78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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[紋章に向かって叫ぶ。 声は落ち着き払った様子で、『彼なら大丈夫』『ここに来たのは君だけだ』と告げた]
はぁ!? あのタイミングでなに考えてんの!? 戻しなさいよ、今すぐ! …あの男…なんかイヤな感じがしたし…何かある前に! 早く!
[ペラジーは戻すように要求するが、『それは出来ない』『今は君のするべきことをするんだ』と取り合ってはもらえなかった。 『大成のためには多少の犠牲は仕方ない』そんな彼の言葉に、ペラジーは紋章の刻まれた手の甲を、近くの木に強く打ちつけた。 じわり…と、手の甲に血が滲む。 『紋章が本体ではないから自分が傷つくだけ、なにを馬鹿なことを』と声は呆れる]
(153) 2012/02/10(Fri) 23時半頃
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[何いってんだ俺は此処に居るって言おうと思ったら、正確にはヴェラの赤ん坊が、ってことだ。 危ない、とんでもない不審者になるとこだった。俺はダークブレイズだ。
何がどうなってる。 とにかく、俺はヴェラを探すことにした。
そこであんなことが起こるなんて…… 俺は、まだ、知らなかった。]
(154) 2012/02/10(Fri) 23時半頃
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この匂い…! [鼻をつく匂いが自分とペラジーを包む]
(155) 2012/02/10(Fri) 23時半頃
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わかってる!! …実体があったら、百回ひっぱたいてやるところよ…!
[そんな騒ぎをした所で、そろそろ気づくだろうか。 自分が先ほど空中から落ちたとき、尻で潰したであろう存在に>>148]
…ん? ……アンタ、そんなところでなにしてんの?
[自分が潰し、結果、地面に伏していたであろう見知らぬ男にかける声は、状況もあってひどく不機嫌だった]
(156) 2012/02/10(Fri) 23時半頃
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[ペラジーはおろか、ライトニングすらまだ知らない。 元来、150年前…即ち、オスカーの生まれた直後に移動したはずが、別の力>>148の移動に巻き込まれ、150年前に移動した直後、もう一度時間をジャンプしたことを。 その結果、安定していなかったペラジーの座標がズレ、空中に飛ばされ、落下した、というわけだ]
(157) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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― 過去の紅京 零《メガミ》から零れた命《ヒカリノクウソウ》 ―
……どこに行った……?
[母親は、ただひとつのイノチを探す]
……どこに、行った……?
[母親は、ただひとりのイノチを喚ぶ]
……どこに……行った……?
(158) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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ちょっとアツくなりなよ なァ?
(159) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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…………どこに……。
[ほんの微か離れた時にそれは居なくなった。 まるで、この世界に元から存在しえなかった様に。
忽然。 唐突。
ただひとつ、途轍もなく手の掛かる。 ただひとつ、死の女神に懼れる事ない。 ただひとつ、屈託ない笑みを見せる星《ヒカリ》]
……………………どこ………に……
(160) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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――……もういい。
[紅京に存在した、零ノ華が構える本殿の最上階に。 死女神が現れたのは唐突。 爛々と鮮血に輝く緋色の双眸には空虚な意思]
そも、お前達に任せていたのが間違い。
あの子の隠れる場所。 あの子の眠る場所。
総て。 そう、総てだ。
草の根掻き分けるのは。 他でも無い母親《ワタシ》の仕事――
(161) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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草の根《セカイノスベテヲ》掻き分けてでも――
[ カ ッ !!!!! ]
[遥か紅京から、ゆらりと死女神の放つ、深く昏い光。 嘗て、世界の南に、草原の王国が存在した。 その死女神が放つ光により、零の更地に還された大地。
……マスア・ナと、現代では呼ばれている]
(162) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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[>>156そして尻に潰された。
どういうことだ。 地面にべちゃってなった俺は、押しのけて上の… うん。 声からして、ペタジーっぽい誰かを放り出して怪我させても、って思って、おとなしくしてたんだが。]
何してんのもなにも…… お前が、押しつぶしたんだろうがああ!!
[反省の欠片もない声に、俺は吠えた。 立ち上がったらしいんならもう遠慮なく立ち上がって、その頭に仕置きのげんこつを振るった。 女だからって殴らないと思うな。]
(163) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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/*
ひでえ
オスカー行方不明になったせいで
国が一つ砂漠になったアアアアア
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
迷惑すぎる!wwwwwwwwwwwwwwwww
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[こんなところでツッコミスキルを発揮してる場合じゃないんだ。]
ったく!! 今なあ、取り込み中なん…… ぁ?
[ペタジー相手だとどうも遠慮がなくなる。 ともかくヴェラを探そうとしていたら、>>161建物の上に彼女はいた。
そして、
>>162 その手から、「死」を放った。]
(164) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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[声もない。 あれが、規格外…… 死女神なんだって、見せつけられた。
ペラジーの様子で思い出したんだが、俺は今見た目が違ってる。 俺がペラジーの名前を知らないふりするため、名前を呼ぶのを避けて…]
っくそ…… こい、ぺたんこ! 此処は危ない、離れるぞ!!
[ちょっと選択を誤った気がした。]
(165) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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おうおう、卑怯だと思うか?それは強いヤツの論理だぜ。 俺は「弱い」からよォ―……恥ずかしげもないさ。
[左腕から噴射したのは揮発性の高い油《ガソリン》 拳法家を名乗る者にしては卑怯であるのは言うまでもない。 しかし、ひどく堂々としている。]
イロ男よォ…たまにゃアツくなるってのも必要だぜ。 俺が手伝ってやるさ。とびきりアツいのくれてやるよォ。
[投げた煙草が弧を描きつつ。]
(166) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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なぁ。太陽《サイモン》。
これがお前の言いたかった事か?
どれだけ暖かろうが。 そのイノチが、私の… 死を紡ぐ女神の存在する意義を刹那でも忘れさせる様な物でも。
イノチは儚い。余りにも脆く、儚い。
(167) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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遅かれ早かれ。 何れその儚さを知り。
この世界に存続の贖いを与えようと思う未練が。 この世界に心残りすら消え失せてしまう絶望に。
変わりゆく事を知る運命《サダメ》だったならば。
(168) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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私は、"イノチ"等、知りたくは無かったさ――
(169) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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≪ アイス ブラッディー イクリプス ≫ 血 潮 凍 れ る 絶 望 の 深 淵
(170) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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[ カ ッ !!!!! ]
この世界も。 もっと早く、零に還すべきだったのだ。
……そう。
もっと。 ……早く。
[太陽《サイモン》が凍える。血潮も凍る死女神の絶望に。 もう、あの子供は世界の総てを零に還せど見つからないと。
そう、言うのならば。
総てを、今度こそ零へと。 意味を失くした世界など。そう。 零へ還す事を思い留まる理由など、無いのだから――]
(171) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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――王都――
『征華隊……? 可愛い女の子じゃねェか。』
彼女は?
[通りがかりか、演説が聞こえる。 己には覚えがなかったが、これだけ大々的に映るとなれば、王都では名の知れた女性なのだろうか。 前方往く金髪なら知っているだろうかと、問いかける。]
(172) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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― 空中要塞《EDEN》 ―
[創世の証である星十字《アスタリスク》>>5:369を見て、 困ったな、と悩んでいた。
だから、新しい大地の下の状況には気付かなかったが。]
ねえ、ペラジー。 これ、動きそうなのだけど、どうしたらいいかな…。
[下にいるはずの人物に声をかける。
―返事がない。 まさか、泉の水と一緒にこの大地に吸われてしまったのか?! なんて怖い想像をして、はたはたと縁まで飛んで下を覗き込む。]
あれっ、ペラジー…? ヤニク、ペラジーしらな……っ!!
[そこに白いフード姿は見えず、ヤニクと誰かが対峙していた。]
(173) 2012/02/11(Sat) 00時頃
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ちょっ…なにやってんのよ!
やめ、なよ…。
[心配そうにヤニクを見ては、ペラジーはどこにいっちゃったのかと あたりを見回した。]
(174) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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CREDIT《チカラ》ヲ……回収セヨ……
[桃 茜から分裂したΔ《サンニンカンジョ》は、地上へと降り立っている。]
(175) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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は…? 私が?
[黒い鎧の男に物怖じする様子もなく、それどころか「なに言ってんの?」とでも言い出しそうな雰囲気で声を漏らす。 こんな怪しいのを相手になどしていられないと眼をそらし、紋章へ向き直る。 …尤も、周りに元来聞こえぬ「声」に対して喋りかけるペラジーも、周囲からは随分怪しく見えるだろうが]
とにかく、アンタの都合は良いから、私をあそこに戻しなさイッタぁ…!?
[ライトニングに対し、もう一度抗議を再開した直後、男から拳骨をもらう。 普段ならこのくらい避けられただろうが、今は頭に血が上っている上、目の前の男など眼中に無いゆえ、見事なまでなクリティカルヒットだった>>163]
(176) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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〜〜〜ッ! な、っにすんのよ!?
[頭を押さえながら視線を男へ戻す]
アンタね、大の男が乙女にそう簡単…っ…!?
[そして、食って掛かろうとした刹那、光が空を駆る>>164]
なに今の…? アレ…ヴェラ?
[光の元を辿ると、見た顔を見つける。 しかし、その表情は、何処かペラジーの知る…というほど素顔は見たこともないのだが…それとは違っていた。 ライトニングが告げる…『少しズレたか』と。 どういう意味だと問いかけるより早く、男に手を引かれ>>165]
ペタンコいうな!! 成長が少し遅いだけ!
[引かれるままに走りながら、男の腰に蹴りを入れた]
(177) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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あァん??
[飛雲は上を見上げる。彼はひどく地獄耳だ。 まるで犬のように聴力が良い。]
ならテメェが俺と殺らかし合うってェのか? それなら降りてこいやァ。望み通りにしてやるからよォ。
[そして声もデカい。]
(178) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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―王都―
オレもあんまり寄らないよ、普段は。
[刺青の龍の言葉にそう返す男。 慣れたかのように王都の道を歩き出した。 電子端末《デジ・プール》を確認しながら、歩いていけば。]
レイディ……うまいことやるじゃないか。
[公共の電波にのってそれ(>>137)は届いた。 それを満足そうに見た後、再び歩き出す。 すれ違う人の視線を集めていた気がするが。 汚れている自分のせいだと思ってあまり気にはしなかった。 黒い犬2匹が大男の足元についてきているのを見てちょっと手を伸ばしてみたが。]
嫌われてるみたいだね。
[残念そうにそう呟く。]
(179) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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/*
>Δ《サンニンカンジョ》
?????????????????
???????????????????
???????????????
??????????????????
(芝より先に疑問符がきた)
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――!!
[上からの声が聞こえると思っていなかった。 びっくりしすぎて大声になってしまったのだろうか。]
なんで、アンタそんなに殺気立ってんのよ…。 こんなときに、無駄な争いしてる場合じゃないじゃない。
[傷つけることはしたくない。 だから、むっとしながらも聞こえたデカい声に反論する。]
(180) 2012/02/11(Sat) 00時半頃
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