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『愛してるよ、イリス』
[やがて私の意識は離れていく。
二人出会えた、この場所から。
大好きだった、桜ヶ丘から。
最後にイリスへ、優しく微笑みかけながら――*]
メモを貼った。
[次に意識が捉えたのは見知らぬ風景。
天井と、続く廊下。
そして、少し離れた位置に歩む背(
…
[此処が何処だか解りはしないが。
桜ヶ丘では無い事、と。
歩む背が気になって、そっと後をつけていく。]
[膝に感じる愛しい重み。
甘える子供のように預けてくる、細くやわらかい身体を抱きしめる。]
好きだよ…ヨーラ。
[瞼が閉じられ、顔を寄せる彼女と、
深く深く繋がる様な。そんな口付けを交わす。]
――……ん、…っ。
[唾液が混じり合う水音を立てながら、銀のアーチを作って。
何度も何度も交わし合う、ディープキス。
ちらり熱を帯びた目でヨーラを見つめて。]
――貴女が欲しい、ヨーラ…。
[掠れた声で、女は囁き、その柔らかな頬を一つ*撫でた。*]
[身体が嘘のように、軽い。
私は、そう。
イリスの手で、確かに死んだのでは無かったか。]
(……?)
[思えば唐突に、恐怖が沸き上がり
立ち止まると、両手へ視線を落とす
解らない。
何処かぼやけた感覚が在る。]
[視線を前方へと戻し、
再び、後をつけはじめる。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[
深い口付けに心は求めていたものを得た喜びに沸き立つ。]
グロリア……好きっ……。
[甘い水音を立てて何度も交し合うディープキスに、頭の芯はくらくらし、身体からは力が抜けて、彼女にしな垂れかかるよう。
眼瞼をうっすらと開ければ、銀のアーチが二人の間にかかり溶けて行く様が映る。]
愛して――…
グロリア……とひとつになりたい……
二人溶け合うくらいに……。
[掠れた声で囁く彼女、頬を撫でられれば身体は、その甘く切ない感触に震え。
縋るような眼つきで、訴えて。]
メモを貼った。
[ヨーラの縋るように見つめる眸が、女の欲を刺激する。
頬を撫でる手が愛しい人を強く抱きしめ、そしてソファへと押し倒して。]
ごめん……。
ヨーラが可愛すぎて、加減できないかも……。
[熱っぽく囁けば、組み敷いた身体に覆いかぶさって。
重なり合う唇。]
……愛してる。
[うわ言のように愛の言葉を囁きながら、
その唇はヨーラの身体を滑り落ちていく。]
[押し倒されれば、背はソファの柔らかなソファに押し付けられる様に。]
グロリアの好きな事をして――…
加減できなくても、わたしは大丈夫だから、ね。
[組み敷かれた身体に覆いかぶさるグロリアの熱い吐息が感じられる。
重なり合う唇。彼女の唇を女は濡れた唇と舌で求める]
愛してる、わ。
わたしも……
はぁ――…
[彼女の唇が身体を滑り落ちて行けば、期待に身体は熱く火照り始め、熱い溜息が洩れる。
彼女の手を指を求めて、女は指を切なげに動かして――。]
[組み敷いたその身体に口付けの雨を降らせながら、
手はヨーラの衣服を一枚ずつ剥いで行く。
白い素肌が露わになれば、その滑らかな肌に指を這わせて。
二つのふくらみを優しく愛撫し始め――。]
ふふ…すごく震えてる。
それにこんなに硬くなって……。
[うっとりと呟き、ちゅっと蕾を唇で挟む。
ヨーラの手が切なそうに動かすのを見れば、指を絡ませて。
自分の背中へとしがみつくように回させるだろう。]
――… んッ
はぁ……
[口付けの雨が振れば、その雨音に反応するように甘い声が漏れる。]
あ、そんな謂わない、で……。
[一枚一枚とグロリアに服を脱がされ、白い肌が彼女の前に曝されていく。
彼女の指が這えば、身体は切なく震え。二つのふっくらと存在を主張する双丘を愛撫されれば、その甘い快楽は全身へと波紋のように広がり、胸の頂にある蕾は固くなり。]
好き、ぁ……
グロリアも、お願い……
[彼女が胸の蕾を唇で挟めば、その熱く濡れた感触に熱い吐息が洩れる]
ふぁ……っ
脱いで、わたしだけなんて……。触れあいたい……、の。
[グロリアの背に導かれた指は、もし許されるようなら、彼女の服を脱がそうと動くだろう]
いいよ……。ヨーラが脱がせ、て…?
[優しく微笑み、頷いて。
彼女の手の動くままに、衣服を一枚ずつ落としていく。
全てを脱ぎ終われば、離れている場所など無いように、
ぴったりと身体をすり寄せて。お互いの温もりを共感するだろう。]
あったかい……。
ヨーラの身体、すごく温かくて、ほっとする…。
[吐息交じりに呟けば、胸のふくらみが擦れて。
思わず甘い声をあげてしまい……恥ずかしそうに頬を染めるか。]
……どうしよう。
こうしてるだけで、胸がいっぱいになって…蕩けてしまいそうだよ……。
[熱っぽく囁くと、ヨーラは?とその眸を覗きこんだ。]
[グロリアが優しく微笑み、脱がしたいとの言葉に頷くのを見れば。
彼女の衣服を緩やかに、一枚一枚落として行く。
全ての衣服を脱ぎ去り、ふたり肌と肌を隙間なく重ねるように抱き合う。彼女の肌の温もりが、直接感じられる喜びに、顔は悦びに綻び。]
グロリアも――…温かい……。
こんな風に密着するくらい、あなたと触れ合うのが嬉しい……。
―――… はぁ……。
[ぴったりと摺り寄せ合う事で、彼女のふくらみが感じた刺激。彼女の甘い声、恥ずかしそうに頬を染める様が愛らしく。
二人肌を重ね合う喜悦に、心も身体も蕩けるように――]
わたしも、こうしているだけで幸せ――…。
……いっしょになれて、ほんとうにしあわ、せ。
[覗き込む彼女。
きっと女の顔はグロリアを求めて熱く火照るように蕩けるよう。
その眸は彼女との行為に熱く潤んでいるのを発見するだろう]
……ね。
ただ触れ合うだけで。こんなに幸せになれる人がいるなんて、
思わなかった……。
[うっとりと囁き、口づける。
手は滑らかな素肌を撫でて、下へと――。]
愛してる……世界中のだれよりも、貴女だけを……。
[だから、いい……?と、眸で訴えて。
組み敷いた身体の中心へと、細い指を伸ばした。]
[グロリアの手が肌を滑らせれ、下へと動けば――…。
その指の動きに従って身の奥から甘く切ない疼きが湧きあがり。下半身は、彼女の指を求めるように熱と湿気を帯びて。]
わたしも、愛してる。
世界の誰よりもあなたを、グロリアを、愛してる……
[眸で訴えられれば、熱く潤んだ眸は彼女を見詰め、こくり頷く。身体の中心へと彼女の細い指が伸びれば――。
その刺激に身体はびくん、と震え。鼻にかかるような甘い声を漏らすだろう]
[ヨーラの甘い声が耳に心地好い。
もっと聴かせてと強請るように、指は彼女の身体を蹂躙していく。]
もうこんなに……嬉しいよ。
私をこんなにも感じて呉れてるんだね…。
[熱く潤んだ目元にちゅっとキスをして、甘い嬌声をあげる口を唇で塞ぐ。]
もっと感じて?
ヨーラの可愛い顔、もっと見たいから……。
[空いた手が柔らかなふくらみへと伸び、円を描くように手のひらで押しつぶしその形を変えて。
先端の蕾を指で挟んでさらに刺激を与えるだろう。]
あっ……あぁ……。
だって、グロリア……。
[目元にされるキスは擽ったいけれど甘くじんわりと広がって行き。
唇を彼女が塞げば、彼女の舌を求めて、柔らかな彼女の唇を挟むように吸い。]
あ、わたしばかり……。
ず、るい……
[僅かに拗ねたような顔をするも、直ぐに彼女の手が双丘へと伸ばされると。]
―――…はぁッ
[彼女の手が女の柔らかなふくらみを変形させるのを甘受し、先端の蕾を指で刺激されれば、翻弄されるがまま。その指が次に齎してくれるだろう刺激を期待して、あらゆる部分敏感になり、彼女を求める。]
好き、グロリア……グロリアぁ……。
ん――…もっと感じさせて……
だって…貴女がこんなにも可愛いのが悪い……。
[拗ねたその顔にキスをして。何度も何度も深く繋がり合う。]
私も好きだよ、ヨーラ……。
愛してる――…。
[つん…と勃ちあがった蕾を唇で挟み、ちゅう…っと音を立てて吸って。
まるで幼子のような熱心さで、ヨーラの身体を求める。
中心へ伸びた指は、泉の入り口を軽く撫ぜて。
熱く湿るそこを、壊れものを扱うように、繊細に触れる。
その指に蜜が絡み始めれば、浅く差し入れて。
くちゅりとかき混ぜるだろう。]
[グロリアの指が女の身体を蹂躙すれば、その触れた部分から全身へと伝わる快楽に益々熱い声が漏れ。]
[蕾を唇で挟まれ、吸われるように求められれば身体はさらに熱を持ち、切なく悩ましげな声があがる。
胸の頂はさらなる刺激を求めるように、硬くなり。]
んぁっ……。
でも、恥ずかしい――…
こんなになって……。
[彼女の指が女の中心の泉を、熱く湿ったそこに触れる感触。
その指が泉の蜜を絡ませ、掻き混ぜれば、腰が浮くように反応し。
狂おしい程の切なさで、さらに泉から蜜が湧き出でる。]
あっ、グロリア。そこ……
だ、めっ……
恥ずかしくなんてない……。
だって、これは私を愛してくれてる証し、でしょう?
[ぺろりと蕾を舐めながら、
快楽に蕩けるヨーラの顔を上目づかいに見あげる。]
此処が、好いの?
それとも、此処――…?
[浅くかき混ぜていた指が一気に奥まで貫く。
反応を一つ一つ確かめるように、指を動かし、
彼女の好い所を探して彷徨うだろう。]
[胸の蕾を舐められながら、上目遣いに見上げるグロリアが、愛している証し、と語るのを聞けば。
彼女の求めるままにグロリアへの愛を全身で示している事に嬉しさを感じ、自分の身体をこんなにも愛してくれる悦びに包まれる。]
うん……愛してる、から――…
あなたを愛して、る……から。
[その喜悦を彼女に伝えようと、彼女の背に回す腕は、女の胸の頂を舐める彼女の頭を抱く。]
あっ――ッ。
[奥まで一気に指が貫かれれば、その刺激は背筋を一気に這い登って女の全身に快楽を広げ。]
そ、其処っ……。
はぁ――っ、ぁ………。
[反応を探るように、女の熱い泉の源泉を彷徨う彼女の指が、内の前方を刺激すれば、一際切ない声を挙げて。眉根がきゅっと寄る]
嬉しいんだ。ヨーラが、こんなにも私を求めて呉れてる。
求めて、乱れて……誰にも見せない顔で、こんな……。
[頭を撫でる彼女が、自分の与える快楽に蕩けて。
喜ぶその姿に、女も喜悦に震える。]
もっと私を愛して…?
私も……貴女を愛するから。
誰よりも…そう誰にあげない。私だけのヨーラ……。
[うっとりとした顔で囁きながら、優しく包む乳房を、
そして指を強く締め付ける泉とを愛撫して。
一際切ない声を彼女が上げれば、にぃっと笑みを浮かべ]
――…見つけた。
ヨーラの一番好い処。
……うん、グロリアだけ……。
あなたの前でだけ……。
乱れるわたしを見ていいのは、愛しいグロリアだけ……。
[快楽に蕩け潤んだ眸は彼女を見詰め。
荒く熱い息に混じるように言葉を紡ぐ。]
愛したい、もっとあなたを愛したい。
誰よりも愛したい。
あぁ、だから……あなただけのわたしに、して……。
わたしを染めて、あなたの望むままに。
[彼女に翻弄されるがままに身体は快楽を享受して。
一番好い処を見つけたと、にぃ、と笑みを浮かべる彼女に。
もっと頂戴と強請るように、彼女の唇に唇を重ね、強く吸うように彼女を求める。]
私以外の人には見せないで…?
嫉妬できっと、狂ってしまう……。
それぐらい、貴女が好き……。
[一度指を引き抜くと、蜜に濡れた指を舐めとって。
ぎゅうっと強く抱きしめる。
唇が重なれば、彼女が望むままに深く繋がり、ぴちゃぴちゃと水音を奏でるだろう。]
……もう、私もそろそろ…駄目かも。
ヨーラ、愛してる……一緒に気持ち良く、なろ…?
[愛する人を想うだけで、自身も熱を帯び、蜜を溢れさせて。
泉の源泉を密着させるように摺り寄せると、
ゆるゆると身体を揺らし、同じ高みを目指して登り詰めていく。]
わたしも、他の人とグロリアがするなんて思ったら……
きっと、嫉妬に狂って、その人を殺して、しまうかも……
[深く繋がる唇が奏でる甘やかで其れで居て快美な水音が耳に響く。
彼女の愛してる、好きとの言葉と、その水音が混じりあい溶ける]
……うん、一緒に――…気持ち良く……
愛している、の……
ぁぁ、グロリア、グロリア……。
[何度も彼女の名を呼び。
二人の泉の源泉が密着し、摺り寄せ合えば。女もゆるやかに彼女と一緒にとの思いで身体を――腰を揺らし。
指は彼女の指を求めて、絡まろうとする。
やがて、グロリアが感極まるのとほぼ同時に、絶頂を知らせるような高く切ない声を挙げ、痙攣するかのように身体は震え――…。
全身から力が抜けて行く。彼女と最後の瞬間まで指を幸せそうに絡ませながら――意識を手放す。]
大丈夫だよ。
私には貴女だけだから――
貴女だけが私の還る場所。
貴女がいれば、もう、誰もいらない……。
[キスの合間に囁いて。さらにお互いの熱を昂ぶらせていく。]
ヨーラっ、すき、すきだよ……あ、ああ……っ!!
[お互いを貪り合う行為に溺れて。
名前を何度も呼んで。
彷徨う指を絡め取り、きゅっと強く結ぶだろう。
強い快美が訪れる瞬間に、ヨーラの切ない声が聞こえて。
痙攣するかのように震える身体を抱きしめる。
彼女が意識を取り戻すまで、愛しそうにその顔を見つめながら。
何度もその唇に口付けの雨を降らして。]
[彼女のすき、すき、との言葉が耳に気持ちよく。
グロリアとの愛の交歓に溺れるように、震える身体を抱き締められながら失う意識。]
―――――……‥‥・・
[女の唇に、熱く潤んだ甘い雨が何度も降るのを感じれば。
睫毛をゆっくりと動かしながら眼瞼は開いて、その眸に女を愛しそうに見ながら口接けるグロリアの顔が映る。]
悪い魔女の目覚めのキス――…
こんなにも甘く素敵な目覚めになる、だなんて……
グロリア、好き――…
[快楽の余韻でけだるそうに呟くも、女の顔は悦びで満ち溢れ。
愛しい彼女の唇にその唇を*重ねた*]
メモを貼った。
[ヨーラが眸を開ければ、嬉しそうに微笑んで。
おはようの代わりに、唇を重ねる。]
……おはよう、私のスノウホワイト。
すごく、可愛かった…よ?
[ハグするように頬を寄せれば、気だるそうな呟きが聞こえて。]
うん、私も……愛してる。
[唇がゆっくりと重なって、
幸せな気持ちに包まれながら、眸を*閉じた。*]
メモを貼った。
[暫くはヨーラを腕に抱いたまま、ソファの上で快楽の余韻に浸って。
くすくすと笑いながら素足を絡ませたり、繋いだ指の口付けたりと、
二人でいられる幸せに包まれているだろう。]
少しだけ……じっとしていてね?
[謂いながら、女はヨーラの髪を一房手にして。
くるくると指に巻き付けて弄びながら、懐かしそうに眸を細めた。]
ねえ、覚えてる?
あの時、部室で貴女と会った時のこと。
コリーンに電話する貴女にこうして、悪戯して、さ。
真っ赤になってる貴女、すごく可愛かった。
今思えば……あの時にはもう、貴女に恋していたのかもしれない。
貴女も……少しは気にして呉れてた?
[巻き付けた指に、ちゅっとキスを一つ贈る。]
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