5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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[あまり視線を合わせるのも、不躾かと憚られ、目を伏しがちに言葉を選ぶ>>300]
はい…、取り戻したいとは、思っております。 陛下に、姫君に……また私の歌をお聴きいただけて、お楽しみいただけるのなら。
それは私にとって、この上なき幸せですので。
[言外に、音楽が取り戻せれば、王と王女の状態も――と]
陛下に歌を捧げさせていただく私に限らず。
聴く人の心を、楽しませて、慰めてくれる音楽が。 このまま戻らないというのは、あまりにも――
(316) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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[>>312 騎士と踊り手、そしてもう一人。
仕草と見た目で明らかに軍属と判れば、 ちらと視線を走らせて武器の所持を確かめた。 長物が目に見えれば、わずかに身を引いただろうか]
――…うむ、ご苦労。 そなたも王命にはせ参じた者か、陛下に代わって礼を言う。 いや、私も旅に同行するので、皆への激励は特にしておらん。
まあ、私が激励とやらをしても、 どうやら気を使わせてしまうだけのようだしな。
(317) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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[知らず熱の篭もった口調に、はたと我に返り]
…そう、思ったのです。
[少し赤くなり、幾分抑えた声で締めくくった。 涙の事を指摘されると、いっそう上気して]
お見苦しい所をお見せして、申し訳ありません…。
(318) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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漂白工 ピッパは、歌い手 コリーン>>316のセシルに対する言葉を、自らも身の引き締まる思いできいた。
2010/03/21(Sun) 03時頃
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[>>315 豹の騎士にこっそりと耳打ちされて]
……あぁ、騎士様。 殿下が、と言うよりはですねぇ――
[道具屋の青年が露天を開いたことで、猫の王子の不興を買って憲兵を呼ばれそうになったこと。 それ取成した為に、彼の行動に責任を負う破目になったこと。 (烏の男は王子が本気だと思い込んでいる)を疲れ果てた顔で説明する]
――まぁ、柄でもないことをしちまいましたよ。
[と、乾いた笑いを浮かべる]
(319) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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歌い手 コリーンは、水商売 ローズマリーとドナルドにお辞儀をして、自己紹介を交わした。
2010/03/21(Sun) 03時頃
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……まぁ、俺っちも一緒になって騒いだんだから、道具屋の兄さんだけの所為ってわけでも、ないですしねぇ。
[ぼりぼりと頭を掻いた]
(320) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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そなたの歌は確かに美しかったな。 ――ああ、陛下も姉上も、またそなたの歌を聴くこと。 きっと、それを望まれているだろうな。
[>>316 幸せ を語る彼女に感じたものは何だっただろう。 奏でられる うたごえ それは一つの楽器と同じ。
思うのは。
弦の紡ぐ高らかなカンタービレ、 体を巡る旋律を音にしたあの悦びは、けれど 自分には]
――心を楽しませ、慰める音楽か。 いや、余計なことを申したようだ。 私の前だからと気を使わず、少し楽にして休めばよい。旅立ちを前に気が張っているのだろう。
[頬を赤らめたコリーンに座することをすすめれば、 自らは窓辺へと寄って、少しばかり考え込むような素振りを]
(321) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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[新たに控室にやってきた一人はどうも軍人さんらしい。そちらをじぃと見て]
ぱーてぃがどんどん強化されている?
[頼りになりそうだなーなんて、ほんわか考えていたり。自己紹介を交わす人を見れば、蝙蝠も同じようにする。]
(322) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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ふ…む。
[ザック >>319 >>320の説明をきいて、思わず唸った。 王子が我が儘を言っていたのならば取りなすつもりだったが、 ここで露天を開いた、というのは確かに不興を買っても仕方がないことで。
かといって、何が待ち受けてるかしれない旅に 同行してくれるという彼らに負担をかけるのは納得がいかず。]
ならば、私も目を光らせておきましょう。 [道具屋の青年も王子も。]
ザック殿が一人で背負いこむ必要はない。 連帯責任というのなら、私もその一端を。
…それと、私のことはできれば名前で呼んでください。 騎士様と呼ばれ続けるのはどうも面映ゆくて。
[後半は笑みを浮かべ、軽い調子で。]
(323) 2010/03/21(Sun) 03時頃
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掃除夫 ラルフは、聖歌隊員 レティーシャにぽふぽふされてきょとん。邪魔にならなそうなところで*縮こまっている*
2010/03/21(Sun) 03時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 03時半頃
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[>>317におやまぁ、と口をポカンと。はっと気が付き慌てて閉じた]
王子殿下はお一人で旅に加わると申されるか!野に横たわり石に枕するとまでは行きませぬが、この窮状の中旅するのですから、下々と同じような暮らしをせねばなりません。 王子殿下にはお辛い旅ではございませぬか? せめて警備の一人や二人は…
[背中の洋弓を背負いなおしながら、部屋の中を見回すがそれらしい姿の物はピッパくらいのものだった]
おりま…せんなぁ。(はぁ
(324) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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騎士様にまでご迷惑をお掛けしちまうなんて、本当に面目ないことで……。 [とは言え、猫の王子と直接相対すれば、胃がきりりと痛くなりそうなのは事実なので、豹の騎士の申し出>>323は素直にありがたい]
申し訳ないですが、お言葉に甘えさせて頂きまさぁ。
[ほっとした様子でぺこりと頭を下げる]
(325) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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[名前で呼んでくれ、という提案には]
騎士様……、いやピッパ様?……これは重たいよなぁ。 ピッパさん? 気安いなぁ……いっそ呼び捨てでって、そりゃ失礼過ぎだぁね。
[そうして顎に手を当て考えて]
……ピッパの姐さん。
[とても納得した表情で呼びかけてみる]
(326) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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[思いがけずかけられた褒め言葉に、白い耳のつけねまで赤くなり]
――……ありがとう、ございます。 光栄至極に、存じます…。
[かつて目にした、王子がヴァイオリンを奏でる姿は、楽器奏者を見慣れた目にも鮮やかで。 それ以来、畏敬の念めいたものを抱く王子の言葉は、文字通り光栄だった]
……ぁ、いえっ、とんでもありません。 お気遣いいただいて…、ありがとうございます。
[その気持ちは、ヴァイオリンを弾く姿を見られなくなった今も変わらず。 必要以上に緊張してしまう自分を恥じつつ、席についた**]
(327) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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石の枕は硬そうだなさすがに。 枕は荷物に加えておくか。
[>>324に眉を顰める、そこはたぶんわりと本気だった]
警備はいらぬ。 護衛などあっては気がやす……いや、国の窮地にわざわざ私一人の為に、王城の守りを手薄にするわけにはゆかぬからな。
[ちらと漏れた本音はともかく、 もっともらしいことをもっともらしく言った満足感に、鷹揚に腕組みなどしつつ]
そなたも別に護衛などということは考えなくて良い。 私とて、己の身程度は護れるつもりだ。
(328) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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歌い手 コリーンは、奏者 セシルが考え込む姿を、何かお気を悪くされたかしら…と、ちらりちらりと見遣っている**
2010/03/21(Sun) 03時半頃
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― 自室 ―
[ひさしぶりの自室だったが、とくに何もない…。 ここには必要なものは何もないようだ。
ふと、気がつく。指にさっきゾーイがしていた指輪がはまっている。]
しかし、いきなりだな。 音楽か……。
[そして、とりあえずはそのほかに万年筆を一本胸のポケットにさして…。
またヴァイオリンケースを持って部屋を出る。]
(329) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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歌い手 コリーンは、理髪師 ザックに話の続きを促した。
2010/03/21(Sun) 03時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 03時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 03時半頃
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[控えの間の前で]
こ、ここが控えの間なんだな すっかり迷子になっちまった みんな、いい、人だと、いいな
[ノックをしようという手がなかなか動かないクマは、しばらくそのまま固まった]
(330) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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[そして、出発を待つ間へとやはりゆっくり歩いた。]
→ 控えの間 ―
[そこには、出発を待つものが多くいたか。 というか、これらのものも自分と同じように王子のおつきなのだろうか?
全くもっていきなり呼び出されたのでよくわからない。]
邪魔する。
[とりあえずは部屋に入る。]
(331) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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会計士 ディーンは、部屋に入ろうとすると、何か大きな奴がいる。
2010/03/21(Sun) 03時半頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 03時半頃
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[ザック>>325がほっとした様子で頭を下げるのをみて、自身もほっとする。
お守り役はしないと言った手前、どう王子に言ったものかと、 頭を悩ませはしたけれど、折衝役はすべきだと覚悟は決めた。]
(332) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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>>330
おい、どうした?お前
[ノックしようとして固まる何かを見る。]
(333) 2010/03/21(Sun) 03時半頃
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墓堀 ギリアンは、会計士 ディーンに、ぶつかっておどおどした
2010/03/21(Sun) 03時半頃
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ご、ごめんなんだな
[ぺこぺことディーンに高い位置にある頭を下げ、扉の前から立ち退く]
……すごく、堂々としている人なんだな、王宮の人なんだな
[田舎者丸出しで尊敬のまなざしをディーンに向けた]
(334) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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…!?
[ザック>>326にピッパの姐さんと呼ばれ、一瞬固まったが、]
姐さんか、それはいい。
[楽しそうに笑った。]
(335) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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[おどおどしている大きなのを見て……]
一体何してる。用があるんだろうが、早く入れ。
[立ち止まって、その風呂敷包みを見上げる。 眉間に寄せた眉がとっても不機嫌そうに見えるだろう。]
(336) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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>>328 やや、警護がいらぬと申されるとはなんとみあげた心意気! ならば荷物もご自分で持てるだけになされ。 (流石に枕は荷物になりますゆえ、な。)
[小声で付けたし、にかっと笑うと一礼して御前を辞した]
では自分は旅の名簿に記帳してまいりますので、これで。
(337) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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会計士 ディーンは、立ち退こうとしているギリアンに顎でさっさと入れと指示。
2010/03/21(Sun) 04時頃
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>>336
う、うん。 は、入って大丈夫なんだな
[びくびくしながら、控えの間の扉を、コンコン、とノックし、扉を開け……]
こ、こんにちはなんだ……
[入ろうとしたところで、眉間をドア枠の上にぶつけた]
(338) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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[>>327 何気なく漏らした言葉に、 彼女が何を思ったかなどとは知るよしもなく。 思考が弦にふれれば、先ほど見かけた金糸のことを思い出す、旅立ち前にアレはどうにかしておきたかった。
物音がした気がして、なんとなく扉の方へと目を向ける。
>>338 なんか 見えた 大きいの]
(339) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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[笑いすぎて、涙が滲んできたので、指で拭う。 視界の隅で、また新たに控えの間に来た者に気付く。
金髪の気むずかしげな青年と、大柄な男だ。]
(340) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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墓堀 ギリアンは、涙を眼に浮かべて頭を押さえてうずくまっている
2010/03/21(Sun) 04時頃
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だ、大丈夫か?
[うずくまる大男に向かって心配そうに声をかけた。]
(341) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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>>338
用があれば入るのは当然だ。 ぐずぐずしないでさっさと行動しろ。
[大きなのが開けた扉、その後ろをついて入っていく。 そして部屋を見回した。
一瞬騒がしかった部屋が静かになった気もしたが……そういうことはいつものことで、全く気にしない。]
ここが、旅の集まりか。 で、わがまま王子はどこだ?
[とんでも失礼な言い方だった。]
(342) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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[「姐さん」はいささか馴れ馴れし過ぎたかとも思ったが、楽しそうに笑う豹の騎士を見て、烏の男も思わず破顔する。
そして何かがぶつかる音がして、そちらを見遣れば大男が頭を押さえて蹲る姿が]
あの人も、旅のお仲間ですかねぇ……。
[ちょっと、面食らった様子だ**]
(343) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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会計士 ディーンは、墓堀 ギリアンがふいに沈んだのは何だろうか、凝視。
2010/03/21(Sun) 04時頃
理髪師 ザックは、漂白工 ピッパに話の続きを促した。
2010/03/21(Sun) 04時頃
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[>>337軍人の大仰な口調には、どうにも耳がぴくり、と動く。 どことなくこばかにされてる気がしてしまうのは、被害妄想か]
――…ッ、 いらぬのか、枕は――
[とはいえ枕が替わると眠れないのも事実だったが]
(344) 2010/03/21(Sun) 04時頃
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