を離れるべきやったんかもしれへん。
[うんうん、と頷いて]
いつまでも過去にしがみついてたらあかん。
ここから新しく始めるんや……!
[なんか理屈をつけた]
ドンマイ。
[向こう岸まで飛んでいった紙飛行機を、無理矢理諦めようとする
ピッパの肩をぽんぽんあやすように叩いた。
効果があったかどうかは知らないが]
わりい。アタイこの後用があるんだった。
これで失礼するぜ。
あ、花見の正確な日時わかったら教えてな。
[ピッパに自分の携帯のアドレスを教えると、
建ちあがってひらひらと手を振ってその場を後にした**]
[プリシラに肩を叩かれて、はっはっは、と笑ってみせる]
紙飛行機同好会はこれからやしな。
よろしく頼むで!
[用がある、というのに頷いて、携帯のアドレスを交換すると]
りょーかい!
また連絡するわー!
[ぶんぶんと手を振って見送った]
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本当に?
[口元をゆがめて、酷く残酷に笑った]
わたくし、貴女様に腹の底を見せた事が一度でもありましたか? 貴女様はわたくしに、貴女様の事を直接聞いたことありましたか?
[その表情は一瞬。すぐに両の手を合わせて、にっこりを微笑してみせた]
(93) 2011/04/11(Mon) 00時頃
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ポーチュラカは、……紙飛行機が御趣味だそうで。[ポツリと呟く]
2011/04/11(Mon) 00時頃
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リンダ様。 貴女様にとって、お友達とは 嫌われたくない、程度の付き合いでらっしゃいますか?
リンダ・クラーク。 アイリスの御友達。
アイリスに、泣き付いた事は、怒鳴った事は如何程御ありで? 彼女から貴女様との思い出話、幾度となく、お聞きしましたわ。
[今日までの日々、彼女の口から何度リンダの話を聞いただろうか。思い返すように話し出す]
貴女様は、いつも彼女の良き話し相手であり、理解者であったようですわね。 彼女はいつも貴女様に感謝しておりましたわ。
(94) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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んー。
[プリシラが去った河原で、桜の木を見上げてしばらく考えた]
どうしよ、かな。
[お花見の下見はこれでいいだろう。後こなす予定のイベントは、買い物、ケーキバイキング、遊園地、カラオケ]
ヴェラとアイリス、上手くいったかなあ。
[自転車のスタンドを立てて、河原に座って目を細めた]
アイリス、二人で遊園地デートに憧れる、とか言うてたなあ。
うち、留守番やろか?
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でも、その逆は? 貴女様がアイリス様に御迷惑をおかけしたことは? 胸のうちを話したことは? 慰めていただいた事は?
[この場にそのアイリスが居ないかのように、言葉を続ける]
貴女様からの一方的でない関係は、いかほど?
(95) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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そうそう…… フィリップ様にも、御迷惑をかけた事はどれだけありましたか? 自分の今の立場を、腹を割ってお話になったことは?
もしやお二人だけの時、そのような思い出が? わたくしが知らないだけでしたなら、御免なさいね。
[...は更に挑発する]
――どうしました? わたくしの御友達?
(96) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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じゃあどうすれば良かったんだ、とか、お聞き下さらないのですか? 言えませんわよね? 貴女は楽に生きたいのだと、仰ったのですから。
[そう言って、ようやくリンダから距離を取り]
ですから、"それ"はわたくしからの貴女様への補習にしておきますわ。 アイリスの御友達、わたくしの憧れの、リンダ様。
(97) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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わたくし貴女様のその顔を――アイリスに見せたかったんですの。
[そう言い切った]
(98) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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これで、わたくしの補習は今度こそ、終わりましたわ。 わたくしの大切な御友達のアイリス、後は宜しくお願いいたしますわね。
[嵐は去ったとばかりに、当の本人がそう言って一方的に幕を引く。乱暴な嵐の幕を]
リンダ様、大変失礼な真似をして申し訳ありません。 こちらの都合ですので、 許しを請うつもりもありませんが、 貴女様のこれからが、幸せでありますように――勝手ながら願っておりますわ。
[...はそう言って彼女に深々と頭を下げた]
(99) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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それでは皆様、今日までお疲れ様でしたわ。 御機嫌よう。よい、春休みを。
[昨日とは違い、本当に気楽に、ちょっとトイレにでも行くような気楽さで、*ドアを潜っていった*]
(100) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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