25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[そうして湯を浴び閨の残滓を禊ぎ鳥籠へと戻ってくれば、 イアンからの知らせが届くだろうか]
ロビンが……ですか?
[信じられないと謂う様に、紅石榴を見開いて。 友人を喪った悲しみに、頬を伝う雨一筋]
あの。死水を取る事は……可能でしょうか? 彼が獣であったとしても、僕には彼は、 大切な共に代わりありません、から……。
[イアン様にどうかお伝え下さいと。 知らせに来たセンターの方に、伝言を頼んだ]
(108) 2010/08/07(Sat) 10時半頃
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[色狂い、との言葉に僧は眼を伏せる。
口元に笑みが浮かぶ]
美しきものを見れば、この手に抱きたくなるのとは必然と――。
ロビン、貴方はいまだ私の花。
傍におりなさい。
[離れる姿へ手を伸ばす。
触れると、生前と同じようにその髪色へと指を絡ませる]
事実ですから、問題はなく。
お前が謝る必要も、ない。
――ああ。聞かせておくれ。
楽しみにしていたのだからね。
[触れられぬはずの洋琴。奏でられる音。
唄われる声。
音がやむまで、その傍で聴き続ける。
此岸の声はまだ届かぬ。
楽が終われば花に手を伸ばして、その*腕の中に*]
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[額に齎される口付けに、鳥は微かに頬を染めて。 言いつけに、こくりと頷く]
行ってらっしゃいませ。 でも……早く戻ってきて下さいませ、ね?
[心細そうにそう一言付け加え、 からころと、下駄の音が聞こえなくなるまで背を見送った]
(112) 2010/08/07(Sat) 10時半頃
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[連絡が来るまでは、鳥籠の中。 窓辺に座り、金の髪を陽の光に映し、 さやさやとそよぐ風の好きにさせながら]
ロビン……。 もうあの冬色の眸に、逢う事が出来ないなんて。
[最後に逢ったのはいつだったか。 なよたけの君に手折られた朝、窘められた事を思い出し、 唇を噛む]
(116) 2010/08/07(Sat) 10時半頃
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美しい、なんて
可笑しなひとだ。
[苦笑いは冬色、続くは花の色]
嗚呼、おかしなことは
私欲に主さまを使おうとした、私にも。
…………見る間に咲いた花に色がつくとは
是を美麗と謂うのなら
主さまがつけた色故に他為らぬでしょう
[冬の蕾持つ戸惑い僅か含みながら
冷たい色持つ貌は哀愁含む笑みを浮かべる
応接室の洋琴が鳴り響くを、
たどり着いたセンターの人間は聞くことが出来ぬ。
己が爪でころした
主の為に歌う声も]
[やがて曲を終えて、
褒美のように伸ばされた腕に擁かれた時
聞きなれた鈴の音が
彼方から、此方から
聴こえた]
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あの時は未だ。 君から馨る香りは、常のものだった。
僕が好きだった、君の香り。 でも……。
[眸を伏せ、取りやめになった宴に、 法師の花として現れた彼にそれを感ずる事はなかった、から]
あの時既に君は……ううん、君も。 変わってしまっていたの、だね。
(117) 2010/08/07(Sat) 11時頃
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小僧 カルヴィンは、別れを告げる許可を貰えれば、鳥はふらりと立ちあがり、友が眠る部屋へと向かう
2010/08/07(Sat) 11時頃
かりょう
[囀りが遠く聴こえ
少年は呟く。
困ったような笑みを浮かべて]
……あの時既に
ボクも、キミも 変わってたんだよ
冬の香は、私が偽ったに過ぎぬと知っても
未だおなじ事を思うかどうか
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― 応接室 ―
[イアンたちの秘密の会合は済んだ後だろうか。 友へ別れを告げる許可を貰い、応接室へと向かう。
立ち込める血の香りに僅かに眉を寄せるも、 その足は止まることなく、眠る友の傍らへ]
ロビン……。
[指先を水で濡らし、儚く散った花の唇をそっと撫ぜる。 願わくばもう一度、あの冬色の眸に、 自分を映して欲しいとそう想いながら]
(121) 2010/08/07(Sat) 11時頃
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私欲でない願いなどどこにもありはせぬ。
それが人の為であったとしても、回れば己のためであり。
…お前のそれも。
お前だけのものではなく。
[腕の中の花を優しく包む。
聞こえた鈴の音。
こちらだと気づいたのはまだ僧の耳にはあちらの音が届かぬから。
ようやく。
現世の声が耳に届くと、死した姿をじいと見た。
もう届かぬ花。今は腕の中にあるもの。
腕に感じるぬくもりは魂のそれかと、友の名を呟く花を見る]
……利用されたと謂うのに
怒らない
主さまはやはり、おかしいひと
充たそうといいながら、私は貴方を隠れ蓑にした
冬無き変化を、主得ん為と
其は真となりましたが。
[不思議そうに見上げる眼差し。
聴こえる友のこえに、冬色もまた
応接間に横たわる亡骸と、触れる鳥の姿を見る。
また、鈴の音がした]
――白き鳥の舞は、其の通り同じ結末を?
[泣く音。悲哀を感じるそれは、やはりこちらのもの。
あちらの音は小さく届いていたから]
どなたかが、此方についたのでしょう。
この鈴の音は…。
鵠?
[姿はまだ見えぬ。音がするほうへと眼を向けた]
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[別れの歌は歌いたくなかった。 だけど、唇の上を通り過ぎるのは、哀悼歌。
冬の孤高と秋の憂い。 あの晩書庫で。 彼を苦しめていた二つを想い、溜息が一つ漏れ落ちて]
君は……春へと逝けたかい?
僕が本当に迦陵頻伽だったならよかったのに。 ならば君に、この声を届けられたのに、ね……。
[紅石榴を伏せて、眠る友の秋色の髪をそっと撫ぜた]
(126) 2010/08/07(Sat) 11時半頃
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怒るという思いは、すでに忘れてしまいましたから。
ああ。
お前が誰かに召されていたら――。
それは私の身を包んだかもしれぬ。
[見上げてくる眼差しに触れるか触れないか、唇を寄せて]
利用ならいくらでも、
人に使われることは徳を積むことにも成り得る。
そのようなことでいちいち腹を立てるはずもない。
それに、利用されてなくばお前はここに居ぬかもしれないのだから。
…… ―――誰 だ
[―――静かに、
消え入りそうな声がした。]
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[同じく眠る法泉へ紅石榴を移し]
……彼を。 意地っぱりだけれど、本当は温もりに飢えていた友を、 よろしくお願いします。
[彼を手折った花主へと礼をし、白鳥には手を合わせた後 応接室をそっと抜け出る。
血臭が未だ拭いきれぬ応接室に、 ゆらゆらと燻る焼香の煙を一つ残して]
(130) 2010/08/07(Sat) 11時半頃
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……聴こえてるよ、迦陵
ボクは冬の蕾のままだけど、此処はとても暖かい
[秋色撫ぜられた感触は無く
それが少し寂しいと思う
振り払っていた過去を微かに悔いて
ふと、落ちてくる主の唇
小さく困ったような笑みを浮かべた]
でも主さま、私は叱られるようなことをしてきたのです。
ひとつ
望みを叶えてきてしまった
イビセラの、血を受け継ぐ種を……桜の腹に
[線香くゆる其の先に、
冬が憧れた先の花がひとつ]
……名乗る礼儀は、無きや?
[消え入りそうな問いに
返す複雑そうな声音]
[沈黙。
知っている声だった。]
……鵠。
[ぽつり、と呟くように名が落ちる]
種を。
それは、困りましたね。
身をもたぬここでは、些か感情が出やすいのかも知れぬ。
お前だが誰ぞと契ってきたなど。
私の身に宿して欲しかった。
[見下ろす眼に僅か燃ゆる嫉妬。
死した身ではそれは叶わぬことだと、思えばそれもやがて鎮まる]
…ですが。
お前の生きた証が残るのなら、私はそれでも良いと、思う。
鵠。
やはりか。
何故、貴方がここに。
疑いでも向けられましたか。
[冬を抱いていた腕を解く。けれども肩に手は乗せたままで]
もう、言うても遅いことか。
小僧 カルヴィンは、本屋 ベネットの扇子の音を、応接間を出た窓の向こう。庭を見てなぜか思い出した。
2010/08/07(Sat) 12時頃
小僧 カルヴィンは、何時か自分も、”剪定”されるのではないかと。先程見た白鳥の青い顔を想い、身を震わせて。
2010/08/07(Sat) 12時頃
私が居らずとも
私の子が
次の代へ、其の次へ
望みはひとつ
願いはひとつ
肉を喰らって血を啜り
人の身に種を植え付けて
――――幾日かけても
幾年かけても
必ず果たす
不条理なこの世を壊す為
[主の瞳に灯ったいろ。
見詰めた花が満足気に笑みを浮かべて、詠った]
……主さまの背がもう少し低ければ
私にも襲えたやも。
主さまは
現世に残すもの有りや?
[擁かれていた腕が解かれ、それでも傍は離れない。
肩に乗った手に首傾けて、名乗った方へと名を告げる]
私はイビセラ、ロビン
ひとつ目論見叶ったと謂うてみよう
主さま居らねば
喰らうは高嶺の華ひとつと
……そう謂う案もあった故
現世に残すもの…
残さずとも良いと、思っていたから。
何も。
背など、横になれば関係ないように思うのですが。
[花を見下ろして、少しばかり考える。
肩に置いた手で、首筋へと触れる。
目論見を語る言葉に触れた指に少し力が篭る]
その案が通らず、良かったと。
――ロビン。
[欲しているのは自分かと、裡に篭る思いに片方の手を自身の胸に当てた]
…――――白鳥は、
伝承から
逃れられなかった、らしい。
[さらり、と
黒髪が流れ俯いた。
言葉少なだった鵠はしかし
――イビセラの言葉に目を見開き、紫苑色で、睨む]
そう、――睨まれますな。
それが病からか本心ゆえかは別として。
いま現には高嶺様は生きていらっしゃるのだから。
それよりも。
いまだ残る獣にかからぬかの方が心配でしょう。
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[廊下の窓から庭を見下ろしながら、 鳥が思うのは冬に凍える駒鳥を慕っていた若桜の事]
幸得……。 取り乱してなければよいけれど。
[同年の学友を想うと、いつしか自然に。 彼が刷衛の元に身を寄せている事を知らない雛鳥は、 花が住まう棟へと足を動かしていた]
(146) 2010/08/07(Sat) 12時半頃
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