17 吸血鬼の城
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[ 来客を出迎えるが如く、薔薇は広間に飾られる ]
(21) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/18(Fri) 21時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/18(Fri) 21時頃
薬屋 サイラスは、城の外、何か人影が見えた気がしたが?
2010/06/18(Fri) 21時頃
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[霧が立ち込める薄暮と城郭の内側だけが女の知る世界の全て]
(22) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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[過去を失くした女は人ならざる者としての生き方に疑念抱く筈も無く けれど過去への郷愁と外界への憧憬を胸に秘め、外を眺める。
此処は古城の一室。 開け放たれた窓の黒檀の縁に女は身体を預けていた。 亜麻色の緩やかに波打つ髪と纏う漆黒のドレスが 湿り気を帯びた風に靡く。
ふ、と細められる翡翠の眸]
――…宴が始まるのね。 嗚呼、ヒトは何に誘われて来るのかしら。
[門前に在る人間の気配を感じ艶めいた唇から紡がれた問い掛け。 返る声など影に期待できるはずもなく 好奇の眼差しだけを外へ向けた**]
(23) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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[重々しい扉を両の手を揃え、ゆっくりと開ける。 錆びた様な音を響かせて、開いた先には――、
――月明かりに照らし出された白い薔薇。]
今宵は何かの集まりですか―…‥ このような日に大変申し訳ありませんが、一夜の宿を貸して頂けないでしょうか。
[軽く会釈をすると、ポケットの懐中時計の鎖が小さく響く。]
(24) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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―城の外―
[薬売りは城の周りをゆるりと歩き、その全貌を眺める。 薄暗い中、蜻蛉が何匹もその前を横切る。
彼らはその先、城の中に続く門扉の位置を知っているのだろうか。いや、偶然ではあろうが、それに向かい、ゆるりゆるりと見える羽ばたきを見せた。]
――…さて、無人ではないようです。
[鞄を背負いなおし、城を見上げる。 ふと、幾人かの気配を感じて、振り返るが、それは朽ちたものの影だったようだ。]
なるほど
ここは血腥い。
[そして、また城を見る。]
(25) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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―裏手/墓場―
[正門に、他の人影が現れる前に。 青年は城の裏手の方へと足を進めていた。 十字に組まれた木が乱立している。ふと目線を上げると――城窓が目に入った]
墓場だ……
[周囲を見回してから、陰鬱な十字架の中へと足を踏み入れる。 城のたたずまいを確認すると同時に、裏口じみたものはないだろうか、探ろうと]
(26) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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[――それは、数ヶ月前のことか。或いは、数年前のことか。
* * * * * *
手術台の上で、男は右腕に黒い薔薇の入れ墨を施されていた。 苦痛の証たる透明な汗、皮膚に差し込まれる黒の痛み、その代償となり流れ出る血の赤。
その痛みの全てが彼にとって「悦楽」であるということは、彼と彫師、そしてその脇でぼんやりと外を眺めている彫師の恋人に共通して理解されている事実である。
針を皮膚に刺されて呻き声を上げる男の声を無視するかのように(否、実際に無視しているわけではなく、彫師はその全てを身体の中に「情欲」として蓄積しているのだが)、全く同じペースで淡々と、彼の腕に黒を捩じ込んでゆく。その光景は、随分と前から続くものでもあった。
彫師の小さな家の一室に響き渡る成人男性の苦悶の声は、もし周囲に誰かが住んでいたとしたら、さぞや迷惑なものとして捉えられていただろう。
だがそんなことは、彫師とその恋人が、彼の身体にある「首」と名の付くあらゆる場所を拘束した上で身体をむさぼるという「恒例行事」くらい、些細でどうでもいい話である。]
(27) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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―随分と前の話―
[痛みと悦楽と己が叫ぶ声に包まれた夜が明け、男は彫師の家を出て、朝霧が包み込む薔薇園を抜けた屋敷の脇を通り過ぎた。
そこで見たものは、ひとりの人間が肉を噛まれて血の気を失っている光景だった。
肉の上に突き立てられた牙、ゆっくりと血の気を失い青冷めてゆく身体、力なく落ちてゆく指先、だらしなく開かれた唇――
――…ああ、なんという悦楽!なんという恍惚!
彼はその窓辺に立ったまま、己の肉体を廻る血の全てが沸騰しそうになるのを堪えることだけに必死であった。
それ故、その「肉体」を噛んだ者がどんな風貌をしており、どんな仕草をしている者であるかすら覚えることができなかった。]
(28) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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[それから、時は過ぎ去り――…彼の右腕に刻まれた黒い薔薇の入れ墨が手首にまで達した頃。
彼は、薔薇園の向こうに聳え立つ、かつて「あの光景」を垣間見た城を訪ねた。
「己を雇って欲しい」、告げた用件はそれだけ。
男は、極めて冷静な風を装い、城の中へと歩みを進めた。 煉獄の炎のごとく燃えさかる、己の欲の全てを、胸の奥に隠したまま――…]
―そして舞台は、現在へと**―
(29) 2010/06/18(Fri) 21時頃
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白い薔薇とは良い趣味だ。 確か花言葉は――
――貴方は私に相応しい
だったかな。来客を歓迎するのに相応しい花。
[指先は白薔薇の柔らかな花弁を優しく撫でて、一本の薔薇を棘が刺さらぬ様に取り、その豊かな芳香を楽しむ様に顔に近づける。 そしてひとしきり楽しんだ後は、そっと元の場所へと差した。]
(30) 2010/06/18(Fri) 21時半頃
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[>>24 開かれた扉の隙間から、ひやりとした霧が流れ込む。 そう、もう 来客 の訪れる刻であった。 蒼はゆるりとそちらへ眼差しを向け歩みを寄せる]
――ようこそ、おいで下さいました。
[深い礼をもって、燕尾の裾がゆれた]
今宵の集い、ですか? ああ、どうぞお気になさらず。 こちらへたどり着かれたということ、それはあなたが招かれるべきお客様である――ということでしょう。
どうぞ、お通り下さい。
[その手がソファを指し示せば、 客人をもてなす為の茶器は既にそこにある、人ならざる影の仕業]
(31) 2010/06/18(Fri) 21時半頃
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―城の外―
[その朽ちたものの影だと思ったものに、小さく、弔いの経をつぶやいたのち、少し、迷うが、城の門扉、玄関へと足を伸ばす。]
――……もしもし、ごめんくださいまし。
[呼び鈴なるものを探し、その紐をひいてみるも、それは手ごたえがなく、仕方なく、戸を開き、呼びかける。]
(32) 2010/06/18(Fri) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/18(Fri) 21時半頃
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[指先に>>30の薔薇の残香を残しつつ、>>31の言葉に少し首を傾げて、夜の帳の蒼の様な瞳を見やる。]
私が招かれた客ですか―…‥ 見ず知らずの言え、今日ここを初めて訪れたと言うのに。
[暗い闇夜を写した黒の瞳は、一時瞼の奥へと隠されて、]
死んだ詩人に何を語らせようと――
[その言葉は心の内に押し込めて、代わりに出て来た言葉は、]
では身体が冷えたようなので、一杯の紅茶でも頂こうかな。
(33) 2010/06/18(Fri) 21時半頃
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―玄関・扉の隙間―
[どうやら、中には人がいるようで、 その気配を静かに読み取ります。]
――……
[>>31>33 招かれた客という言葉に、微かに眉を顰め、その様子を扉の外から探ってみる。]
(34) 2010/06/18(Fri) 21時半頃
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―城裏手→1F廊下―
[十字架の間をすり抜けながら、城の裏手へと辿りつく。 霧の立ち込める中、裏口はないものかと壁の近くをうろつきつつ]
……流石に正面から『取材させて下さい』って言う訳にも……いかないだろうし。
[まるでこそ泥だと小さく笑いながら、もう一度城の窓を見上げた。 霞む視界の中、石壁の途切れ目を見つける]
……窓?
[すと、手を滑らせる。かたり、音を立てて隙間が開いた。 よし、と頷いて窓を開き、城の中に文字通り『乗り込んだ』]
(35) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/18(Fri) 22時頃
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[さて、人間は吸血鬼というモノをどう捉えているのだろう。 一口に化け物呼ばわりする輩が殆どか。 しかし其の中にも大まかに分ければ三通り程の種がある。
吸血鬼に力を分け与えられたもの 人が死んで吸血鬼となり生まれ変わったもの 生まれながらに吸血鬼だったもの
最後の圧倒的な能力と不老不死の力持つ彼らを純血種と呼び、 その存在はヴェスパタインが知る限り己だけだった。 不死とはいえ、寿命が存在しないだけで殺す事は可能である。 仲間は皆殺されてしまったか、自ら命を絶ったか 尤も其れを知る気は己には無い]
(36) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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―城主の部屋―
[墓場を蠢く人影が見えた。 遠ざかっていく馬車の姿も見える。 見下ろす瞳が其れを捉える。 あの馬車はしかし霧を抜ける事は無いだろう。 己の魔力が続く限りは永遠に。]
……随分と……
[集りが早いな。 気だるげに呟いた声は語尾が吐息に掠れて消える。 薄らと浮かんだ笑みは ぞっとするほど凄艶な色を含んでいた]
(37) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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棘は抜いておりませんので、 ……血など流されませぬよう、お気をつけて。
[>>33 薔薇への賛辞には眼差しを伏せて小さな礼を添えて。 マスカットフレーバー漂うダージリン、それは彼の手より給仕される。隠された深い黒を柔らかな蒼は少しだけ覗くように]
――詩人? 死んだ詩人とは、いかなる在り様でしょう。 あなたが死しているようには見えませんが。……心が死んでしまわれた?
いえ、……申しわけありません。 聞こえてしまいましたので、つい。
[そして一度眼差しを伏せれば、再び扉へと視線を向けて。 失礼、と中座を願う。扉の隙間から冷えて流れ込む霧と空気に、気づいている]
(38) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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[招いた客は二人の従者がそつなく案内しているだろう。 彼らにつけた首輪は銀。 間の抜けた人間が吸血鬼は銀に弱いと信じ込み 捕らえようとしたときの首輪で 其の作りは随分と無粋な獣用のもの。
銀に弱いと言うのは間違っていない。 少なくとも己は、銀で命を絶つ事が出来る。 ただし、表面では効果が無い。 内に嵌めなくては]
(39) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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―1F廊下―
[玄関に歓迎の装いが飾られている事など知る由も無い。 裏口からこっそりと城へと入った青年が降り立ったのは、しんと静まり返った廊下の一角。 墓場のすぐ近くだ――未だ、朽ちた城であるとのイメージは覆らない]
……さて。
[見たものは記して行かねばと、胸元から革の手帳とペンを取り出して、一歩踏み出す。薄暗い城の中、何があるのか分からないままに]
(40) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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―― 昼なお暗い森の中 ――
[消えかけた古い道をたどる男がひとり。]
…あの時もこれと同じ道だったか、自信はねぇなぁ。
(41) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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[闇の溶け込んだ深い霧の中、背後を振り返りふりかえり駆けた道だ。
追っ手を恐れたのではなく――
後ろ髪ひかれる思いで。]
(42) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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「――逃げなさい」 「還っておいで――」
[城を出る前、囁かれた言葉はどちらだったか。]
(43) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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[指先を這わせる、銀の環はひやり冷たい。 それは礼装の縦襟でも隠れはしない、従属の証―――
零れたため息は諦念かあるいは恍惚か、 それはいまだ彼自身も分類しきれぬ己の心の裡。
>>34 隙間の開いた扉へと歩み寄れば、穏やかに声をかける]
――どうぞ、お入り下さい、お客様。
[気配が一度離れれば、 その扉は意思あるもののように自ずと開かれる。
――城が相応しき来客を拒むはずがないのだ]
(44) 2010/06/18(Fri) 22時頃
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まあ、新しい轍も残っているし、この先にあるのは間違いないだろ。
…おれの躯も「向うに魔物がいる」と云っているしな。
[胸元に覗いた紋様に、さあっと宵闇の色が走り、すぐに消えた。]
じゃ、参りますか。
(45) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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言葉の意味を知り、その意味に魂を込めて、言霊を紡ぐのが詩人―…‥。 それが出来なくなった詩人は、詩人ならぬ死人だよ。
本当にくだらない事が発端でね、たった一つの言葉の意味が分からなくなって、そこから今まで紡いでいたモノが崩れた。
まるで硝子が砕ける様に―…‥
こちらこそすまないね。 唐突に訪れた旅人の戯言に耳を汚させてしまった。
[>>38のカップを受け取り、口を付ける。]
葡萄の香りが良い―…‥
[紅茶の賛辞を投げかけて、去って行く姿を静かに見送る。]
(46) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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[主はまるで城内の全てを知るかのよう。 否、実際聞こえている。 視えている。 この力の及ぶ範囲の事ならば全て]
……正面から入れぬ怯えた鼠が居るようだな。 贅を凝らしたもてなしをするよう、従者には言いつけてあると言うに。
[なまめかしい仕草で首を傾ぐ。 さらさらと長髪が肩から流れ落ちた。
生ぬるい空気が部屋を包んでいる。 暫くびくりとも動かなかった城主は やがてゆったりとした黒衣を翻す。 贅沢に使った布の闇色が広がり、次の瞬間
その場に城主の姿は無く 名残のようにアメジスト色の霧が広がって、消えた]
(47) 2010/06/18(Fri) 22時半頃
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