44 【game〜ドコカノ町】
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ヨーランダ、と自分の名前が出れば、彼女は顔をあげた。
ヤニクの言葉 を聞けば、静かに俯いた。
彼は今、ヤニクなのだろうか。
それとも、アイツなのだろうか。]
─ 13F ─
あ、お志乃ちゃんおつかれさま!
[ちょうどさっきのお医者さんがやられたとこでした。]
ポプラか…。
[そう、多分、間違いなく、その子はポプラで、
そう思うとまたじわっときつつ…]
お前、ばっか やろ…くっそう
頑張れって……くっそう。
ごめんな、守ってやれなくて……。
[そう苦しげな顔をして呟いた。]
|
[フードの下からライトニングの足下が見えた。 バチバチと激しい音>>6。あぁ、殺気だ]
…剣を向ける相手を間違えてる。
俺からは何も出て来ないよ。それとも、奪われたい…?
君がプレゼントを持っている限り、手を出さないと思っていたけど。 あぁ、もう2つも手に入れて。排除しようという算段なのかな…?
[にこりと笑おうとして…笑えやしなかった。 白い部屋のイメージが、脳裏を未だ離れない…**]
(14) 2011/02/24(Thu) 01時頃
|
[青く切り取られた窓から斜めに入る光。
世界を白く霞ませる。
誰の声も顔も解らなくなる程]
…………ああ
[流れ込んで来るイメージは、
痛い。
どうして。私の痛みはもう――]
[その中で、一瞬だけ鮮やかに映るのは、赤い色]
[全身に震えが走った]
え、あ、えと。
うん、そう、ポプラやってたの。
[ナユタの確認するような呼びかけにこくりと頷いて。
涙が滲む様子にあわてた]
え、ええ?!
いや、その、がんばれなくて、ごめん?
ていうか、ナユタは十分守ってくれてたよ!
ポーションうまくつかえなくて、こっちこそごめん。
[苦しそうな顔をするのにあわあわとしつつ。
大丈夫だから、と、言葉を重ねた]
ヤニクは、小吉[[omikuji]]な表情を3秒間、ライトニングに向けた。
2011/02/24(Thu) 01時頃
ッ!!?
[声を掛けられ、ばっと振り向いた。
その様はまだ臨戦態勢に見えただろう。
幾度か瞬きをして、相手の顔が解ると、懐剣を納める]
あ、あぁ……みんと様。 ご無事でしたか?
[お志乃ちゃん? どうやら呼び名が決まったらしい。]
うん、眼が痛くなっちゃったから、いったん戦略的転進だったの。
[人はそれを、逃げたといいます。
目薬がしみしみで、おめめはまだうさぎさんみたいに真っ赤。]
さっきの、見た?
[おしるここあの缶を両手に、見上げる。]
ドナルド なにを…
[声を掛けようとして 目の前が赤くなる]
ガヅッ ガヅッ
[なにかが激しく体にぶつかる音がする]
ああ、目がこんなに真っ赤になってしまって……
[はたと気付いた。ここは眼科だそうです。
半凶[[omikuji]]な具合の目薬があるかも知れませんよ]
はい。
恐らくは、同じものを見たのではないかと。
[おしるこ こあ? 甘そうな事だけは解った。]
|
[ガシャンと乱暴に金網を叩いた]
…だめ。聞かないで。お願いだから…
ゲームをしてなきゃ、ここには居られない どこにも帰れない
お願いだから、頼むから…
俺から…もぅ、これ以上、奪わないでっ!
(20) 2011/02/24(Thu) 01時頃
|
何も出て来ない!?
[ヤニクの言葉を聞いて彼女は驚きの声をあげた。]
じゃあ、あの時に私が見た姿は一体何だっていうの――…
それに、確かにあの時、ヤニクは志乃の呼び名を訂正して…
どういう事なの…?
プレゼントを贈られた人だけが、ナニカに支配されてるわけじゃないって…事……?
くっ
[ポプラが慰めモードになる。それがまた、こみ上げるものがきて…。]
オレは……どうにかするッ
[気合いれのようにそう叫ぶと、和図とポプラに行くぞ、と声をかけてエレベーターに乗り込んだ。]
19階……。
[そう呟いたのに、機動装甲の手はつい16を押した。]
―16階・院内遊戯室・キッズランド―
[和図とポプラは一緒に来ただろうか。
ともかく、一人ででも、今やらねばならないこと、それはセシルと会うこと、と思い、エレベーターで19階を押したつもりが開いたのは16階。]
まちがえた。
[そして、すぐに閉ボタンを押そうとして、小さな手に阻まれる。]
――……?
[小さな、赤い服、青い服、白い服…の子供たち…。
だけど、その顔は、そろって、
白い、一つ目……。]
ふえ? ど、どうにかって?
この状態を?
[ナユタの言葉に首をかしげる。
ナユタがエレベーターに乗り込むのならそれに続いて。
一緒に乗り込んだ和図が誰かわからないから、
小さく会釈だけしておいた]
――起きる直前になんかへんなのみたけど、
ナユタがなんとかするのは、あれも?
[首をかしげて問いかけた。
16Fでエレベーターの扉が開けば。
子供たちが騒ぐ声が、した]
やめるんじゃ…
なんで
そんな苦しそうな顔をする
痛そうな顔をするな
…はぁあ
[溜息をつく]
ひっ!
[白い顔。
一つしかない目がそろってエレベーターに向く。
それにおびえたようにナユタの後ろに隠れた]
……うわあん、これ、どこまでつづくの?!
[泣き言が零れ落ちる。
ナユタが子供と戦うのに、
手伝えることはあるのかと、
装備を確認すれば。
なぜか薔薇の杖も持っていたり]
――ポプラの技、つかえるのかな……
[不安げに呟いた]
ヤニク――…
[彼女はヤニクの傍に。
あと2、3歩のところで立ち止まる。
あぁ―――…多分、今はヤニクのような気が、した。]
[目薬を差したけれど、なんかちがうのだったみたい。]
うー、なんかちょっとへんー。
[おめめをぱちぱち。こしこしこすってて、
なんかねむくなりました。*]
|
― エレベーター前・回想 ―
[看護婦が消え、落ちる回復ポーション。 アシモフが腹の傷にと使ってくれた>>5:125。1回復]
ぁ…うん、ありがと。 [自分が回復ポーションの類を1つも持って居なかったので、分けて貰えた事にほっとした。 アシモフのHPゲージを見れば、緑。彼女には、まだ必要ないのだろうか。]
[フードの中から飛び出て、ポプラからもポーションを分けて貰った>>5:136。6回復]
その、情けない姿見せた…気がする。 正直助かった。ありがとう…。
ライトニングも、ありがとう。俺、援護にもなってなかったと、思うから。
[あそこで3人の攻撃タイミングが合わなかったら。床に倒れ、ノイズとなって消えたのは自分だったかも知れないから。 想像して、ぶるりと震えた]
(23) 2011/02/24(Thu) 01時半頃
|
おや…… そうですね。気の張る事ばかりでしたからね。
[みんとが長椅子にぽてりしたのを見て、羽織を掛ける]
―16Fエレベーター―
[技がつかえるかはわからないし。
なによりあんな恐いのを前にして、
冷静で居られるかもわからない。
ナユタが戦いはじめても、しばらくは迷っていて。
おろおろと見ているしか出来ないだろう**]
[ るの
に…うるさ]
[どれくらいの違いがあるのか…と]
[ 殺した
けど わからない]
[傷つけることしか]
[さっきまでの仲間で取り合うのか]
[ずっと会いたいと、思っていた]
[楽しんで。
好きなことやって。
殺しあったって。]
[カッコいいと思ってるよ?]
[ほんと…ふしぎ。]
[代われ。]
[……Somewhere battle Area64
そう、このゲーム。]
[何それ超格好良いね。]
[見捨てないから。]
[死ね。死ね、死ねぇえ!!]
[ごめん。
消えたくないって、]
い、や …… どうして
笑ってる の。
[両手できつく頭を抱えた。]
[頭を押さえたまま、ふらふらとエレベータへ向かう。
どのボタンを押したか覚えていないが、
ベルの音が鳴ったら足は歩き出していて、
扉を開けたら真っ白なシーツが翻った。
屋上だ。]
―16階・院内遊戯室・キッズランド―
[見えた子供たち、
それは、笑い声をたてながらも、一つ目をこちらにそろって向けて。]
――……あ
[無邪気な手が、遊戯を舞ったように動けば、
さくり、]
――…ッ
[その刃は、頬を切って…。
赤い点々がぱっと散った。]
ヤニクの傍に寄り、頬に手をあてるがそれは擦り抜け―――…
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