207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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――――――覚悟!!!!
[期は熟した。
オズワルドは甲板に上がっていく道化の心臓目掛けて一気に間合いを詰めていく。
そう、それは女王蜂が獲物を狩るかのように一気に、スピードをあげて、毒牙を相手に向ける――――]
(@94) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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そんな不味いもん食うわけねえだろ。
[キイチの捨て台詞>>374に呆れていたが、それでもふらふらと 船首へと向かう姿に、生に執着する強さを感じて 口元は笑みに変わった。
生きたいと思う奴を生かすのが医者だと。
血で汚れた肩書だが、陸よりも強く医者である事を 感じさせてくれるのだから、ある意味彼らに感謝すべきだろう。]
今ならデカい獲物が釣れるんじゃねえの?
[血の匂いに寄って来るのは更に凶暴な連中だが。]
(381) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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>>@93 [ふいに視界の隅、異様な色彩が飛んだ。 風に舞うそれが何か、遠目では見ることができなかったが、 煙のようにも見え、そして、わからないがゆえ、それは、
幻霊〜ファントムのようにも見えた。 この青い空の下。]
――……
[その風の舞い方。 航海士は、本能的に眉を潜める。
異常な風の形だ。 あの風の文様は、……師匠と呼ぶべき熟練の航海士から、 滅多にないものとして、過去一度、教わった気がする。]
(382) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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[潮風に靡く髪に、肩には小動物。 見ようによっては可愛らしいのかもしれないが、 「可愛らしい」から最も遠い位置にいる大男。 グロテスクというのが正しい。
それが、泣くように唸っている。]
唸るな。うるせぇ。 その舌引っこ抜くぞ。
[いっそ喉でも潰してやろうか。 唸るギリアン>>372へ、そんな言葉を吐いた。
死ねなんて、頻繁に言う言葉だ。 特にギリアンに対しては、毎日言っているようなもの。 その度唸る様子に、いつも同じ言葉を投げていた。]
(383) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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[やがてずるりと動いた腕は、 碧玉抱く装飾銃を手に取った。 血反吐を吐いて、震える指を引き金に、 半身は痛む事は感じるのに、麻痺したようだ。
希望に縋らずともよいというのなら、 絶望が許されるというのなら]
……
[その銃はもはや敵に向かうことはない、 神官は己の命を女神への生贄に捧げようと、 ――己のこめかみに銃口を向け、引き金を引いた]
(@95) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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[振り下ろした鉄槌が男の肩にめり込む。 骨が軋み、砕ける感触が手に伝わった。 倒れかける男に尚も追撃しようとした所で、 再び半月円が飛んできたのを見る。 またフランクだ。>>369
あの悪趣味な猫野郎とも結構な年月の付き合いになるが 彼の放つ飛び道具が、こうして自身のすれすれの個所を通り過ぎた事は数えきれない。 ある時は首元が刃を、ある時は腕と鉄槌の間を弾丸を。 その頻度と言ったら戦闘に乗じて暗殺を狙ってるんじゃないかと疑うくらいだ。
本人曰く悪意はないらしいが、それにしてはこちらが怒鳴っても殴っても懲りてるんだか懲りてないんだか分からん態度でへらへら躱される。 アル中のクソガキとは違って正気な分だけタチが悪い。 それが余計に癇に障って、彼に対しては(まともな)他の船員よりも喧嘩を吹っ掛ける頻度が多かった。
というのはまた別の話だが。]
(384) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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へー。お前の髪、猫じゃらし以外に役に立つとは驚きだ。
[ホレーショーが鼠を挑発した方法>>375に大袈裟に驚いて、 直後にジェレミーを見やり、楽しげに唇を曲げる。]
手当たり次第って奴か。 なぁんで海にいるのかね。陸の方が綺麗なのいっぱいだろうに。 自分の居場所を見誤った鼠は海に落ちるしかないってな。
[同情の欠片も見せず、死体を甲板から放り投げる作業に移る。]
ギリーを見てどう出るか、賭ければ良かったな。
[相反する予想は賭けの対象に丁度良かった。 惜しむらくは結果は永遠に判らないと言う事だが。]
(385) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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お前、名は?サイモンか。 サイモン、私にも一つ予言出来ることがあるようだ。
[それは船内から甲板へと出る直前。道化はそんなことを捕虜に話しかけた。]
それは、私がこの場で敵の将を切り裂くだろうということさッ!
[>>@94道化はまるで後ろに第三の目があるかのように毒針の渾身の一撃を交わした。 いや、交わしただけではない。道化は既に無謀な毒針に一太刀を入れていた。客の注意が逸れた隙に仕掛けを施す手品師のような見事な手捌きは、淑女の胸にあっさりと赤い花を咲かせた。]
(386) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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[そうして今度こそ止めを刺そうとして。 絶望。その言葉を聞いた男が何故だか口元に笑みを浮かべるのが見えた。>>@91]
――――あ?
[何故笑む。死に瀕してとうとう諦めたのか。 けれどその笑みがどこか不穏に感じて一瞬、眉を寄せた。 そんな考えを振り払うように、海に向かって尚手を伸ばす男の身体を叩き壊そうとした刹那。男が銃を手にするのを見る。>>@95]
――――、
[銃弾が発射されるのが早かったか、 それとも己の槌が骨を叩き割るのが先か。 男の身体から撒かれた鮮血が、周囲に散った]
(387) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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――……駄目だ。 早く、船に………。
[そう異様に晴れているのだ。 だからこそ、起こりうる、状態。]
――……ッ
[>>@91その時、軽い銃声がする。 そして飛び散る鮮血……。
空の青からその血の色をみやった。]
(388) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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ぐっ!!!
[手応えは、あったと、確信していた――――]
(@96) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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うるせえ。 万が一すげえ価値が出てもやらんからな。
[頭を抑え、無駄口を叩きながらも。 船長が帰ってくるまでにはなるべく片付けておきたい男は、せっせと作業と検分に混じる。>>376>>385
グレッグが一息ついたなら、「お疲れ」と肩を軽く叩いた。
頭にしないのは、本人が背の低いのを気にしている様子なので。**]
(389) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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しかしお前はチビに好かれるな。
[ホレーショーに懐いているグレッグが、 死体の片付けに混ざってきた>>378 猫やらチビやら色々拾って来ると思うが、船長がそれを 許しているのだから何も言う事は無い。
そして未だ死体に慣れない様子のチビに。]
お前も誰も死んだらこうなる。 気持ち悪いって言われる側になりたくなきゃ、頑張れ。
つーか、お前、下らねえ怪我とかしてねえよな?
[運んでいる様子から大丈夫だと思うが、一応確認を。]
(390) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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ギリアンを岩か何かくらいにしか見ない方に賭ける。
[だとしたらやりあうのは楽だったろうなと思うが今更遅い。 死体の服を剥ぎ海に蹴り落とす。掃除は自分の重要な仕事だ。 ふと、ある屍の指についた指輪に目を留め。]
……ふん。
[引き抜いて空に翳す。 沈みかけた陽を弾いた。]
(391) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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[―――引き金を引いた後の、無音]
………、
[男の唇がひきつり歪んだ。 まさしくそれこそが絶望の表情というものだっただろう。 血塗れた女神は生贄が、 嬲り殺しにされることをお望みのようだった。
>>387 やがて壊れた玩具のように、 ひしゃげた体とその背に、白銀の狼は変わらず鮮やかに血塗れていた*]
(@97) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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― 船首楼 ―
[階段を上り、船首楼へ。 転がった死体を蹴り落として、手すりに腰掛け、顎を擦る]
デカい獲物、ねぇ
[船上と違い、波は不思議と穏やかだ。 船の影になった辺りは、夜の闇よりも暗く見え 視線を逸らした男は、ふけでまだらに白くなった髪を乱暴に掻いた。
欠伸をひとつ、ふたつ。
常とは違い、釣り糸は垂らさず ほとんどが命を終えた、淑女の姿に、目を細めた**]
(392) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/09(Tue) 00時半頃
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くっ、これしきで、この、私 が
[道化の放った一撃は女王蜂(オズワルド)の急所を突き、紅い華を散らす。
その手つきはショウを魅せるかのように手際よく、鮮やかに。]
(@98) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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[空はよく晴れて、潮風が流れる。 それをまさか若い航海士が不穏に思っているとも知らず、銀の指輪を誰かいるかと見せてみる。 誰も声を上げなければ、積まれた鉄片やら武器やらに投げて混ぜてしまう。]
(393) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[その銃は誰が拾っただろう。 冷たい冷たい碧石の嵌め込まれた、装飾銃。 そこにあるままなら、もちろん、己の手で取るけれど、 きっと誰かが拾うだろう。
呪われた石などとは知らず。 もちろん、航海士自身もそこまでは知ることはなく、
ただ、手にすれば感じるだろうけれど。
だって、今現在の、腰にある、狼牙のルーペは何かと共鳴いているようで。 それが持ち主の死を待ち望んでいた歓喜の声であることなど、知らない。>>396>>@96]
(394) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[窮鼠の口元>>@91は、背後から見ることは出来ない。 海に向かって手を伸ばすさまに、無様に叩き潰され殺されるよりは身を投げることを選ぶかと、相変わらず感情の薄い視線を向け、ひそかに距離を詰めてゆく。]
───?
[ヘクターが眉を寄せる>>387のを見て、僅かに怪訝な表情を浮かべた。 この窮鼠、死の間際に何をしたか。]
[自害のための銃>>@95が構えられれば、ヘクターの槌も唸りをあげた。
飛び散る鮮血と肉片を、背後でもろに浴びるかたちとなったが。 顔色一つ変えることはないだろう。]
(395) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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Bonjour!これはこれは挨拶が遅れまして。 私、デゼスポワール号の船長を務めさせていただく ネイサン・ジョーカーと申します。
[倒れゆく女王蜂>>@98に道化は帽子を取って皮肉めいた慇懃無礼な礼を。]
(396) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[乾いた音が聞こえ、音が聞こえた方を見た>>@95。
青い空に、赤い色が舞っていた>>388。
ただ、それだけだった。]
よーし、終わったら次は中な。 宝と一緒に壁剥がして運んどけ。
[ギリアンが転がす前の死体から、 宝石やらなにやら剥がしている下っ端たちへ声をかけた。
補修用の板は、中の分のほうが足りないのだ。 戦闘が原因ならまだ許せる気もするが、 そうでないのが実情。
思い出しただけでも腹立たしい。]
(397) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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これで は 終わら ん
[オズワルドの手元から離れたレイピアの刃先が甲板に突き刺さる。 それはまるで女王蜂の針のように鋭利だが、どこか艶かしく。]
(@99) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[イラつきながら、淑女の胎内へと降りる口を見やれば。
道化師が、女王蜂を討つのが見えた>>@98>>396。
ただ、それだけだった。**]
(398) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[そして、はっと我に返る、きっとそれは、すべての黒い淑女の乗組員が息をひきとったあとのこと。]
船長!! 早く船へ戻るように!!
[道化の船長に向かい、そう声を張り上げた。 一刻も早く、この海域を抜けること。 でないと、ここは、
恐ろしい無風地帯になる、前兆が見えた、から。**]
(399) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/09(Tue) 01時頃
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必ずや この者たちに 『絶望(デゼスポワール)』 を
[針をもがれた女王蜂が最後に述べたのは
末代まで続く事を願う*呪詛の言葉*]
(@100) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[弾が出ないと悟った男が浮かべる絶望の表情。 それに一瞬だけ失笑じみた表情を浮かべ、躊躇なく振りぬく。>>@97 骨を砕かれ倒れ伏した男の、いびつな背中に刻まれた狼を目にした]
…これか、刺青っつーのは。
[刺青くらい別に珍しいもんでもなんでもない。 それよりも男の携えていた装飾銃が目に留まった。 冷え冷えとした蒼い宝石が埋め込まれたそれは、結構な貴重品に見える。]
なんだこりゃ。 へーぇ。イイモン持ってんな。
[特に誰かが邪魔しなければそれを毟り、まじまじと眺める。 他に興味を持つ奴が居れば特に抵抗もなく手渡して見せただろう]
(400) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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あ。
[>>@95自害など、そう珍しい話でもない。 が、予想外に。銃は火花を放つことなく、起こった無音を鉄槌が骨を砕く音が埋めた。 しばらくぽかんと口を開けて。 その口目掛けて冷えた血が額から流れてきたので、慌てて口を閉じた。 袖で血を拭って、ぱかっと口を開けた]
ヘクター、ヘクター、ヘクター、副船長!……と、フランク! お怪我ー、は?ない、ね!!
[びちゃびちゃと新しく流れた血を踏みつけながら副船長へと声をかけ。 それから、自害さえ選べなかった死体へと視線を落とす。 その手にはまだぎらぎら光る銃は残っていたが、それよりも。 その背中に残る銀狼の刺青が気になって、じっくり見てみたくって。
血濡れたそれは、褐色の肌によく映えていた]
(401) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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絶望を……ね。
[道化は女王蜂の呪いめいた遺言を確りと聞き届け…それから、誰にも気どられないようにさりげなく斃れた男の見開かれた眼を閉じさせてやった。]
今行く。
[航海士が何やら叫んでいる。不吉な名の彼がそんな声をあげると、本当に絶望がやってきそうだ。*]
(402) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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[窮鼠の身体が拉げる>>@97を見れば、漸く、顔に散った血を拭い、鼠を潰した槌を持つ男を見やる。]
手荒いな。
[声色には非難も賞賛もない。 ただ、見たままの感想を述べていれば、駆け寄ってくるニコラス>>401、そしてどこか慌てたような航海士>>399の声がした。]
(403) 2014/12/09(Tue) 01時頃
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