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実はこれが、マップ切り替え的な移動なら。
人数も場所も関係ないかもしれない。
[いつもの上着を着ておけばよかったと思うがもう遅く、その分道也の体温を感じられればくっつく安心感も増す]
……いる、ぽい。
[自分たちの声ではないもの。頷いて]
呼びかける声
……マップ切り替え、……あー。
[ありえる、と口にしつつ。
呼びかけに返事はあっただろうか。
少し不安になって、玄関の方を覗き込む。
良数に寄り添ったまま、手も、*繋いだままで*]
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【人】 小悪党 ドナルド……そうか。 (40) 2011/05/22(Sun) 02時頃 |
メモを貼った。
おーい。返事しろー。
俺だー、最上だー。
[声を上げつつ、全く同じ内装でもないような場所を覗き込む。
エントランスが見えれば、近くに階段はあるのかと見回して。
もし何か見たとしても繋いだ手は離さないで走れると良くあるホラーゲーが脳内に浮かんだりして*]
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【人】 小悪党 ドナルド[告白に聞こえることに気付いたが、引っ込みがつかず。 (46) 2011/05/22(Sun) 03時頃 |
[手は、握り返される(
現実から逃げたがる乾いた心に、ぽつりと水がしみこむように、その温度が広がっていく。]
違う。
……違う!
[おれがいなければ、で途切れる声(
違う。絶対に違う。お前が原因なんて、あるはずない。
思わず大きくなった声は、廊下を響いて少し先まで聞こえた(
お前が誰に似てようが、関係ない。お前のせいじゃない。
そんなこと、未来永劫言わせない。
もしそうだとしても、俺が覆す。
[滅茶苦茶なことを言っていると、思う。自覚はしていて、けれど蓮端のせいではないと、はっきりと否定する要素はない。自分の身勝手な感情がそれを否定したがっている、だけ。]
[けれど、けれどもし、蓮端が日向の想い人に似ている、というのなら。
黒い感情を、ヒュウガを、呼び起こさせたのは、もしかして。]
[いや、違う、だろう。と思いたい。
蓮端のせい、ごと否定するように、ゆるく、それでいてはっきりと、首を横に振った。]
……最上?
[そこに廊下づたい、声が届いた(
蓮端の手は引いたまま、その奥に声を届かせるよう呼びかける。]
俺だ、石神井哲人! ――と、夕輝、珀の三人!
[誰かいる、との気配に答えることに必死だったから、無意識のうちに隣の男を、普段どおりの蓮端、でなくて夕輝、と表現したことに、気づかぬまま**]
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[声が聞こえてくれば、嬉しそうな顔を道也に向けて]
石神井!蓮端!珀!
こっちは俺と道也だー!
[大きな声で返事しながら足を速めれば直ぐに会えるだろう。
石神井の呼び方が変わっているなんて気にしない、こちらもだから*]
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[聞き覚えのある声。名前。
良数を見た顔は、きっと良数と同じように嬉しそうな顔]
てっつーん!
こっちは良数の言う通り!二人いるよー!
[呼び方についてはこちらも同じだ。
人に言ったことはないけれど、恋人は下の名前で呼ぶというマイルールがしっかり適用されている。
こちらも足を速める。良数を引く形になったか、あるいは引かれる形になったか。
すぐに姿が見えれば、無事でよかったと息を吐こうとして。
明らかに無事じゃない楓馬の姿に目を丸くした]
え、な、何があった?
……もしかして亡霊に襲われた、とか?
[首筋に伸びた手をふっと思い出して、恐る恐る*尋ねた*]
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[乾いた笑い
自分の想いも、その中には含まれていて]
……っ 、!
[口にされた名>>+!7に。
ひくっと肩が跳ねた。
会いた くな い。
けれど、見えぬふたりの姿を想像しては、濁々と昏い想いを抱き続けて。
もし本当に、二度と会うことが無ければ、今以上に苦しむことなんて分かっているのに、無事を願う気持ちすら、見ない振りをして。
不毛な苦しみに浸された胸を、潰そうとするように、力を篭め。
上げられる顔じゃなかったから、ひたすら俯いて堪えていたから。
夕輝の途切れた言葉
…… 王子、良数せんぱい……?
[ふたくみが呼び合う声に、やっと。
はっと顔を上げ]
え、っと。……ちょっと転んで、薔薇に突っ込んじゃっただけで。
それに、……
[恐る恐るの尋ね
……おめでとうございます。
[にへらっと、気負い無く笑う。
呼び名を聞いていなくとも、ふたりで此処に来たと分かれば、何があったかは分かる。
こんな状況だから。
こんな気持ちだから。
素直に祝福できるひとは、しておきたくて。
彼らの経緯を知らぬまま、にこにこと笑っている*]
メモを貼った。
メモを貼った。
薔薇に突っ込んで、転んだ?
……もしかして、ふーまんが消える前に庭に出てたときのこと?
[勘で問いかける。此処に来てからした怪我、という可能性は忘れていた]
へ?
…………あ、ありがと……!
[楓馬から言われたおめでとうの意味。気づくと顔がわかりやすく真っ赤になった。
繋いだ手をぎゅ、と握りしめながら、ちら、と隣の良数の様子を窺う]
[そういえば克希がいない、と指摘すれば別の場所にいると誰か教えてくれるだろうか。
それに一先ずは安堵してから]
ところで此処って、一体、なに。
……信じたくないけど、あの女の亡霊に浚われちゃったあとの世界、だったりする?
[隣にある温もりのおかげで、生きていることに対してはあまり疑問を持っていない。
殺されたのではなく、生きたまま何処か異世界に飛ばされたのではないかという心配だ。
もしそうならホラーゲームの世界じゃないか、と笑いながらもあまり冗談になっていない。
夕輝の様子がおかしいのには、その前の会話を知らないから*気づけなかった*]
なんだかんだで顔を洗い損ねているので泣いたあとはまだ少し*残っている*。
[声が聞こえて顔を見合わせた後、どちらともなく足を速めて三人に合流するとやっぱりなと頷いて]
やっぱ、ワープで合ってんじゃん?
大須もどっかに居る?
[珀が消えた経緯を知らないからボロボロな状態には目を見張るが、重傷でも無さそうかと向けられた笑みを見て]
おめ?んー。
つか、メシとか、装備品の調達したいんだけど、お前ら探検した?
今俺ら[E:ぬののふく]って感じ。
[恋愛的には、経験値が低すぎておめでとうなんて言われても反応しにくかったからそんな返事。
しばらくしてから道也の赤い顔の意味に気づいてこちらもぼわっとなるのだけれども*]
メモを貼った。
ぼわっとなった良数にまた恥ずかしくなって照れ笑い**。
[蛍紫の名を口にした時、楓馬
もうひとり、と哲人に訊かれた時の彼の気持ちをちゃんと察してさえいれば、余計な一言をいうことはなかったかもしれない。のに。
尤も自分がここに来てから、2年の後輩たちの間にあったことは、まだ知らないままではあったけれど]
…………。
[咄嗟に、ごめん、と口にしたけれど、その言葉も殆ど声にできなかった。
今触れるべきではないことに、また触れてしまった……そんな思いが、胸を詰まらせた。]
[あのことがふと頭を過った
[違う、と哲人
関係ないと。自分のせいじゃないと。そんなこと言わせないと。覆すと。
否定を重ねる彼の存在は頼もしい筈なのに。
うんと頷きたかったのに。そうだねと笑ってみせたかったのに。
……やっぱり、できなかった。
けれど結局、逃げ出すことも、叶わないままだった。
こんなおれでも繋ぎ止めて貰えることは、貴重で幸せなことなのに。
こんなおれなのに繋がれて離れられないことが、辛い。]
……ありがと。
テツにそう言って貰えて、ちょっと救われた。
[確かな色合いで首を振ってくれた彼に対しても、自信なさげな笑みしか返すことができなくて。
言った後、また表情に色を失くして俯いた。]
[最初の呼びかけ
二度目の呼びかけ
近づいて来れば次第にはっきり判ってくる、良数と道也の姿。
哲人が二人に、夕輝の名で自分の存在を伝えたのが聞こえた時、数秒のタイムラグの後どきりとしてしまったのだけれど。
その良数と道也も、互いの呼び方が以前と変わっている、と気づいた。
ふたりの間の距離も、近くなっているように見えた。
そして、別段、哲人が用いた表現を気にする様子でもなくて……少し、ほっとした。]
ヨシ! ミチ! ……良かった。
[何より、嬉しそうなふたりの無事な姿がここで見られたことに安堵した。]
[そういえば自分ではあれから、哲人の呼び方は特に変わっていないのだけれど。
いつもより少し甘ったれた声調になっている自覚は一応あったりした。]
[ちらっと、薔薇に突っ込んだという楓馬
そう聞けば、確かにあんな姿でも元気そうで居ることも納得で……]
良かった……すごい怪我じゃなくて。
[それでも、きっと彼に確り目を合わせることはできなかった。
先の蛍紫の件に触れれば、今の自分ではまた傷を抉ってしまうんじゃないかという気もして……。
この時の楓馬の笑顔を崩してしまうことを避けるように、ただ彼と、今此処に来たふたりに対して緩く笑んだ。]
[克希について聞かれれば、ああと思い出して]
カツくんも、無事。さっき広間で会った。
今、一緒にご飯食べてきたところ。
[この場所に対する世にも奇妙なイメージはある程度薄れてきていたので、たぶん声色から震えの色は取り除けていた、と思う。
此処そのものに対する道也
良数
そう言えば、テツのところと、広間と……この辺くらいしか見てなかった。
晩ご飯なら、今から広間行っても間に合うと思う。
……防具も多分、部屋の箪笥とか探してみたら、あると思う。
防御力高いのあるかどうかは判らないけど。
[防具とか防御力って単語の使い方はこれで良かったのかな……と内心問答しつつ、自分の黒いブラウスの袖を軽く下に引いた。]
[ぼわっとしたり照れ笑いしたりしている彼らが見えてしまえば。
別に張り合う心算もなかった(はずだ)が、何となく。
ほんのりと顔を赤らめながら、手を繋ぐ哲人の側に、今の状態よりもさらにぴったり寄り添おうと、肩を寄せたりもした。]
[そこまでの間。笑うことができていた時であっても、なお。
ずっと、顔色はどこか悪いままだった**]
メモを貼った。
っ、見てたんです か……?
[勘
腕を庇うよう抱きしめて、弾かれたように顔を上げた。
ゆらゆら不安定に揺れる碧の瞳は、不安と罪悪感を揺らめかせ。
祝福の言葉を口にする頃には、表情の曇りは無かったけれど。
時折、余韻のような昏い色を漂わせ]
ははっ、こんなん怪我のうちに入らないっすよ。
大丈夫です、先輩。
[ごめん、とひどく気に病んだ声音で謝らせてしまった夕輝
目を合わせてくれない
痛いことは痛いし、風邪のせいかだるさや喉の痛みも、感じていないわけではない。
ただ、それらに、何処かやっぱり、現実味が無くて。
無視しているだけのことではあったのだけど]
克希、やっぱりこっちだったんですね。良かった。
[ぽわぽわと赤い連鎖反応をする先輩たちを、にへらー っと存分に見つめてから。
此処が何かと尋ねられれば、暫し考えてから]
……あの、……蘭香と、……蛍紫。どう、してます か?
[別荘の状況を話したあとでは、きっと答えづらいと思ったから。
一番気になっていることを、先に問い。
いくらかの答えが聞ければ、礼を言ってから夕輝らにしたのと同じ説明
2度目だからか、いくらか淀み無いものだったが、それは何かの足しになったかどうか*]
メモを貼った。
[赤い顔のまま。
道也の照れ笑いについまたひっぱたいたり、蓮端が石神井にくっつくのを見てやっと何かを察したりしてにやり]
広間に食事?へー。
部屋もいくつか並んでるのは見たな、つか、どこを陣取ったか教えて。携帯もなんもなくてアナログな手段しか無いや。
珀も部屋決まってんなら。
装備、うん。流石に一枚しか着てないのはさみー。
[広間に行ってみる?なんて道也を見たり。
そこでふと気になっていた事を一つ]
二人はさ、こっち来てからどれぐらい体感で経過してる?
時間の流れって同じなんかな。
[珀の問いには、流石に赤い顔は落ち着いて普通に戻り]
甲斐は、鳴瀬先生が付き添って動いてたけれど。
耀は…………
[口を噤んだ。
人形のように意思を失い、何を囁いても肌に触れても反応を見せなかった耀。
文先生に任せたあと、意識を取り戻した事を知らない。
それにあの虐待の痕]
気絶して、寝たまんま。かな?
そろそろ起きたかもしれない、紅子さんに声かけといたから。
[当たり障りない説明しか、出来なかった]
メモを貼った。
【人】 小悪党 ドナルド―1階・廊下・階段― (129) 2011/05/22(Sun) 20時半頃 |
―回想・玄関付近―
かっきーも無事?そっか、よかった。
防具……うーん、まあこんなに広い家なら着替えくらいある……よね、多分。
[なかったら人間ゆたんぽで凌ぐか、と軽口を言って]
んにゃ、見てない。
でもふーまんが庭に出ててそこで消えたってのは、皆から聞いて知ってる。
[だからその時かな?って、と。
楓馬の反応
蘭香と蛍紫のことについては、良数のほうが詳しかろうと説明を譲った。
……決してひっぱたかれた
[そして楓馬からなされる説明
幽霊の話。実際に見た身としては信じるしかなかった。
二人いるという話も、良数と寧人が見たというDVを受けたような女の霊と、己が見た綺麗な顔をした無表情の霊――バージョン違いだの何だの言っていたが――の違いを想い出せば、呑み込むことができた。
問題は、最後の]
――恋を失ったひとを、閉じ込める?
[さっと青ざめて良数のほうを見る。
ねいくんが危ない、……そう、小さな声で口にした**]
[自分の言葉に、同意の肯定は返らない。
救われた、と言ってうつむく(+36)のを見て、ぎりりと歯を噛んだ。
どうしたら。どうしたらいい。
別荘から自分達だけ助けられたことより、自分達の呼び声が向こうに届かないことより、この隣人にひとつの安堵も心に灯せないのに、何より強く無力感を覚える。
たったひとりすら、救えない。]
[そうしているうち、声は届いたのだったか。]
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