人狼議事


81 先生、男子が真面目にやってくれません!

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んーん、いいの。
きっとあたしが変なこと聞いちゃったんだと思うから

[謝られたことには、改めて首を振る]

んっとね
落ち着いてよく考えてみて?
サイラスくんのこと、アタシには分かんないことでも、ギネスちんなら分かるかも知れないから

[出て行くときの様子とか。幼馴染としての経験とか。
そういうのも全部まとめて、ギネスになら分かることがあるかもしれない]

それから…えと…また、変なこと言っちゃったらごめんね。
引っ張ってくるならさ、サイラスくんの話も聞いてあげてね?
なんとなく…なんとなくなんだけど、その方が、いい、気がするんだ

[うまく言葉に出来ないけれど、聞いた範囲、知った範囲で考えると、ギネスは自分を責めすぎてるような気がした。理由は分からないけど、もしそれが気のせいじゃないなら、きっとそうしたほうがいいんじゃないかな、と、思う]


……つ

[そういえば、と。
思い出した途端に、先程、見事な右ストレートを食らった頬が痛む。



脳裏に浮かぶ幼馴染の顔。遥か下から見上げる角度。
頭を小さく振り、消して。再び浮かべる、彼女は―――]






―――……『ヒーローさんたすけて』




  




[ああ、それでも見上げていたか。
木に登って、降りられなくなっていた彼女を]

 


『ヒーローはな、空だって飛べるんだぜ!』


[えへん、と胸を張って。
自分より小さい彼女に、自慢げに話していたのはいつだったか]


『だからお前が危なくなった時は
      絶対、俺が助けてやるから。』


[そう、その事件が起きたのは、それから少し後の事。]


そっか。

[簡単に頭を下げられない、とサイラスが話せば
無理強いをするつもりは無いのだろう、こくこくと頷き]

そうよー、女の子はずるいの。
でもね、男子より女子の方が早く大人になるって言うけど……。
女子がそんな風に思ってるだけで、
結局男子も女子も、まだ、そう変わらないかもしれないよね。

[だって、まだ中学生だし? と、小さく呟いて頬杖をついた]

自分はこう振舞いたいって、はっきり自覚してるかどうか
それぐらいの違い。自分に正直な人が男子より多いかな。
だから、逆に、何ていうの? 羨ましくなる時はあります。うん。

[廊下の床を見ながら、
心情の一端を微かに洩らして、俯いたままの姿勢でぽつりと]


[いざ彼女の危険になってみれば
小さい自分に出来る事など、皆無に等しく。

手を伸ばしても届かない、遠くで叫んでいた彼女。
もし本物のヒーローなら助けられるのかな、とか。
必死に彼女の名前を叫ぶ最中、ぽつり、思っていた。


結局自分に出来たのは、大人を呼んで来る事だけ。
彼女は無事、木から降りる事が出来たけれど
その時の彼女の表情はよく覚えていない。


だって、その時俺は、彼女に背を向けて
――――泣いていたから。]





何がヒーローだよ



           何も救えないヒーローなんて



                        ――――――…


とまあ、こういうことも出来るよね。怖いよね。

[こほんと軽く咳払いを一つすると、けろりとした表情に戻って。
んー、と伸びをしてから、携帯を仕舞ったサイラスを見た]

返信してあげたら、きっと安心すると思うけどなぁ。

[肩が痛いー、と腕をくるくる回しながら立ち上がると]

王子様のやり方? 持論でいい?
えっとね、女の子の期待を裏切らない、ってことかな。

[ぐっと親指をたてて笑いながら]

あとは、出たとこ勝負!
とりあえず、お姫様を探しに行くといいよ。

[大分日も傾いてきたように思う、そろそろ潮時かな、と]





[そして時が経つにつれ、彼女の背は、伸びる。


最初は少し、目線が近づき。
 やがては同じ身長になって。
  いつの間にか、見上げるように。


       見上げる度、思い出した。
        あの日の彼女を。救えなかった自分を。]



 ……………うん、

[落ち着いて、考えてみる。
 幼馴染の「帰る」の言葉をうっかり真に受けて馬鹿を見た経験は、
 もしかしたら、過去にもあったのかもしれない。
 思考がそういった方に至るかは、今は置いといて――]

 ………うん、解ってる。
 こんなだし……愚痴の一つ二つ、受けてやらないと、だし。

[「やらかしたのはアタシだし」と言い掛けつつも、自己嫌悪はそれ以上見せまいとするように、口をつぐんで]


メモを貼った。



 ( ………アタシがなんとかしなきゃいけないん、だから

   なっさけない、アイツのこと )

[あの時、「絶対」と告げられた約束に裏切られた小さな少女が、
 涙の裏で抱いた結論が、今のこの思い]


[王子役をやることが、何かの清算になるとも思っていない。

今更また、守るだとか、何とか。
流石に恥ずかしいだろ、と。
中学生男子―――は思う。

それでも気が向いたのは]





『サイがお兄ちゃんならよかったのに』





[妹のように、仲が良かった、あの時の彼女を
純粋に、もう一度見たいだけなのかもしれない。]


【人】 女主人 ダーラ

 え、何よ。
 何か変な事でもあるの?

[ノックス>>60に困った顔で見られ、理解出来ない様子で訊ねる]

(61) 2012/03/10(Sat) 00時頃

ちらり、来た道――おおよそ学校のある方を振り返る。


メモを貼った。


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