128 うわっ…この村の子供、いなさすぎ…?
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[ボリスが応えるように、ぎゅっと目を瞑る。その様が]
(可愛い…好き…)
[目を瞑りそっと、唇を重ねる。柔らかく、暖かい。大好きな人とのキスはこんなにも……
唇を名残惜しそうに放す。もう一度と言われ、]
…はい。
[もう、触れたくて仕方がない。ソファに両足を上げて、ボリスの前に両膝を付く形になる。そして、彼の顔を両手で優しく包み]
好き…
[唇を落とした。彼とのキス。何度でも、何度でも、唇を重ねたい。そう思わせる程に、彼の唇に魅了されている]
……いい村だな。
[その一言にすべてを籠めた。多くの賛辞は要らない気がした。
恥ずかしいのか、引かれるシャツ、押し付けられた頬。
──そこまで躊躇われる料理ってなんだ、と思ったところで。
告げられた、それは]
──……それでなんで笑われると思ったんだ?
たまご料理は、得意な方だ。
いくらでも作ってやるよ、ふわふわのプレーンオムレツ。
[ちらりと向けられた視線に目を細めて。
もう一度、僅か染まる目元にくちびるを落とした**]
[目を瞑っていると、彼の唇、漏れる吐息が、全神経で感じる。
応えてくれる彼の唇が羞恥心を徐々に和らげていく。
一瞬放して、息を吸い、また唇を重ねる。彼の頬にあった手を、彼の首に回す。]
(離れたく…ない…)
〔 何度も触れるだけのキスを繰り返す。
どのくらいの間そうしていただろう。唇が触れそうな距離で見つめ合っていたとき、ミッシェルの口からポロリとこぼれ落ちた「かわいい」という言葉。〕
かっ……?!
か、可愛いわけないですよ。
こんな大男…。
〔反論すると、ミッシェルは目をぱちくりとさせる。…声に出したつもりではなかったのかもしれない。〕
前にもそんなこと言ってましたけど、ミッシェルには言われたくないです!
ミッシェルの方がずっと可愛いです!!
[と、ボリスに言われて]
え?…ご、ごめんなさい…
[可愛いを力説されてる気がして顔が真っ赤になる。両手で顔を覆う。]
[囁くベネットの言葉に微笑む]
…うん、いいよ
[肩口に顔をうずめるベネットの頭を優しくなでる。さらさらと髪を撫でる。心の奥底から愛おしさが溢れてくるのがわかる。と、ベネットが囁いてくる。もう何度目かもわからないが、きっと顔は赤くなってるだろう。照れ隠しにおでこにチョップ]
…からかわないの。
[めっ と軽く怒る]
あ、でもベネットと一緒になるのがいやだっていってるわけじゃないよ?
[自分でいっといて、自分で言い訳を始める]
[顔を隠し俯きながらながらも]
…素敵。ボリスさんは、素敵だよ!
素敵すぎて…大好き。こんなに好きな気持ち、
どう伝えたら…ボリスさん…好きです…
[拙い言葉でも、彼に伝えたい。たくさん伝えたい。]
ええ、私、この村が好きよ。
他の場所を余り知らないけれど、一番だと思ってるわ。
[村への賛辞に、顔を上げて嬉しそうに頷きを返す。
そうして、伝えた料理はあっさりと了承を得た。キスのオマケ付きで()]
―…こ、子供の頃から好きなの。
ふわふわの、柔らかいオムレツ。
母が作ってくれるそれが一番嬉しくてー…。
でも…、子供っぽいかと思って…人には言えなかったわ。
[慌てて口早に説明するが子供と言う言葉が続けば、少し恥ずかしい。
しかし笑わずに居てくれるホレーショーに徐々に安堵を覚える。
やはりこの人を選んでよかったのだと、思う反面、また狼狽えてしまう自分がコントロール出来そうになくて]
なんだか不思議…、貴方に嘘はつけそうにないわ…。
[そう言って、小さく自身の行動にため息をついた。**]
(思わず力説してしまった…)
あ、い、いえ。
いや、でもこれだけは絶対に譲れませんので!
〔とどんなにミッシェルの方が可愛いかを繰り返す。〕
〔 「こんなに好きな気持ちをどう伝えたら…」と言って顔を伏せるミッシェル。
ボリスの妄想の中の「もし恋人ができたら言ってほしい台詞No.1」をさらりと言った彼女にときめきが止まらない。〕
ぼ、僕もです…!
僕も、ミッシェルが思っているよりもずっと、ミッシェルのことが好きで、…好きで。
どう伝えたらいいのか分からないんです…。
[こんな風に子供みたいに頭を撫でられるのも久しぶりだな、と思いながら目を細めていれば。
赤面したヨーランダに額をぴしゃりとやられ、]
……からかってるわけじゃないのになぁ
[そうぼやきながらも、続く彼女の言い訳に頬は緩むばかり。
彼女の肩から顔を上げ、華奢な背中を改めて抱き寄せる。
背に流れ落ちる柔らかな髪に、そっと指を絡めて。己が頬へ。唇へ。
それから悪戯を思いついた子供のように、ふふ、と笑って]
ねえヨーランダさん、甘えていいんだよね
……俺、わがままだよって言ったよね
辛い時は辛いって言え、って、それから君が。
俺、今やっぱり少し辛いかも。
……わがまま、聞いてくれる?
[首を傾げ、少し屈むと、視線の高さを彼女に合わせ。
指先でその唇をなぞれば……欲しい、と言えば、意図するところは彼女に伝わるだろうか。]
[可愛い可愛いと力説され、彼も同じ気持ち。とろけそうだった。]
え?そんな!私の方が大好き!
私だって、何倍も何倍も好きです…!…うう
[彼の胸に飛び込む。]
嬉しい、ボリスさんにこんなに好きって言われて、
もっともっと…好き……
〔 ミッシェルの「私の方が大好き」という言葉に〕
そ、そんなことないです!!
僕の方がもっともっともおおおおっと好きです!!絶対!!
[自分たちの姿が何だか可笑しくなってきて]
ふふっ、ふふふっ。ああ、もう好きっ…ボリスさん好き…
〔 ボリスはいたって真剣で何も面白いことを言ったつもりはなかったが、ミッシェルが笑い出したので、ボリスもつられて笑う。〕
…そういえば。
ミッシェルはいつまで僕のことをさん付けで呼ぶんですか?
〔自分はミッシェルと呼んでるのに、と期待を込めて聞く。〕
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