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メモを貼った。
んぅ…。
えへへ。
[愛おしそうにつけられた赤い痣を撫ぜる。]
意地悪ですね!
あっ、ありがとうございます。
[もぞもぞと、たまに痺れながら下着を履いて、ジャージを着る。]
お待たせしましたー。
[着替えた頃には痺れはすっかり消えていた。]
─ 理事長室 ─
[ 失踪者が外に出たのではなく、この学園のどこかに居るのだとしたら……。 ]
貴女が関係していないはずはないと思うのだよ、
ビアンカ女史。
[ 彼女と会うのはいつぶりだろう。
何でもするから、貴女の学園に入れさせてくれと頼んだ、あの暑い日以来ではなかろうか。
留学さえさせて貰えれば、後は自力でなんとかすると言った。
迷惑はかけないし、頼りもしないと言った。
今まで、それを守って来た。 ]
教えてほしい。
居なくなった娘はどこに居るんだ?
彼女たちは、もう帰って来ないのか?
[ そうしたら、尋ね方があるでしょう?と返された。
やれやれ……初めて会った時から、もう3年も経つのに彼女は変わっていない。
……いや、ずっと年上の彼女にとってはたったの3年、なのだろう。 ]
意地悪なのはいつものことでしょ?
可愛い子ほど虐めたくなるっていうじゃない?
[自分も着替え終え、
行こっか、と促しかけて]
あ、眼鏡……。すっかり存在忘れてた。
[ベッドサイドに転がっていた眼鏡を拾い上げ
傷ついてないかな?と確認し、
改めてかける。]
これがないと遠くがぼやけちゃってね。
2メートルくらい離れると、もうぼんやり。
[茶色のフレームの眼鏡の縁をくいと上げ、
扉を開け改めて外へ促す。
そういえば鍵かけてなかったな、と今更に。
エントランスホールを通って、キッチンへ。]
[ フランはビアンカの足元に膝まづくと、彼女のうさぎ毛皮の高級そうなスリッパを脱がせた。
組まれて浮いた右足。黒のストッキングのつま先を両手で押し包むと、その足の甲に口づけた。
そのまま、はむようにしながら、親指の爪の上まで移動する。
ストッキング越しにも、硬い感触。
舌を出し、舐めた。 ]
……ちゅぷ。
[ つま先を咥え、しゃぶる。
あわい汗の味と、ボディソープか何かの花の香りがした。
すぐにストッキングは唾液で貼りつき、黒く光った。]
[ 指先を伸ばして、ビアンカの膝裏からくるぶしまでを撫でた。
途中、爪をかけて、黒レースを引っ張って、
びり、
ストッキングを破る。
高いのよ、と笑いを含んだビアンカの声がした。 ]
……ふふ、破らせるために履いているくせに。
[ 唇を離して、フランも笑う。
裂け目に犬歯をたて、野獣のようにストッキングを破った。
ビアンカの白い足があらわになる。
最初にピンクと淡いブルーのペディキュアが目についた。
見えない所にも、彼女は気を抜かない。 ]
【人】 お針子 ジリヤ[またひとり、何処かへと消えた少女。 (29) 2013/11/06(Wed) 21時半頃 |
[ 美容や健康に気をつけているのだろう、歳の割にきれいな足に、
かるく噛み痕とキスを残す。
そして、ふたたびつま先に戻り、指の間に舌を埋め、舌を鳴らしながら何度もねぶった。
ねえ、ここに……と、ビアンカが自分のスカートをゆっくりとめくりながら誘う。 ]
濡れてきたのかい?
[ フランは身を乗り出し、座るビアンカのスカートの中にすべりこむ。
ストッキングを足の付け根まで破り、下着を引き下ろす。
……しばらく水音と、小さな喘ぎ声が続いた。
ビアンカはぎゅうと肘かけを握りしめて、最後に脱力した。 ]
ご馳走様。
[ 口元を拭いながら、フランは身を起こし、立ち上がった。 ]
それでは、代償を……。
[ そして、示された場所は……。 ]
─ 秘密の花園 ─
[ くん、と鼻を鳴らす。
雌の秘められた香りが濃厚。あまい、あまいお花畑のようだ。
耳を澄ませば、どこかから嬌声さえ聞こえてくる気がする。 ]
ピッパはどこに居るのかな?
[ キャスケットを一度おろして髪をほどく。
黒い滝が背を流れた。
その上へ改めて帽子をかぶり直し、とりあえず手近な部屋を開けてみた。 ]
ほほう、これはお馴染みさんだな。
[ 内装
眼鏡掛けたピッパ久しぶりな気がします。
そんなピッパも素敵です!
[促されるまま外へ出て、一緒にキッチンへ。]
[ とりあえず部屋は閉じて、別な場所へ向かう。 ]
ひとまず一周して、
どんな設備があるかを確認してみようか……。
数日暮らせるようにはしてあるだろうと思うが。
――エントランスホール――
[眼鏡も素敵だと言われれば照れくさそうに笑って
マドカの手を握る。
マドカと共に、キッチンへ行く予定だったのだけれど
……フランシスカ?
[異国情緒が漂う彼女は、お洒落な格好で]
可愛い恋人さんとデートの待ち合わせ?
[微笑んで問いかける。の割に、相手が見当たらないけれど。]
─ エントランスホール ─
[ 呼びかけられて見ると、失踪しているはずの同級生
ケロッとした顔でいる。
しかも可愛い女の子と手を繋いで。心なしか、以前よりつやつやしてないか? ]
やあ、ピッパ君。
デート、の予定だったのだけどね。
しばらくお預けになりそうだ。
ヨーランダ君が、君を探していたよ。
その子は、恋人?
可愛い娘だね。
あらま、お預けなの。
それは寂しいわね。
[フランシスカはそういうことに関してはオープンな印象があるが、肌を重ねたわけではないので詳しくは知らない。
ただ、特定の相手がいるとは思わず、ぱちぱちと瞬き。]
あ……そうなんだ、そっか。
ヨーランダに何も言わずに来ちゃったからね。
心配かけちゃってたかー……。
[会えたら謝ろう、と心に決めつつ
恋人?と問われれば、照れくさそうにマドカの頭に手を置いて]
そうです。
可愛いでしょ?自慢の……こ、こい……恋人です。
[どもった。]
[ ピッパの幸せそうな様子を見て目で笑う。 ]
おめでとう。
[ 祝福してから、少し屈んでマドカと目をあわせ。 ]
私はフランシスカ。
君の名前は?
ピッパ君はこれで、いたぶったりいたぶられたりが好きなタイプだから、
気をつけるんだよ?
[ 冗談とも本気ともつかないことを。 ]
[フランシスカと呼ばれる女性と会えばぺこりと頭を下げる。
第三者に恋人と言われると照れてしまうけれど嬉しくて。
恋人なんだとにへへと笑って頭におかれた手に応えるように手をぎゅっと握った。
…のだが。]
…ピッパ、堂々と言って欲しいです。
そうですよー。
私達恋人です。
[えへへと返す。]
[そして
フランシスカ先輩ですか?
私はマドカですか。
よろしくお願いします。
えっと、その…気をつけます。
[誰かとそういう事をしていたのだろうか。
胸を抉る。
それともこれからそういう事をするのだろうか。
それなら、少しだけ楽しみ?]
ありがとう……
[照れて、赤くなっている。
可愛いマドカを知り合いにお披露目するのは初めてだ。]
って、フラン、変なこと吹聴するのやめてよ、もう。
[そんなことないからね?とマドカを見て言いつつ]
……あ、う、うん。
恋人――私の大好きな、マドカよ。
[堂々と言ってほしいと言われ、言葉を変えて言い直す。]
メモを貼った。
[ マドカの素直な返答
嫉妬魔とは知らなかったが。 ]
ピッパ君はどちらかというと根なし草タイプかと
思っていたけど……、
こんなにしっかりしているのは初めて見るね。
愛は良いものだ。
[ こっちが恥ずかしくなってきそうな様子に、
暑い暑いと自分を煽いで。 ]
そう、じゃあ、君たちに関しては心配ないと、
ヨーランダ君には伝えておこう。
……君以外にも、数人、失踪者が居るようなのだけど、
その娘たちについて、何か知らないかい?
[ からかって気がすんだので、真面目な話を。 ]
メモを貼った。
メモを貼った。
そんなことないのよ?
元々奥手なだけで……一途ですからっ!
[先輩や後輩にいいようにされていたのは
マドカの前では言わない方がいいだろう。]
なんだか改めて言われると照れちゃうね。
でも、ありがとねフラン。
[ヨーランダに伝えるという旨に頷いて
続いた言葉には一寸ばつが悪そうな顔をして]
それって、"私たち"のせいかも……。
いや、マドカと私じゃなくてね
実は理事長先生に、水入らずで過ごしたい恋人とかを、地下に案内するように言われていたの。まぁ、私たちは他の人の姿は見てないんだけども、この個室群じゃない?
[廊下の方を軽く示して]
いなくなった子がいるんなら、中でよろしくやってるんじゃないかしら。
メモを貼った。
メモを貼った。
「私たち」?
[ 理事長に、と言われ、やっぱりそうかと色々納得する。 ]
成程ね。
いや、それだけ分かれば十分だ。
いなくなった娘たちに危険がないことと、帰って来れることが分かればそれでいい。
おや、とすると、
これから君たちが「よろしく」やろうというところを、
私は邪魔してしまったのかな?
[ 口元に指を笑ってひそみ笑い。 ]
では、私はララシーマに蹴られない程度に、
他の部屋を確認してくるとしよう。
どうぞ気にせず楽しくやっておくれ。
[
そして愛、だとか、一途、だとか。
頬が緩みそうになるのを抑えて話を横で聞いている。
理事長に話には感謝しないとなーと思いつつ。
どこかで見ているかもしれないという話を思い出して少し身震いする。]
うぁ…。
[フランシスカにからかわれ恥ずかしそうに顔を伏せた。]
うん、危険はないし、理事長の気分次第じゃないかしら。
[そういえば此処を出るという発想がなかったなと
そのくらいマドカに夢中になっていて少し恥ずかしい]
フランはもしかしてその確認のために、
…来てくれたの?
[だとしたら申し訳ない気持ちも少しあって。
フランシスカの続く言葉に益々その思いは高まるが]
邪魔だなんてそんな。
混ざる?って言いたいところだけど――ごめんね
この子、すっごいヤキモチ焼きなんだ。
[マドカの手を軽く握り直して微苦笑し]
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