238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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[―――――“白”は仰九羅に奪われ、仰“代”へと成った。]
(101) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[さて、一ノ白がその名を捨てたのは最近の事。 その判断が、白としての“力”を完全に仰代へ受け渡す事となる。
腕のあった先代も “原因不明の病”に倒れ、早くに逝ってしまった。
最早、白でなくなった白が 身体に刻まれた使命だけを綱として黒を追い続けたのは
――――嗚呼。 白であったという確証が、欲しかった所為なのか。*]
(102) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 21時頃
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『やっと、リッくんに並べたって感じだぜー』
[>>76彼の胸の内知らず、幼い男は無邪気に告げる。
しかし彼の事を名前で呼べど 理岐―――理の分かれ道、と発音する事はなく。]
(109) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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― 神宿 上空 ―
ッ………!!
……何だよ、リッくんまでモモちゃんみてーな事言いやがって。
[>>79そうして見えるは友の姿。 自身の撃った弾に追撃を重ね、そのビルの屋上を鮫が襲う。
こうして戦う感覚が、何故だか酷く懐かしい気がした。]
(110) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 21時半頃
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さあな!!!
[>>103自身の仕業かと問われると 思い切りはぐらかした答えを投げ返し]
案外、天に向けて吐いた唾が返ってきただけかも
―――――――――ッよ!!!!!
[幻影の翼をもつ天使《ファントム・エンジェル》 とうに捨てた名だと思っていた。 男が瓦礫を、『オスカー』へ向けて撃ち込む姿は 幻影の翼でもあるように、見えたのかも知れない。]
(114) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時頃
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[―――――とん、と音がすれば 男の身体は不安定なビルの瓦礫の上にある。]
……へっ、君には俺の『何が』視えンだか。
[>>115何故か自身を狙う風な少年に 挑発に似た笑みを浮かべてみせ]
“今度はちゃんと”命賭けてくれよな―――ッ!!!
[>>115彼のスピードに乗った剣の舞は 男の頬に、身体に、次々と紅を伝わせる。 だがその傷と引き換えに、男は少年の間合いへと詰め]
(126) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[―――――――――ビュ ォゥ ッ !!!! ]
[その腹へ目掛け、白鴉を振り抜く―――!!!]
(127) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時半頃
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――――――な ん、 ………ッ!?
[>>128銃の柄はしっかりと少年の腹を捉え 確かに手応えも感じた男だったが]
………ビルでさえ根を上げる程の一撃だぞ!! 君は、一体、どんな鍛え方して来たってンだよ……!
[その傷を身体に受け、崩れるどころか立ち上がる。 弱くなるどころか強くなる。
それが、傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫ 大須賀白羽――――その人であった。]
(131) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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イアンは、エフは今頃無事でいるだろうか、と思う
2015/09/18(Fri) 22時半頃
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な、何だよ、その ………真なる始まりの天使《トゥルーピュアエンジェル》って。
[>>135男には聞き覚えのない単語だ。 しかし目の前の少年は、真っ直ぐに自分をみて、言うのだ。]
言っただろ、俺には翼なんて無いんだ。 あるのは幻影の翼《ファントム・エアー》だけ。
見えもしない翼を、あるって言い張りたくて 誰かが言い出した名前しかないンだよ!!
[その言葉の真意を探るように、男は前へのめる。]
(137) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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―――――リッくん!!!
[飛び出るのが遅れた。 >>136男が叫び放つ声の先、 超電磁砲≪レールガン≫は水球に向けて飛んだ。]
(138) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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だから、あいつって誰だよ!!!
………倒してから、なンて馬鹿な事言いやがって また俺と、真剣に勝負してくれねえってのか!!!
[>>141男は叫ぶ。 翼が視えるという少年に。 振り返れど、男の背中には翼など見えない。]
(147) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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……ん。
[ぱちり、と目を覚ます快流。
外傷だらけで、痛々しい姿だったが、龍王の力で、その傷もふさがりかけていた。]
『目が覚めたか』
[語りかける龍王。]
俺……俺は、何を……。
[彼の記憶の欠如。
それはどこまで影響を与えているのか。]
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なあ、オースカくん。
………俺、あの時言ったよな。 あの夕日を覚えてるなら、俺の言葉だって覚えてる筈だ。
[>>0:119いつの日か、男が少年に語ったあの日を。]
何で俺には翼がないのか分かンねえ、って。 ………俺、本当は知ってンだよ。
[>>0:123思いに留めた言葉が漏れる]
(148) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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俺は、白の力を引き継げなかった落ちこぼれだ。
――――だから、
[>>143そう続けようとした所にかかる声。 その声の主に守られながら]
………っ!!!
[続きは、飲み込まれて]
(149) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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『大丈夫か。 おぬし、名前は分かるか?』
[そう、問いかける龍王。
快流は、布団の端をぎゅっとつかみ、うつろな表情を浮かべる。]
……分からない。
何も、思い出せないんだ。
[戦いは、彼の名前をも奪ってしまった*]
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――――――――させねえよ!!!!!
[>>145友の周囲に撒かれる水球。 このままでは超電磁砲≪レールガン≫によって 友の身体が貫かれてしまう、そう思った時]
(154) 2015/09/18(Fri) 23時半頃
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[ ――――――――――― ァ ッ ]
(155) 2015/09/18(Fri) 23時半頃
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[男の幻影の翼《ファントム・エアー》が 一瞬だけ、強く光を放った気がした。]
―――――ッ、ぐ、 ぁ ぁああッ!!!!
[水球はその翼に吸い込まれるように 超電磁砲≪レールガン≫ごと、男の身体に纏わりつき 友の身体を、守らんとする。]
(156) 2015/09/18(Fri) 23時半頃
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………胸なンて、張って やるかよ
[>>161よろめき、倒れそうになる身体を 持ち堪えさせるものはただ一つ。 >>164守るべき友が居てくれるからだ。
>>167だがしかし、その友でさえ、遠のく。 自身を庇って、その傷を請け負っていくのだ。]
(172) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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………リッくん、
[嗚呼、これ程天使で在りたいと思った事はない。 誰かを守る事が使命ではなく 感情となって溢れた事など]
何が、天使だよ。 目の前の友達一人守れない天使が、何処に居ンだよ。
[―――――――力が欲しい、力が。]
(174) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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…………今、この瞬間だけで、良い
[力を]
(175) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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カ
ア
ァ ッ
(176) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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[ その瞬間、日本は光に包まれた ]
(177) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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[何も持たぬ空の身体。
今、一口その器に注がれるは友への想い。
男の背から翼が生えているように視えるのであれば
それは彼を守り 傷を癒さんとする想いの翼《フレンドリィ・エア》
それは突然に、唐突に、この世界に降り立った。]
(178) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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真なる始まりの天使《トゥルーピュアエンジェル》
降 臨
(179) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 00時頃
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な、ぁッ
[天使の口から最初に出たのは、そんな情けない声。]
何だ、これ 一体どうなってンだよ………!!
[男は自身の身体を見回し、狼狽える。 力の使い方を知らぬまま翼を生やしたら、こうなるのは明らか。 ただ男が放つ光をものともしない銃だけが、その手に携えられていて]
(183) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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………ずっと?
[>>185一瞬、友へと振り返る。]
違う、俺の方なんだ。
[男《神威》が生まれたのは あの時、この友に声をかけられてから。
だとしたら、落ちこぼれであった筈の男を救いあげたのは]
(186) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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ずっと、君の背《翼》を見てたのは俺の方なンだよ。
[――――紛れもなく、 この幸々戸理岐という救世主《メシア》なのだ**]
(187) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 00時半頃
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[“白”の器が満たされる時。
――――また、“黒”も満ちると云う。]
(209) 2015/09/19(Sat) 01時頃
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[他の者には一瞬の光であれど
その存在を地球の裏側まで感じ 共有する事の出来る“黒”であれば
それは届く。
目の奥へ、そして身体へ。
――――――二対の黒銃《デュアル・ガン》へ*]
(210) 2015/09/19(Sat) 01時頃
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