207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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>>319 [片手で、やっぱり鍵盤を叩きながら、ニコのもってきた皿を受け取る。 パンには血がついていた。 それをそのままオルガンの上に置いて。]
なんの曲だろうね。 きいたことあるだけだから、曲名は知らない。
[きっと、船医の心には、突き刺さるメロディかもしれないけれど。]
ニコは好きな曲、ある?
[遺体が転がる、血臭の中、そのメロディはかえって不気味にも聞こえてきてもおかしくない。]
(327) 2014/12/12(Fri) 23時半頃
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セシルは、ジェレミーが寄ってきたのには、瞬いて、そして、片手で、その裾を小さくひく。
2014/12/12(Fri) 23時半頃
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>>329
ジェレミー、呼ぶよ。 今、一番知りたいのは君のことだから。
[裾を引いて、ジェレミーが向けば、その耳元に囁いた。 そして、離れたときの瞳の色はやはり色鮮やかな碧色。]
(335) 2014/12/13(Sat) 00時頃
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>>342 [オルガンの横に座り込むニコ、 その歌いだす調子には、少し意外な顔を。]
へえ
[そして、メロディはつたなく、そのニコの口ずさむ声に重ね。 トーンは、響きは、第三甲板の彼らの元にも伝わるだろう。]
(349) 2014/12/13(Sat) 00時頃
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>>350
[オルガンで弾くメロディはいつも様々。 その自らを冷静に、そして、畏れをもっても平坦でいるために。
傍ら、ヴェラがうたたねしていることも、きにせず、やはり弾いていた日常。 それをミナカがそこまで嫌っていることも知らず。
そして、今も、また響かせるつたないシンフォニー。]
(359) 2014/12/13(Sat) 00時半頃
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セシルは、第三甲板での戦闘にまだ気づくことなく、オルガンの音は響く。
2014/12/13(Sat) 00時半頃
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>>372
[オルガンの音は、人差し指からやがて、片手の指すべて、そして、段々と両手まで満ちていく。 ニコラスの歌声が酔いどれのテノール。それにあったりずれたりしながらも、段々と、それは、合わさる刃と刃から、不可思議な和音へ。
いつのまにか座って奏でる航海士は、月夜を一緒に愛でたギリーの変化に気づけない。]
(377) 2014/12/13(Sat) 01時頃
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