62 あの、夏の日
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そこはね、死後の世界とつながる場所らしいの。 鏡に映っているのは、未来の自分。 何をしたいのか、何を伝えたいのか分らないけど、かつての自分のもとに、あらわれる。
[そこから先は、起きまりの恐怖譚。鏡に引きづり込まれるだとか。自分と入れ替わってしまうだとか……。 話す先輩によってまちまちで。 きっと、ここまでの経緯でさえも、勝手に脚色している部分が多いんだとろうとは思う。 だからきっと相手によって、伝わり方がまちまちの物語]
それで、他には……。
[もしかしたら、ここで話しては入れ替わってしまったかもしれない。 自分が語るか、誰かが伝えるか。 語り手は関係ない。集った後輩たちの間に、物語の記憶が留まっていれば、それで役割終了だ。 チェックポイントの全て怪談が集まれば、苦手な怪奇譚が終わったことに、ほっと安息の息をついたことだろうと思う]
―談話室・語られるか、語られないかも分らないお話・了―
(137) 2011/08/29(Mon) 22時半頃
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[ベネットのグラス一杯に枝豆を押し込んだ為、つまむ用の枝豆がなくなってしまった。
代わりに何か……と見れば、メアリーが楊枝に刺した浅漬けを手にしたまま、浅漬けと唐揚げの間で寝ていた。]
今のうち……。
[起こさないように、そっと唐揚げの皿を奪取。
途中起きそうな気配がしたが、ぽんぽんと頭を叩けば起きることはなかった。
無事戻ってきた軟骨唐揚げを摘む。
少し冷めてしまったが、気にしない。コリコリ音を立てて食べている。]
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―談話室・いつの合間か―
……ホリー、読経できるんだ。
[一心にも思える淡々とした仕草>>139に、少しばかり心がちくりと痛んだ。 話……というか、この肝試しの雰囲気そのものが、ちょっとばかし彼女には重みとなってしまっていたのかもしれない]
大丈夫よ。私も、もう3年間ここで暮らしてきたけれど、怖い目にあったことないんだから。 あ、それより、聞いてた? この先の流れ。 なんか、ペアを選ぶ>>104んだって。 ……お目当ての人とか、いたりする?
[少し雰囲気を和ませようと、踏み入りすぎてしまった気もするけれど……。 怪談が語られているのなら、緊張をほぐそうと、その合間にでも呼びかけていたことだと思う]
(141) 2011/08/29(Mon) 23時頃
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[懐かしい夢を見ていた所為か、あの頃に戻れるような気がして。]
なんか、さ。
こうやって集まると、また寮でバカ騒ぎしてた頃に戻りたくなるわ。
[隅で丸くなって寝ているユリシーズの煙草を拝借する。
火は直ぐ付けずに、紙で巻かれた葉の匂いを嗅いで苦笑した。]
見た目は一番変わってンのに、これは変わんねーし。
つーか、こいつに何があったんだろうなー。
[皆に同じように流れた時間を、知らない。
あの頃は。共同生活をしていたから、簡単に知ることも出来たというのに。]
[拝借した煙草を咥え、火を付ける。]
……〜〜〜ッー!
やっぱ、つえーよ。高校からきっつい煙草吸ってたとか、アホか。
[勝手に吸っておきながら、悪態をついた。]
マリアンヌは、ヨーランダに「どういたしまして>>138」とこたえたけど……もう、なんか溶けてきている気がする……
2011/08/29(Mon) 23時頃
へー。結構バスケ部らしいと言えばバスケ部らしいですけど。
[バスケ部の様子なんて生徒会室の前の窓からたまに見てたくらいではあるが。ヘクターとベネットを見る限り肝試しをしたりするのには違和感は無さそうだな、と思い。
そして、むさそうな野太い声があがっている所まで、全部。]
……ちょっと、少しは残しておいてくださいよ、枝豆。
ベネット先輩の前に置いておいたら全部食べちゃうじゃないですか。
[ケイトは不服そうな顔でヘクターに抗議する。そしてベネットの前にある枝豆をひょい、とつまむ。]
マリアンヌは、ヤニクの声>>143に、「はぅ……語り手よりもノンダメージ」いのちだいじにの賜物か
2011/08/29(Mon) 23時半頃
―――変わっているように見えて、本当は何も変わってないんですよ。
[ユリシーズのタバコを拝借するヘクターを見て、クスリと笑う。]
ユリシーズ先輩も、ヘクター先輩も、そして、あたしも、きっと。
[ケイトは到着した生ビールを口にしながら、ぽつり。]
マリアンヌは、ヤニクの返しに、ぎゃっ!! なにしてくれとんじゃーっ!!
2011/08/29(Mon) 23時半頃
部活も楽しかったけど、何だかんだで寮の皆と騒ぐのも楽しかった気がすんな。
つか豆よりも、肉食え肉。んで、肉つけろ。
畑の肉なんて俺は認めないからなー。
[ベネットのグラスから枝豆を取るケイトへ、冷めかけたサイコロステーキをどーん!と置く。]
[甘ったるい煙を、肺に入れる。
吐き出した紫煙を眺めながら、ぽつりと零したケイトへ、]
俺の場合、変わりたくても変われなかったつーか、さ。
変わりたくなかったってのもあるわ。
[視線をケイトへと戻し、笑う。]
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―談話室・ディーンの怪談を耳にしながら―
あ、そう! 「口寄せ水鏡」>>145! その単語、出てこなかったのよ……。 諸説もろもろあるみたいだけど。
[ディーンの語る「集いの緑樹」>>146は、OBOGから語り継がれてきた物語と、ほとんど相違はなかったと思う。 彼に伝える人物といったら……生徒会長のことだろうか。 生徒会の頂点に立つグロリアのことだ。きっと、大まかでも筋を遜色なく伝えられるよう、言葉を選んで伝えたじゃないかと思う。 余分なものを抜きにして、余韻をもって語られる怪談。 まぶたの裏に赤い手形が浮かぶようで――――]
ディーン……あなた。 ……向いてるわ。きっと。少なくとも、私よりはずっと。
(149) 2011/08/29(Mon) 23時半頃
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―そしてなおも談話室―
……怖いに、決まって―――― な、わけ、ないっ!
[口にしかけて、飲み込んだ。 危ない。あんまりにもさらっと言ってくるから、思わず口が滑りそうになった。 1年生同士の微笑ましい光景>>148を見つめ、紫に変色しつつある唇を、緩ませた。
――――この子達と一緒にいられたのは、結局1年だけだったなぁ。
そんな思いが、ふと馳せる。 卒業して、ここからさらに遠い大学に通って……そこでの生活にのまれてからは、学校に足をむけることはなかったな、と思い出す。 なんか、ごめんね。あんまり頼りにならない先輩で。
……頭によぎっている思いの違和には、まだ、自分では気づいていない]
(151) 2011/08/29(Mon) 23時半頃
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まぁ、そうなのかもしれませんね。
[肯定はしてみるものの、自分は果たして楽しかったのだろうか。少し考えているところにサイコロステーキが]
…………もー。あんまり太りすぎると生徒に言われるんですから。『おばさん』って。
[ぶーぶー言いながらもサイコロステーキを一口、口の中に入れる。]
はは。最近のガキは容赦ねーな。
せいぜい十しか違わねーのに、おばさんかよ。
[俺にも一つくれ、とサイコロステーキに手を伸ばし。]
まぁ、俺たちもあの頃はそう思ってたからなぁ。
十年後なんておじさんおばさんだって。
ま、小娘小僧どもに勉強以外にも、大人の魅力って奴を教えてやれば良いさ。
[ケラケラと笑う。]
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―談話室・ホリーと―
[何かに引っかかるような彼女の表情>>152にも、違和感は抱かなかった。 どこかに記憶を飛ばそうとしている様子の彼女にも、「変なの。でもホリーっぽい」と言葉で遮る]
そっか。まだ、1年生だもんね。 私も。3年間も過ごしてきたけど、そうゆうの、ずっと考えないようにしてきたから。
[それでよかった、とは思っているけど。 彼女の緊張は、感じることができただろうか。なぜか、現実味の薄くなった状態の今では、感度がぼやけすぎていて、察することはできなかったかもしれない]
まっ、時間あるんだから。心に余裕がある時にでも、意識して考えてみるのもいいかも。 私が言えるようなことじゃ、ないんだけど。
[「変なこと言って、ごめんっ!」片手を挙げて、彼女から少し距離をとる。 生き方は人それぞれだけど。自分に向ける思いと誰かに向ける言葉とでは、食い違うことも、きっとある。 ただ、余計な言葉ばかりを重ねている気がして、ちょっとばかし、自嘲した]
(157) 2011/08/30(Tue) 00時頃
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あの3人なら、ぱぱっとすませちゃうでしょうね。 戻ってきたら、とっととペア決めて行っちゃおっか? あんまり待たせすぎると、テツがちょっと可哀そうだし。
[いらない心配かもしれないけれど。 ディーンの言葉>>155に、さっぱりした笑顔で、そう答えた。
さて、行く先は――――]
(163) 2011/08/30(Tue) 00時頃
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