14 Digital Devil Spin-Off
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だからゴーグルを、と言ったんだ。
[埃なんてあるはずもない、なんて野暮は言わない。
指の内側に触れる涙の感触と、
外から重ねられる手の大きさに柔らかく微笑む]
私も守られるだけではいられないけど、な。
[そうして、最後に頬を撫でるようにして手を離す]
――……確か、どのくらい前だったか。
アラカワとジュンの間にラルフという男が来た。
ジュンが来た時ももう一つ、気配があった気がしたんだが。
[意識は何処を漂っているのだろう]
だってあれつけてると、ホントにそれこそ悪魔と間違われて撃たれそうでしょう。
[男には、怪しい自覚はあったらしい。
ラルフの名を聞けば、彼の意識もここにあるのか、と。]
……もう、一つ……?
[自分との戦いの最中、理を開いた少女もまた命を落とした事を、男は知らず瞬いた。]
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― アザブ→シナガワ方面へ ―
私、優しくないよ。わがままなの…
[>>117ふるふる、首を振った。 自分の考えを口にするたび、涙がひいていく]
人間が…何かに殺されちゃだめ、なんて…ない…? 人間は、誰かの命の糧になるために殺されるの?
それでも、悲しい…とっても。 大事な人が死ぬのは、悲しすぎるから。止めたいよ。
殺しても、死んでも…叶えたい願い、未来…って、いうこと? そんなの、私にはわかんない。わかんないよ… 私が命をかけてでも願いたいのは、誰にも死なないで欲しいことだから…
(139) 2010/06/09(Wed) 22時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 22時半頃
ゴーグルをしている方が
むしろ人間味があると思うんだがな……。
[どうなのだろう]
いや、私もよくは解らない。
声を聞いたわけでもないし。
ただ、覚えはあった。
アキハバラ集会の日の誰かだとは思うのだけど。
[理を持つ者なら誰が来てもおかしくはない。
もしくは、悪魔に襲われて命を落とすでも。
地上での出来事を知らない彼女もまた、
誰が落ちたのだろうかと首を傾げてみせた]
[墓標の前に佇む男が告げた決意。
それが届いたのか、静かに笑った。]
全く、それでこそお前さんさなぁ。
後悔することなく、全力で生きりゃいいさ。
後悔、か。
[男の気配はそう遠からぬ場所にあっただろうか。
悔いはもう、ない]
いや。
結末は、見届けねばならないな。
[最初に行動を共にした明之進の事も気にはなっていたし。
自分を殺めたシノノメのその後を知りたくもあった。
何よりも、この世界がどうやって終わるのか。
この先地獄へ参じるとしても、知る権利はあっただろう]
……僕、無いですかね。
人間味。
[首を傾げて見せた。どこか、知った男の声が聞こえた気がして。]
後悔…は、無いと言えば嘘になりますが。インちゃんとヤンちゃんの様子も、もう一度位は見ておきたかったですし。
でもまぁ、満足でした。
[泣きわめく少女の顔と。あんな状況でも、自分を助けた少年の顔。話をした人も、していない人も。
聞かれるなら、自分の聞いた理の話もするだろう。]
―…最後に理を成した人が、今度の事で死んだ命の再生を望めば。僕らは、生き返ってしまうんでしょうかね。
[そうだとしたら。生前の自分の、皆のやりとりが。意味を失ってしまうように感じた。]
人間味、あるぞ?
[首を傾げられたので、傾げ返してみた]
ほら、悪魔はゴーグルなんか要らないだろう。
ゴーグルはそれを必要とするヒトの手で発明された。
だから、それを使うのは十分ヒトらしい。
[理については、幾らか尋ねたりしただろう。
何分、彼女の死は皆を知るには早過ぎた]
――……、再生、か。
味気ないな。
それが可能かどうかは解らないが。
もし、生き返るのだとしたら。
それを知らない間に死ねた私達は、ある意味幸せだったな。
[今こうして悔いなく死ねたのだから]
団子屋 たまこ狼に91マッカ、とふと脳裏に過った気がした。
あぁ、そう言う事ですか。
[説明にはなるほど、と。味気ないと言うのにも頷いて。]
――……僕は、アキさんも。
殺そうと、しました。ラルフさんも、僕が。
[理の事に話題が行けば。ぼつりと、そんな言葉も漏れた。]
小悪党 ドナルドが狼ならラスボスは巨大ロボかぁと遠い目をした。
墓荒らし へクターにも、死した後の理の話は届くのだろうか?
悪魔の闊歩する世界で巨大ロボがラスボスってシュールですね、と思ったかもしれない。
――……、そうか。
[ラルフはきっと神無とは敵対する。
そう思ったから、驚きはしなかったが。
優しかった少年の事を思い返して、ふと目を伏せた]
でも、ジュンは満足していると言った。
だから、そうした事も含めて。
[もう一度開いた時には、真っ直ぐと前を見て]
理由が、あったのだろう。
[自分の所為かもしれないという点も含めて。
同じく、人殺したる彼女はただ全て肯定する心算だった]
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― アザブ→シナガワ方面へ ―
[>>166くまさんを見つめて、こっくり、頷いた]
もっといい方法、思いつくように頑張る。 「たたかわないで」「しなないで」「ころさないで」 いっぱい言ったけど、…いままで、駄目だったから。
[たまこさんの機転(?)>>173のおかげで。]
あ…蘭お姉ちゃん…!
[くまさんの正体が分かった。 殆ど涙は止まっていたけれど、きっと、目は真っ赤だ]
(198) 2010/06/10(Thu) 00時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 00時半頃
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[蘭お姉ちゃんが撫でてくれる手は暖かくて。]
わがままもっと言いたい。 やっぱり。誰かといるとあったかいから。 こんなあったかいのを、みんなにあげたい。
[その手に擦り寄って。 >>196ジンルイホカンケーカクを聞いていた。 きっと友晴お兄ちゃんの世界はあったかい。そう思いながら*]
(199) 2010/06/10(Thu) 00時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 00時半頃
……はい。
思うように、やりたいようにやりましたから。
[目を伏せるのは、ちらりと目端に捉えたけれど。]
理由と言うより、我を通しただけですけれど。
[所詮、我儘を通しただけなのだろう。理を接ぐと決めた、自分自身の。]
理なんて無ければ、こんな事にはならなかったのだろうかと思いましたが。
……こんな事でも無ければ、出会う事は無かったかもしれませんね。
それだけは少し、大いなる意思とやらに感謝したいかも知れません。
[出会わず、大事なものも忘れたままだったかと。
呟いて、でもやはり気にくわないですけれど…と、小さく笑みを浮かべた。*]
我を通す事も立派な理由だろう。
[そもそも、我なく個は為らない]
理なんてなければ、か。
[そう思って神無の理を唱えたけれど。
世界の滅びがなければ別の幸せを
享受していたかもしれないけれど]
――……気に食わないのは、同意だ。
[しかし、浮かべていた表情は彼と同じだった*だろう*]
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― アザブ→シナガワ方面へ ―
眠らせる… そういうの、私出来ない…
[蘭お姉ちゃんの提案>>203は、実行で競うには無いけれど、顔が見えれば嬉しそうに。 >>206たまこお姉ちゃんの問いに、ふと。]
なんで…そうだね。なんで、考えたこと無かった。
[二股云々の話には、首を傾げて。*]
(211) 2010/06/10(Thu) 01時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 01時頃
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