人狼議事


181 巫蠱ノ匣

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 ふ、ぇ、……?

[抱きつかれて、慌てて彩里を抱き止めた。
 拒まれなかった、ことが、どんなに嬉しいか。
 また涙が滲みそうになるのを堪え
 ぎゅう、と強く抱きしめる]

 ありがと、ありがと……、
 やっぱりさ、

 彩里は私の、妹なのかもしれない。

[互いの感情が違っても、
 繋がっている、「おねーちゃん」と呼んでくれる限り。
 もう此処は終世。それならば。]

 ……魂、消えちゃうまで、一緒にいよ。

[そんな不確かな約束で、強くなれる、と]


メモを貼った。


―2階広間―

[誰もが怪我を負い、いつ死んでもおかしくなさげな状況に、…は少なからず興奮していた。
女のアナウンス>がそれに拍車をかける。
全員死んでしまって、ノーゲーム。そうしちまおうぜ。なあ?
口元に薄らと笑みを浮かべた…は、廊下にチラリと見えた、ひどく存在感のない―つまり、"同類"ということなのだろう―男に、ひらりと手を振ろうと、またも右腕を動かす。
一瞬、億劫そうに眉を顰めるものの、左手を振り直すことはなく、視線は再び生者の方へ。
――と、]


覆面嫉妬団 ミルフィは、メモを貼った。

2014/06/29(Sun) 01時半頃


うん、ずっと一緒なのです…おねーちゃん。

[抱き返されたのに気付き、腕の力を少し強くする。
そうでもしないと、また泣きそうだった。

生きているときに彼女の本当の気持ちに気付けていたら、違う未来があったかもしれない。
しかし、既に私達に未来はない。
それなら、せめて最期まで一緒に−−*]


[わけがわからない。きょろきょろ。]

確か僕、あの時……。

[覚えているあの浮遊感。地面に叩きつけられる感触]

死んだの、かな。
ここは…地獄?

[ぶかぶかの黒いシャツを羽織り、辺りを見回す。
見知らぬ死体の片方は、自分に少し似ている。]

死ねたのかな、やっと。


ビクビクしながら、物音のする方へ。


[眼前を横切った女の姿に、表情を歪める。憎々しげに顔を顰めて、目を逸らす。]

……クソ女。

[そう、小さく吐き捨てる。…にとって、自らにとどめを刺した男よりも、それを平然と眺めていた男よりも、この、得体の知れない女に覚えた本能的な恐怖は強く。
今、生きてボロボロになっている男が死んだなら、罵ってやろうとさえ思っていたのに。自嘲。
声もかけず、女から視線を外す。再び、男らの方へと顔を向ければ、どうやら決着がついたらしい。]

……はは、

[…の目が輝く。ザマア見やがれ、クソ野郎。伏した男の姿に、笑いがこみ上げる。
ずっと、この時を待っていた。ザマア見ろ、バーカ。]


[もうひとり、自分と同類の気配に気づき、手を軽くあげようとして、止まる。]

わぁーお。
ひっでー……豪快に死んだんだんなー……。

[まるでスプラッタ映画にでも出てきそうで。
 思わず顔を顰めた。]


[一方で、どうやら相討ちとは成らなかったことに気付けば、舌打ちをして。]

――どうせなら、皆死ねば良かったのに。

[こいつらだけじゃない。こんな馬鹿げた"ゲーム"とやらを実行した人間も、自らの家族も、まったく関係のない全ての人まで皆。
そんなこと、あり得るはずがないと理解しながらも、それを夢想することはやめず。
さて、あの男が自らと同じように実態のない身体を手に入れたならば、どうしてやろうか。
それを考えると、少しだけ気分が晴れる気がした。]


ふーん、こっちの兄ちゃんが残ったのか。

[協定を組んだ二人共が死んで。
 残ったのは、どこかで見たことのある、けども思い出せない男。]

まー、でもこの兄ちゃんも助けがなけりゃ出血死しちまいそうだがなぁ。
主催者とやらが助けてくれるんかね?

[言って疑問がひとつ浮かぶ。]

ってかそもそも、これの主催者って、最後の一人を本当に待ってたんだろうかね?
公になれば大事だろ、なら残った一人も殺したほうが、色々安全だろしなぁ……。

……ま、もうすぐわかるかね?


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